ジェイド

【連載:どんなクルマと、どんな時間を。】
車の数だけ存在する「車を囲むオーナーのドラマ」を紹介するインタビュー連載。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?
 

子供たちとの全国キャンプ旅が一段落して車をサイズダウン

トランクを開けると満載の釣り具や工具、ヘルメット。荷物をよけて自作のパッドを置けば、フルフラットの車中泊スペースにもなる。

高橋一昭さんのホンダ ジェイドは、便利でよく走る移動秘密基地だ。
 

ジェイド

かつてはキャンプ仕様に改造したトヨタ グランドハイエースに3人の子供を乗せて、鹿児島県から北海道までキャンプ旅をしたという高橋さん。

子供たちが次々と成人し独立した現在はこのジェイドに乗り替え、趣味の釣りに行ったり、奥さまと登山に行く移動手段兼ベースキャンプ、さらには日常の仕事の足としてフル活用している。

「子供たちとの旅では、日本地図の行ったところを塗りつぶして、残るは大分県、石川県、富山県と沖縄県だけというところまで制覇したんですが、いまはそれも一段落」

「基本的には自分1人か妻と2人で使うので、ジェイドのサイズはちょうどいいんです。一応3列シートになっていて、ちゃんと足を伸ばして車中泊ができる。これが重要なんですよ」
 

ジェイド

購入に際しては様々な車種を検討。フィットに試乗してみてホンダ車の性能に関心したという高橋さん。

フリードやヴェゼルも試したが、乗り心地や静粛性はジェイドがピカイチだった。ブリスターフェンダーの張っているスタイルも気に入ったという。
 

ジェイド

「ヴェゼルもよかったんですが、2人で車中泊するには車内スペースの奥行きがが5cm足りなかった(笑)。ジェイドは1.5Lエンジンで税金も安いし、何よりハンドリングがいい。クルーズコントロールやラインキープ機能も付いているので長距離運転がすごくラクに感じます」

「ジェイドの後期型もよかったんですが、値段が高かったのと納期が1年だと言われたので、そんなに待てないと契約書にハンコを押す直前でやめてこの前期型(2016年式)にしました」

登山旅は奥さまと2人で。釣りは1人で長距離ドライブ

登山は、中学の同級生だったという奥さまと2人で、日本アルプスや飛騨高山など本格的な登山を楽しみ、その際に車中泊を活用する。

一方、釣りは1人行動だ。

狙う獲物は「食べられる魚」。淡水魚がメインでいまはワカサギ釣りにハマっており、手こぎボートに取り付けて使う専用のモーターの他、魚探やさおをセットする台を自作し、ジェイドに乗せて持ち歩く。

ジェイド
ジェイド

移動は必然的に長距離走行が多くなるが、iPadで動画を流しながら運転するので苦にならないという。

高橋さんのジェイドは、レジャーだけでなく仕事でもフル稼働だ。

土木関係の会社を営む高橋さんは、請け負っている現場2~3ヵ所を毎日巡回している。1日平均70kmになるというその移動も、ジェイドの役割。


 

ジェイド

夏には熱中症対策のペットボトルを数本常備。そのためのクーラーボックスも積んでいる。

シートにカバーがかけてあるのも、汚れた作業服で乗ることが多いからだ。
 

ジェイド

「令和2年に4万kmで買って、いま約5年乗って17万km弱。日常の足として使っているので、ピカピカにしておくわけじゃありませんが、気に入ったものは長く使う主義なので、多少キズがついてもヘタっても、まだまだいけますよ」

「次に車検を通すなら、足回りのメンテナンスに出してリフレッシュしてあげたいですね」

何から何までお気に入りかと思い「本当にこの車がお好きなんですね」と水を向けると「そんなことないですよ(笑)。デジタルメーターが大嫌いだし内装の『木目調』もイヤ!」とダメ出しが始まったが、実際のところノロケにしか聞こえなかった。

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▼検索条件

ホンダ ジェイド(初代)
文/鈴木康介 写真/小林司
ジェイド

高橋さんのマイカーレビュー

ホンダ ジェイド(初代)

●年間走行距離/1万5000km
●マイカーの好きなところ/スタイリッシュな見た目
●マイカーの愛すべきダメなところ/足回りがヤレてきたからリフレッシュしようか検討中
●マイカーはどんな人にオススメしたい?/長距離運転する趣味人に

鈴木康介

自動車ライター

鈴木康介

ゴルフ専門誌編集部のハードな環境で鍛えられ、2013年に独立しフリーランスに。趣味は活字とゴルフとサバイバルゲーム。愛車はプジョー 308GTi。気に入っているが、左ハンドルのMTなので運転を代わってもらえないのが難点。