ホンダ シビックフェリオ▲今回は、どちらかというと不人気車種の3代目シビックフェリオにフォーカス。どうですか? 今見てみると悪くない感じがしませんか!?

セダンのフェリオの中でも3代目にフォーカス!

車好きの皆さんであれば、“シビック”と聞けばハッチバックというイメージを思い浮かべることでしょう。

ですが、5代目シビックの時代からは、“フェリオ”というサブネームを与えられた4ドアセダンが登場しています。

シビックフェリオは、当時行われていた「全日本ツーリングカー選手権」にも参戦。グループAで大活躍していたハッチバックモデルと合わせ、スポーツセダンというポジションを獲得していたモデルです。

これまた、”シビックフェリオ”と聞くと、初代(EG型)や2代目(EK型)をイメージする人が多いでしょう。ですが、今回は少々人気薄であった3代目に注目してみます。
 

ホンダ シビックフェリオ▲こちらが初代シビックフェリオです

3代目シビックフェリオのスタイリングは端正なスポーツセダン!

2000年に登場した3代目は、従来のスポーティさを含んだ方向からガラッと変わりました。ルーフの高さを上げて室内空間を拡大したり、スポーツエンジンの非搭載などにより、やんちゃな印象から大人のセダンに生まれ変わりました。

そして、スポーティなイメージを重ねていたユーザーからは、落胆の声が聞かれるようになってしまいました。

筆者も同じ心境でしたが、あれから20年ほど経過した今改めて見てみると、端正でスポーティな雰囲気をもつコンパクトセダンとしてはアリなのでは? と思い始めてしまったのです。
 

ホンダ シビックフェリオ▲年数もたち、いい感じのネオクラシック感も出てきた3代目

と、いうのも改めてスタイルを見てみると歴代モデルと並んでも遜色のないスポーティなフォルムをキープしているからです。

ルーフが高くなったといえども、全高は1440mmと極端には高くありませんし、フロントマスクやテールランプの造形も、従来の意図をくんでいるものでした。

昨今では、このようにシュッとしたフォルムのコンパクトスポーツセダンがないので、かなり魅力的に思えてくるのです。

ホンダ シビックフェリオ
ホンダ シビックフェリオ▲セダンは今までのデザインを受け継いだようなフォルムです

加えて、先代モデルよりもボディ剛性が高められているし、ハイパワーなエンジンこそラインナップから外れてしまいましたが、モデルライフを通して1.5Lと1.7Lどちらにも5速MTが用意されました。

そして、前期型には、ボディ補強パーツや四輪ディスクブレーキを採用し、運動性能を高めた「RS」というスポーティグレードも設定されるなど、退屈なオジサンセダンとは一線を画していた点も再評価したいポイントです。
 

ホンダ シビックフェリオ▲1.7L SOHCエンジンは、最高出力130ps、最大トルク15.8kg・mを発生
ホンダ シビックフェリオ▲RSはブラックインテリア、メーター文字盤がホワイトになりスポーティさを演出します
ホンダ シビックフェリオ▲セダンなだけあり、後席もゆったりとしたつくりになっています

また、メイン市場がアメリカだったこともあってか、どことなく輸入車っぽい雰囲気もあり、主に外装をアメリカ仕様にしたカスタムの「USDM」が流行っている今、そのまま乗ってもサマになります。

実は、コアなユーザーが存在する車種だけに、カスタマイズパーツも存在しているため、カスタムベースとしてのポテンシャルも持ち合わせているモデルでもあるのです。
 

台数が少なく超希少! 低走行、MTの割合が多い

前述したように、それまでのシビックのイメージから大きく変化したモデルということもあり、残念ながら不人気車種となってしまった3代目シビックフェリオ。それだけに執筆時点での掲載台数はわずか17台と、かなりの希少車。

しかし、シビック=スポーティというイメージは世代を問わず強いようで、17台中12台がマニュアル車となっています。それに加え、半数近くが6万km台以下で、2万km台の低走行車も見つけることができました。

最近は、ホンダのコンパクトモデルの値段が軒並み上昇中ではありますが、かなりカスタマイズ済の個体が総額80万円というプライスタグになっている以外は、総額40万~60万円といったところ。一時期に比べると全体的に上昇した感はありますが、まだ許容範囲と言えます。

ただ、ここ数年での価格の上昇ぶりを見ていると、いつまでこの値段をキープしているかは怪しいところ。状態のよい個体は日に日に減少していきますから、今のうちに押さえておくのが吉です!
 

▼検索条件

ホンダ シビックフェリオ(3代目)×全国
文/小鮒康一、写真/ホンダ
小鮒康一(こぶなこういち)

自動車ライター

小鮒康一(フナタン)

スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。