新型GLBが発表されたけど、初代なら総額300万円台で狙える? Gクラス譲りのカッコイイ7人乗りSUV、オススメの狙い方を解説
2026/01/02
▲本国ドイツでは新型GLBが発表されましたが、初代の中古車が総額300万円台で買えるとのこと。それはちょっと気になるかも? この機会に初代GLBの中古車状況を徹底チェック!人気の7人乗り輸入SUV、ついに買い時到来か?
2025年12月8日に本国で新型が発表されたことで話題となっているメルセデス・ベンツ GLBは、今流行りのスクエアなボディに3列・7人乗りのシートを用意したコンパクトSUV。オフロードテイストを感じさせるフォルムとメルセデスならではのクオリティ感、そして「いざというときは7人乗れる」という利便性により、大人気となっているモデルです。
そんなGLBは、もちろん「新型」の方も大いに気になるわけですが、「初代」の平均総額がダウンし、カーセンサーnet上には総額300万円台で狙える物件も流通しているというお買い得な事実も、見逃すわけにはいきません。
そこでこの記事では、ついにけっこうな買い時を迎えたと思われる初代メルセデス・ベンツ GLBについて、そのモデル概要とオススメの狙い方をチェックしてみることにしましょう。
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メルセデス・ベンツ GLB(初代)モデル概要:Gクラスと似たフォルムをもつ3列シートのコンパクトSUV
メルセデス・ベンツ GLBは、2020年6月に上陸した3列シート・7人乗りのSUV。
エクステリアデザインは、立ち気味のAピラーとテールゲートが特徴的な2ボックススタイルで、このスクエアなニュアンスは大人気のSUV「メルセデス・ベンツ Gクラス」からインスピレーションを得たものです。
▲こちらがメルセデス・ベンツ GLB
▲3列シート・7人乗りのSUVではあるが、ボディサイズは日本の道でも扱いやすい水準内に収まっているボディサイズは全長4650mm×全幅1845mm×全高1700mmという、最近のSUVとしてはやや小ぶりといえるもので、その中に最大7名の乗車が可能な3列のシートを備えています。
といっても3列目は「身長168cmまでが対象」とメーカーが言っているとおり、さほど広大なスペースではありません。とはいえ3列目シートをフラットにたたんでおけば、荷室容量は500Lというなかなかのモノになります。
▲運転席まわりのデザインは、いわゆる上質さとスポーツ性が同居しているニュアンス
▲3列目シートは身長168cm以下の乗員限定だが、使用するとき以外はたたんでおけばOK発売当初のラインナップは2種類。FF車である「GLB 200d」には最高出力150ps/最大トルク320N・mの2L直4ディーゼルターボが搭載され、4WD車の「GLB 250 4マチックスポーツ」には同224ps/同350N・mの2L直4ガソリンターボが採用されました。いずれもトランスミッションはデュアルクラッチ式8速ATです。
2021年4月には、GLB200dに代わるベーシックグレードとして「GLB 180」が登場。こちらのエンジンは最高出力136ps/最大トルク200N・mの1.3L直4ガソリンターボで、デュアルクラッチ式ATは7速タイプです。
そしてこのとき、2Lディーゼルターボエンジンにフルタイム4WDシステムを組み合わせた「GLB 200d 4マチック」が新たに導入され、同年9月の小変更時に、2LガソリンターボのGLB 250 4マチックスポーツは販売終了となりました。
運転支援システム/予防安全システムが充実しているというのもGLBの特徴で、メルセデス・ベンツはGLBのそれをフラッグシップセダンの「Sクラスと同等」とうたっています。
具体的には「レーダーセーフティパッケージ」は最初期から全車標準装備で、その中のアダプティブクルーズコントロールは、高速道路上では30秒以内、一般道では3秒以内の停車であれば前走者の発進に続いて自動で再発進を行う「自動再発進機能」を採用。
その他「アクティブレーンチェンジングアシスト」や「緊急回避補助システム」「アクティブブラインドスポットアシスト」等々、運転支援システム/予防安全システムに関しては、最初期のエントリーグレードであっても全部盛りです。
▲同世代のSクラスと同レベルとなる運転支援システム/予防安全システムの内容はグレードによる差はなく、すべてのグレードが「全部盛り」になっている2023年11月にはマイナーチェンジが実施され、フロントバンパーやグリル、LEDコンビランプのデザインなどを変更。
同時にインテリアも、ステアリングホイールに先進運転支援システムなどを操作するスイッチを備えた他、運転支援システム使用時のハンズオフ検知機能のため、リムに静電式タッチセンサーを採用。そして対話型のインフォテインメントシステムである「MBUX」や、状況によって自動でハイビーム/ロービームを切り替える「アダプティブハイビームアシスト」は全車標準採用となりました。
▲こちらが2023年11月のマイナーチェンジを経た後期型
▲リアのLEDコンビネーションランプも、より今どきな感じの造形に改められている
