トヨタ セリカにまさかの新型が!? ウワサや最新情報、歴代モデルを総ざらい
2026/05/05
▲車好きならご存じ、トヨタ セリカに復活のウワサがある。その真偽について解説。写真は6代目の「GT-FOUR」グレードGR86やスープラなど近年急速にラインナップを増やしたトヨタのスポーツモデル。その多くは歴史に燦然と輝くビッグネームたちです。
そこに「セリカ復活」というウワサが流れています。ラリーを中心にモータースポーツで大活躍したセリカ。日本では映画『私をスキーに連れてって』の劇中車としてもお馴染みです。
もし復活するなら、ファンにとってはうれしい限りですが、セリカは本当に復活するのでしょうか? この記事では歴代モデルをひもときながら、2026年4月24日時点の情報を整理してみました。
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トヨタ セリカ × トヨタ セリカ2ドアクーペ新型トヨタ セリカの発売は未定! メーカー公式の発表はなし
▲目新しいデザインで話題となった初代トヨタ セリカ(2ドアクーペ)。いま見ても新鮮!1970年に初代が登場し、7代目で生産を終了したセリカ。2006年の生産終了からおよそ20年がたった現在、復活のウワサが流れています。
「新開発の2Lガソリンターボを搭載」「駆動方式はミッドシップ4WDを採用」といった具体的な情報も出回っていますが、これらはメディアの予想やSNS上のウワサでしかありません。
現時点では、トヨタは「新型セリカを販売する」と公式に発表してはいません。
「新型セリカが発売される」といわれているのは豊田会長と中嶋副社長の発言
では、公式に発表されていないにも関わらず、なぜこのように具体的なウワサが広まっているのでしょうか? その発端は、2023年に開かれた「ラリー北海道2023」における、トヨタ自動車会長・豊田章男氏の発言でした。
(セリカ復活を)お願いはしていますよ。どういう流れになるかはわからないけれど
翌年の2024年11月に開催された「ラリージャパン2024」では、トヨタの中嶋裕樹副社長が「セリカ、やります」と開発宣言とも受け取れる発言をしました。
役員自らセリカ復活をにおわすような“準”公式の発言をしたことが、ニュースとして広まったのです。
さらに、2025年1月の「東京オートサロン2025」でのイベント「モリゾウの10大ニュース」で「ミッドシップが走り出した」「2000ccエンジンが走り出した」と発表。これも新型セリカの情報ではないかと推測されました。
▲「モリゾウの10大ニュース」のモリゾウとは豊田章男氏のこと。ちなみに10大ニュースの1位が「ミッドシップが走り出した」、2位が「2000ccエンジンが走り出した」だったもちろん、トヨタほどの規模の会社であれば、役員の思いだけで本格的な開発を行うことはできません。開発に着手しても途中で中止したり、市場に合わせて別車種として仕立てたりする可能性も十分にあります。
しかし、近年のトヨタはスポーツカーのラインナップ拡充に積極的です。2019年にはスープラを復活させた例もあり、セリカの復活も大いに期待が持てるでしょう。
そもそもセリカってどんな車? 歴代モデルをおさらい
多くのファンが復活を待ち望むセリカですが、改めて歴代モデルを振り返ってみましょう。
セリカは3代目までクーペがメインで、クーペのルーフを延長したハッチバックのような「リフトバック」は派生モデルでした。
ただ、日本国内では4代目からリフトバックに一本化。そのため、セリカ=リフトバックをイメージする方も多いかもしれませんね。
なお、本稿ではセリカのセダン版であった「カリーナ」などの兄弟車に関しては割愛いたします。

ハシモトタカシちなみに、カーセンサーではリフトバックをセリカ、クーペをセリカ2ドアクーペと分けて扱っています。中古車を検索する際は、ご留意ください。
初代セリカ:いまなお人気の「ダルマ」はスペシャリティカーの元祖
▲1970年12月~1977年7月に生産された初代セリカ。写真のリフトバックは1973年4月に追加「ダルマセリカ」「ダルマ」の愛称で親しまれる初代は、日本初のスペシャリティカーとして誕生しました。
アメリカで流行した若者向けの手頃なスポーティモデル「ポニーカー」に触発され、美しいクーペスタイルを採用。エンジンや内装を自由に選べる「フルチョイスシステム」を導入したのも特徴でした。
のちに追加されたリフトバックは「和製マッスルカー」として好評で、旧車界隈でも名車として語られています。
