BMW X3

【連載:どんなクルマと、どんな時間を。】
車の数だけ存在する「車を囲むオーナーのドラマ」を紹介するインタビュー連載。あなたは、どんなクルマと、どんな時間を?

アクティブな夫婦が選んだ「ふたりの愛車」

ひろあきさん、りほさんの愛車は結婚を機に約1年半前に購入したもの。お互い結婚前から車には乗っていたが、このX3は初めて一緒に暮らすことを前提に選んだ1台だという。そのチョイスには、アクティブなご夫婦のライフスタイルが率直に反映されていた。
 

BMW X3 ▲ホイールはブラックアウトした19インチを装着

ひろあきさんはかねてからスノーボードが趣味だったため、雪道に強い四駆であることは愛車選びの必須条件だった。

さらに、長距離を走っても疲労の少ない快適性や優れた燃費、たくさんのギアを収納できる大容量のラゲージスペースという条件を満たすディーゼル仕様のX3は、まさに理想の1台だった。
 

BMW X3▲ブラウンのレザーシートはデザインだけでなく、長距離運転をサポートしてくれるホールド感もお気に入り

車を購入してからは、りほさんもスノーボードのギア・ウエアを揃え、本格的に滑るようになったという。よく行くのは白馬。昨シーズンは11回ほどゲレンデへ遠征したというからなかなかなハマり具合だ。
 

BMW X3▲スノーボードに行った際の様子。雪道では4WDが大活躍(画像はご本人提供)

燃費は期待していた以上に良く、高速道路では18km/L、一般道では14~1km/L まで伸びるという。

「レンジローバー イヴォーグも候補に上がったんですけど、価格と機能のバランスでこちらにしました」(ひろあきさん)

そして、キャンプも夫婦で楽しんでいるアクティビティのひとつ。普段、ひろあきさんは在宅で仕事をしているため、休日はとにかく外へ出て、自然の中でのんびり過ごしたくなるという。
 

BMW X3

この日に使用していたテントは長野県は松本市に本拠を置くブランド「ゼインアーツ」のもの。自然と調和する美しいデザインと高い機能性によってキャンプ愛好家から一目置かれている逸品だ。

ひろあきさんは車だけではなく、キャンプギアのモノ選びもかなりの「目利き」であることがうかがえる。
 

BMW X3
BMW X3
BMW X3

これぐらいの設営なら後席を半分だけ倒せばギアは問題なく収納が可能とひろあきさん。冬はこれに加えて灯油ストーブを持っていくため、後席をすべて畳んでいるという。
 

BMW X3

いま現在、海に程近い湘南エリアに住んでいるのも結婚をきっかけに引っ越したからだ。早速、新しい趣味として夫婦揃ってサーフボードなどのギア一式を買い揃えたという。

いまは近所の海岸で練習中だが、ゆくゆくは愛車とともにサーフトリップへ出かけるつもりだ。ちなみにサーフボードは「ミッドレングス」、すなわちショートボードとロングボードの中間にあたる長さのものを使っており、このサイズなら何とかX3の車内に中積みできるという。

一方で、ルーフキャリアを付け、そこにボードや荷物を載せるというスタイルにも憧れがありますと、りほさん。

購入から1年半で走った距離は約2万km。ほとんど週末だけの使用にしては結構な距離である。

「出かけた先でアウトドアレジャーを楽しむだけではなく、X3で走ること自体がひとつのアクティビティになっているんです。何となく河口湖まで走ってコーヒーを飲んだだけで帰ってきた、なんていうこともありますよ」

ひろあきさんは大阪出身。りほさんは愛知出身。それぞれの実家へもこのX3で帰省している。お互いのご両親も公認する「ふたりの愛車」なのである。
 

BMW X3
文/佐藤旅宇、写真/見城了
BMW X3

田中ひろあきさん、りほさんのマイカーレビュー

BMW X3(2代目)

●年間走行距離/約1万5000km
●マイカーの好きなところ/ディーゼル×4WDでどこでも行けるところ
●マイカーの愛すべきダメなところ/足回りが固めなので、乗り心地は好みが分かれる
●マイカーはどんな人にオススメしたい?/アウトドア好きな人、長距離運転をよくする人

佐藤旅宇

ライター

佐藤旅宇

オートバイ専門誌と自転車専門誌の編集記者を経て2010年よりフリーライターとして独立。様々なジャンルの広告&メディアで節操なく活動中。現在の愛車はフォルクスワーゲン クロスポロと日産 ラルゴの他、バイク(トライアンフ)とたくさんの自転車。