いまだユーザー注目度が高いミニバン「3代目 オデッセイ」を目的に合わせて選ぶ
2018/12/23
▲カーセンサーの膨大なデータをもとにした中古車注目度ランキング「カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー 2018」で9位にランクインした3代目オデッセイ。その特徴と目的に合わせた買い方について紹介します今なお「ベストハンドリングミニバン」か
走りを重視する車好きにとって、ミニバンを購入することはなかなかつらい選択ですよね。(※個人差があります)
愛する家族のためとはいえ、ダルなハンドリング、重心の高いボディ、何の感動もない実用エンジンと、それまでスポーツカーでグイグイ走り回っていた人にとっては退屈の塊といえるでしょう。(※個人差があります)
そのあたりはメーカーも分かってきているのか、近年ではトヨタのノア/ヴォクシーGR SPORTや、日産のセレナNISMOなど、スポーツコンバージョンなミニバンもリリースされています。
しかし! ……これらは高い……高いのです!
ベース車に比べて様々なパーツがプラスされていますから、やむを得ないとは思います。
でも、トップグレードとほぼ同じ価格帯となってしまっていては、おいそれと手が出ません。
そんな実情に嘆いている、走りも家族も愛する車好きにピッタリの車種が、実は今から15年も前にリリースされていました!
それが、3代目のホンダ オデッセイ。
このモデルは、2018年のカーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー(中古車注目度ランキング)でも9位にランクインしており、一般ユーザーの注目度も高いモデルです。
▲2003年10月~2008年9月まで生産された3代目オデッセイ(写真は向かって左がL、右がアブソルート)【特徴①】3列シートミニバンなのに立体駐車場に入る!
3代目オデッセイの特徴として一番わかりやすいのが、全高が一般的な立体駐車場に入庫できる1550mmに収まっているという点(4WD車・1570mm)でしょう。
実は初代、2代目とオデッセイは立体駐車場対応サイズではなかったのですが、3代目は先代モデルよりも80mmも全高が低くなっているのです。
にも関わらず、室内高は5mm拡大されており、低床の新プラットフォームの恩恵を最大限に受けたパッケージングとなっています。
この低床プラットフォームの恩恵は全高が低くできることだけではなく、重心も低くすることができるということ。つまり、車としての運動性能の向上が見込めるのです。
さらに前後のサスペンションもスポーツカーに採用されることが多い「ダブルウィッシュボーン式」を採用しており、ミニバンとは思えない優れたハンドリングを実現。
もう車好きからしたら「低重心」に「ダブルウィッシュボーン式サスペンション」というフレーズだけで、ごはん3杯イケちゃうレベルといえるでしょう!(※個人差があります)

【特徴②】チューニングの異なる2種類のエンジン
3代目オデッセイに搭載されるエンジンは直列4気筒DOHC i-VTEC 2.4Lの「K24A型」1種類だけとなります。
標準仕様が160psのレギュラーガソリン仕様なのに対し、スポーティグレードの「アブソルート」にはハイオク仕様で200psを発生するハイチューンエンジンを搭載。
チューニングを変え、より高い動力性能を体感できるようになっています。
ミッションは、スポーティグレードなアブソルートと廉価グレードの一部にダイレクトな5速AT。
それ以外のグレードには燃費性能やスムーズな走りに優れるCVTが用意されており、用途によってチョイスすることが可能となっています。
▲200psエンジンに5ATを組み合わせ17インチを履くアブソルート。この文字並びだけで「よく走る」感が伝わるでしょうか買うならどのグレードにする?
3代目オデッセイは、5世代ある歴代オデッセイ(現行型含む)の中で一番掲載台数が多い世代。
実は、その中のおよそ半数が「アブソルート」なんです。
やはりミニバンに乗りつつも走りのよさを捨てたくはない! というユーザーが買い求めるモデルなのでしょう。
ですので、同様の気持ちを持っている方には、断然「アブソルート」がオススメです。
安めの個体は過走行だったり修復歴ありだったりしますが、総額50万円ほどの予算があれば走行距離5万km台も狙えてしまいます。
一方、ただ純粋に「立体駐車場に入る3列シート車」をお探しの方には、アブソルート以外がオススメです。
アブソルート以外のグレードであれば、走行距離5万km台の個体でも総額30万円台からと、かなりのバーゲンプライスで手に入れることも夢ではありません。
そして上級者向けなのが、ゴリゴリにカスタマイズされた個体。
内外装を社外パーツで固めたようなものは序の口で、凝ったものになると内装をすべて別の素材で張り替えてあったり、ボディに加工が施されていたりと大掛かりなものも。
中にはエンジンをターボ化してワイドボディ化までしてあるものも存在していました。
もちろん、自分が行おうとしていたカスタムが施されている個体なら大いにアリですが、ファミリーカーとしては不向きである可能性が高いので、用法用量を守って正しくお使いくださいませ。
この記事で紹介している物件
ホンダ
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