【安っ!】こんな素敵な高級輸入SUVが200万円台で狙えるの? アウディ Q7のモデル概要、オススメの狙い方を解説
2026/02/20
▲新車では総額1000万円以上のプレミアムSUV「2代目アウディ Q7」が、中古車であれば総額200万円台前半から狙える模様。でも本当に買ってもOKなのか? モデル概要と狙い方を研究してみることにしましょう!「200万円台からOK」というのは確かに魅力的だが?
ポルシェ カイエンと基本設計を共有する2代目アウディ Q7は、SUVというものにサイズの大きさ(存在感&居住性)と十分以上のプレミアム性、そしてスポーティな身のこなしを求めたいのであれば、世界的に見ても有数の選択肢のひとつです。
きわめてプレミアムなSUVだけあって、新車を買うとなると軽く1000万円を超える総額が必要となる2代目アウディ Q7ですが、中古車であれば今、総額200万円台前半からでも狙える状況になっています。
とはいえ、「総額200万円台のQ7」というのは本当に“買い”なのでしょうか?
そのモデル概要を振り返るとともに、2代目アウディ Q7の上手な狙い方について研究してみることにしましょう。
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アウディ Q7(2代目)モデル概要:全長5m級の5人または7人乗りプレミアムSUV
2代目アウディ Q7は、日本では2016年3月に発売された全長5070mm×全幅1970mm×全高1735mmのラージサイズ・プレミアムSUV。
シート配列は2列・5人乗りが基本ですが、オプションとして3列・7人乗りの「7シーターパッケージ」も用意されました。
▲こちらが2代目アウディ Q7。写真は2020年7月までの前期型
▲大柄だが空力特性にも優れていて、最良グレードのCd値は0.31
▲前期型の運転席まわりはこのような世界観。フルデジタル式メーターパネル「アウディバーチャルコックピット」は3L車には標準装備で、2L車にもオプションとして設定された
▲大柄でプレミアムなSUVゆえ1列目と2列目の空間は十分以上に広く、使われている内装素材の質感も非常に高い。ただし「7シーターパッケージ」装着車の3列目は正直、決して広くはない上陸当初のパワーユニットは最高出力252psの2L直4ガソリンターボと、同333psとなる3L V6スーパーチャージドの2種類。トランスミッションはいずれも8速ATで、駆動方式は「クワトロシステム」と呼ばれるフルタイム4WD。前後の駆動トルクは前40:後60を基本に、状況に応じて70:30から15:85までの範囲で自動的に配分されます。そしてサスペンションは通常のコイルスプリング式に加えて、エアスプリングを用いた「アダプティブエアサスペンション」も選択可能でした。
安全装備はいずれのグレードも充実しており、追突回避や被害軽減を行う「アウディ プレセンスシティ」をはじめ、渋滞アシスト機能を備えた「アダプティブクルーズコントロール」、駐車時のステアリング操作を自動で行う「パークアシスト」等々は全車標準装備です。
▲エアスプリングを用いた「アダプティブエアサスペンション」もオプションとして設定された。エアサス装着車には後輪操舵の「オールホイールステアリング」も搭載されている2018年8月にはグレード名の変更を行い、2L直4ターボ搭載グレードは2.0 TFSIクワトロから「45 TFSI クワトロ」に、そして3L V6スーパーチャージドエンジン搭載グレードは3.0 TFSI クワトロから「55 TFSI クワトロ」に変わっています。
そして2020年8月にはマイナーチェンジを実施し、内外装デザインと変更するとともに、インフォテインメントシステムや先進安全装備の内容が向上。そしてパワーユニットも、それまでの3L V6スーパーチャージドから48Vマイルドハイブリッド機構付きの3L V6ターボ(最高出力340ps)に刷新されました。
▲デザイン変更と3Lエンジンの刷新が行われた2020年8月以降の世代その後は2023年9月に3L V6ディーゼルターボエンジン搭載グレードを追加し、2024年10月には再びボディ前後のデザインを小変更した――というのが、2代目アウディ Q7の大まかなモデル概要です。
中古車状況:流通量は横ばい傾向だが、平均価格はピーク時から約60万円ダウン
