ノア、ステップワゴン▲2022年1月に発売された4代目トヨタ ノアと、2022年5月にデビューした6代目ホンダ ステップワゴン

ミドルサイズのミニバンを探しているなら、トヨタ ノア(4代目)とホンダ ステップワゴン(6代目)は有力な候補となるはず。共通点も多い両車ですが、実用面では相応の違いがあります。

この記事では、ノアとステップワゴンの特徴を徹底比較。価格や室内のサイズ、燃費など項目ごとに紹介します。
 

サクッとまとめ

【新車価格】ハイブリッド車同士で比べるとノアは約326万円~、ステップワゴンは約394万円~
【室内空間】ステップワゴンの方が広いが、2列目の快適さならノア
【装備】先進安全装備はどちらも充実。運転・駐車支援はノアの方が高機能
 

 

ノアとステップワゴン、どっちがいい? 特徴を徹底比較

最初にノアとステップワゴンの特徴を大まかにチェックしておきましょう。
 

項目 ノア ステップワゴン
価格 ハイブリッド車のみで約326万円~ ガソリン車で約335万円~。ハイブリッド車で約394万円~
維持費 維持費は控えめ ガソリン車はやや高い。ハイブリッド車は標準的
サイズ 全高が高い 全長と全幅が大きい
室内 2列目の快適さを重視 広さと使い勝手を重視
装備 安全装備が高性能 空調関係の装備が豊富
走り 運転好きも楽しめる 家族にとって乗り心地がよい
項目 ノア ステップワゴン
価格 ハイブリッド車のみで約326万円~ ガソリン車で約335万円~。ハイブリッド車で約394万円~
維持費 維持費は控えめ ガソリン車はやや高い。ハイブリッド車は標準的
サイズ 全高が高い 全長と全幅が大きい
室内 2列目の快適さを重視 広さと使い勝手を重視
装備 安全装備が高性能 空調関係の装備が豊富
走り 運転好きも楽しめる 家族にとって乗り心地がよい

注目したいのは、室内空間の違い。ノアは快適さ、ステップワゴンは広さや使い勝手を重視しています。

また、ファミリーカーにおいて重要な安全装備はノア、長距離ドライブにおける乗り心地のよさはステップワゴンが有利。つまり、「何を最重要するか」によって選ぶべき車が変わってくるのです。
 

ステップワゴン▲ボディがスクエアなステップワゴンは室内が開放的。さらに、荷物をたっぷり積めるのも特徴

ノアとステップワゴンは、どんな人に向いている?

ではノアとステップワゴンは、それぞれどんな人に向いているのでしょうか? 代表的なタイプを紹介します。
 

ノアが向いている人

  • 2列目に乗る家族の快適さを最優先に考えている人
  • 購入費用や維持費を抑え、その分を生活費や家族のために使いたい人
  • キャンプや雪道でもアクティブに使いたい人

ステップワゴンが向いている人

  • 長距離ドライブが多い人
  • 趣味や子どもの習い事などで、荷物をたくさん載せたい人
  • 家族の車酔いが気になる人

そうはいっても、どちらもファミリーカーとして優秀です。ともに7人乗りと8人乗りが用意されており、様々な家族構成・用途に対応してくれます。デザイン重視で選んだとしても、後悔することはないでしょう。
 

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トヨタ ノア(4代目)

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ホンダ ステップワゴン(6代目)
 

価格:全体的にノアの方がお手頃

まずは両車の価格を詳細にチェックしていきましょう。新車販売中のモデルにおける、通常グレードで比べてみます。

ノアの新車販売価格

パワートレイン グレード 2WD 価格 4WD 価格
ハイブリッド車 S-X 326万1500円 351万4500円
S-G 370万400円 395万3400円
S-Z 405万6800円 430万9800円
パワートレイン グレード 2WD 価格 4WD 価格
ハイブリッド車 S-X 326万1500円 351万4500円
S-G 370万400円 395万3400円
S-Z 405万6800円 430万9800円
※特別仕様車・福祉車両などは除く(以下同)

