ミニコンバーチブル(3代目) ▲貴重な輸入オープンカーの「ミニコンバーチブル」が2年間で中古車の平均支払総額が50万円下落! 早速詳細をチェックしてみましょう!
 

3代目「ミニコンバーチブル」の中古車の平均支払総額が2年間で50万円下落!

愛くるしい見た目とプレミアム感で、日本でもすっかりお馴染みの人気モデルとなった輸入プレミアムコンパクトカーの「ミニ」。

ユーザーのライフスタイルに合わせて様々なバリエーションが用意されているのが特徴で、3ドアや5ドア、SUVの「カントリーマン(旧:クロスオーバー)」に加え、近年はBEV(電気自動車)も積極的にラインナップするなど、その世界観はますます広がっています。

中でも、初代からラインナップされる「コンバーチブル」は、愛くるしいポップな表情とオープンエアの爽快感が融合した“オシャレ系オープンカー”の代表格です。そんな「ミニコンバーチブル(3代目)」の中古車の平均支払総額が、なんと2年間で50万円も下落しているとのこと。これは気になる! ということで早速チェックしていきましょう!
 

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ミニ ミニコンバーチブル(3代目)
 

モデル概要:貴重な輸入オープンモデルのミニコンバーチブ」

輸入コンパクトカーの中でも随一の人気とブランド力を誇るミニですが、その源流は今はなきブリティッシュ・モーター・コーポレーション(BMC)製の「クラシックミニ」。ブリティッシュの名のとおり、BMCはイギリスの自動車メーカーです。

その後、ローバーブランドとなりながらも、発売当初からほとんど形や構造を変えずに生産が続けられてきました。しかし、1994年にBMWグループがミニのブランド権利を獲得したことで、現在はBMWが手がけています。そのため、現在は「ミニ」「BMWミニ」などと呼ばれており、BMC製は「クラシックミニ」「ローバーミニ」などと区別されています。
 

ミニクラシックと歴代のミニ ▲左から「クラシックミニ」とBMW製「ミニ」の初代から4代目。シルエットは共通ながら、代を重ねるたびにモダンに生まれ変わっている
 

そんなBMW製となったミニは2001年に発表され、日本には2002年3月2日(ミニの日)に発売されました。

「最小限のスペースで、最大限の体験を。」というコンセプトで、クラシックミニ譲りの丸目ヘッドライトやシルエット、「ゴーカート・フィーリング」と呼ばれる俊敏なハンドリングなどを継承しながら、BMWの最新テクノロジーによってモダンかつプレミアムに生まれ変わりました。

ミニコンバーチブルは、初代が2004年に登場しました。電動ソフトトップを採用し、(やや狭いながらも)オープンエアを楽しめる4人乗りのオシャレなモデルとして独自のポジションを確立しています。

本稿で取り上げる3代目は、2015年10月に「第44回東京モーターショー」で発表され、2016年3月に発売されたモデルです。

デザインは、どこから見てもミニというシルエットはそのままに、クロームをふんだんにあしらうことで高級感を演出。伝統の六角形グリルや、ブラックのフェンダーなどが装備され、ポップな中にエレガンスさとダイナミックさを融合させた、まさに唯一無二の個性を放っています。このデザインだけでビビビとくる人が多いのも頷けます。
 

ミニコンバーチブル(3代目) ▲2016年3月に登場した3代目ミニコンバーチブル。歴代のデザインテイストを受け継ぎながら、クロームパーツをあしらうことで上質感も兼ね備えたデザインとなった
 

ミニコンバーチブルのグレード構成は、ベースとなる「クーパー」、パワフルなエンジンを搭載した「クーパーS」、パフォーマンスを追求した「ジョン・クーパー・ワークス(JCW)」の3種類。クーパーは1.5L直列3気筒ターボエンジン、クーパーSとJCWには2L直列4気筒ターボエンジンが搭載され、駆動方式は全車FF(前輪駆動)です。