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トヨタ セリカ × トヨタ セリカ2ドアクーペ × 1977年式以前※異なる世代の中古車が表示される場合や、中古車の流通状況によって物件が表示されない場合があります
【初代セリカ(リフトバック)のスペック】
グレード:2000GT
全長:4215mm
全幅:1620mm
全高:1280mm
ホイールベース:2425mm
エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC
排気量:1968cc
最高出力:145ps/6400rpm
2代目セリカ:スポーツカー受難の時代に輝いた価値あるGTモデル
▲1977年8月~1981年6月に生産された2代目セリカ2代目セリカは、トヨタの米国デザインスタジオ「CALTY(キャルティ)」がスタイリングを担当。低いベルトラインや日本初の三次元曲面ガラスを採用し、空力を意識した流麗なフォルムが魅力です。
窒素酸化物の排出量を削減する「昭和53年排出ガス規制」によって、当時はスポーツカー受難の時代でしたが、セリカの特徴である DOHCエンジンは継承されています。
一方で、ラグジュアリー性を備えたグランドツーリングカー(GT)としての性格を強めました。
1979年のマイナーチェンジでは、SOHCエンジンを搭載するライバルを挑発するような「名ばかりのGT達は、道をあける」という強烈なキャッチコピーでも話題となりました。
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トヨタ セリカ × トヨタ セリカ2ドアクーペ × 1977~1981年式※異なる世代の中古車が表示される場合や、中古車の流通状況によって物件が表示されない場合があります
【2代目セリカ(リフトバック)のスペック】
全長:4410mm
全幅:1640mm
全高:1305mm
ホイールベース:2500mm
エンジン種類:水冷直列4気筒DOHC
排気量:1968cc
最高出力:130ps/5800rpm
派生車種としてセリカXXとセリカカムリが登場
2代目セリカは、今日のトヨタを語るうえで欠かせない「セリカXX」と「セリカカムリ」を派生モデルとして設定したことでも有名です。
▲1978年4月~1981年6月に生産された初代セリカXXセリカXXは、1978年に登場した2代目セリカの上級モデル。リフトバックをベースに直列6気筒エンジンを搭載し、ロングノーズ化や専用グリルでラグジュアリーに仕立てられました。
北米では「スープラ」の名称で販売され、現在まで続くスープラの礎となりました。
▲1980年1月~1982年3月に生産された初代セリカカムリ一方、セリカカムリは1980年に2代目セリカのセダン版として登場。その名のとおり、トヨタの屋台骨を支える重要モデルであるカムリの源流となったモデルです。
スープラとカムリという、トヨタを代表するモデルがセリカから派生したという歴史は、トヨタがセリカブランドを大切にしたい理由なのかもしれません。
3代目セリカ:日本初のDOHCターボ採用。ラリーでの栄光はここから始まる
▲1981年7月~1985年7月に生産された3代目セリカ3代目セリカは、直線基調のシャープな「ウエッジシェイプ(くさび型)」が特徴。空気抵抗が少ないセミリトラクタブル式の「ライズアップヘッドライト」を採用し、マイナーチェンジで完全なリトラクタブル式になったのもトピックです。
エンジンバリエーションは多彩で、1982年には日本初のDOHCターボエンジン(3T-GTEU)が追加されました。
さらに1984年のサファリラリーで初優勝を飾るなど、セリカのラリーでの栄光は3代目から始まったと言っても過言ではありません。
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トヨタ セリカ × トヨタ セリカ2ドアクーペ × 1981~1985年式※異なる世代の中古車が表示される場合や、中古車の流通状況によって物件が表示されない場合があります。
【3代目セリカ(リフトバック)のスペック】
グレード:2000GT
全長:4450mm
全幅:1665mm
全高:1320mm
ホイールベース:2500mm
エンジン種類:直列4気筒DOHC
排気量:1968cc
最高出力:135ps/5800rpm
セリカコンバーチブルも追加設定
▲多ボディ展開していたセリカに、さらにオープンモデルが追加。こちらは5代目セリカをベースにした2代目セリカコンバーチブル(日本仕様)3代目には北米仕様にコンバーチブルが追加されました。日本では逆輸入車としてわずか9台しか販売されませんでしたが、後述する4~6代目は日本でも正式にラインナップに加わっています。