▲運転支援システム使用時のハンズオフ検知機能が向上し、対話型インフォテインメントシステムも採用された後期型の運転席まわりそして2025年8月には、それまで有償オプションとされていた「AMGレザー エクスクルーシブパッケージ」と「AMGラインパッケージ」の大部分を標準で装備する新グレード「アーバンスターズ」を追加し、現在に至る――というのが、初代メルセデス・ベンツ GLBの大まかなモデル概要です。
中古車状況:流通量増加に伴い、平均総額はやや大きめにダウン
2024年末までは微妙に上昇トレンドとなっていた初代メルセデス・ベンツ GLBの平均支払総額でしたが、2025年に入ると今度は下落トレンドに。
2025年11月の平均支払総額は537.7万円で、これは1年間では38.5万円ほどダウンしているということになります。
▲2024年12月から2025年11月までの平均総額推移平均総額ダウンの要因は、純粋な「経年」の他、中古車延べ掲載台数の増加が考えられます。2024年の途中から増加傾向が目立ち始めたGLBの延べ掲載台数でしたが、2025年5月頃から台数増加トレンドは特に顕著となり、直近では1年前の2倍近い台数である1088台まで増加。
そして新型GLBが本国で発表されたことを受け、初代メルセデス・ベンツ GLBの述べ掲載台数はさらなる増加も期待できそうな状況となっています。
▲2024年12月から2025年11月までの延べ掲載台数しかも、カーセンサーnet上には総額300万円台から狙える物件も流通しているということも忘れてはいけません。以上を踏まえて次章以降、具体的な「オススメの狙い方」を検討してみることにしましょう。
中古車のオススメ①:価格重視で選ぶなら、「総額300万円台のGLB 200d系」をしっかり吟味
2025年11月時点での初代メルセデス・ベンツ GLBの平均支払総額が537.7万円ですので、その良質物件を「総額300万円台」で入手できたなら、「なかなかお買い得だった!」と強く実感することができるでしょう。
現在、総額300万~399万円の予算で検討可能な初代GLBの数は約60台で、そのうちの7割以上が初期のエントリーグレードであるGLB 200d、つまり2Lのディーゼルターボエンジンを搭載するFF(前輪駆動)車です。
その中でもより細かく区分するのであれば、スポーティなパッケージオプションが装着されている「GLB 200d AMGライン」も選択できますが、どちらかといえば、パッケージオプションなしとなる「GLB 200d」の方が多いという流通状況です。
▲写真は日本仕様のGLB 200d AMGラインに相当する本国モデル。「AMGライン」は、AMGスタイリングパッケージやレザーDINAMICAシート、19インチAMGホイール等々がセットになったパッケージオプションそれら物件のコンディションや走行距離などはもちろん千差万別ですが、イメージとしては「走行5万~7万kmぐらいの2020年式」といったところです。つまり「年間1万kmぐらいという平均的なペースで普通に乗られてきた、2Lディーゼルターボを搭載するFFの初期年式」ということです。走行7万km台の物件は「年間走行距離が平均よりはちょっと多めだった」というニュアンスでしょうか。
このような年間1万~1.5万kmぐらいのペースで使われてきた5年落ち車のコンディションというのは、メルセデス・ベンツ GLBに限らず「まちまち」です。
丁寧に扱われてきた個体であれば、5年/5万~7万km程度の時間と距離は「ぜんぜん大したことない」とも言えるのですが、何かと荒っぽく扱われてきた車は、5年/5万~7万km程度でもけっこうボロくなるものです。
▲新車時から5年ほど乗られた車のコンディションは、オーナーやその家族からの「扱われ方」により、年式や走行距離が同じだったとしても、大きく異なってくるそのため、中古車として店頭に並んでいる総額300万円台の初代GLBは――どれも内外装のクリーニングが実施済みであるはずなため一見わかりにくいのですが――「内装のスレや小キズが妙に多すぎないか?」「キャビン内に変なにおいが染み付いていないか?」「中古車の外装に小キズは付き物だけど、その数が妙に多すぎやしないか?」といったあたりを頼りに、前オーナーの“扱い方”を推測してみてください。
推測した結果、「おおむね丁寧に扱われてきたに違いない」と確信できた物件であれば、総額300万円台のGLB 200d ないし同AMGラインであっても、まずまず普通に維持することができるでしょう。
とはいえ2020年式=新車時から丸5年が経過した輸入車というのは、もうそろそろ各部の消耗部品の一部が要交換となってくるタイミングです。そのため、中古車として購入する際には納車前整備(必要な部品交換)を、販売店になるべくしっかり行ってもらうことも重要になります。
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メルセデス・ベンツ GLB(初代) × 200d系 × 総額400万円未満中古車のオススメ②:後期型狙いなら、総額500万~600万円付近の200d 4マチックまたは180のAMGラインパッケージ
初代メルセデス・ベンツ GLBは2023年11月にマイナーチェンジを行っています。