なお3代目は、2016年に登場した「前期型」、2018年に登場した「中期型(LCI)」、2021年に登場した「後期型(LCI2)」と大きく3つの世代に分かれており、前期型は6速ATでしたが、中期型以降は、クーパー/クーパーSが7速DCT、JCWが8速ATへと変更されています。
 

ミニコンバーチブル(3代目) ▲3代目ミニコンバーチブルの前期型。クーパーは最高出力136ps/最大トルク220N・m、「クーパーS」は最高出力192ps/最大トルク280N・mを発揮
 
ミニコンバーチブル(3代目) ▲2018年登場した中期型。トランスミッションが変更になり、ヘッドライトにLEDデイライトを標準装備、テールライトはユニオンジャック柄となった
 
ミニコンバーチブル(3代目) ▲2021年登場した後期型。ヘッドライトがLEDとなりグリルも大型化。安全運転支援システムもアップデートされた
 

それぞれの見た目の変更点としては、ヘッドライトのデザイン、グリルやバンパーの形状などが主だったところ。基本スタイルは変わりありません。中期型から、テールライトがオシャレなユニオンジャック柄になりました。なお、バンパーデザインの違いにより前後長に若干の変化はありますが、基本的にボディサイズは一緒と考えてOKです。
 

ミニコンバーチブル(3代目) ▲後期型クーパーSのボディサイズは全長3880mm×全幅1725mm×全高1415mm、ホイールベースは2495mm
 

インテリアでは、中期型以降のシフトレバーが電子制御式になったのと、後期型ではメーターがデジタルメーターとなり、ミニ伝統のセンターの丸型ディスプレイもタッチパネル化され、より先進感溢れる雰囲気になっています。

運転支援システムは、前期型から「衝突被害軽減ブレーキ」や「アクティブ・クルーズ・コントロール(ACC)」などを装備。後期型ではACCにストップ&ゴー機能が追加された他、「レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告)」も搭載されるなど、安全性も改良ごとに高められています。
 

ミニコンバーチブル(3代目) ▲電子式シフトレバーやデジタルメーターなど、内装が大きく現代風にアップデートされた「最終型」
 

なお、日本仕様の3代目ミニコンバーチブルには、ディーゼルエンジンもMTの設定もありません。全車ハイオク仕様となります。

また、ミニコンバーチブルの注意点としては、ルーフを折りたたむスペースを確保するため、ラゲージスペースがなかなかに狭いということ。ミニ自体ラゲージはあまり大きくないですが、幌を閉じた状態で215L、開けた状態で160Lなので、必然的に大きめな荷物は積めなくなってしまいます。

ですので、2代目より40Lほど拡大しましたが、荷物は基本的に後部座席に置くと割り切った方がいいかもしれません。……。
 

ミニコンバーチブル(3代目) ▲最大の弱点がラゲージスペースの小ささ。割り切るしかないが、4人乗りなので後部座席を荷物スペースに使うことはできる
 

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ミニ ミニコンバーチブル(3代目)

オープンカーの魅力とは?

「じゃあコンバーチブルよりハッチバックの方が便利でいいじゃん!」と思われたそこのアナタ、もう少々お付き合いください。

実は筆者、かれこれ10年ほど某国産オープンカーを所有しているオープンカー乗りです。なぜ筆者がオープンカーを乗り続けているかというと、それは「ほかの車では決して得られない爽快感を味わえるから」にほかなりません。
 

ミニコンバーチブル(3代目) ▲Aピラーは垂直気味に立っているので、より広く空を感じることができるのもミニコンバーチブルの特徴。その爽快感を一度は味わってほしい!
 

