ホンダ クロスロード 【新型車】
2007/04/05
外観から受けるイメージとは大きく違うスムーズな乗り味

◆テスト車両:20Xi(4WD)/18L“Xパッケージ”(FF)
■車両価格:20Xi・291万9000円/18L“Xパッケージ”・199万5000円
■主要諸元:20Xi
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:5AT
●全長4290×全幅1755×全高1670㎜
●ホイールベース:2700㎜
●車両重量:1520㎏
●乗車定員:7人
●エンジン種類:直4DOHC
●総排気量:1997cc
●最高出力:110kW(150ps)/6200rpm
●最大トルク:190N・m(19.4㎏-m)/4200rpm
●使用燃料:無鉛レギュラー
●燃料タンク容量:50L
●10・15モード燃費:12.4㎞/L
●タイヤサイズ(前/後):215/65R17
◆コンセプト
SUV仕立てのオールインワン。新感覚のファミリィカー

コンセプトは「アクティブ・ライフ・ナビゲーター」。日常生活の様々な場面を積極的に楽しめる枠にはまらないライフスタイルへと誘う車であるという。
そのイメージはルックスを見れば大方の予想がつくはずだ。スクエアで塊感を際立たせた外観は、いわゆるSUVテイストを色濃く打ち出すもの。彫りの深いセンターピラー/サイドウインドウに、フロントコーナーエンドをスパッと切り取ったボクシーな造形は、ホンダが北米に展開するピックアップトラック、リッジラインの雰囲気を想起させる。
どことなくアメリカンな味わいが印象的だが、実際のボディサイズは意外なほどコンパクト。安定感のある縦横比はデザインとパッケージングのバランスを求めた結果と見ていい。
◆室内&荷室空間
このサイズで3列7人乗り。開発陣の執念には頭が下がる

全長4.3mに満たないコンパクトサイズに2.7mのロングホイールベースを押し込み、3列シートの7名乗車を実現している。SUVのデザインと機能/性能にミニバンのユーティリティの概念を巧みに取り入れた守備範囲の広さは、これまであったようで探してみると意外にない。かなりニッチな感じだが、クロスロードは新しいファミリィカーの提案としても面白いところを突いている。
3列のシートアレンジの中で、最も快適なのはフロント2席だ。アイポイントがほんの少しだけ高く、ガラスエリアやサイドミラーのデザインが良好な全周視界をもたらす。運転席は、オフロードイメージのタフな見え方とは裏腹に街乗りでの取り回しの良さが強く印象に残る。
◆ドライブフィール
意表を突く洗練された走り。オフロード風味の新都会派

1.8L140psと2L150psのi-VTEC(SOHC)に5速ATの組み合わせ。それぞれにFFと4WDがラインナップされる。タウンユースをベースに考えると1.8Lでも不足を感じることは希だ。定員に近い乗車モードが多いというのでなければ、2Lを積極的に推す理由は見当たらない。
クロスロードを走らせて印象に残るのは、塊感のあるゴツいスタイリングのイメージとは結びつかない軽くてスムーズな乗り味だ。2Lの4WDモデルの場合、1~2名乗車ではまさにクロスオーバーと呼ぶにふさわしい、クラスレス&カテゴリーレスの洗練されたしなやかな走りを身につけている。冬道で雪上性能を試す機会があったが、素直で前後バランスに優れた癖のない走りが印象的だった。
◆こんな人にオススメ
オフロード4WDの走りのイメージが好きで、時にそれなりの走りのシーンを楽しみたい。もちろん一家に一台のファミリイカーとしての機能は忘れずに…そんな人にクロスロードは最適だ。一見カジュアルだが、最低地上高やアプローチ/デパーチャー角などの条件を満たす本格SUV。対応できる走りのシーンはとても幅広いのだ。
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(Tester/伏木悦郎 Photo/尾形和美)



◆テスト車両:20Xi(4WD)/18L“Xパッケージ”(FF)
■車両価格:20Xi・291万9000円/18L“Xパッケージ”・199万5000円
■主要諸元:20Xi
●駆動方式:4WD
●トランスミッション:5AT
●全長4290×全幅1755×全高1670㎜
●ホイールベース:2700㎜
●車両重量:1520㎏
●乗車定員:7人
●エンジン種類:直4DOHC
●総排気量:1997cc
●最高出力:110kW(150ps)/6200rpm
●最大トルク:190N・m(19.4㎏-m)/4200rpm
●使用燃料:無鉛レギュラー
●燃料タンク容量:50L
●10・15モード燃費:12.4㎞/L
●タイヤサイズ(前/後):215/65R17
◆コンセプト
SUV仕立てのオールインワン。新感覚のファミリィカー



コンセプトは「アクティブ・ライフ・ナビゲーター」。日常生活の様々な場面を積極的に楽しめる枠にはまらないライフスタイルへと誘う車であるという。
そのイメージはルックスを見れば大方の予想がつくはずだ。スクエアで塊感を際立たせた外観は、いわゆるSUVテイストを色濃く打ち出すもの。彫りの深いセンターピラー/サイドウインドウに、フロントコーナーエンドをスパッと切り取ったボクシーな造形は、ホンダが北米に展開するピックアップトラック、リッジラインの雰囲気を想起させる。
どことなくアメリカンな味わいが印象的だが、実際のボディサイズは意外なほどコンパクト。安定感のある縦横比はデザインとパッケージングのバランスを求めた結果と見ていい。
◆室内&荷室空間
このサイズで3列7人乗り。開発陣の執念には頭が下がる



全長4.3mに満たないコンパクトサイズに2.7mのロングホイールベースを押し込み、3列シートの7名乗車を実現している。SUVのデザインと機能/性能にミニバンのユーティリティの概念を巧みに取り入れた守備範囲の広さは、これまであったようで探してみると意外にない。かなりニッチな感じだが、クロスロードは新しいファミリィカーの提案としても面白いところを突いている。
3列のシートアレンジの中で、最も快適なのはフロント2席だ。アイポイントがほんの少しだけ高く、ガラスエリアやサイドミラーのデザインが良好な全周視界をもたらす。運転席は、オフロードイメージのタフな見え方とは裏腹に街乗りでの取り回しの良さが強く印象に残る。
◆ドライブフィール
意表を突く洗練された走り。オフロード風味の新都会派



1.8L140psと2L150psのi-VTEC(SOHC)に5速ATの組み合わせ。それぞれにFFと4WDがラインナップされる。タウンユースをベースに考えると1.8Lでも不足を感じることは希だ。定員に近い乗車モードが多いというのでなければ、2Lを積極的に推す理由は見当たらない。
クロスロードを走らせて印象に残るのは、塊感のあるゴツいスタイリングのイメージとは結びつかない軽くてスムーズな乗り味だ。2Lの4WDモデルの場合、1~2名乗車ではまさにクロスオーバーと呼ぶにふさわしい、クラスレス&カテゴリーレスの洗練されたしなやかな走りを身につけている。冬道で雪上性能を試す機会があったが、素直で前後バランスに優れた癖のない走りが印象的だった。
◆こんな人にオススメ
オフロード4WDの走りのイメージが好きで、時にそれなりの走りのシーンを楽しみたい。もちろん一家に一台のファミリイカーとしての機能は忘れずに…そんな人にクロスロードは最適だ。一見カジュアルだが、最低地上高やアプローチ/デパーチャー角などの条件を満たす本格SUV。対応できる走りのシーンはとても幅広いのだ。
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