ホンダ フリード▲2024年6月に登場した3代目ホンダ フリード。シンプルな「エアー」とアウトドア色の強い「クロスター」の2系統を設定

人気コンパクトミニバンの3代目ホンダ フリードは、街乗りから長距離ドライブまで、運転しやすく快適に過ごせます。しかし、中には「狭い路地を走る」「運転には不慣れ」といった理由から、サイズ感を気にする方もいらっしゃるでしょう。

そんな不安を解消すべく、フリードのボディサイズをレビュー。さらに、室内や荷室の大きさも徹底チェックします。
 

サクッとまとめ

【ボディサイズ】全長4310mm×全幅1695~1720mm×全高1755~1780mm
【グレード差】クロスター系の方が全幅は広いが、実用面では大差なし
【室内・荷室】5人乗り/6人乗り/7人乗りかでサイズが異なる
 

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ホンダ フリード(3代目)
 

フリードのサイズはどれくらい? グレード・仕様別の違いも解説

さっそくフリードのボディサイズ、室内のサイズ、荷室の3つをチェック! あわせて、それぞれのグレード・仕様による違いも紹介します。
 

ボディサイズはエアーとクロスターで若干異なる

フリードのボディサイズは、グレードと駆動方式によって異なります。

通常グレードはエアーとその上級グレードの「エアー EX」、クロスターの3種類。それぞれにガソリン車とハイブリッド車、2WDと4WDが設定されています。そのボディサイズは次のとおりです。
 

グレード 全長 全幅 全高
エアー系 4310mm 1695mm 2WD:1755mm
4WD:1780mm
クロスター系 1720mm
グレード 全長 全幅 全高
エアー系 4310mm 1695mm 2WD:1755mm
4WD:1780mm
クロスター系 1720mm

クロスター系の全幅が25mm広いのは、アウトドアテイストを高めてくれるブラックの樹脂フェンダーが装着されているからです。
 

ホンダ フリード クロスター▲こちらがクロスター。SUV的なワイドなスタンスとしているため、エアーよりも幅が少し広め

しかし差はわずかなので、街中で運転するうえでは全幅の違いを意識することはほとんどありません。

コンパクトカーよりは少し大きめですが、街中や駐車場でも苦にならない絶妙なサイズ。高いアイポイントと広い視界、車幅感覚をつかみやすい形状と相まって、運転に不慣れでも安心して運転できます。
 

室内サイズは何人乗りかによって異なる

フリードには5人乗り/6人乗り/7人乗りの3種類が用意されており、グレードによって選べる定員に違いがあります。
 

  • エアー:3列6人乗り
  • エアー EX:3列6人乗り/3列7人乗り
  • クロスター:3列6人乗り/2列5人乗り

3列6人乗りは2列目キャプテンシートで、3列7人乗りと2列5人乗りは2列目ベンチシート。この組み合わせによって、室内サイズは若干異なります。違いとなるのは室内の長さと高さです
 

仕様 室内長 室内幅 室内高
2列5人乗り 1935mm 1470mm 1270mm
3列6人乗り 2645mm
3列7人乗り 1260mm
仕様 室内長 室内幅 室内高
2列5人乗り 1935mm 1470mm 1270mm
3列6人乗り 2645mm
3列7人乗り 1260mm

室内長はインパネから後部座席の後端までの長さなので、当然ながら2列5人乗りの方が短くなっています。室内高は5人/6人乗りと7人乗りで違いますが、その差はわずか10mm。実用面では、さほど気にする必要はないでしょう。
 

ホンダ フリード 3列目シート▲なお3列目は十分なスペースを確保しており、シートの仕立ても良好。日常の移動なら、大人でも無理なく座ることができる

荷室サイズも何人乗りかによって異なる

荷室のサイズも5人乗り/6人乗り/7人乗りによって異なります。
 

仕様 荷室長 荷室幅 荷室高
2列5人乗り 915~1970mm 730~1260mm 1185~1355mm
3列6人乗り 1020~1320mm 1255mm
3列7人乗り 1080~1450mm
仕様 荷室長 荷室幅 荷室高
2列5人乗り 915~1970mm 730~1260mm 1185~1355mm
3列6人乗り 1020~1320mm 1255mm
3列7人乗り 1080~1450mm

