ヴォクシー ▲トヨタ ヴォクシーがマイナーチェンジ!新しい姿ももちろん素敵だけど、今こそ前期型を見てみよう!(写真はマイナーチェンジ後)

マイナーチェンジした「ヴォクシー」は前期型の中古車が狙い目?

家族とのドライブから日常の買い物まで、ミニバンはそれ1台で様々な用途をカバーできるファミリーの心強い味方。

中でも、キラリと光る個性で人気なのがトヨタ ヴォクシーです。

2025年度の販売ランキングでは、ライバルである日産 セレナやホンダ ステップワゴンだけでなく、兄弟車のトヨタ ノアをも抑えクラスNo.1の座を獲得しています。

その販売台数は8万2663台(日本自動車販売協会連合会)。全体でも7位につけており、このクラスのスタンダードな選択として定着しています。
 

ヴォクシー ▲こちらは兄弟車のトヨタ「ノア」。「ヴォクシー」と合わせて16万台以上(2025年度)を販売する大人気シリーズ

そんな人気のヴォクシーとノアですが、2026年4月10日に一部改良が行われました。最新モデルを手に入れるのももちろん素敵ですが、人気モデルであるヴォクシーは、新車で買えても納車に時間がかかるという切実な悩みも……。

そこで今回は、ヴォクシーが気になる方に向けて、マイナーチェンジ前の前期型のオススメの選び方をご紹介します!

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トヨタ ヴォクシー(4代目)×2026年4月以前
 

モデル概要:派生モデルから最も売れる業界のスタンダードへ

現在販売されているのは、2022年1月に登場した4代目。4代目は、ヴォクシーの特徴である上下分割のヘッドライトを残しながら、上部を切れ長のクリアランスランプ+ウインカーに、下部をグリル一体型のヘッドライトとすることで大胆なフロントフェイスを獲得。波打つようなグリルサイドのデザインに菱形のフォグランプを埋め込むなど、都会的な雰囲気と個性を演出しています。

リアのテールランプは、ノアと同じ形状ながらクリアレンズとすることで、“ちょいワル”な雰囲気を醸し出しています。
 

ヴォクシー ▲2022年に登場した4代目となる現行「ヴォクシー」。「先鋭・独創」がキーワードの個性的なデザインながら、兄弟車の「ノア」を上回る人気に
ヴォクシー ▲フロントフェイスは「ノア」と大きく差別化されているのに対し、リアはクリアレンズになるなど一部の違いにとどまる
ヴォクシー ▲2026年4月10日に4代目では初の大幅改良を行なった「ヴォクシー」と「ノア」。ガソリン車が廃止されハイブリッド車のみとなったのが大きなトピック

マイナーチェンジではどう変化した?

それでは、4月10日に行われた改良内容を紹介しましょう。

最大のトピックは、ガソリン車を廃止しハイブリッド車に統一されたこと。ハイブリッド車の方が人気が高く、パワートレインを絞ることで納期も改善できるためこの決断は理解できますが、コストを重視する層にとってはややマイナス点に。最低価格は375万1000円(S-G 2WD)となり、諸経費込みで400万円が見えてきます。

エクステリアでは、フロントのライト類がリフレクター式LEDヘッドランプ(オプションでプロジェクター式に)+LEDターンランプ+LEDクリアランスランプになった他、フロントグリル本体をブラック加飾に変更するとともに、17インチホイールを切削光輝+ブラック塗装+ダーククリアに変更されています。
 

ヴォクシー ▲特徴的なヘッドランプは、リフレクター式LEDヘッドランプ+LEDターンランプ+LEDクリアランスランプとなりより先進的な印象に

インテリアでは、シフトノブ、ウインドウスイッチまわりをピアノブラック塗装に変更。さらに、メーターの液晶部分の大型化なども行われました。

また、ショックアブソーバーの減衰力を最適化することで乗り心地を向上し、防音材などの配置で静粛性も高めています。
 

4代目ヴォクシーの安全装備は?

そんな素敵な改良が施されたわけですが、前期型も負けてはいません。シャシーはTNGAプラットフォーム「GA-C」を採用し、優れた操縦安定性と乗り心地を獲得。ボディサイズは全長4695mm×全幅1730mm×全高1895mm(4WD車は1925mm)とノアと同値となります。先代から全幅が広がり全車3ナンバーサイズとなりましたが、その分左右のCピラー間距離は従来型比で75mm拡大され開放感のある室内空間を実現しています。

パワートレインは、2LエンジンにCVTを組み合わせたガソリンモデルと、1.8Lエンジンにすべての電動モジュールを刷新した新世代システムを採用するハイブリッドモデルの2種類がラインナップされます。

両モデルともクラストップレベルの燃費を実現しているのも、家族を説得するうえで大事なポイントではないでしょうか。

さらに、ガソリン車・ハイブリッド車ともにFF車と4WD車を設定し、ハイブリッド車にはモーターを組み合わせた新型「E-Four」を採用。降雪時や雨天時といった悪天候だけでなく、ドライ路面でもコーナリング中の前後のトルク配分を最適に制御することで、高い操縦安定性を実現しています。
 