このときのエクステリアデザインの変更は「微々たるもの」と言えなくもありませんが、ステアリングホイールがより機能的な最新バージョンに変更された点や、対話型インフォテインメントシステムである「MBUX」の標準採用、あるいは後期型からAMGラインパッケージに採用された「アダプティブダンピングシステム付きサスペンション」などは、正直かなり魅力的です。
▲エクステリアデザインは前期型と大幅には違わないが、なんだかんだで総合的には魅力的な2023年11月以降の後期型そんな後期型の初代GLBは2025年12月中旬現在、約260台が総額490万~780万円付近で流通していますが、中には流通量がかなり希少なグレードもありますし、総額700万円以上クラスの中古車に対しては「……いっそ新車を買った方が良いのでは?」とも思ってしまいます。
そこでこの章では「比較的流通量が多く、価格も比較的手頃な場合が多い後期型GLB」をご紹介しますので、その中からご自身の好みや予算感に合う1台をお選びいただければと思います。
●200d 4マチック AMGラインパッケージ MP202401
・主な特徴:後期型2Lディーゼルターボ4WD車(AMGラインパッケージ付き)の最初期世代。
・狙い目価格:総額490万~640万円
●200d 4マチック AMGラインパッケージ MP202402
・主な特徴:後期型2L直4ディーゼルターボ4WD車(AMGラインパッケージ付き)の第2世代(2024年6月~)。MP202401との違いは、新車価格が改定され、選択できるボディカラーが一部変更された程度。
・狙い目価格:総額560万~640万円
●180 AMGラインパッケージ MP202401
・主な特徴:後期型1.3L直4ガソリンターボFF車(AMGラインパッケージ付き)の最初期世代。
・狙い目価格:総額540万~590万円
●180 AMGラインパッケージ MP202502
・主な特徴:後期型1.3L直4ガソリンターボFF車(AMGラインパッケージ付き)の直近世代。車名に「BSG搭載モデル」との表記はないが、パワーユニットはBSG(マイルドハイブリッド)付き。
・狙い目価格:総額570万~630万円
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メルセデス・ベンツ GLB(初代) × 2023年11月以降生産モデル × 総額650万円未満中古車のオススメ③:総額550万円前後で「メルセデスAMG」を狙うという手も!
せっかくGLBに乗るのであれば、いっそのことメルセデスAMGブランドで販売されているハイパフォーマンスモデル「GLB 35 4マチック」を狙ってみたいという人も多いかもしれません。
▲こちらがハイパフォーマンスモデルであるメルセデスAMG GLB 35 4マチックメルセデスAMG GLB 35 4マチックは、新車で買うとなるとさすがに車両本体価格だけで900万円を軽く超え、中古車でも高額な物件の支払総額は800万円を超えます。しかし選び方次第では、通常のメルセデス・ベンツ GLBと同程度の予算で検討することも十分可能です。
2021年1月に追加されたメルセデスAMG GLB 35 4マチックは、最高出力306ps/最大トルク400N・mのM260型2L直4ターボエンジンを搭載するハイパフォーマンスモデル。トランスミッションはデュアルクラッチ式8速ATである「AMGスピードシフトDCT」で、駆動方式はトルク可変配分式4WDの「AMG 4マチック」。車速や前後左右への加速度、舵角等々により、前後100:0から50:50までの範囲で駆動トルクは連続可変配分されます。
そして前後サスペンションも減衰力連続可変式の「AMGライドコントロールサスペンション」となり、ブレーキも専用品。
さらに内外装では、ルーバーを縦にレイアウトしたAMG専用フロントグリルやクローム仕上げのデュアルエグゾーストエンドを採用し、フル液晶メーターの「コックピットディスプレイ」には「スーパースポーツ」をはじめとする3種類のAMG専用表示スタイルを用意されるという、なんともスペシャルなGLBです。
▲最高出力306psの2L直4ターボエンジンを搭載する前期型
▲こちらは同エンジンにマイルドハイブリッド機構を追加し、デザイン変更なども行った後期型そんなスペシャルモデルであるメルセデスAMG GLB 35 4マチックの2025年12月現在の中古車支払総額は、おおむね下記のとおり。マイルドハイブリッド機構が採用され、内外装デザインなども変更された後期型はさすがに高額ですが。マイルドハイブリッド機構なしの前期型であれば、価格は素のGLBとさほど大きくは違いません。後期型200d 4マチック AMGラインパッケージ MP202401とおおむね同じぐらいといえる総額550万円前後にて、まずまず良好な1台が見つかるでしょう。
●前期型35 4マチック:総額440万~680万円
●後期型35 4マチック:総額750万~1050万円
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メルセデス・ベンツ GLB(初代)
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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本体価格464.2万円
支払総額479.8万円