ノアは2026年5月の改良によって後期型になり、グレード構成が変更。全車エアロ仕様&ハイブリッド車(福祉車両を除く)になりました。

前期型で設定されていた標準仕様とガソリン車が廃止されていますが、ハイブリッド車の4WDが引き続き用意されているのは、ステップワゴンとの大きな違いです。
 

ノア▲エアロ仕様では見た目に大きな変化はないものの、フロントグリルまわりのデザインが変更。後期型(左)はボディ同色であるのに対し、前期型(右)はクロームメッキ

対するステップワゴンはガソリン車とハイブリッド車の両方を用意し、標準仕様の「エアー」とエアロ仕様の「スパーダ」がラインナップされています。

ステップワゴンの新車販売価格

パワートレイン グレード FF 価格 4WD 価格
ガソリン車 エアー 334万8400円
エアー EX 354万3100円 376万3100円
スパーダ 360万3600円 382万3600円
スパーダ プレミアムライン 387万3100円 406万3400円
ハイブリッド車 e:HEV エアー EX 393万8000円
e:HEV スパーダ 399万8500円
e:HEV スパーダ プレミアムライン 426万8000円
e:HEV スパーダ プレミアムライン ブラックエディション 440万6600円
パワートレイン グレード FF 価格 4WD 価格
ガソリン車 エアー 334万8400円
エアー EX 354万3100円 376万3100円
スパーダ 360万3600円 382万3600円
スパーダ プレミアムライン 387万3100円 406万3400円
ハイブリッド車 e:HEV エアー EX 393万8000円
e:HEV スパーダ 399万8500円
e:HEV スパーダ プレミアムライン 426万8000円
e:HEV スパーダ プレミアムライン ブラックエディション 440万6600円

最安値はステップワゴンの「エアー」ですが、こちらはノアには設定がないガソリン車。ハイブリッド車のエアロ仕様・2WDで比べると、ノアの「S-X」はステップワゴンの「e:HEV スパーダ」より約74万円も安くなっています。

新車のミニバンを安く手に入れたい、特にハイブリッドが良いなら、ノアはかなり魅力的でしょう。
 

田端邦彦

著者・田端邦彦どちらも乗車定員は7名乗りが基本。8名乗りはノアならS-XとS-G、ステップワゴンならエアー EXとスパーダのハイブリッド車、またはガソリン車の4WDで選べます。ただ、ステップワゴンの8名乗りはオプション扱いで、+2万2000円かかるので要注意です。

中古車価格もノアの方がリーズナブル

続いてノアとステップワゴンの中古車価格も見ていきましょう。原稿執筆時点における車両価格帯をまとめてみました。

対象としたのは、どちらも現行世代全体であり、前期型ノアのガソリン車なども含んでいます。
 

車名 仕様 パワートレイン 価格
ノア 標準仕様(X/G/Z) ガソリン車 150万~670万円
ハイブリッド車 185万~550万円
エアロ仕様(S-X/S-G/S-Z) ガソリン車 190万~580万円
ハイブリッド車 230万~580万円
ステップワゴン 標準仕様(エアー系) ガソリン車 290万~640万円
ハイブリッド車 220万~495万円
エアロ仕様(スパーダ系) ガソリン車 310万~655万円
ハイブリッド車 240万~490万円
車名 仕様 パワートレイン 価格
ノア 標準仕様(X/G/Z) ガソリン車 150万~670万円
ハイブリッド車 185万~550万円
エアロ仕様(S-X/S-G/S-Z) ガソリン車 190万~580万円
ハイブリッド車 230万~580万円
ステップワゴン 標準仕様(エアー系) ガソリン車 290万~640万円
ハイブリッド車 220万~495万円
エアロ仕様(スパーダ系) ガソリン車 310万~655万円
ハイブリッド車 240万~490万円
※ノアのエアロ仕様のガソリン車はS-GとS-Z。S-Xは未設定

最も安いのはノアのガソリン車で、次いでハイブリッド車。ステップワゴンは流通台数の関係かガソリン車よりハイブリッド車の方が低価格帯で狙える傾向が見てとれます。
 

田端邦彦

田端邦彦ただ、物件の程度は様々で、多走行車や登録済未使用車も含まれています。価格帯は参考程度と考えましょう。

 