ヴォクシー ▲ガソリン車、ハイブリッド車ともにクラストップレベルの低燃費なのもユーザーからは高評価

安全装備も、予防安全パッケージ「トヨタセーフティセンス」を標準装備しています。衝突被害軽減ブレーキの「プリクラッシュセーフティ」は検知範囲を拡大し、車両、歩行者、自転車運転者に加え自動二輪車(昼)まで対応。「レーンチェンジアシスト」や「プロアクティブドライビングアシスト」なども装備されます。

また、「トヨタチームメイト」の新機能として「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」や「アドバンストパーク(リモート機能付き)」をオプションで用意しています。
 

ヴォクシー ▲大切な人を乗せるミニバンだからこそ先進安全装備の充実はうれしいポイント。オプションで「アドバンストパーク(リモート機能付き)」といった高度運転支援システムも用意される

さらに、パワースライドドア装着車に「安心降車アシスト(ドアオープン制御付き)」をオプションで設定。

これは、駐停車時にパワースライドドアを開け降車しようとした際に、後方から接近する車両がドアや降車した乗員と衝突する可能性が高いとシステムが判断した場合、車内への注意喚起に加えて、スライドドアの途中停止またはオープン操作をキャンセルする機能です。

遠出といったシチュエーション、小さなお子さんを乗せたり運転に不慣れなユーザーも使うミニバンだからこそ、最新の運転支援技術が多数採用されているのは頼もしいですね!

その他にも、テールゲートを任意の角度で保持できる「フリーストップバックドア」や、荷室床下には104Lの「スーパーラゲージボックス」を完備するなど、使い勝手も高く評価されています。
 

ヴォクシー ▲細かい使い勝手の高さも人気の理由。写真は背の高い荷物やスーツケースなどを収納できる「スーパーラゲージボックス」

そんなヴォクシー(前期型)のグレード構成は、標準グレードで装備とコストのバランスに優れた「S-G」と、より豪華装備を奢った「S-Z」の2種類が用意されます。それぞれにガソリン車とハイブリッド車、2WDと4WDが設定されますが、S-Gが7人乗りまたは8人乗りから選べるのに対し、S-Zは2列目が左右独立の7人乗りのみとなるので注意が必要です。
 

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トヨタ ヴォクシー(4代目)×2026年4月以前
 

中古車状況:高値安定から徐々に下落傾向へ。ガソリン車廃止で早めの行動が吉

ヴォクシー ▲2024年5月~2026年3月の平均総額の推移

兄弟車のノアと比べ、中古車平均総額が高い傾向にあるヴォクシー。それだけユーザーから人気ということもできます。

2024年の中古車平均総額は、なんと450万円前半+。人気で入手困難な状況が続き相場も高騰していました。

そこから徐々に供給が追いつき、2025年に400万円台に落ち着き、その後は400万円付近で横ばいとなっています。

徐々に価格が落ち着いてきたヴォクシーですが、マイナーチェンジによりガソリン車が廃止され最低価格がアップしたことで、中古車を狙うユーザーが一定数増えることが予想されます。そのため、中古車を狙うなら早めの行動が吉といえそうです。

では、次章以降でオススメの選び方を見ていきましょう!
 

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トヨタ ヴォクシー(4代目)×2026年4月以前
 

中古車のオススメ①:予算を抑えたいならガソリンモデル!

ヴォクシー ▲改良でガソリン車が廃止されたことで、今後中古車市場で人気となりそうな予感。手に入れるなら早めが吉に

4代目ヴォクシーのガソリン車の流通台数はおよそ850台ほど。

平均総額はおよそ391万円とノアよりも高価ですが、ボリュームゾーンは250万円から400万円ほどで、中古車を選ぶうえでひとつの基準となる走行距離5万km以下の個体が比較的多く揃っています。

ハイブリッド車のトルクフルかつスムーズな走りももちろん魅力ですが、ガソリン車だって最高出力170ps/最大トルク202N・mと日常使いで何ら困ることのないスペック。

燃費だって、ハイブリッド車には劣るものの、ガソリン車としてはクラストップレベルですし、ダイレクトシフトCVTはマニュアル感覚のシフトチェンジが楽しめる「10速シーケンシャルシフトマチック」を備えており、走りにこだわるユーザーも満足することができます。

ファミリーカーを選ぶうえで大事なのは、内外装のキレイさ。細かい傷が多いと、それだけ乱暴に使われていた可能性が高く手入れが行き届いていない場合も。走行距離が短いというだけで飛びつくのではなく、細かなコンディションを見極めて選びましょう。

先に述べたとおり、今回の改良でガソリン車が廃止されたことで、今後その需要が高まることは必至。なかなか価格が下がらないと予想されるので、ビビッときた個体があれば早めに手に入れるのがオススメです!
 

