ランドクルーザーFJ▲シリーズ史上、最安値といわれ話題沸騰中の「ランクルFJ」ことトヨタ ランドクルーザーFJ(初代)

2026年5月に発売され、早くも大人気となっているトヨタ ランドクルーザーFJ(初代)。「そろそろ自分もランドクルーザー(以下ランクル)を……」と、購入を検討している人も多いのではないでしょうか。

しかし、気になるのは「ところで、いくらで買えるの?」というリアルな問題です。

この記事では、新型ランクルFJの新車価格や中古車相場に加えて、その維持費や他のランクルとの価格比較まで紹介します。
 

サクッとまとめ

【新車価格】ランクルFJは1グレード展開。新車価格は450万100円~
【価格比較】最も価格が近いランクル70よりも、ランクルFJは30万円近く安い
【維持費】税金と年間走行距離5000kmのガソリン代で約17万円。維持費が破格に高いとはいえない
 

 

ランクルFJの価格は450万100円~。中古車価格も解説

新型ランクルFJのグレードは「VX」の1種類。新車の車両本体価格は450万100円と、ランクルシリーズの中では最も手に入れやすい価格設定となっています。しかし現在、新車は相応の納車待ちが発生中。詳しい納期は販売店への確認が必要な状況です。

「待たずに今すぐ乗りたい!」と考え、中古車を狙う人もいるかと思いますが、現在ランクルFJの中古車流通数は約15台。そして車両本体価格は約630万~790万円と、新車価格を上回るプレミアム価格になっている点に注意してください。
 

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トヨタ ランドクルーザーFJ(初代)

ボディカラーの有償オプションはプラチナホワイトパールマイカのみ

ランクルFJには、アウトドアで映える全5色のボディカラーが用意されています。
 

ランクルFJのボディカラー

  • プラチナホワイトパールマイカ
  • オキサイドブロンズメタリック
  • スモーキーブルー
  • アッシュ
  • アティチュードブラックマイカ

これらのうち、トヨタ車で定番の人気色「プラチナホワイトパールマイカ」のみが有償オプションで+3万3000円。その他の4色は、追加料金なしで選ぶことができます。
 

ランドクルーザーFJ ボディカラー▲左からプラチナホワイトパールマイカ、オキサイドブロンズメタリック、スモーキーブルー、アッシュ、アティチュードブラックマイカ

販売店オプションは豊富! オススメの装備を紹介

ランクルFJは、工場生産時に装着する「メーカーオプション」は先述したプラチナホワイトパールマイカ以外は設定されていません。

しかし、生産後に後付けする「販売店オプション」(ディーラーオプション)は充実しており、自分好みにカスタムできます。
 

主な販売店オプション一覧

  • デカールセット:6万8200円
  • ルーフラック(ARB):29万1500円
  • スキッドプレート(ARB):9万4600円
  • ロックレール(ARB):20万5700円
  • マッドフラップ:4万6200円
  • ラゲージフルカバーセット:7万2600円
  • MODELISTAパッケージ:23万6500円

上記のうち、アウトドア派であれば、泥汚れを気にせず荷物を積める「ラゲージフルカバーセット」は必須でしょう。荷室の側面を保護する「ラゲージサイドトリムカバー」と、荷室の床と後席裏側をカバーする「ロングラゲージマット」が組み合わさったセットです。

また、ランクルFJのタフな見た目をさらに引き立てる「ルーフラック(ARB)」は、実用性もドレスアップ効果も抜群です。
 

ルーフラック ARB製▲ルーフラックは、オーストラリアの過酷なオフロード環境で誕生したグローバルブランド「ARB」製

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トヨタ ランドクルーザーFJ(初代)
 

