ランドクルーザーシグナス▲シグナスはランクル100と基本設計を共有しながら、泥くささを一切廃したエレガントな雰囲気に仕立てられた

トヨタ ランドクルーザーシグナスの中古車は今

ただでさえ高級なトヨタ ランドクルーザー100(以下、ランクル100)をベースに、これ以上ないほど豪華な装備と専用のフロントデザインを与えたモデル、それがランドクルーザーシグナスだ。

北米ではレクサス LX470という車名で販売されていたが、当時、日本ではまだレクサス・ブランドが立ち上がっていなかったため、ランクル100のスペシャリティモデルとして扱われたという経緯がある。

ランクル100同様、中古車市場でも人気の高い1台ではあるが、新車当時の販売台数が少なかったこともあり、現在の流通量は約30台と少ない。

ここではランドクルーザーシグナスの特徴、中古車を選ぶ際のポイントや現在の中古車相場について解説していく。
 

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ランドクルーザーシグナスの特徴と中古車相場

■ランドクルーザーシグナス DATA
生産期間:1998年12月~2007年6月
中古車流通量:約30台
中古車価格帯:150万~330万円
全長:4890mm × 全幅:1940mm × 全高:1890mm
 

ランドクルーザーシグナス ▲フロントグリルやヘッドランプ、バンパーなどを専用デザインとし、ランクル100との違いをエクステリアでもアピールしたシグナス

■ランドクルーザーシグナスの特徴
ランクル100の登場から約11ヵ月後、北米レクサスで展開されていたLX470の仕様をほぼそのままに、「シグナス」という日本名を与えて販売開始。

伝統的なラダーフレーム構造、前ダブルウィッシュボーン式トーションバー、後5リンク・リジッド式コイルのサスペンションなど、基本設計はランクル100と共通だが、4灯プロジェクター式ヘッドランプ&フォグランプ、フロントグリル一体型ボンネットフード、専用デザインのバンパー、アルミホイールなどで外観は明確に差別化された。

インテリアも本革シートが標準装備、ステアリングやシフトノブ、フロントコンソールはランクル100が“木目調”だったのに対して、シグナスは“本木目”を採用。

他にも、電動開閉式のリアクオーターウインドウなど、グナス専用装備が数多く奢られ、ランクル100最上級グレードのフルオプション仕様を優に超える豪華な装備内容となっていた。

エンジンについてもランクル100に搭載されていたディーゼルの設定がなく、4.7L V8ガソリンエンジンのみ。

ランクル100で最上級グレードに用意されたスカイフックTEMSやAHC、オプション設定だったVSC&TRC(1999年8月~)などの装備もシグナスでは標準だ。
 

ランドクルーザーシグナス ▲電動開閉式のクオーターウインドウなどは、シグナス専用装備。今となってはバブリーにも思えるほど豪華な装備内容だった

マイナーチェンジのタイミングはランクル100と共通だが、内容は一部異なっている。

中古車購入に際して特に注目したいのは、2002年8月と2005年4月のマイナーチェンジだ。

■1999年8月
【安全性能】
・VSCとアクティブTRCを採用
【装備】
・エレクトロマルチビジョンをDVDナビ&オーディオとのセットでオプション設定


■2002年8月
【外観・内装】
・フロントグリルのデザインを小変更
・インパネのデザインを全面変更
【エンジン・駆動系】
・トランスミッションが4速ATからスーパーインテリジェント5速ATに
・可変ギア比ステアリングシステム(VGRS)を採用
【装備】
・マークレビンソン社製プレミアムサウンドシステム、ナイトビューをオプション設定
・セキュリティー機能にオートアラーム機能を追加


■2005年4月
【エクステリア】
・フロントグリル、アルミホイールのデザインを変更
・リアコンビネーションランプのデザイン変更&LED化
【エンジン】
・V8ガソリンエンジンが平成22年度燃費基準に適合、燃費も向上
 

ランドクルーザーシグナス ▲2002年8月以降モデルはフロントコンソール部分が丸味を帯び、一段と高級な雰囲気のインテリアに。スイッチ類の操作性も向上した

■ランドクルーザーシグナスの中古車相場
ランクル100の中古車流通量が200台ほどあるのに対して、シグナスはその10分の1程度しかない。

新車当時、シグナスの価格はランクル100の最上級グレード「VXリミテッド Gセレクション」よりも90万円近く高かったが、現在の中古車平均価格(車両本体価格)は約215万円と、ランクル100よりも若干安くなっている。

つまり、流通量は少ないものの、中古車としては今のタイミングが狙い目。理想の物件と出合えたなら、できるだけ早く決断したい。

グレード展開のないシグナスだけに、中古車選びで重視したいのは年式とオプション装備だ。

走行性能にこだわるなら、ATが5速になり、VGRSが装備された2002年8月以降のモデルを推す。この年式ならVSC&アクティブTRCも標準装備されている。

オーディオにこだわるなら、これも2002年8月以降のモデルにオプション設定されたマークレビンソン社製プレミアムサウンドシステム装着車を狙うと良いだろう。

走行距離などのコンディションも気になるところだが、基本設計はランクル100と共通なので、頑丈さには定評がある。

少々、走行距離が進んでいたとしても定期的なメンテナンスが施されていた物件なら全く問題ないはずだ。
 

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※記事内の情報は2021年8月4日時点のものです。
 

文/田端邦彦 写真/トヨタ
田端邦彦(たばたくにひこ)

自動車ライター

田端邦彦

自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。