このコンバーチブルへの改装はアメリカのASC社が行っており、幌の開閉は油圧式(6代目は電動)を採用。日本で生まれ、アメリカで改装され、また日本に戻されるという贅沢な作り方でした。
4代目セリカ:WRCで日本車初のドライバーズタイトルを獲得
▲1985年8月~1989年8月に生産された4代目セリカ。以降、リフトバックのこともクーペと称するようになった4代目は駆動方式をFRからFFへと大転換。それまでの直線的なデザインから、空気抵抗係数(Cd値)0.31を誇る“流面形”のスタイルに生まれ変わりました。
一部グレードでカラー液晶デジタルメーターを初採用するなど、先進感にあふれていた点も見逃せません。
特筆すべきは、フルタイム4WDとDOHCターボを組み合わせた「GT-FOUR」グレードの登場です。世界ラリー選手権(WRC)にも本格参戦し、1990年に日本車初のドライバーズタイトルを獲得する快挙を成し遂げました。
【4代目セリカのスペック】
グレード:GT-FOUR
全長:4365mm
全幅:1690mm
全高:1295mm
ホイールベース:2525mm
エンジン種類:直列4気筒DOHC16バルブ・ターボ
排気量:1998cc
最高出力:185ps/6000rpm
5代目セリカ:先進技術を多数投入し「セリカ=ラリー」のイメージを決定づける
▲1989年9月~1993年9月に生産された5代目セリカ5代目はより筋肉質で艶やかな曲面で構成されたスタイリングへと進化。躍動感あふれるルックスがもち味となっています。
エンジンは2Lに統一され、トヨタ初の四輪操舵システム「デュアルモード4WS」や、一部限定車にアクティブサスなども採用。最新技術が惜しみなく投入されています。
1992年にはWRCホモロゲーション用モデル(競技用ベース車両)である「GT-FOUR RC」を5000台限定で発売。翌1993年にはトヨタ初のWRCコンストラクターズ&ドライバーズのダブルタイトルを獲得し、「セリカ=ラリー」のイメージを決定的なものにしました。
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トヨタ セリカ(5代目)【5代目セリカのスペック】
グレード:GT-FOUR
全長:4420mm
全幅:1690mm
全高:1305mm
ホイールベース:2525mm
エンジン種類:直列4気筒DOHC16バルブ・ターボ
排気量:1998cc
最高出力:225ps/6000rpm
6代目セリカ:個性的な丸目4灯ライトを採用。ボディは3ナンバー化
▲1993年10月~1999年8月に生産された6代目セリカ丸目4灯の個性的なフロントフェイスがインパクト抜群な6代目。全幅を3ナンバーサイズに拡大しつつも、刷新されたプラットフォームによる高剛性と軽量化で、走行性能が高められました。
1994年にはWRCホモロゲーションモデルであるGT-FOURが登場。さらに大型リアスポイラーやフードエアスクープ、ウオータースプレーやミスファイアリングシステムなどを装備した「WRC仕様車」も販売されました。

ハシモトタカシなお、6代目セリカの販売終了によって、トヨタの4WDスポーツモデルの歴史は一時途絶えます。その系譜が再び紡がれたのは、およそ20年後。2020年に登場したGRヤリスによって復活を遂げました。
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トヨタ セリカ(6代目)【6代目セリカのスペック】
グレード:GT-FOUR
全長:4420mm
全幅:1750mm
全高:1305mm
ホイールベース:2535mm
エンジン種類:直列4気筒DOHC16バルブ・ターボ
排気量:1998cc
最高出力:255ps/6000rpm
7代目セリカ:4WDターボから軽量コンパクトなFFスポーツに大胆チェンジ
▲1999年9月~2006年4月に生産された7代目セリカ7代目のコンセプトは「ライトな新感覚GT」。4WDターボのイメージから1.8Lエンジン搭載の前輪駆動(FF)へとキャラクターを大きく変更しました。
デザインは米国のCALTYが手がけ、丸みのあるフォルムからロングホイール&ショートオーバーハングのスタイリングに一転。縦長のヘッドライトなども相まって、エッジの効いたシャープな外観となりました。
さらに、ターボや4WDを廃止したことで大幅に軽量化。新たなセリカ像を作り上げました。
