LEXUSは、全世界の次世代を担うクリエイターを対象とした国際デザインコンペティション第三回「LEXUS DESIGN AWARD」の作品募集を、本日から開始する。豊かな社会をつくり上げる“DESIGN”づくりの為に、2013年に創設された「LEXUS DESIGN AWARD」は第三回を迎え、世界的なクリエイターによるメンターセッションを通じてプロトタイプを制作するというユニークな取り組みを実施している。

第三回「LEXUS DESIGN AWARD」のテーマは、人が生まれもつ、“Senses”「五感」。LEXUSは、顧客に提供している「運転体験」にも繋がるこのテーマを通して、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の五感を改めて捉え直し、そこに更なる気づきと可能性を見出したいと考えている。 「LEXUS DESIGN AWARD」では、これまでも、第一回の“Motion”「動き」、第二回の“Curiosity”「好奇心」といった、常に新しいアイデアを生み出すシンプルなテーマを設定してきた。今回、“Senses”「五感」というテーマで、五感を刺激するかつてないアイデアが多く生まれることを期待している。

第三回「LEXUS DESIGN AWARD」のテーマは、人が生まれもつ、“Senses”「五感」。LEXUSは、顧客に提供している「運転体験」にも繋がるこのテーマを通して、視覚・聴覚・触覚・嗅覚・味覚の五感を改めて捉え直し、そこに更なる気づきと可能性を見出したいと考えている。 「LEXUS DESIGN AWARD」では、これまでも、第一回の“Motion”「動き」、第二回の“Curiosity”「好奇心」といった、常に新しいアイデアを生み出すシンプルなテーマを設定してきた。今回、“Senses”「五感」というテーマで、五感を刺激するかつてないアイデアが多く生まれることを期待している。

「LEXUS DESIGN AWARD」の入賞12作品は、ミラノデザインウィーク2015のLEXUS会場にて展示される。入賞12作品のうち、今年はプロトタイプ制作を2作品から4作品に拡大する。4作品の受賞者は、世界を代表するクリエイターをメンターとしたセッションを通じ、自らのアイデアをプロトタイプとして制作し、発表する機会を得る。また新たな取り組みとして、プロトタイプを制作した受賞者は、ミラノデザインウィーク2015のLEXUS会場において、自身の作品についてのプレゼンテーションを行い、最終審査を経て「LEXUS DESIGN AWARD 2015」の頂点となるグランプリ1作品へと絞られる。

尚、本アワードの応募受付期間は、本日、2014年8月11日から11月3日まで。2015年初頭に入賞作品12点を発表予定。


LEXUS DESIGN AWARD 2014 プロトタイプ作品

「Iris」 「Iris」
デザイナー セバスチャン シェラ
シャボン玉をモチーフに、特殊加工を施した手吹きガラス照明
「Macian」 「Macian」
デザイナー ジェイムズ フォックス
隠れ家作り体験を補助し、Curiosityを刺激する工作キット



審査員/メンタープロフィール

審査員 :
パオラ・アントネッリ(Paola Antonelli)氏/キュレーター

1994年よりニューヨーク近代美術館(MoMA)勤務。現在、研究開発部門責任者であると同時に、建築、デザイン部門のシニアキュレーター。1995年「現代デザインに見る素材の変容」展覧会がMoMAのキュレーターとしての初監修展。ダボスの世界経済フォーラム(ダボス会議)などの講演や、建築・デザインの国際的コンペの審査員も務めている。デザインが世界的に影響力のあることが深く認識されるまで、その理解を広めることを目標としており、現代デザインに関する幾つかの特別展を主幹している。

アリック・チェン(Aric Chen)氏/キュレーター

米国出身。香港の西九龍文化地区に新設される映像文化博物館、M+のデザインと建築担当のキュレーターに新任。前職は2011年、2012年度の北京デザインウィークのクリエイティブディレクター。それまでは、ニューヨークでインデペンデントのキュレーター、ライターとして、ニューヨーク・タイムズ、メトロポリス、ファースト・カンパニー、アーキテクチュラル・レコード、PIN-UPなどの新聞・雑誌で活躍してきた。

伊東豊雄(Toyo Ito)氏/建築家

1965年東京大学工学部建築学科卒業。主な作品に「せんだいメディアテーク」、「多摩美術大学図書館(八王子キャンパス)」、「2009高雄ワールドゲームズメインスタジアム(台湾)」などがある。現在進行中のプロジェクトに「台中メトロポリタンオペラハウス(台湾)」などがある。受賞歴には日本建築学会賞作品賞、ヴェネチィア・ビエンナーレ「金獅子賞」、プリツカー建築賞などがある。