ランクルFJの新車乗り出し価格例

ではランクルFJを新車で購入する場合、乗り出し価格はどれくらいかかるのでしょうか? 支払い方法別に、トヨタ公式のシミュレーターで試算してみました。
 

ケース①:現金一括払いの場合の価格例

まずは「オプション装備なしの現金一括払い」の場合を見ていきましょう。
 

項目 費用
車両本体価格 450万100円
自動車税種別割 3万3300円
自動車重量税 4万9200円
自賠責保険料 2万4190円
販売諸費用 6万1690円
合計 466万8480円
項目 費用
車両本体価格 450万100円
自動車税種別割 3万3300円
自動車重量税 4万9200円
自賠責保険料 2万4190円
販売諸費用 6万1690円
合計 466万8480円

上記は登録日を2026年7月15日と仮定した場合のシミュレーションです。登録月によって税額が変わるため、実際の総額は上記と異なります。

しかし、現金一括払いでの支払総額は「車両本体価格から大幅に増えてしまうわけではない」ということは、おおむねいえるでしょう。
 

ケース②:分割払いした場合の価格例

「60回払い/年利6.5%」という条件の分割払いを、頭金とボーナス払いの有無ごとにシミュレーションしました。結果は次のとおりです。
 

支払い条件 月払い ボーナス払い 総額
頭金なし/ボーナス払いなし 初回:9万965円
2回目以降:8万8000円
なし 528万2965円
頭金100万円/ボーナス払いなし 初回:7万3399円
2回目以降:6万8400円
なし 510万8999円
頭金100万円/ボーナス払いあり 初回:4万7516円
2回目以降:4万6000円
20万円×9回 514万7516円
支払い条件 月払い ボーナス払い 総額
頭金なし/ボーナス払いなし 初回:9万965円
2回目以降:8万8000円
なし 528万2965円
頭金100万円/ボーナス払いなし 初回:7万3399円
2回目以降:6万8400円
なし 510万8999円
頭金100万円/ボーナス払いあり 初回:4万7516円
2回目以降:4万6000円
20万円×9回 514万7516円

「頭金もボーナス払いもなし」という条件だと月々の支払額はなかなかのモノになってしまいます。ただ、ある程度の頭金を入れたうえでボーナス払いも併用すれば、月々の支払額は現実的な水準になります。
 

ケース③:残額据置き払いした場合の価格例

トヨタは「残額据置き払い」というプランを用意しています。これは、車両本体価格の一部をあらかじめ据置き額(残価)として設定し、支払いは乗り出し時の「頭金+割賦手数料」と、1~5年後の「据置き額」の2回になるというもの。

現金一括払いと比べて購入時の負担が軽く、月々の支払いが不要なうえ、契約満了時には据置き額を支払わず車両を返却することも、支払ってそのまま購入することもできるのが特徴です。

この「残額据置き払い」を利用した場合の支払額は次のとおり。なお実質年率は4.5%で試算しています。
 

支払い条件 乗り出し時の支払額 据え置き額(残価)
据置期間3年 213万8303円 292万5060円
据置期間4年 241万7531円 274万5060円
据置期間5年 268万566円 256万5050円
支払い条件 乗り出し時の支払額 据え置き額(残価)
据置期間3年 213万8303円 292万5060円
据置期間4年 241万7531円 274万5060円
据置期間5年 268万566円 256万5050円

据置期間3年の場合は車両価格の約65%が残価となっているため、なかなかのお手頃価格でランクルFJに乗ることができます。

また据置期間4年でも残価は約60%、5年の場合でも約57%であるため、数年ごとに最新の車へ乗り替えたい人や、ライフステージの変化に合わせて車を変えたい人にとってはオトクなプランといえそうです。
 

ランドクルーザーFJ▲「残額据置き払い」を利用すれば、憧れのランクルFJも、思いのほか現実的な予算感で乗ることができるかも?
 