しかし時代の流れにはあらがえず、2006年に惜しまれつつも生産を終了。その長い歴史に幕を下ろしたのです。
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トヨタ セリカ(7代目)【7代目セリカのスペック】
グレード:SS-Ⅱ
全長:4335mm
全幅:1735mm
全高:1305mm
ホイールベース:2600mm
エンジン種類:直列4気筒DOHC
排気量:1795cc
最高出力:190ps/7600rpm
新型とは異なる魅力! 今こそ歴代モデルにも注目
長い歴史と数々のラリーでの伝説をもつセリカだけに、もし復活したら最新のテクノロジーで素晴らしい走りを披露してくれるに違いありません。
しかし、新型がどんな姿かたちになるか、そもそも本当に復活するかわからないのが現状です。であれば、セリカ再評価の機運が高まっている今こそ、歴代モデルを中古車で手に入れるのも面白い選択ではないでしょうか。
ここまで説明してきたように、歴代モデルには独自の魅力とストーリーがあるのも事実。特に、かつてセリカに憧れていた方、または乗っていた方なら、きっと満足いただけるはず。中でも、次の2つのモデルはオススメ。ぜひチェックしてみてください。
歴代セリカのオススメのモデル
- ●オススメのモデル①:ラリーの伝説を味わうなら5代目/6代目のGT-FOUR
- ●オススメのモデル②:手頃にセリカの雰囲気を味わうなら7代目
オススメのモデル①:ラリーの伝説を味わうなら5代目/6代目のGT-FOUR
▲6代目のGT-FOUR。スーパーストラットサスペンションや16インチタイヤなど専用装備が満載まず大前提として、これだけ長い歴史を誇るモデルなので、初代や2代目はクラシックカーの領域です。台数も少なければ価格も高額で、維持にも相応の覚悟が必要となります。
そこで注目したいのが5代目と6代目のGT-FOUR系。セリカのラリーでの伝説を味わいつつも“ネオクラ”として所有する喜びを堪能できます。
▲インパネのスイッチ類はシンプル。採用するバケットシートは比較的柔らかめ本稿執筆時点でのカーセンサー掲載台数は5代目のGT-FOUR系が3台、6代目が7台。価格帯は総額200万~450万円ほどと幅広くなっています。
安いものは、走行距離が延びていたり、カスタマイズされていたりするので、相当に車に詳しくないと手を出しづらいでしょう。
そこまで手入れをせず乗り始めたいなら「修復歴なし」で、走行距離は10万km以下。内外装もキレイな、コンディションの良い物件を選んでみるのがオススメです。
軽量コンパクトなボディと、ハイパワーターボによる走りはいまだ高品質。そのうえで、青春の甘酸っぱい思い出とともに、現行のスポーツモデルとは趣が異なる乗り味に浸れるでしょう。
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トヨタ セリカ(5代目/6代目) × GT-FOUR系オススメのモデル②:手頃にセリカの雰囲気を味わうなら7代目
▲6代目からダウンサイズした7代目は、ライトウェイトスポーツ色が強いラリーのイメージが強いセリカは、前述したGT-FOUR系が人気。ただ中古車の“穴場”となるのは、価格も抑えつつ手軽にスポーティな走りを楽しめる7代目です。
本稿執筆時点での掲載台数は75台ほど。価格は70万~260万円ほどで、お手頃にスタイリッシュなコンパクトスポーツを楽しめます。
▲インテリアではスポーツシートを採用するなど、7代目のキャラクターに合ったデザインを採用エンジンは1.8Lですが、145psと190psの2つの仕様をラインナップ。特にオススメなのは後者の「SS-II」グレードで、ヤマハがチューニングした「2ZZ-GE」エンジンを搭載しています。
軽量コンパクトなボディに、はじけるような高回転エンジンが好相性。ミッションも6MTを選択できるので、痛快な走りを満喫できるでしょう。
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トヨタ セリカ × トヨタ セリカ2ドアクーペ
自動車ライター
ハシモトタカシ
大学時代はプロダクトデザインを専攻する傍ら、自動車系ニュースサイトで学生記者としてアルバイト。卒業後は大手自動車ポータルサイトに入社し、広告営業・編集者として約10年間コンテンツ制作に従事し独立。愛車でサーキット走行に興じる傍ら、車3台・バイクを3台を所有し大型免許も保有する無類の乗り物好き。
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