バーギット・ローマン(Birgit Lohmann)氏/デザインブーム編集長

ハンブルグ生まれ。工業デザインをフレンツェで学び、1987年よりミラノを拠点に活動。イタリアを代表する建築家やデザイナーと共にデザイン、製品開発を行う。イタリア司法省や国際的なオークションハウスで働くと共に、世界中の著名大学で工業デザインの講演を行っている。1999年にdesignboomを共同創設し、現在は編集長に就任し、教育プログラム、エキシビションキュレーターとして活動。

アリス・ローソーン(Alice Rawsthorn)氏/デザイン評論家

ニューヨーク・タイムズ国際版のデザイン評論家。毎週発信のデザイン・コラムは世界中のメディアで掲載されている。ホワイト・チャペル・ギャラリー、マイケル・クラーク舞踊団の評議員、チャイセンヘール・ギャラリーの主任評議員。近著はデザインが過去、現在、未来の生活に与える影響についての“Hello World: Where Design Meets Life”(ハーミッシュ・ハミルトン刊)。

福市得雄(Tokuo Fukuichi)/Lexus International President

多摩美術大美術学部卒。1974年トヨタ自動車デザイン部へ入社。デザイン統括部長、トヨタヨーロッパデザインディベロップメント社長を経て、2014年4月よりLexus International Presidentを務める。


メンター :
アーサー・ファン(Arthur Huang)氏/建築家・エンジニア

コーネル大学建築学部、ハーバード大学建築大学院卒業。歴史、構造エンジニアリング、生物学からインスピレーションを得たクリエイティビティな気風で若くして注目される。MINIWIZ社を2005年にニューヨークで、2006年に香港で起業。業界に先駆け、カーボン削減のコンセプトを製品や素材として具現化。MINIWIZ社はその後、環境に優しい素材、建築モジュール、設計を手がける国際企業に成長している。

ロビン・ハニキー(Robin Hunicke)氏/ゲームデザイナー

ゲームデザイナー&プロデューサー。美術、コンピューター・サイエンス、応用ゲーム分野で研鑽を積んだ。作品にはPSNダウンローダブルの受賞作品、ジャーニー、スティーブン・スピルバーグのブーム・ボックス・シリーズなど任天堂Wii向けゲーム、MySims、The Sims2などがある。2012年にゲーム開発スタジオ、フノメナをサンフラシスコで共同創設。ゲーム界に影響力のある女性として知られ、思考やゲーム・デザイン、ゲーム文化における多様性を支持する。ゲーム・デザインにおけるMDAアプローチを奨励、年次エクスペリメンタル・ゲームプレイ・ワークショップを共同開催、インデペンデント・ゲームのインディケード・フェスティバルの会長を務めた。

ネリ・アンド・フー(Lyndon Neri & Rossana Hu)氏/建築家・デザイナー

上海に拠点を置くネリ&フー・デザイン・アンド・リサーチの共同創立者。専門領域を越え、様々な国の多岐に渡るプロジェクトに取り組み、建築に新しい変化を起こしている。プロジェクトのひとつひとつは、独特の文化・社会的コンテクストの問題を抱えている。建築・インテリアデザイン・プランニング・グラフィック商品等のデザインをしていく中で生まれた、“コンテンポラリーな建築の取り組みは、従来の建築の枠を超えている”という気づき。それをもとに、各プロジェクトで異なる文化・社会的課題への理解と、徹底的なリサーチに基づいたデザインを行う。彼らの仕事は、繊細でありながら、材料、フォルムや光のダイナミックなインタラクションに根ざしており、2014年「Wallpaper* Magazine」のデザイナー・オブ・ザ・イヤー受賞、2013年には、U.S.インテリア・デザインの殿堂入りを果たした。

マックス・ラム(Max Lamb)氏/デザイナー

素材を生かしたプロダクト創作を得意とするデザイナー。英国の美しい海岸の町コーンウォール出身で、小さい頃から自然に触れて育った。素材そのものが持つ要素を生かした質朴かつ明快なデザインと、材質を知り尽くした繊細な手仕事で、ユニークな家具を制作する。素材と制作のプロセスには、伝統的な手法を重んじつつ、斬新な手法を追求し、実験的かつ実理にかなった作品を目指す。 ロイヤル・カレッジではデザイン・プロダクトを専攻。修士号取得、次いでデザインを実践するワークショップを創設。ロイヤル・カレッジ・オブ・アートでデザイン・プロダクトを教える傍ら、世界中の企業や機関に対し、定期的にデザイン・ワークショップを開催。