ランクルFJと他のランクルの価格を比較

ランクルFJの価格は、その他のランクルとはどれくらい異なるのかも気になるところでしょう。まずは新車価格を比較してみました。
 

車種 グレード パワートレイン 購入価格
ランドクルーザーFJ VX 2.7Lガソリン 450万100円~
ランドクルーザー70 AX 2.8Lディーゼルターボ 480万円~
ランドクルーザー250 VX 2.7Lガソリン 577万9400円~
ランドクルーザー300 GX 3.5Lガソリンターボ 525万2500円~
AX 563万900円~
VX 643万6100円~
ZX 3.5Lガソリンターボ 743万6000円~
3.3Lディーゼルターボ 773万6300円~
GR スポーツ 3.5Lガソリンターボ 783万6400円~
3.3Lディーゼルターボ 813万6700円~
車種 グレード パワートレイン 購入価格
ランドクルーザーFJ VX 2.7L ガソリン 450万100円~
ランドクルーザー70 AX 2.8Lディーゼルターボ 480万円~
ランドクルーザー250 VX 2.7Lガソリン 577万9400円~
ランドクルーザー300 GX 3.5Lガソリンターボ 525万2500円~
AX 563万900円~
VX 643万6100円~
ZX 3.5Lガソリンターボ 743万6000円~
3.3Lディーゼルターボ 773万6300円~
GR スポーツ 3.5Lガソリンターボ 783万6400円~
3.3Lディーゼルターボ 813万6700円~

ランクルFJの新車価格にやや近いのは、耐久性に特化した仕様であるヘビーデューティなランクル70(初代)ですが、それでも30万円近い差があります。

一方、ランクル250やランクル300よりは、だいぶリーズナブルといえるでしょう。
 

ランドクルーザー シリーズ▲左からランクル70、ランクル250、ランクル300。いずれも、頑丈な「ラダーフレーム」(はしご型の土台)を採用する本格クロカンSUVだ

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トヨタ ランドクルーザー70(初代) & トヨタ ランドクルーザー250(初代) & トヨタ ランドクルーザー300(初代)

ランクルFJと他のランクルを中古車価格で比較

続いて「中古車価格の違い」も見てみましょう。
 

車種 車両本体価格
ランドクルーザーFJ 687万5000円~
ランドクルーザー70 約190万~約1035万円
ランドクルーザー250 約565万~約1080万円
ランドクルーザー300 約850万~約1600万円
車種 車両本体価格
ランドクルーザーFJ 687万5000円~
ランドクルーザー70 約190万~約1035万円
ランドクルーザー250 約565万~約1080万円
ランドクルーザー300 約850万~約1600万円

ランクル70は再々販モデル以前の価格も含んでいるため「約190万円~」となっていますが、それ以外のランクル各車の中古車価格はいずれも新車時以上のプレミアム価格。その人気ぶりが、数字からもうかがえます。
 

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トヨタ ランドクルーザーFJ(初代)
 

ランクルFJの維持費はどれくらい?

車を購入する際は購入費用だけでなく、維持費も把握しておくことが大切です。

維持費は人それぞれの使い方によって異なってくるものですが、参考として人による違いのない「税金」「自賠責保険」「燃料費の試算」を紹介しましょう。
 

項目 費用
自動車税 5万円
自動車重量税(1年分) 1万6400円
自賠責保険(1年分) 8825円
燃料費(5000km) 9万7586円
合計 17万2811円
項目 費用
自動車税 5万円
自動車重量税(1年分) 1万6400円
自賠責保険(1年分) 8825円
燃料費(5000km) 9万7586円
合計 17万2811円
※燃料費は、WLTCモード燃費8.7km/Lで計算。ガソリン価格は経済産業省資源エネルギー庁の調査結果(2026年6月24日時点)である169.8円/Lを使用し、年間走行距離を5000kmと想定。自動車重量税と自賠責保険は1年分で算出。
 

2026年11月以降の契約から自賠責保険が値上がりするため、実際の維持費は試算より若干高くなります。

しかし、それを加味してもランクルFJの維持費は「決して目玉が飛び出るほど高いわけではない」と推測できます。
 

善福寺正文

著者・善福寺正文ランクルシリーズは伝統的に壊れにくく、パーツも入手しやすくなっています。とはいえ、場合によっては高額な維持費が必要になるケースもあることは頭に入れておきましょう。

 

