イヤーカー第2位は現行CX-5! そのキャラを生かせるモデル選びとは?
カテゴリー: 特選車
タグ: マツダ / CX-5 / カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー / 田端邦彦
2018/12/24
▲2017年2月に発売した2代目CX-5。欧州製クロスオーバーを意識しまくりのスタイリングと走りが惚れポイント現行モデルになって注目度が格段にアップ
それにしても、車種のバリエーション豊かなこと!
カーセンサー・カー・オブ・ザ・イヤー2018で選ばれた車たちのことです。
ミニバンからスポーツカー、本格四駆まで。年代もほとんどビンテージといっていいものから、現行モデルまで様々じゃないですか。
そんな中、クロスオーバーSUVのカテゴリーから唯一、トップ3にランクインしたのが、こちらのマツダ2代目CX-5。
最近の国産車の中じゃ、断然カッコ良いもんね(私見)。人気もうなずけます。
デザインも、走りも、使い勝手も、ついでに質感も妥協できない。
普通の車に飽きてきたから、ちょっと刺激的なのが欲しい!
……とはいえ、輸入車に行くのはいろいろハードル高いかも。
というCX-5ドストライクゾーンな方にお届けします。
ご予算は本体価格300万円以内で。
▲2017年モデルでも、中古なら新車価格マイナス50~60万円で手が届くデビュー当初から完成度高めの2代目
2016年11月に登場し、2017年2月から発売された2代目CX-5。
最も初期のモデルを選んでも初度登録から2年弱だから、どれを選んでも新車みたいなものでしょう(?)。
シートやサスペンションのヘタリも、まずあり得ません。
変更内容を追っていくと、まず2017年8月に「車線逸脱警報システム」など予防安全装備を追加、2018年3月には2.5Lガソリンエンジンに気筒休止技術、ディーゼルに急速多段燃焼など新技術を採用するとともに、実用装備を追加。
さらに2018年11月には2.5Lガソリンターボエンジンやディーゼルターボの6MT仕様が追加されるなど、短い期間の中でも確実に進化しています。
しかしながら、さすがに2018年以降のモデルは高年式すぎて中古車としての旨味が少なめ。
かつてのマツダ車のように、中古車になった瞬間から大幅値落ち、ということはCX-5の場合、ありません。
ということで、リーズナブルに手に入れるならデビューから2017年7月までのモデル、走行距離5万kmまでが狙い目です。
▲インテリアにもクラスを超えた高級感が感じられる(写真はLパッケージ)マッチングの良さと選択肢の多さでディーゼル有利
そしてCX-5を買おう、というときにまず頭を悩ませるのが、ガソリンにするか、ディーゼルにするか。
エンジンのラインナップは2Lガソリン、2.5Lガソリン、2.2Lディーゼルターボと3種類あって、そもそも価格帯が違うのです(2Lガソリンに対して30万円強、2.5Lガソリンに対して10万円弱、ディーゼルの新車価格の方が高い)。
まず2Lガソリンは除外。理由は後ほど話します。
そのうえで、「車に何を求めるか?」という話なんですが、そんな話をすると面倒くさがられちゃうから、結論から先に。
私のイチ推しはディーゼルです。
単純にスペックで比べてもガソリンより優れていて、刺激的だし、近未来的フィーリングがCX-5のキャラクターにマッチしているから。
それに燃料代が安いので、この程度の価格差なら数千kmのうちに元が取れちゃいます。
加えて、中古車市場でも流通量が多くて選びやすい!
▲数々の新技術を採用して、走りの滑らかさと静粛性を進化させた2.2Lディーゼルターボエンジン(SKYACTIV-D 2.2)続いてグレード……といきたいところですが、その前にちょっと駆動方式のお話。
2.5Lガソリン(ターボ含む)、2.2Lディーゼルターボ車には2WD(FF)の他に、4WD(マツダでの呼称はi-ACTIV AWD)が用意されています(2Lガソリン車には設定なし。だから最初に除外しました)。
いわゆるアクティブトルクスプリット方式の4WDですが、これが秀逸。
レスポンスが良いうえに、燃費もFFとあまり変わらない。
全車標準装備のG-ベクタリングコントロール(エンジンのトルク制御で車両姿勢を安定させるマツダ独自の技術)、レーダークルーズなど車両姿勢制御技術とも相性がいい。
中古車市場での流通量はFFの方が圧倒的に多く、相場も20万円程度高いのですが、ちょっとでも雪道を走ったり、悪天候下でロングドライブする人だったら、私は4WDモデルをオススメしたいのです。
というか、悪条件下でのたくましさを求めないんだったら、普通にアテンザワゴンの方が良くない?
▲4WDでもトランスファーレバーやスイッチは見当たらない
▲エンジンのトルクを変化させることで、車両姿勢を安定させるG-ベクタリングコントロールは全車への標準装備内装の仕立てより本質を重視したい
そんなわけで、ディーゼル、4WDを前提にグレードを選ぶと、「XD」、「XDプロアクティブ」「XD Lパッケージ」という選択肢となります(特別仕様車を除く)。
簡単に説明すると「XD」がベーシック、「XDプロアクティブ」が前席シートヒーターや運転席電動シートなど実用装備を充実させてタイヤを19インチ化(XDは17インチ)したモデル、「XD Lパッケージ」はレザーシート&前席両側電動シート、後席シートヒーターなどを奢った最上級モデル。
「XD」はちょいシンプル装備すぎるけれど、かといってCX-5の車格に「XD Lパッケージ」ほどの贅沢装備が本当に要る? というのが正直な印象。
実用性、機能性、安全性では「XDプロアクティブ」で不満ありません。
4WDを選んでだいぶ予算アップしちゃったこともあるし、ここは中間をとって「XDプロアクティブ」に決まり!
ボディカラーはせっかくだから(何のせっかく?)、発色がいい特別塗装色のソウルレッドにしましょう。
▲特別塗装色のソウルレッドクリスタルメタリックはCX-5のイメージに最も近いボディカラーでもあるということで、2代目CX-5のオススメ仕様をまとめると……
・年式は登場直後の2017年モデル
・走行距離は5万kmまで
・エンジンは断然、ディーゼルターボ
・せっかくだから4WDで!
・グレードは「XD プロアクティブ」
・ボディカラーは明るいソウルレッド
・予算は本体価格300万円以内!
今回はかなり個人的嗜好が入ったセレクトになってしまいましたが、間違いないと思いますよ。
新年は刺激的な相棒を手に入れて、ぜひとも楽しいカーライフを!
▼検索条件
マツダ CX-5(2代目)×走行距離5万kmまで×本体価格300万円以内×XD プロアクティブ×4WD×ソウルレッド×ディーゼルあわせて読みたい
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