『ナニコレ!?』日産自動車にて特注製作されたガゼール、その正体は……!?
2018/12/15
カーセンサーnet上には40万台以上の物件が掲載されている。物件チェックを日課とする筆者が、その中から偶然見つけた「なんだこの中古車は!!」という物件を紹介しよう!

純正では存在しないオープン仕様のガゼール
「おっ! ガゼール、懐かしい!」なーんて思いながら物件をクリックしてみると、なんだか様子がおかしいことに気づいた。
ガゼールには純正として存在しなかったはずのオープン仕様ではないか!
販売店のコメントには「日産自動車にて特注製作」という気になる文言がある……。
さらに写真をクリックしてみると、センターコンソール部分には自動車電話と思しき物体が装備されている。



これは……!?
もしや刑事ドラマ「西部警察」で木暮課長(故・石原裕次郎)が乗っていた車ではないか??
若い読者はご存じないかもしれないが、西部警察は1979年から1984年にかけてテレビで放送され一世を風靡した刑事ドラマシリーズだった。
もうあんなすごい番組は二度とできないかもしれない。
というのも毎回、豪快な爆破のシーンは欠かせなかったし、一話のエピソードで大破させる車両の数は平均で20台、シリーズで合計4600台強を破壊している、というから驚きだ!
もとい。
ガゼールのデビューは1979年のことで、3代目シルビアの姉妹車という位置づけだった。
メカニズムは共通で内外装に差異が設けられていた。
この差異は販売店の違いにあった。
具体的にはシルビアはサニー店が取扱い、ガゼールはローレル店の取扱い、となっていたのだ。
さて、当該車両、グレードの表記はないが1982年式で、2L エンジンに5速MTが組み合せられている。
センターコンソールのシフトノブ付け根部分に目をやるとドライブコンピューターの操作パネルが見える。
あの頃のキャッチコピーは“未来から大股でやってきた”が最も有名だが、このオンボードコンピューターを指して“カー・エレクトロニクス搭載。
あなたの指令を待っている”というのもあった。
もはや「なんじゃらほい」といった世界観だが国産車としては初搭載だったし、そんな時代を経て今の日本があるのだ。
ちなみにオンボードコンピューターは、最上級グレードの「2000XE-II」に搭載されていた。
これまた小暮課長の車両と同じ……。
しかし、オンボードコンピューターとはトリップメーターと連動した計算機にすぎなかった(笑)。
でも、ガジェット好きにはたまらないデザインだったのも事実。


この車を買ったなら、もう木暮課長になりきるしかない!
ドアを開けずに飛び乗るシーン……。筆者は子供だったが鮮明に覚えている。
少しでも気になったら、すぐに在庫の有無をチェックしてみてほしい。
それにしても奥が深いぜ、中古車!
あわせて読みたい
ディーゼル車とは? ガソリン車との違いやメリット・デメリット、人気中古車ランキング一覧TOP10を紹介!
4WD(四輪駆動)とは? オススメ車種一覧15選、2WDとの違いやメリットを解説!
マツダ新型CX-80&CX-60の内装が素敵すぎるが「イケてるインテリアのSUV」は他にもある!オススメ5選を紹介
R33スカイラインGT-Rの中古車価格約870万円に絶望した人に贈る「半額くらいで買えるコレ、代わりにどうですか?」5選
熱く盛り上がる旧車業界! AE86やケンメリ、ハコスカ、RX-7など昭和の名車に注目するファン層が拡大している!?
6人乗りの車一覧オススメ15選|ファミリーカー向けSUVやミニバン・バン、オシャレなモデルも紹介!
ミニバンとは? どんな意味? 種類やオススメ車種、人気ランキングまで紹介
スライドドアSUVが欲しい人にオススメ15選|選択肢は「ファミリーカー向けSUV」か「SUV風スライドドア搭載車」!
やっぱり大阪は個性的なカスタムがいっぱい!?【大阪オートメッセ2025】
日産 GT-Rってどんな人が買ってる? 日本一中古R35 GT-Rを販売(しかも7年連続)したディーラーに売れているワケや購入時の注意点を聞いてきた!