ランクルFJの中古車は徐々に増加中。今後の動きに注目

冒頭で説明したとおり、ランクルFJの中古車流通台数は約15台。新車では大人気、かつデビューから2ヵ月程度しかたっていないことを踏まえると、想像より順調に中古車数が増えているといえます。

現在は新車時価格+100万円以上のプレミア価格ですが、流通量が今後も増え続けるようならある程度は価格が“こなれてくる”はず。

そのため、定期的なチェックをオススメします。もちろん、今すぐランクルFJに乗りたいなら、前向きに検討してみるのもアリでしょう。
 

ランドクルーザーFJ▲ランクルFJは1グレード展開でメーカーオプションもほぼ用意されていないので、中古車を選びやすいのもメリット

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トヨタ ランドクルーザーFJ(初代)
 

今すぐランクルに乗りたいならランクル250の中古車も要チェック

もし「ランクルFJは納車待ちが長すぎる」「中古のFJは高すぎて手が出ない」と悩んでいるなら、ランクル250の中古車に目を向けてみるのも一案です。
 

ランドクルーザー250▲ランクル300と同じプラットフォームを採用しているトヨタ ランドクルーザー250

サイズはランクルFJよりひと回り大きくなりますが、250はランクルシリーズの中で今最も中古車の流通量が豊富。

価格も総額580万円~と若干のプレミアム価格となっています。車格が上な分、ランクルFJより高額な中古車が多くなっていますが、物件によっては同程度または下回る予算で手に入れることが可能です。

さらに、現在は新車注文がストップしている「ディーゼルターボ車」も中古車なら今すぐ手に入ります。ディーゼル車はFJには未設定ですし、もしもサイズ感と予算感が許容範囲内なら、ぜひ車選びの選択肢に加えてみてください。
 

オススメの選び方①:コスパ重視ならガソリン車の「VX」

ランドクルーザー250 VX▲2.7Lガソリンエンジンを搭載するランクル250の中間グレード「VX」

ランクル250をコスパ重視で選びたいなら、ガソリン車の「VX」グレードがベストです。

FJにはない「3列シート・7人乗り」仕様なので、ファミリーユースや大人数でのアウトドアにも大活躍。搭載するガソリンエンジンは、街乗りメインの人にも扱いやすいのが魅力です。
 

ランドクルーザー250 VX 内装▲ベースグレードに相当する「GX」は2列5人乗りだが、VXは3列7人乗り。シートもGXとは違って本革が採用されている

現在VXの中古車価格は総額580万円~といったところ。上位グレードと比べれば相対的に安価で流通量も約440台と多めで、状態の良い物件を比較的手頃な価格で見つけやすいのが特徴です。

予算を抑えつつ大迫力のランクルに乗りたい人には、まさに狙い目のグレードといえます。
 

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トヨタ ランドクルーザー250(初代) × VX

オススメの選び方②:高級感を求めるなら最上位の「ZX」

ランドクルーザー250 ZX▲ランクル250の最上位グレードである「ZX」。精悍なプロジェクター式3眼LEDヘッドランプなどを採用

所有する満足感や高級感を求めるなら最上位グレード「ZX」一択です。

FJには設定のない「強力な2.8Lディーゼルターボエンジン」を搭載しており、力強い走りと優れた燃費性能を両立。足元には大迫力の20インチアルミホイールを履き、内装も本革シートなど豪華絢爛。これぞランクルという所有欲を満たしてくれます。
 

ランドクルーザー250 ZX 内装▲運転席は8ウェイパワーシートで、助手席は4ウェイパワーシートが標準。さらにZXでは、パドルシフトやカラーヘッドアップディスプレイなども備わる

直近の中古車価格は総額800万円~。新車時より高値ですが、現在は新車の受注が停止していることもあって、中古車市場での人気はダントツです。

手放す際のリセールバリューも高値が期待できるため、トータルで見れば決して割高ではない選択肢といえるでしょう。
 

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トヨタ ランドクルーザー250(初代) × ZX
文/善福寺正文 写真/トヨタ
※記事内の情報は2026年6月27日現在のものです。

自動車ライター

善福寺正文

外資系消費財メーカー勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。

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