もちろん遮音性は“屋根付きの車”にかなわないですし、うっかり日焼けをすることも……。

しかし、通勤や送り迎え、買い物などの移動が、幌を開ければ特別な時間に変わります。肌を伝わる風、心地よく響くエンジン音……日焼けも虫刺されも愛車との大切な思い出です。

特に日本は、四季の移ろいで自然が様々な表情を見せてくれる世界的にも珍しい土地です。「車ってこんなに幸せな気分にしてくれるんだ」と衝撃を受けることは間違いありません。

ミニコンバーチブルには風の巻き込みを軽減してくれる「ウインドディフレクター」が用意されており、「車を降りたら髪がボサボサ!」なんてこともそこまで気にせず済むでしょう。
 

ミニコンバーチブル(3代目) ▲四季に応じて様々な表情を見せる日本は、まさにオープンカーにピッタリの土地柄だ
 

おそらく、ミニがコンバーチブルを初代から欠かさずにラインナップし続けているのは、オープンカーが人生を豊かにしてくれることを彼らもわかっているからなのではないでしょうか。

まさにコンバーチブルはミニの魅力を最大限に味わえるモデルなのです。

ちなみに、筆者のオススメの季節は冬。日差しもさほど強くないですし、ヒーターをつけて暖かい格好をして走ると、露天風呂のような気持ち良さを味わうことができますよ。
 

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ミニ ミニコンバーチブル(3代目)
 

中古車状況:2年で50万円もダウン、掲載台数減で選ぶなら早めが吉

では、ミニコンバーチブル(3代目)の中古車状況を見てみましょう。

カーセンサー掲載物件の平均支払総額は、2024年はやや微増でしたが、2025年に入ると下落傾向に。2024年1月は348.3万円だったのが、2025年末には300万円を切って、2026年1月時点で297.5万円まで下がってきました。なんと2年で50万円以上もダウン! だいぶ手頃になってきたと言えるでしょう。

掲載台数は2024年の生産終了から2年が経過したことで、流通台数は減少。延べ掲載台数は2025年6月をピークにじわじわと下降しています。

中古車のオススメ①:220万円からの中期型以降が結果的に高コスパ

まず最初は、価格重視の選び方です。執筆時点でのミニコンバーチブル(3代目)の価格は、支払総額ベースで約120万~600万円弱とかなり幅が広くなっています。

100万円台で小粋なオープンカーを手に入れられるのはかなり魅力的な話ではありますが、初期型は登場から10年近くが経過し走行距離が多めの個体がほとんど。手入れが行き届いていない物件の場合、メンテナンス代がかかり、予想外の出費が必要となる可能性があります。
 

ミニコンバーチブル(3代目) ▲値段で選ぶと失敗しがちな輸入中古車。少し高くても、しっかりとしたものを選んだ方が結果的にコスパがいいことが多い
 

そこでオススメなのが、2018年に登場した中期型以降のモデル。ミッションが新しくなったことでキビキビ感が増し、エンジンまわりのトラブルも少なくなったといわれています。カーセンサーで検索してみると掲載台数は60台ほどに。

この中から、低走行かつ内外装がキレイに保たれている個体を選びましょう。詳細な点検記録が残っているものだと、よりオススメです。

走行距離の上限を5万kmに設定しても、220万円からイイ感じの個体が見つかります。支払総額が多少高くなっても安心して乗れるので、結果的にコスパのいい買い物となるのではないでしょうか。
 

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ミニ ミニコンバーチブル(3代目) × 2018年5月~
 

中古車のオススメ②:予算が許すなら最終型を狙いたい

続いての選び方は、2021年の2回目のマイナーチェンジを受けた最終型の選び方。検索してみると、ざっと70台ほどが見つかります。
 

ミニコンバーチブル(3代目) ▲予算が許すなら最終型を狙いたい。まだまだ程度のいい個体がたくさん出てくるはずだ
 

お値段は総額300万円前後ですが、登場から5年以内で走行距離も短い個体が多い!