最もサイズが大きいのは、3列目がない5人乗り。6人乗りと7人乗りの荷室長は2列目シートの違いから差があり、フォールダウンできるベンチシートの7人乗りの方が長くなっています。

なお荷室の使い勝手も、5人乗り>7人乗り>6人乗りの順番で便利。5人乗りは荷室を上下2分割できますし、ベンチシートを採用する5人乗りと7人乗りは、スペースを効率よく使うことができます。
 

ハシモトタカシ

ライター・ハシモトタカシそうはいっても6人乗り/7人乗りも優秀です。3列目が跳ね上げ式や左右からの張り出しがありますが、荷室に高さがあるため、自転車や観葉植物を難なく載せられます

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ホンダ フリード(3代目)
 

フリードとシエンタ/ステップワゴンのサイズを比較

「ボディがコンパクトなのに室内は広い」点がフリードの魅力ですが、実際はどうなのか?

競合コンパクトミニバンのトヨタ シエンタ(3代目)と、同じホンダのミニバンで一回り大きなステップワゴン(6代目)を対象にサイズを比べてみましょう。
 

フリードとシエンタのサイズを比較

現在の国産コンパクトミニバンでは実質的にフリードとシエンタの二択となっているので、どちらを買おうか迷っている方もいるでしょう。

結論から言うと、ボディと室内のサイズは実用面では同程度ですが、室内の使い勝手は若干フリードの方が有利です。
 

トヨタ シエンタ▲最大のライバルが2022年に登場したトヨタ シエンタ(3代目)。扱いやすさと使い勝手だけでなく、コストパフォーマンスも高い

フリードとシエンタのボディサイズ

車名 全長 全幅 全高
フリード 4310mm エアー:1695mm
クロスター:1720mm
2WD:1755mm
4WD:1780mm
シエンタ 4260mm 1695mm 2WD:1695mm
4WD:1715mm
車名 全長 全幅 全高
フリード 4310mm エアー:1695mm
クロスター:1720mm
2WD:1755mm
4WD:1780mm
シエンタ 4260mm 1695mm 2WD:1695mm
4WD:1715mm

ボディサイズは全長と全高はややフリードの方が大きく、全幅はエアーならシエンタと変わりません。ただ、実際に乗り比べた経験を踏まえると「どちらも扱いやすく、実用面では大差ない」と評すことができます。

面白いのは運転感覚の違いです。フリードは小さな「ミニバン」という感覚ですが、シエンタはやや大きな「コンパクトカー」といった印象を受けました。これはキャラクターの違いによる感覚の差でしょう。良し悪しの問題ではないため、実車に触れ、自分好みの方を選ぶと良いでしょう。
 

フリードとシエンタの室内サイズ

車名 室内長 室内幅 室内高
フリード 5人乗り:1935mm
6/7人乗り:2645mm
1470mm 5/6人乗り:1270mm
7人乗り:1260mm
シエンタ 5人乗り:2030mm
7人乗り:2545mm
1530mm 1300mm
車名 室内長 室内幅 室内高
フリード 5人乗り:1935mm
6/7人乗り:2645mm
1470mm 5/6人乗り:1270mm
7人乗り:1260mm
シエンタ 5人乗り:2030mm
7人乗り:2545mm
1530mm 1300mm

室内サイズで注目したいのは室内長の違い。3列シート車ではフリード、2列シート車ではシエンタが10cm前後長くなっています。フリードの2列シート車(5人乗り)は荷室スペースを広をとっているため、若干短くなっているのです。

室内幅はシエンタの方が上ですが、フリードの6人乗りはキャプテンシートを採用しているため、左右にゆとりがあります。そのため、体感的にはフリードの方が広く感じるはず

また、ウォークスルー機能も備えているので、室内の使い勝手においてもフリードの方が優位です。
 

ホンダ フリード 3列6人乗り 室内▲3列6人乗りはフリードで最も使い勝手のバランスが良い。2列目でも自然な着座姿勢で長時間乗っても快適であり、3列目へもアクセスしやすい
ハシモトタカシ

