今、アナタの思うスーパーカーの条件【御堀直嗣編】 【賢人が斬る!】
カテゴリー: トレンド
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2007/11/21
■今回のお題■
スーパーカーという言葉は70年代後半にフェラーリやランボルギーニなどの
ハイパフォーマンスカーに対して使われていた
今、スーパーカーという言葉が当てはまる車とはどんな車なのかをライター2人に聞いてみました
-今、アナタの思うスーパーカーの条件-
マルチパフォーマンススーパーカーというフレーズで登場した日産GT-Rスーパーカーという言葉は70年代後半にフェラーリやランボルギーニなどの
ハイパフォーマンスカーに対して使われていた
今、スーパーカーという言葉が当てはまる車とはどんな車なのかをライター2人に聞いてみました

加速性能や速さという20世紀のスーパーカーの
価値観を打ち破ってこそ今を代表する車になる
御堀 直嗣さん●フリーランスライター●みほり なおつぐ
フォーミュラレースに参戦経験があるフリーライター
著書には燃料電池車や電気自動車に関するものが多くメカに強い
フォーミュラレースに参戦経験があるフリーライター
著書には燃料電池車や電気自動車に関するものが多くメカに強い

しかしスーパーカーが、いかなる車であるかという定義は必ずしも定かではない。その人、一人ひとりにとって飛び切り上等で、超高性能な車であると実感できる一台であることが大切だ。そしてこれまでは、最高速度が高いとか、加速が猛烈とか、格好がいいといった条件を満たせば、スーパーカーというに恥ずかしくない一台であった。
だが今日は難しい。例えばレクサス600hはハイブリッドカーの高級セダンだが、目にも鮮やかな加速性能である。ヨーロッパでは、ディーゼルターボエンジンを積んだ高級車が俊足を誇る。加速性能や速さが、必ずしもスーパーカーを決定づける条件とはならなくなりつつあるといえるだろう。
21世紀の今日、ただ速く格好いいだけでは、周りの目が「アイツ、世間からズレている」と見るかもしれない。それほど車の置かれた立場は厳しい。
今年の東京モーターショーには数々の環境適合車が出展された。そして21世紀にスーパーカーが存続するための条件とは、燃費が良く、排ガスも極めてクリーンであり、安全に対する配慮と先進性があることが、速さや加速の良さに加えて必要になるだろう。

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