維持費:ハイブリッド車なら燃費の差でノアが安い

両車の維持費も気になるところでしょう。メンテナンス代などは車の使い方によって大きく異なるため、ここでは自動車にかかる税金と燃料代の合計金額をそれぞれ試算しました。
 

項目 ノア ステップワゴン
ハイブリッド車 ガソリン車 ハイブリッド車
自動車税 3万6000円 3万500円 3万6000円
自動車重量税 1万円 1万6400円 1万円
燃料代 3万5693~3万8968円 6万4357~7万206円 4万2904~4万3565円
合計 8万1693~8万4968円 11万1257~11万7106円 8万8904~8万9565円
項目 ノア ステップワゴン
ハイブリッド車 ガソリン車 ハイブリッド車
自動車税 3万6000円 3万500円 3万6000円
自動車重量税 1万円 1万6400円 1万円
燃料代 3万5693~3万8968円 6万4357~7万206円 4万2904~4万3565円
合計 8万1693~8万4968円 11万1257~11万7106円 8万8904~8万9565円
※ガソリン代は、ガソリン価格を経済産業省資源エネルギー庁の調査結果(2026年7月6日時点)の169.9円/Lを使用。年間走行距離を5000kmと想定し、燃費は新車販売中モデルにおけるWLTCモード燃費を元に下限と上限で計算
※自動車重量税は継続車検時。通常は車検時に2年分をまとめて払うが、1年分に換算

ステップワゴンはガソリン車のエンジン排気量がハイブリッド車より小さいため、自動車税額が安くなっています。

ただ、維持費が抑えられるのは重量税と燃料代が安いハイブリッド車で、燃費性能の差でノアの方が低コストです。
 

パワートレイン 駆動方式 ノア ステップワゴン
ガソリン車 2WD 13.2~13.1km/L
4WD 12.1~12.2km/L
ハイブリッド車 2WD 23.4~23.8km/L 19.5~19.8km/L
4WD 21.8~22.1km/L
パワートレイン 駆動方式 ノア ステップワゴン
ガソリン車 2WD 13.1~13.2km/L
4WD 12.1~12.2km/L
ハイブリッド車 2WD 23.4~23.8km/L 19.5~19.8km/L
4WD 21.8~22.1km/L

前述したとおり、ノアは購入費用も安いため、「車にかかるコストを抑えて、その分を生活費や家族のために使いたい」という思いに応えてくれます。
 

田端邦彦

田端邦彦しかも新車購入時の税額もノアの方がリーズナブル! 新車登録時の自動車重量税が軽減される「エコカー減税」は、ステップワゴンのハイブリッド車が25~50%減税なのに対して、ノアは50~100%減税となっています。

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室内:広さはステップワゴン、2列目の快適さはノア

室内はステップワゴンの方が広くなっています。特に室内高は現行の国産ミドルサイズミニバンでトップクラスです。
 

項目 ノア ステップワゴン
室内長 2805mm 2845mm
室内幅 1470mm 1545mm
室内高 1405mm ガソリン車:1425mm
ハイブリッド車:1410mm
項目 ノア ステップワゴン
室内長 2805mm 2845mm
室内幅 1470mm 1545mm
室内高 1405mm ガソリン車:1425mm
ハイブリッド車:1410mm

さらに、2列目キャプテンシートはスライド量も大きく、ガソリン車の「エアー」を除いた7名乗りにオットマンが標準装備されています。
 

ステップワゴン 内装▲ステップワゴンの2列目シートのスライド量は超ロング。左右のシートを内側に寄せた場合は780mmも移動する

対するノアの2列目キャプテンシートは肩まわりの空間に余裕があります。左右の席間を維持したまま、745mmもスライド可能。前後左右のゆとりを確保できます。

さらにテーブルがシートバックに備わるステップワゴンとは異なり、折りたたみサイドテーブルを採用。ロングスライド状態でも使えます。

オットマンこそ上級グレードのオプション装備となりますが、2列目シートの総合的な快適さはノアの方が上でしょう。
 

ノア 内装▲ノアの2列目キャプテンシートは中央スペースが広いのも特色。3列目にもウォークスルーしやすい

シートアレンジが多彩なのはステップワゴン

ステップワゴンのシートは仕掛けが満載です。レバーひとつで2列目を前後左右に移動できる機構、3列目を床下格納できる機構は秀逸。乗車人数や家族構成に合わせて自在にアレンジできます。