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トヨタ ヴォクシー(4代目) × ガソリン車 ×2026年4月以前
 

中古車のオススメ②:平均価格付近で買える「2.0S-Z」と「1.8S-G」

ヴォクシー ▲400万円前後にはガソリン車で上級グレードの「2.0 S-Z」と、ハイブリッド車でミドルグレードの「1.8 S-G」が混在。中古車として最も狙い所な価格帯となる

続いては中古車の平均価格(約390万円)付近である350万円から450万円で狙える「2.0S-Z」と「1.8S-G」。

実はこの価格帯は非常に悩ましくも中古車としておいしいラインで、走行距離5万km以下のガソリン車で上級グレードの「2.0 S-Z」と、ハイブリッド車でミドルグレードの「1.8 S-G」が混在しています。

それぞれに良い点があるので、最終的には「何を最も大事にするか」で決めるのがいいと思いますが、多人数乗車や重たい荷物を積む機会が多い、長距離移動が多いユーザーは、ハイブリッド車の「1.8 S-G」がオススメ。

ガソリン車でも日常使いで困ることはないですが、モーターを併用したハイブリッド車のトルクフルかつ静かでスムーズな走りは、これらのシチュエーションでの運転の疲労度や燃費に大きなメリットがあります。
 

ヴォクシー ▲こちらは「S-Z」のインテリア。「S-G」がリアクーラーのみなのに対し、「S-Z」ではリアオートエアコン(リヤクーラー+リヤヒーター)を備える

一方、移動は短距離が中心だけど、後席の快適性を特に重視するユーザーは、上級グレードの「2.0 S-Z」を選ぶと満足度が高そうです。

シートは合成皮革とファブリックを組み合わせ、スライド量745mmを確保する「ストレート超ロングスライド」の左右独立2列目シートは快適性抜群!

ワンタッチスイッチ付きデュアルパワースライドドア(S-Gは片側のみ電動)を備えており、カップホルダーや充電端子を備えた大型サイドテーブルに加え、オットマン機構やオプションでシートヒーターも備えています。

さらに、7インチメーターや17インチアルミホイール(2WD車)、ステンレスのドアベルトモールディングやなど、細部も違いがある他、「スーパーUVカット機能付きフロントドアグリーンガラス(撥水機能付き)」なども装備。「アルファード」並みとはいかないまでも、豪華な内装は所有する喜びを高く感じることができるはず。

丈夫で耐久性の高いヴォクシーですが、1.8 S-Gに比べ走行距離が少ない個体が多いのもうれしいポイントです。
 

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トヨタ ヴォクシー(4代目) × 総額450万円以下 ×2026年4月以前
 

中古車のオススメ③:500万円ほどの予算なら2025年9月以降のモデルも!

ヴォクシー ▲写真は改良前の「ホワイトパールクリスタルシャイン」。その他「メタルストリームメタリック」「アティチュードブラックマイカ」「グリッターブラックガラスフレーク」の3色は変更ナシ

予算が潤沢な場合は総額500万円以上のモデルも狙えるようになってきます。

このレンジには、2025年9月の一部改良後のモデルが多数掲載されています。では、2025年9月の一部改良の中身をチェックしてみましょう。

まず、白系ボディカラーが「ホワイトパールクリスタルシャイン」からアルファードなどにも採用される「プラチナホワイトパールマイカ」へと変更されました。

安全面では、メーカーオプションだった「ブラインドスポットモニター」「安心降車アシスト」「パーキングサポートブレーキ(後方接近車両)」が標準化され、「アドバンストドライブセットオプション」に「カラーヘッドアップディスプレイ」が追加されました。
 

ヴォクシー ▲降車時の安全性を高めてくれる「安心降車アシスト」といった安全装備が標準化された

さらに、ETC2.0が全車標準装備され、上級グレードの「S-Z」には、11インチのディスプレイオーディオ(コネクティッドナビ)プラスがオプションから標準化されるなど、装備が細かくアップデートされています。

本稿執筆時点での掲載台数は100台ほどで、その中身はほぼ新車そのもの!

中古車なのになかなかのお値段ですが、人気のヴォクシーは、前述のとおり長納期だったり頻繁に受注を停止したりするので、ほぼ新車のようなヴォクシーがすぐに手に入れられるのは実はかなり大きなメリットとなります。

人気モデルなので売るときも高値がつきやすく、ある程度まとまったお金を準備できるならかなりアリな選択ではないでしょうか。ハイブリッド車はガソリン車より査定額が高めの傾向なので、そのあたりを考慮に入れて選んでみるのも賢い買い方と言えそうです。
 

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トヨタ ヴォクシー(4代目) × 500万円以上 ×2026年4月以前

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トヨタ ヴォクシー(4代目)×2026年4月以前
文/ハシモトタカシ 写真/トヨタ
※記事内の情報は2026年5月7日時点のものです。

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ハシモトタカシ

自動車ライター

ハシモトタカシ

大学時代はプロダクトデザインを専攻する傍ら、自動車系ニュースサイトで学生記者としてアルバイト。卒業後は大手自動車ポータルサイトに入社し、広告営業・編集者として約10年間コンテンツ制作に従事し独立。愛車でサーキット走行に興じる傍ら、車3台・バイクを3台を所有し大型免許も保有する無類の乗り物好き。