2024年1月から直近までの中古車平均総額の推移は、何度となくアップ&ダウンを繰り返しつつも、結論としてはおおむねきれいな下落トレンドを描いています。直近の支払総額は506.9万円で、2024年4月のピーク時と比べると約60万円ダウンしているということになります。
▲2025年2月~2026年1月までの平均総額推移そして中古車の延べ掲載台数は、ほぼ横ばいといえる「約180台」という数字が長らく続いている状況。それゆえ平均総額の比較的大きなダウンは、「何らかの事情により流通量が激増したから」などを理由とするものではなく、「単なる経年」が理由であると考えられます。
以上を踏まえて次章以降、2代目アウディ Q7のオススメグレードを具体的に検討してまいります。
オススメの狙い方①:価格重視なら、整備履歴良好な総額200万円台の2.0または3.0 TFSI クワトロ Sライン
現在、2代目アウディ Q7の中古車平均価格は約455万円ですが、そんな中でも約20台の中古車が、総額200万円台の価格で流通しています。
それら物件のすべてを「オススメである」とは申しませんが、「コンディションと整備履歴を十分に吟味したうえでならば、買ってもOK」と言うことはできます。
▲各部のコンディションと整備履歴を精査したうえであれば、総額200万円台の格安物件でもOK?現在、総額200万円台の予算で狙える2代目Q7はすべて改良前の初期モデル(2016年3月~2018年8月)で、グレード別の流通状況は下記のとおりです。
| グレード | 掲載台数 | 価格帯(総額) |
|---|---|---|
| 2.0 TFSI クワトロ | 約5台 | 総額220万~240万円 |
| 2.0 TFSI クワトロ Sライン | 約7台 | 総額240万~299万円 |
| 3.0 TFSI クワトロ | 約2台 | 総額250万~280万円 |
| 3.0 TFSI クワトロ Sライン | 約6台 | 総額240万~295万円 |
| グレード | 掲載台数 | 価格帯(総額) |
|---|---|---|
| 2.0 TFSI クワトロ | 約5台 | 総額220万~240万円 |
| 2.0 TFSI クワトロ Sライン | 約7台 | 総額240万~299万円 |
| 3.0 TFSI クワトロ | 約2台 | 総額250万~280万円 |
| 3.0 TFSI クワトロ Sライン | 約6台 | 総額240万~295万円 |
まず2L直4ターボの「2.0系」にするか、それとも3L V6スーパーチャージドの「3.0系」にするかという問題については、「どちらでもいい」というのが結論になります。
排気量の違いに基づく装備差はもちろんあるのですが、さほど劇的な違いではありません。また2L直4ガソリンターボエンジンでも、普通に走る分には特に非力さは感じないはずです。とはいえ「プレミアムSUVならではの余裕ある走り」を求めたい場合には、間違いなく3.0系がオススメとなるのですが。
▲2L直4ガソリンターボも決して悪くはないが、「いかにもプレミアムSUVらしい走行フィール」を求めたいのであれば、440N・mのビッグトルクを発生させる3L V6スーパーチャージドがオススメとなる次に「標準グレードにするか、それともSラインを選ぶか」という点に関しても、結論は「どちらでもいい」になります。Q7はアウディのフラッグシップSUVであるため、標準グレードに相当する2.0 TFSI クワトロまたは3.0 TFSI クワトロであっても、各種の装備は普通以上に充実しているからです。
しかしながら、Sライン特有のスポーティなインテリア&エクステリアに魅力を覚える人は多いでしょうし、流通量から見ても「Sラインの方が取捨選択を行いやすい」という傾向はあります。そのため、「どちらかといえばSラインがオススメ」ということにはなります。
▲スタイリッシュなスポーツシートなどが装着される「Sライン」。またSラインはエアサスも、スポーティな味付けの「アダプティブエアサスペンション スポーツ」になるとはいえ、それら以上に重視すべきは「物件のコンディション」です。
総額200万円台で狙える2代目アウディ Q7は、基本的には「走行7万~8万kmぐらい」というイメージになります。車のコンディションというのは走行距離だけで測れるものではないのですが、走行7万~8万kmぐらいというのは、どんな車においても「いろいろな消耗部品が要交換の時期を迎える最初のタイミング」に該当します。