ライター・ハシモトタカシ荷室容量は、フリードは2列シート車が上段1053L+下段217L、3列シート車が後席格納時で1069L~1241L。対するシエンタは、2列シート車が1071L+床下収納7~28L、3列シート車で1030Lです。ボディが大きい分、容量ではフリードがリードしています。

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トヨタ シエンタ(3代目)

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ホンダ フリード(3代目)

フリードとステップワゴンのサイズを比較

続いてはステップワゴンとサイズを比較していきます。フリードは車格が違うため、車選びの観点は「どちらが大きい/小さいか」ではなく「どちらが自分に適したサイズか」を見極めることがポイントです。
 

ホンダ ステップワゴン▲2022年に登場したホンダ ステップワゴン(6代目)。親しみやすい雰囲気の「エアー」と、高級感のある「スパーダ」を設定する。

フリードとステップワゴンのボディサイズ

車名 全長 全幅 全高
フリード 4310mm エアー系:1695mm
クロスター系:1720mm
2WD:1755mm
4WD:1780mm
ステップワゴン エアー系:4800mm
スパーダ系:4830mm
1750mm 2WD:1840mm~1845mm
4WD:1855mm
車名 全長 全幅 全高
フリード 4310mm エアー系:1695mm
クロスター系:1720mm
2WD:1755mm
4WD:1780mm
ステップワゴン エアー系:4800mm
スパーダ系:4830mm
1750mm 2WD:1840mm~1845mm
4WD:1855mm

ボディサイズは当然ステップワゴンが上回り、運転した際の感覚も異なります。最大の違いは全長で、その差は50cm前後。ステップワゴンも慣れれば問題ありませんが、フリードの方が運転に不慣れな人に適しています

一方で、全幅は約5cmしか変わらないので、狭い道でのすれ違いなどではあまり差を感じないのが正直なところ。全高は10cm近く差がありますが、その違いを体感するシーンは日常生活ではほとんどありません。
 

フリードとステップワゴンの室内サイズ

車名 室内長 室内幅 室内高
フリード 5人乗り:1935mm
6/7人乗り:2645mm
1470mm 5/6人乗り:1270mm
7人乗り:1260mm
ステップワゴン 2845mm 1545mm ガソリン車:1425mm
ハイブリッド車:1410mm
車名 室内長 室内幅 室内高
フリード 5人乗り:1935mm
6/7人乗り:2645mm
1470mm 5/6人乗り:1270mm
7人乗り:1260mm
ステップワゴン 2845mm 1545mm ガソリン車:1425mm
ハイブリッド車:1410mm

室内空間はステップワゴンの方がかなり広くなっています。室内の開放感はまったく異なり、2列目・3列目の足元スペースも余裕たっぷりです。

ただ、フリードも大人が座って問題ないスペースであり、家族4人での移動なら不満を覚えることはないでしょう。繰り返しになりますが、この2車で悩んでいるなら「優劣」でなく「用途の向き・不向き」で判断することが大切です。
 

ホンダ フリード 2列シート車 荷室▲フリードの2列シート車はステップワゴンよりスペース効率で分がある。例えば日常での扱いやすさと荷室の使い勝手を優先するなら、フリードの方がベター

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ホンダ ステップワゴン(6代目)

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ホンダ フリード(3代目)
 

フリードがオススメの人

フリードは家族とのお出かけからレジャーまで、さまざまな用途に使える点が特徴。「たまに子どもの友達や祖父・祖母も乗せる3~4人家族」「コンパクトだけど後席の快適性や実用を重視する人」などにもってこいです。

さらに、テイストの異なるエアー系とクロスター系という2つの個性から選べるのもポイント。これらを踏まえると、特に次のようなライフスタイルの人にオススメです。
 

  • 子どもと積極的に外遊びを楽しみたい3人家族
  • 月に一度は長距離ドライブに出かける4人家族
  • 子どもの送迎や習いごとで荷物も多く載せたいパパママ
  • 車中泊やキャンプなどアウトドアが趣味な人
ホンダ フリード 走行シーン▲絶妙なサイズ感と多彩なラインナップで、普段使いからアウトドアユースまで万能にこなせるのもフリードならでは
 

