CLAシューティングブレイク ▲スポーツ感とエレガンスさを兼ね備えたメルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク(2代目)

ワゴンでもクーペでもない! 所有欲をかきたてる特別感アリのクールなシルエット

「いつかはベンツを!」や「そろそろベンツにステップアップしたい!」など、“ネクストベンツユーザー”にオススメなのが、今回紹介するメルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク(2代目)。

モダンラグジュアリーを感じるベンツらしいフォルムは、眺めているだけで所有欲をかきたててくれそうですね。

デザインコンセプト「センシュアルピュアリティ(官能的純粋)」に基づき、ラインやエッジを抑えたエクステリアと、高い質感のインテリア。そして、ボディサイズ拡大により居住性&積載性を向上させたのが、2代目メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレークなのです。

見た目だけでなく、対話型インフォテインメントシステム「MBUX」や、Sクラス同等の最新安全運転支援システムなど、装備も充実。フルモデルチェンジにより、さらなるユーザビリティを実現した1台と言えます。
 

“CLAシューティングブレイク”▲流麗かつ力強さをシンプルな造形で表現した2代目

そんなメルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク(2代目)は新車価格600万円以上の高級車ですが、中古車であれば現在総額250万円から購入可能なのです。

とはいえ、同モデルには年式とグレードが様々な存在します。まずはモデル概要を確認しつつ、中古車状況をチェック。お得な狙い方やオススメのグレードを見ていきましょう。
 

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メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク(2代目)
 

モデル概要:初代から人気のプレミアムワゴンがさらに進化した2代目

メルセデス・ベンツ CLAの5人乗り5ドアステーションワゴンタイプとして、2015年から日本での国内流通がスタートしたメルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク。

フルモデルチェンジを受けた2代目は、2019年8月に国内での発売が開始されました。

ボディサイズは、全長4688mm×全幅1830mm×全高1442mm。ベンツのCクラスワゴン(全長4785mm×全幅1820mm×全高1455mm)とほぼ変わらないサイジングとなっています。ただCLAシューティングブレークは、全高を低くすることで、よりロー&ワイドなプロポーションが強調されています。
 

“CLAシューティングブレイク”▲2015年6月~2019年7月まで生産された初代。写真はオレンジのアクセントを随所に配した特別使用車

エクステリアは、流麗なルーフラインを先代から受け継ぎながらも洗練されたデザインを反映。「シャークノーズ」と称される前傾したフロントノーズやシャープな前後ライトなど、新世代を象徴するフォルムも印象的です。
 

また、エレガンスと若々しさを両立するインテリアデザインもアップデート。

立体的な造形の中に、シンプルで美しいディスプレイやジェットエンジンのタービン型エアアウトレットを配置。操作性に優れたステアリングに加え、ドライバーを包み込み長距離移動でも快適な座り心地のシートも魅力のひとつです。
 

“CLAシューティングブレイク”▲2025年6月に追加されたラインナップ「アーバン スターズ」のコックピット。快適なドライビングをサポートしてくれるワイドディスプレイを配置

さらに、「ハイ、メルセデス」と呼びかけると車両設定や目的地設定ができる対話型インフォテインメントシステム「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」を採用。

使いやすさを追求したインターフェイスに、最新の運転支援システムなどの機能も充実しています。
  また、細かなマイナーチェンジを繰り返し、2024年には指紋認証により安全性を高めるシステムが組み込まれ、2025年には「アーバン スターズ」というグレードが追加されました。

スタイリッシュなデザインとワゴンの実用性を兼ね備えた汎用性の高いモデルと言えるでしょう。
 

“CLAシューティングブレイク”▲メルセデス・ベンツ シューティングブレーク CLA200d アーバンスターズ

これが、メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレークの大まかなモデル概要となります。
 

 

中古車状況:直近約1年間で約50万円の大幅ダウン。流通量も安定!

メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレークの中古車市場における平均価格は、2024年10月時点で434万円。

そして、2025年に入り300万円台に突入後も下降し続け、同年11月時点では約384万円となり、約1年で約50万円の大幅ダウンを記録。まさに今が購入の狙い目と言えます。

“CLAシューティングブレイク”


延べ流通台数は2025年を通して200台以上と安定しており、どのグレードも比較的選びやすい状況です。

実際に市場を見てみると、走行距離4万km程度の車両が総額約250万円から見つけられるようになっており、「アンダー350万円程度のベンツ」をお探しの方も比較的選びやすいモデルと言えるでしょう。
 

“CLAシューティングブレイク”

中古車市場を確認したところで、次章で具体的にオススメのグレードをチェックしていきましょう。
 

 