そのため、それまでの間にロクな点検と整備を受けてこなかった個体は、このタイミングで一気にドドーンと消耗部品類を交換する必要が生じたりもします。そしてアウディ Q7というという車は輸入モノのプレムアムSUVですので、その部品代も必然的にプレミアム=高額です。
▲もともとは1000万円超級のSUVだけあって、外板パーツを含む様々な部品の単価は決して安くないというか、高い。それゆえどこか壊れた部位をちょっと修理するにも、けっこうなお金がかかるそのような事態を避けるためには、2016年か2017年ぐらいの初度登録から直近に至るまで、すべての車検整備をアウディの正規販売店で受けてきたことを確認できる中古車を選ぶのが、とりあえずは最も確実な手法です。
ユーザー車検などでは「まだいちおう壊れてないから、今回は交換なしで済ませよう」と思うような部品も、正規販売店の車検整備では「念のため」というニュアンスで、早め早めに交換される場合が多いもの。
そのため総額200万円台という、2代目アウディ Q7としては格安な価格帯に位置する物件であっても、正規販売店にて「念のため」の部品交換が確実に行われてきた個体であれば、相対的には安価なコスト(消耗部品交換費用)での維持が可能になるでしょう。
とにかく総額200万円台の予算で2代目Q7を狙いたい場合は、グレードうんぬん以上に「コンディションと整備履歴」を重視することが重要です。
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アウディ Q7(2代目)× 総額300万円未満オススメの狙い方②:高年式車狙いなら、総額500万円前後の55 TFSI クワトロ Sライン
2024年10月に2度目のデザイン変更を受けた後期型の中古車はまだ希少&高額です。
しかし、2020年8月に最初のマイナーチェンジを受けた中期型世代であれば、総額500万円前後の予算感にてコンディション良好な1台を見つけることができます。
▲2020年8月に最初のマイナーチェンジを受けた世代は、おおむねこのようなビジュアル2代目アウディ Q7は2020年8月にマイナーチェンジを行い、フロントグリルの形状をオクタゴン(八角形)に変更するとともに、インパネ中央には触覚によるフィードバック機能を備えた大型タッチスクリーンを上下に2つ配置。
また3L車のパワーユニットは、スーパーチャージャー付き3L V6から3L V6ツインスクロールターボに変更し、48Vのマイルドハイブリッドシステムを組み合わせることで高効率化を実現しています。
▲中期型の運転席まわり。タッチパネルを積極的に採用したことで、より未来的で洗練されたイメージに刷新されているそんな中期型の2代目アウディ Q7は、前述した3L V6ターボ+マイルドハイブリッドとなる「55 TFSI クワトロ」と、前期型同様の2L直4ターボに中期型のビジュアルと充実した装備を組み合わせた特別仕様車「45 TFSI クワトロ Sライン リミテッド」の2車種がターゲット。
現在、それぞれの中古車流通状況は下記のとおりです。
| グレード | 掲載台数 | 価格帯(総額) |
|---|---|---|
| 45 TFSI クワトロ Sライン リミテッド | 約12台 | 総額450万~590万円 |
| 55 TFSI クワトロ Sライン | 約22台 | 総額470万~910万円 |
| グレード | 掲載台数 | 価格帯(総額) |
|---|---|---|
| 45 TFSI クワトロ Sライン リミテッド | 約12台 | 総額450万~590万円 |
| 55 TFSI クワトロ Sライン | 約22台 | 総額470万~910万円 |
いずれのグレードも中古車価格は上下に幅広く、特に55 TFSI クワトロ Sラインの価格レンジはかなりワイドです。
しかし、45 TFSI クワトロ Sライン リミテッドで良しとする場合は総額480万円前後、3L V6ターボ+マイルドハイブリッドの55 TFSI クワトロ Sラインを狙いたい場合でも総額500万円前後にて、十分にコンディション良好な1台が見つかることでしょう。