フリードがより魅力的に! 中古車でコストを節約

ちょうどいいサイズ感のフリードは、価格のちょうど良さも魅力。新車価格は262万3500~360万2500円と好コスパです。しかし中古車であれば、さらに低予算で狙うこともできます

中古車の平均総額は310万円前後で、価格帯は総額で約210万~540万円。ただ高額帯はキャンピングカー仕様などの特装車がメインであり、ボリュームゾーンは総額200万~350万円ほどです。

流通台数は1400台以上と豊富なので、条件に合った1台も探しやすいでしょう。以下そんなフリードにおけるオススメの選び方を用途別に解説します。
 

選び方①:ファミリーカーとしてなら「e:HEV エアー EX」

ホンダ フリード e:HEV エアー EX▲価格を抑えるのであればガソリン車だが、コスパならハイブリッド車が有力。走りの滑らかさや静粛性、燃費に優れているので、満足度も高くなりやすい

家族みんなで快適に移動を楽しみたいなら、エアーの上級グレード「e:HEV エアー EX」がオススメです。

装備では、質感を高める本革巻ステアリングホイール+セレクトレバーの他、リアクーラーやシートバックアッパーポケットを採用。前席のシートバック上部にはUSBチャージャーが備わるのは後席に座る家族にはうれしいところでしょう。

斜め後ろの死角に車がいるとドアミラーのライトで知らせてくれる安全機能「ブラインドスポットインフォメーション」が標準で付いているのも好印象。駐車時に助かる「マルチビューカメラシステム」がオプション装着されている個体を選べば、さらに安心して運転できます。
 

ホンダ フリード エアーEX 室内▲流通する多くは、最も使い勝手のいい6人乗り仕様。なおエアー EXの7人乗りは少なく、根気強く探す必要がある

中古車の流通台数は約460台で、価格帯は総額で約255万~420万円。ボリュームゾーンは総額250万~350万円ですが、300万円以下で登録済未使用車を見つけることができます。
 

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ホンダ フリード(3代目) × 1.5 e:HEV エアー EX

レジャーに使うなら「e:HEV クロスター」

ホンダ フリード e:HEV クロスター▲アウトドアでは高速道路や山道などパワーが必要なシーンも多い。そのため、ハイブリッド車が適役であり、さらに4WDならベターだ

レジャー用途で使う想定であれば「e:HEV クロスター」がイチオシです。

プライムスムース×ファブリックの専用コンビシートは、撥水・撥油加工の「ファブテクト」が施され、実用性抜群。冬にうれしい運転席&助手席シートヒーターも標準装備です。

アウトドア派なら、やはり5人乗り仕様がベスト。荷室は広大でスクエアなうえ、汚れを拭き取りやすい素材や上下2段で使えるユーティリティボードなどが備わり、泥や水気のある荷物も気兼ねなく積むことができます。
 

ホンダ フリード クロスター 5人乗り 荷室▲5人乗り仕様は、アウトドアでうれしいユーティリティナットを装備。さらにユーティリティサイドパネル、タイダウンフックなども備え、アウトドアユースにピッタリ

中古車の流通台数は約300台で、価格帯は総額で約210万~440万円。ボリュームゾーンは総額300万~350万円です。5人乗りは約60台と少なめですが、総額は250万~400万円で、300万円前後から走行距離1万km以下の物件を探すことができます。

アウトドアからドライブまで大活躍してくれるフリード。日々が充実する1台をオトクに購入し、節約した分のコストを家族との時間や趣味に回せば、さらに暮らしが豊かになるはずです。
 

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ホンダ フリード(3代目) × 1.5 e:HEV クロスター

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ホンダ フリード(3代目)
文/ハシモトタカシ 写真/ホンダ、トヨタ
※記事内の情報は2026年8月17日時点のものです。
ハシモトタカシ

自動車ライター

ハシモトタカシ

大学時代はプロダクトデザインを専攻する傍ら、自動車系ニュースサイトで学生記者としてアルバイト。卒業後は大手自動車ポータルサイトに入社し、広告営業・編集者として約10年間コンテンツ制作に従事し独立。愛車でサーキット走行に興じる傍ら、車3台・バイクを3台を所有し大型免許も保有する無類の乗り物好き。

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