対するノアは3列目が左右に跳ね上げる方式。簡単かつ軽い力で格納・展開できますが、アレンジが多彩な分、室内の使い勝手はステップワゴンの方が優れているといえるでしょう。
 

ステップワゴン アレンジ▲例えば、ステップワゴンなら左右非対称のこんなアレンジも可能。様々なシーンに対応できる

荷室容量はステップワゴンに軍配。ただ、どちらも十分以上

荷室はステップワゴンの方が大きめ。ただ、ノアの容量も十分以上です。
 

項目 ノア ステップワゴン
3列目使用時 298L 379L
3列目格納時 7人乗り:1243L
8人乗り:1120L
1395L
項目 ノア ステップワゴン
3列目使用時 298L 379L
3列目格納時 7人乗り:1243L
8人乗り:1120L
1395L

3列目を常に使う方は少ないと思うので、基本的には3列目を格納しているはず。格納時の容量はどちらも1100Lを超えているので、4人家族ならキャンプなどのレジャーでも困ることは少ないでしょう。

3列目使用時の荷室容量もステップワゴンの方が上ですが、見逃せないのはノアの荷室床下に備わる「スーパーラゲージボックス」。フル乗車の場合は、ノアの方が背の高い荷物を積みやすくなっています。
 

田端邦彦

田端邦彦なおテールゲートの開閉は、ステップワゴンの方が便利。ノアは手動でドアを任意の位置に止められる「フリーストップバックドア」が標準装備されていますが、ステップワゴンは停止位置を記憶できるパワーテールゲートがほぼ全車に備わり、楽に開閉できます。

 

サイズ:ステップワゴンの方が僅差で全体的に大きい

ボディサイズはステップワゴンの方が大柄。背はノアの方が高くなっていますが、全長と全幅はステップワゴンの方が上回ります。
 

項目 ノア ステップワゴン
エアー系 スパーダ系
全長 4695mm 4800mm 4830mm
全幅 1730mm 1750mm
全高 2WD車:1895mm
4WD車:1925mm
2WD車:1840~1845mm
4WD車:1855mm
項目 ノア ステップワゴン
エアー系 スパーダ系
全長 4695mm 4800mm 4830mm
全幅 1730mm 1750mm
全高 2WD車:1895mm
4WD車:1925mm
2WD車:1840~1845mm
4WD車:1855mm

しかし違いは僅差。しかも最小回転半径はステップワゴンが5.4m(プレミアムラインは5.7m)、ノアが5.5mとほとんど差がありません。

そのため、狭い道での取り回しや車庫入れなどで違いを感じることはないでしょう。
 

ノア、ステップワゴン▲どちらも大きめだが、運転のしやすさは◎。ただ、ノア(左)は背が高いので見晴らしが良く、ステップワゴン(右)は前方視界が広いので車両感覚をつかみやすい

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トヨタ ノア(4代目)

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ホンダ ステップワゴン(6代目)
 

装備:快適装備は同程度。空調はステップワゴンが優位

快適装備はどちらも申し分ありませんが、グレードによる傾向は明確に異なります。ノアは上級グレードの装備・オプション、ステップワゴンは中級グレード「エアー EX」以上の装備が豊富です。

また、装備内容には多少の違いがあります。両車の特徴となる装備は次のとおりです。
 

車名 違いとなる装備
ノア ・快適温熱シート
・2列目サイドテーブル
・ハンズフリー両側パワースライドドア
・アクセサリーコンセント(AC100V/1500W電源)
ステップワゴン ・PTCヒーター
・2列目オットマン
・パワーテールゲート
・3列目USBチャージャー
車名 違いとなる装備
ノア ・快適温熱シート
・2列目サイドテーブル
・ハンズフリー両側パワースライドドア
・アクセサリーコンセント(AC100V/1500W電源)
ステップワゴン ・PTCヒーター
・2列目オットマン
・パワーテールゲート
・3列目USBチャージャー
※ノアの快適温熱シートはS-Zに設定。ハンズフリー両側パワースライドドアはS-ZとS-Gのオプション装備。アクセサリーコンセントはハイブリッド車に採用
※ステップワゴンのPTCヒーターはハイブリッド車に採用。2列目オットマン、パワーテールゲート、全席USBチャージャーはエアー以外に装備

