ランドクルーザー ▲フラッグシップである、300シリーズを上回る大きなボディを有し、エンジン搭載のPHEVと、燃料電池車であるFCEVをラインナップ。250シリーズやFJと同じく、水平基調のデザインをベースに、力強さを感じさせる造形と処理が与えられそう

※当記事はムックハウス社の発行する雑誌「マガジンX」編集部より寄稿いただたものです。内容は雑誌の内容をWEB用に一部再編成しています。マガジンXの詳細は記事末のリンクをご確認ください
 

スタイリッシュさとスポーティ路線を追求した新型モデル

カーボンニュートラルも視野に入れたランクルシリーズの登場がうわさされている。この車のヒントは、2023年のモビリティショーに出品されたランドクルーザーSeにヒントが隠されている。

Seは、歴代ランクルと違って、完全モノコック構造のボディを有し、スタイリッシュさとスポーティ路線を模索したスタディモデルだった。

内装やコンポーネントは非公開ながら、3列シートを有する完全電動の7人乗りBEVとして提案されている。スリーサイズは、フラッグシップの300よりも長くて低いフォルムに仕上がっていた。
 

ランドクルーザー▲2023年のジャパンモビリティショーで初公開された、ランクルSe。ファミリ初のBEVで、モノコック構造と3列シートが見どころに掲げられたものの、積極的にアピールされたとは言い難い扱いだった

PHEVとFCEVの2本立てを想定か?

コンセプトカーで提示されたBEVは見送られた模様。現在はPHEV(プラグインハイブリッド車)とFCEV(燃料電池車)の2本立てで投入する方針が掲げられている。

これはトヨタが想定していたほど、BEV普及のスピードが上がらず、ニーズが見込めないためで、別のパワートレインで環境対応を固めることを決めたようだ。
 

トヨタのお家芸・群戦略をランクルにも導入か

ランドクルーザーは現在、フラッグシップの300シリーズと、ヘリテージを受け継いでいる70シリーズに続き、原点回帰を目指した250シリーズをラインナップ。

チーフブランディングオフィサーのサイモン・ハンフリーズさんは「カーボンニュートラルに向けた提案や、より手に入れやすくできないか考えている」と語っている。

ファミリーを形成する手法は、カローラおよびクラウンで実践された群戦略と同じで、ブランド力を高めて国内外で販売台数を増やす狙いが込められている。

いまのところ、センチュリーのようにランクルのブランドを切り分ける動きはないものの、エンジン搭載と電動化のマルチパスウェイに即したモデルの設定は、そういった事態への布石と考えることもできる。

SeはBEV計画が中止されて、パワートレインが見直されたことで、当初計画よりも発売は遅れるが、2027年にもプレミアを実施か。市販の際は、ランドクルーザースポーツを名乗る可能性もある。

※2026年4月23日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2027年
■全長×全幅×全高:5050×1980×1715(mm)
■搭載エンジン:2.5L 直4+モーター 他
 

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トヨタ ランドクルーザー(初代)

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文/マガジンX編集部 写真/マガジンX編集部、トヨタ