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アウディ Q7(2代目)× 2020年8月以降~2024年9月生産モデルオススメの狙い方③:ディーゼルターボ狙いなら、総額700万円台または800万円台の予算感で
いささか高額にはなりますが、力強い3L V6ディーゼルターボエンジンを搭載するグレードも、中古車として検討することができます。
その中古車価格はもちろん物件により様々ですが、基本的には「720万円前後または860万円前後」というイメージになるでしょう。
▲モデルライフの途中から追加された3L V6ディーゼルターボエンジン搭載グレード2023年9月に追加された「50 TDI クワトロ」および「50 TDI クワトロ Sライン」は、最高出力272ps/最大トルク600N・mの3L V6ディーゼルターボエンジンを搭載する人気グレード。駆動方式とトランスミッションはガソリンターボ車と同様のクワトロシステム&8速ATです。
力強さと経済性、そして「高年式であること」が魅力となる2代目アウディ Q7のディーゼルターボエンジン搭載グレードを狙いたい場合は、下記の3カテゴリーが具体的なターゲットとなります。
中古車支払総額:670万~770万円 注目ゾーン:総額720万円前後
▲こちらが2023年9月から2024年9月までの50 TDI クワトロ Sライン2023年9月に追加され、2024年10月に車両前後のデザイン変更が行われるまでの世代がこのカテゴリーで、2代目Q7のディーゼルターボ車の中では最も安価な予算感で検討できます。
2024年10月以降の世代と比べると若干のビジュアル的な古さは感じますが、両者を直接見比べない限り、その「古さ」はほとんど検知できないはず。総額720万円付近にて、ちょうどいい感じの1台が見つかるでしょう。
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アウディ Q7(2代目)× 2016年3月~2024年9月生産モデル × 50 TDI クワトロ Sライン
中古車支払総額:840万~990万円 注目ゾーン:総額860万円前後
▲フロントマスクなどのデザインが変更された2024年10月以降の世代2024年10月に二度目のデザイン変更が行われ、フロントまわりのデザインを、アウディいわく「自信に満ちた印象」にしたのがこの世代。
パワーユニットなどは特に変更されていないため、相対的に割安な2024年9月までの「カテゴリー1」でも十分とはいえるのですが、「今っぽいビジュアル」にとことんこだわりたい人であれば、プラスαの予算を投じる価値はあるでしょう。総額860万円前後のゾーンで、十分に程度良好な1台が見つかるはずです。
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アウディ Q7(2代目)× 2024年10月以降生産モデル × 50 TDI クワトロ Sライン
中古車支払総額:720万~760万円
▲ディーゼルターボの特別仕様車である「ブラックスタイル プラス」。ボディカラーはグレイシアホワイトメタリックのみが用意されたこちらは2023年9月にディーゼルターボ車が追加された際に、125台限定で発売された特別仕様車。
ベース車両は二度目のデザイン変更を受ける前の50 TDIクワトロSラインで、「スカンジウムグレイ」のコントラストペイントや、アウディスポーツ製の21インチアルミホイールが特徴となる他、「プレミアムパッケージ」および「ブラックアウディリングス&ブラックスタイリングパッケージ」という2種類のパッケージオプションが標準装着されています。
中古車の流通量が少ないのが玉にきずですが、総額700万円台前半で狙える2代目Q7のTDI系としては非常にお買い得な内容であるといえます。ひと味違ったQ7 TDIをお探しの方は、ぜひこちらもチェックしてみることをオススメいたします。
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アウディ Q7(2代目)× ブラックスタイル プラス▼検索条件
アウディ Q7(2代目)
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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