このような違いはあるものの、どちらも高水準で実力は拮抗しています。ただ、空調装備においてはステップワゴンが優位です。

ノアでは「S-Z」のみに設定されるゾーン別エアコンが、ステップワゴンではエアーを除く全車に標準装備。他にもハイブリッド車にはコールドスタート時の暖房を素早く効かせる「PTCヒーター」などが備わっています。
 

Honda コネクトナビ▲ステップワゴンにはPM2.5などの微小粒子物質をフィルターで浄化するシステムも装備。車内の清浄度はエアコンパネルや「Honda コネクトナビ」などに表示される

安全装備はノアの方がより高機能

先進安全装備はどちらもハイレベル。以下が両車に共通の予防安全機能・運転支援機能となっています。
 

両車に共通する安全装備

  • 衝突被害軽減ブレーキ
  • 車線維持支援
  • 踏み間違い防止機能
  • 標識検知機能
  • 全車速追従機能付きクルーズコントロール

ただ、細かく仕様を比べるとノアの方が優れています。例えば、ステップワゴンは後退時に車両が接近すると警告するだけですが、ノアは歩行者も検知し、必要に応じて自動ブレーキが作動します。

また、運転・駐車支援機能もノアの方が高機能。レーンチェンジアシストなどの運転支援に加え、オプションでトヨタ チームメイトの「アドバンスト パーク(リモート機能付き)」や「アドバンスト ドライブ(渋滞時支援)」も選べます。運転に不慣れな人でも安心でしょう。
 

 

走り:家族にとって乗り心地がよいのはステップワゴン

家族の乗り心地を最優先とするなら、ステップワゴンがベターです。重心を低く抑え、高速道路でも安定して走れます。また、どの席に座っても視界が広く、車酔いを防ぐための工夫が何重にも施されているのもポイント。家族との長距離ドライブに適しています。

対するノアは、ステップワゴンよりキビキビしているのが特徴。乗り味はどちらかというとオーソドックスですが、ドライブモードに「POWER」を用意するなど、運転を積極的に楽しめます。また、前述した運転支援機能によって運転の負担を軽減できるのも美点です。
 

ノア▲安定感と軽快さを両立したノア。4WD車のドライブモードには「SNOW EXTRA」があるから雪道も安心
 

最後にノアとステップワゴンの選び方をチェック

ノアとステップワゴン、どちらが自分のライフスタイルや好みに合っているか分かったところで、具体的な選び方を検討していきましょう。

新車だけでなく、中古車を含めて比較検討すると選択肢が大きく広がります。人気車だけあり、両車とも中古車の流通量は豊富。予算や好みに合わせた物件が選びやすくなっています。
 

田端邦彦

田端邦彦中古車なら購入費用を抑えたり、同じ予算でより上位のグレードを選べたりすることができます。また、ノアのガソリン車など、新車では選べないグレード・仕様を手に入れられるのもメリットです。

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トヨタ ノア(4代目)

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ホンダ ステップワゴン(6代目)
 

「ノア」のオススメの選び方

ノア▲前期型ノアの標準仕様。後期型のエアロ仕様と同様、ボディ同色のグリルなので、逆に新しく見えるかも

ノアの中古車流通台数は約1900台。パワーユニット別ではハイブリッド車が約6割と主流です。中古車の平均総額は375万円前後となっています。

また、原稿執筆時点では中古車の大半が前期型で、ガソリン車や標準仕様を含めた幅広い選択肢の中から選べるのも利点。ラインナップは異なるものの、使い勝手や安全性能などは前期型と後期型で大きな違いがありません。
 