この型になると、ブラックアウトのグリルがフロントフェイスをよりモダンな印象にしてくれ、ストップ&ゴー機能付きACCやデジタルメーター、LEDヘッドライトなど装備が揃っているので、筆者的には最も本命です。ちょっと前までは高かったのですが、ここ1年で価格が下がってきたので、まさに狙い目。

国内では、最大のライバルとなる4代目マツダ ロードスターも新車で289万8500円から。ロードスターのデザインもオープンスポーツとして白眉の出来ですが、あちらは2シーターに対し、ミニコンバーチブルは4人乗りです(狭いですが……)。かなり悩ましくも楽しい選択となるのではないでしょうか?
 

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ミニ ミニコンバーチブル(3代目) × 2021年5月~
 

中古車のオススメ③:一度は味わいたい「JCW」。注意したい点とは?

最後は、最も刺激的なグレード「ジョン・クーパー・ワークス(JCW)」の選び方です。

「ジョン・クーパー」とは、エンジニアの名前。当時フロントエンジン・リアドライブ(FR)が主流だったF1に、現在の主流であるミッドシップレイアウトを持ち込んだ伝説的な人物です。
 

クーパーF1 ▲伝説的なF1エンジニアとして名をはせたジョン・クーパー氏が手がけたクーパーF1。レーシングチームオーナーとしても活躍した
 

クーパー氏は、ミニのコーナリング性能の高さに着目し、1964年に過酷な「モンテ・カルロ・ラリー」にミニで出場。大きくパワフルなライバルを相手としながら、1960年代に計3回の優勝を飾りました。まさにジャイアント・キリング。そんなミニのレーシングスピリットを受け継いでいるのが、スポーティグレードのJCWです。

JCWには、専用デザインのエアロダイナミックキットやホイール、レッドステッチのパドルシフト付きステアリングやスポーツシートなどが装備され、車内も車外もやる気満々の雰囲気がたまりません。オプションで「アダプティブダンパー」も設定されています。

エンジンはすべて2L直列4気筒ターボエンジンで、最高出力231ps/最大トルク320N・m。ミッションは、前期型が6速AT、中期型以降は8速ATとなります。

その走りは刺激的という言葉がピッタリ。はじけるような加速とクイックなコーナリング、そして頭上を流れるオープンエアの気持ち良さ。乗り心地には多少覚悟が必要ですが、それを補ってあまりある痛快さです。
 

ミニ ジョン・クーパー・ワークス ▲ミニのレーシングスピリットを受け継ぐ「JCW」。コンパクトなボディに最高出力231ps/最大トルク320N・mの走りはかなり刺激的
 

本稿執筆時点での掲載台数は40台弱。支払総額は200万円から600万円ほどとなっています。

台数も少ないので、予算や走行距離、車両の状態などで選ぶことになりますが、初期型は少々古さを感じるので、中期型以降がオススメ。

5年落ちで5万km未満だと、予算感は350万円前後といったところになります。JCWは新車で500万円ほどの高額車。このパフォーマンスと世界観がが300万円台半ばで購入できると考えれば、貴重なオープンスポーツモデルとしてかなり有力な選択肢ではないでしょうか?

注意点としては、スポーツモデルなのでハードに使われていた可能性があるところ。エンジンや足回りからの異音、飛び石の多さなどは簡単にチェックできるので、しっかりと現車チェックを行いましょう。
 

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ミニ ミニコンバーチブル(3代目) × ジョン・クーパー・ワークス
文/ハシモトタカシ 写真/ミニ
※記事内の中古車相場データは2026年1月時点、その他の掲載情報は2026年2月時点のものです。
ハシモトタカシ

自動車ライター

ハシモトタカシ

大学時代はプロダクトデザインを専攻する傍ら、自動車系ニュースサイトで学生記者としてアルバイト。卒業後は大手自動車ポータルサイトに入社し、広告営業・編集者として約10年間コンテンツ制作に従事し独立。愛車でサーキット走行に興じる傍ら、車3台・バイクを3台を所有し大型免許も保有する無類の乗り物好き。