オススメ①:価格重視で選ぶなら、総額250万円からのCLA200d AMGライン ディーゼルターボ

CLAシューティングブレーク(2代目)の中古車は総額200万円前半でもわずかに流通しています。

ただし、これらは走行距離が多い傾向にあるため、価格重視であってもオススメできるゾーンは総額250万円~となります。

そしてこの価格帯で特に選択肢が多く、ぜひとも推したいのが「CLA200d AMGライン ディーゼルターボ」です。

CLA200d AMGライン ディーゼルターボは、心臓部に2L直4クリーンディーゼルターボを搭載し、最高出力150ps・最大トルク320N・mを発揮。ディーゼルならではの街乗りでの軽快さとラグジュアリーな乗り味を両立しています。
 

“CLAシューティングブレイク”▲カラーも定番色に加え、ジュピターレッド(写真)、サンイエロー、デニムブルーなどあり

CLAシューティングブレーク CLA200d AMGライン ディーゼルターボ系(CLA200d AMGラインパッケージ ディーゼルターボなども含む)のカーセンサーnet掲載台数は、現在約105台。そのうち総額250万~350万円の価格帯が約40台あります。

この範囲であれば、走行距離4万km台やそれ以下の個体もあり、比較的良好なコンディションの物件に出合える可能性も高いと言えます。

ただその際に注意したいのが、「安さ」や「走行距離」ばかりに気を取られないこと。細かな傷や前オーナーの扱い、整備履歴などをきちんとチェックしながら物件選びを行いましょう。
 

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メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク(2代目)×CLA200d AMGライン ディーゼルターボ系×総額250万~350万円
 

オススメ②:もう少し予算プラスできるなら、走りが魅力の「CLA250 4マチック」も狙える!

「CLAシューティングブレークが総額250万円から狙える」のはかなり魅力的ですが、実は上級モデルの「CLA250 4マチック」のグレードも200万円台とはいかずとも、300万円台前半の価格帯で見つけることができるのです。

まずは特徴ですが、「CLA250 4マチック」とは、メルセデス・ベンツ独自の四輪駆動システム「4マチック」を搭載したグレードです。これにより、どのような路面状況でも高いグリップ力と優れた走行安定性を発揮し、スポーティな走りを実現しています。

パワフルな2L直列4気筒ターボエンジンは、十分な最高出力と最大トルクを発生させ、力強くスムーズな加速も魅力的。運転のしやすさやハンドリングの良さも相まって、高い評価を得ているモデルです。
 

“CLAシューティングブレイク”▲上級モデル「CLA250 4マチック」

そんな「CLA250 4マチック」ですが、現在約10台ほどが掲載されており、300万円台前半が相場。一部200万円台の物件も見受けられますが、こちらは前述したとおり、コンデションや整備履歴などは特に要確認です。

流通量が少ないため、予算に加えてタイミングなども要素として大きく関わってくるグレードではありますが、前述のCLA200d AMGライン ディーゼルターボよりもさらに魅力いっぱいのドライビングを楽しめるので、走り重視の方は狙ってみても損はないでしょう。

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メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク(2代目)×CLA250 4マチック 4WD
 

オススメ③:スポーティな見た目にこだわるなら2023年9月以降の後期型

元々、クーペのような美しいデザインが特徴のCLAシューティングブレーク。走行性能や乗り心地はもちろんですが、上品さを醸しつつも、力強さも表現されたフォルムに心をときめかせるファンも少なくありません。

ならば、2023年9月以降に生産された後期型モデルはどうでしょうか。このマイナーチェンジによって、よりスポーティなエクステリアデザインへと昇華されているのです。
 

“CLAシューティングブレイク”▲後期型では、ヘッドランプの形状がよりシャープに進化し、メルセデス・ベンツの新しいデザイン要素である「スターパターンフロントグリル」が採用された

フロントには、マットクロームの小さなスリーポインテッドスターが無数に散りばめられた「スターパターンフロントグリル」が採用され、ヘッドランプのデザインもよりシャープな印象に。

また、リアのテールランプのデザインも変更され、ダイナミックなイメージが高められています。

アップデートされたのはエクステリアデザインだけではありません。ナビシステムは、フラッグシップSクラスの最先端技術を導入し、「アダプティブハイビームアシスト」や360°カメラなどの採用により、安全性と快適性が向上しています。

そして、最高出力136psの1.3L直4ガソリンターボを搭載するFF車である「CLA180」には48V電気システムが搭載され、効率性、快適性、そして性能の向上が図られています。

後期型のオススメのグレードは、やはり選択肢の多さから前述でご説明したCLA200d AMGライン ディーゼルターボです。総額400万円台後半から低走行距離の物件が見つかります。

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メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク(2代目)後期型

以上を参考に、価格、走り、デザイン、それぞれ自分に合ったポイントで、お気に入りの1台を探してみてください。
 

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メルセデス・ベンツ CLAシューティングブレーク(2代目)
文/モリカワ カズノリ 写真/メルセデス・ベンツ
※記事内の情報は2025年12月4日現在のものです。
森川

ライター

モリカワ カズノリ

出版社と編集プロダクションを経て独立。雑誌や広告などの編集・執筆・企画を手がける。旅行からビジネス系まで幅広く対応。趣味はロングドライブ。愛車はジープ レネゲード。