項目 前期型 後期型
パワートレイン 2L ガソリンエンジン
1.8L ハイブリッド車
1.8L ハイブリッド
仕様 標準仕様
エアロ仕様
エアロ仕様
グレード X/G/Z(標準仕様)
S-G/S-Z(エアロ仕様)
S-X/S-G/S-Z(エアロ仕様)
項目 前期型 後期型
パワートレイン 2L ガソリンエンジン
1.8L ハイブリッド車
1.8L ハイブリッド
仕様 標準仕様
エアロ仕様
エアロ仕様
グレード X/G/Z(標準仕様)
S-G/S-Z(エアロ仕様)
S-X/S-G/S-Z(エアロ仕様)

オススメは2つあり、1つ目は前期型のガソリン車である「S-G」。中古車価格は低めでありながら、助手席側の電動スライドドアなどを備え、子どもの送迎といった用途にもピッタリです。中古車流通量も比較的多く、探しやすくなっています。

2つ目は、ハイブリッド車の「S-Z」。快適温熱シートをはじめとする豪華装備に加えて、燃費性能も走行性能も一級品。ノアの特徴である快適さと運転の楽しさを堪能できます。
 

前期型ガソリン車「S-G」を中古車で選ぶ際のポイント

中古車流通台数は約160台。価格帯は総額でおおむね230万~約395万円。走行距離3万km以下の物件でも総額280万円前後から購入圏内となります。

中古車選びで注視したいのは、オプション装備であった両側電動スライドドア。子どもが小さいなら、ドアの下部からせり出す「ユニバーサルステップ」が備わっていると、なお良いでしょう。
 

▼検索条件

トヨタ ノア(4代目) × S-G

ハイブリッド車の「S-Z」を中古車で選ぶ際のポイント

中古車流通台数は約860台とかなり豊富。価格帯は総額で約280万~約570万円で、走行距離3万km以下の物件が総額350万円前後から見つかりやすくなります。

確認しておきたい装備は、パノラミックビューモニターやアドバンストパークなどの駐車支援機能。車庫入れに不安のある人は要チェックです。
 

▼検索条件

トヨタ ノア(4代目) × ハイブリッド S-Z
 

「ステップワゴン」のオススメの選び方

エアーとスパーダ▲左からエアーとスパーダ。エクステリアの主な違いはバンパーとグリル

ステップワゴンも中古車流通台数は約1680台で、平均総額は約390万円前後。仕様別で見ると「スパーダ」が約7割を占め、パワーユニット別ではハイブリッド車が7割強となっています。

価格重視で選ぶなら、2025年4月まで設定されていた「e:HEV エアー」です。前述したとおり、中古車市場ではガソリン車よりハイブリッド車の方が安く、中でもエアーは手頃。装備は簡素ですが、両側電動スライドドアなどは装備し、普段使いでは不足なしでしょう。

快適さを重視するなら、イチオシは「e:HEV スパーダ プレミアムライン」。1列目&2列目のシートヒーターなどフル装備で、どの席でも居心地抜群です。中古車流通量も多く、選びやすいのもうれしいところです。
 

「e:HEV エアー」を中古車で選ぶ際のポイント

中古車流通台数は約50台で、価格帯は総額で約235万~約440万円。総額320万円前後から走行距離3万km以下の物件を探しやすくなっています。

メーカーオプションはほとんど用意されていなかったので、装備面はさほど気にする必要はなく、価格や走行距離などを基準に選ぶと良いでしょう。
 

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ホンダ ステップワゴン(6代目)× e:HEVエアー

「e:HEV スパーダ プレミアムライン」を中古車で選ぶ際のポイント

中古車流通台数は約270台。価格帯は総額で約255万~約495万円です。ボリュームゾーンは総額350万~約495万円で、走行距離3万km以下の物件は総額360万円前後から見つけやすくなります。

フル装備のグレードで、オプション装備の違いはほとんどありません。ただ、2025年5月の改良以前の物件には、接近車両を警告する「後退出庫サポート」やパワーテールゲートのメモリー機能などは備わっていないので、装備にこだわるなら注意しましょう。
 

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ホンダ ステップワゴン(6代目) × e:HEV スパーダ プレミアムライン
文/田端邦彦 写真/トヨタ、ホンダ
※記事内の情報は2026年7月7日時点のものです。
田端邦彦(たばたくにひこ)

自動車ライター

田端邦彦

自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。

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