▲1967年5月30日、世界初の2ローターロータリーエンジン搭載市販車となるマツダ コスモスポーツが発売されました。10A型ロータリーエンジンは491cc×2ローターで110ps/13.3kg-mを発生。全高わずか1165mmという低いプロポーションも特徴です。後期型は『帰ってきたウルトラマン』のマットビハイクルとして使用されました ▲1967年5月30日、世界初の2ローターロータリーエンジン搭載市販車となるマツダ コスモスポーツが発売されました。10A型ロータリーエンジンは491cc×2ローターで110ps/13.3kg-mを発生。全高わずか1165mmという低いプロポーションも特徴です。後期型は『帰ってきたウルトラマン』のマットビハイクルとして使用されました

「陸サーファー」文化を生み出したあの名車も登場!

日本には様々な暦や記念日があります。そして車の世界を見渡しても多くの記念日があります。今回は5月24日から6月6日までの出来事を紹介します!

■5月24日 小河等選手死去(1992年)
■5月26日 東名高速道路全線開通(1969年)
■5月30日 マツダ コスモスポーツ発売(1967年)
■5月30日 初代トヨタ エスティマ発売(1990年)
■6月1日 初代ホンダ ライフ発売(1971年)
■6月1日 改正道路交通法施行。駐車違反の取り締まりが民間委託に(2006年)
■6月1日 改正道路交通法施行。後部座席のシートベルトの着用義務化と75歳以上のドライバーの「もみじマーク」の貼付義務化(2008年)
■6月2日 風戸裕選手、鈴木誠一選手死去(1974年)
■6月2日 5代目マツダ ファミリア発売(1980年)
■6月3日 ホンダ ラグレイト発売(1999年)
■6月6日 ワイパーの日

この時期には日本のモータースポーツ史で忘れてはいけない大事故が起こりました。また後世に名を残す名車も多く誕生しています。

▲1989年にF3からF3000へとステップアップを果たした小河選手は優勝こそ1度でしたが確実に2位に入ってポイントを獲得。89年シリーズチャンピオンに。ここから「史上最強の2位」と呼ばれました。しかし、92年5月24日の鈴鹿サーキット。4位争いをしていた小河選手のマシンが1コーナーで前車と接触。マシンは宙を舞いフェンスに激突し、小河選手は帰らぬ人となりました ▲1989年にF3からF3000へとステップアップを果たした小河選手は優勝こそ1度でしたが確実に2位に入ってポイントを獲得。89年シリーズチャンピオンに。ここから「史上最強の2位」と呼ばれました。しかし、92年5月24日の鈴鹿サーキット。4位争いをしていた小河選手のマシンが1コーナーで前車と接触。マシンは宙を舞いフェンスに激突し、小河選手は帰らぬ人となりました
▲1962年から工事が始まった東名高速道路建設。東京~愛知・小牧を走り名神高速へと繋がる日本の大動脈には、工事の大きな難所がありました。大井松田~御殿場間の山岳ルートです。山を迂回して道を作り、1969年5月26日に大井松田~御殿場間が開通。これで東名高速道路が全線開通となりました ▲1962年から工事が始まった東名高速道路建設。東京~愛知・小牧を走り名神高速へと繋がる日本の大動脈には、工事の大きな難所がありました。大井松田~御殿場間の山岳ルートです。山を迂回して道を作り、1969年5月26日に大井松田~御殿場間が開通。これで東名高速道路が全線開通となりました
▲「トヨタの天才タマゴ」というキャッチコピーで登場した初代エスティマ。床下ミッドシップという画期的な構造を採用し独特なワンモーションフォルムを実現、一世を風靡しました。2000年1月にフルモデルチェンジした後も初代の中古車は高値で取引されていました ▲「トヨタの天才タマゴ」というキャッチコピーで登場した初代エスティマ。床下ミッドシップという画期的な構造を採用し独特なワンモーションフォルムを実現、一世を風靡しました。2000年1月にフルモデルチェンジした後も初代の中古車は高値で取引されていました
▲360cc水冷2気筒エンジンを搭載したライフはファミリー向け軽自動車として登場。エンジンにバランサーを付けることで2気筒ながら振動を軽減しました。1974年に製造中止となりライフの名は消えますが、1997年4月に復活しました ▲360cc水冷2気筒エンジンを搭載したライフはファミリー向け軽自動車として登場。エンジンにバランサーを付けることで2気筒ながら振動を軽減しました。1974年に製造中止となりライフの名は消えますが、1997年4月に復活しました
▲6月1日は改正された道路交通法が数度、施行された日です。1996年には「大型自動二輪車」と「普通自動二輪車」区分が新設され、2002年には飲酒運転の罰則強化や免許証の有効期限が3年から5年に原則変更されました。2006年には駐車違反取り締まりの民間委託が、2008年には後部座席のシートベルト着用義務化や高齢運転者標識(もみじマーク)の表示が義務化されています ▲6月1日は改正された道路交通法が数度、施行された日です。1996年には「大型自動二輪車」と「普通自動二輪車」区分が新設され、2002年には飲酒運転の罰則強化や免許証の有効期限が3年から5年に原則変更されました。2006年には駐車違反取り締まりの民間委託が、2008年には後部座席のシートベルト着用義務化や高齢運転者標識(もみじマーク)の表示が義務化されています
▲富士グランチャンピオンレースやヨーロッパF2など多くのレースに参戦した風戸裕選手。そしてレース業界の名門「東名自動車」の設立者で多くの選手から慕われた鈴木誠一選手。2人に悲劇が訪れたのは1974年6月2日、富士グランチャンピオン決勝レース。富士の30度バンクで多重クラッシュが発生し、2人のマシンは信号灯や支柱などに激突し炎上。2人の名ドライバーは帰らぬ人となりました ▲富士グランチャンピオンレースやヨーロッパF2など多くのレースに参戦した風戸裕選手。そしてレース業界の名門「東名自動車」の設立者で多くの選手から慕われた鈴木誠一選手。2人に悲劇が訪れたのは1974年6月2日、富士グランチャンピオン決勝レース。富士の30度バンクで多重クラッシュが発生し、2人のマシンは信号灯や支柱などに激突し炎上。2人の名ドライバーは帰らぬ人となりました
▲文字どおり家族のためのコンパクトカーとして多くの人から愛されたファミリア。1980年6月2日に発売された5代目(BD型)は当時の若者からも支持されました。サーフィンをしないのにこの車にサーフボードを載せ、海沿いをドライブする「陸(おか)サーファー」まで登場。そしてこの年から始まった日本カー・オブ・ザ・イヤーの初代受賞車に輝きました ▲文字どおり家族のためのコンパクトカーとして多くの人から愛されたファミリア。1980年6月2日に発売された5代目(BD型)は当時の若者からも支持されました。サーフィンをしないのにこの車にサーフボードを載せ、海沿いをドライブする「陸(おか)サーファー」まで登場。そしてこの年から始まった日本カー・オブ・ザ・イヤーの初代受賞車に輝きました
▲北米ではオデッセイとして販売されていたLサイズミニバンが日本に上陸。それが1999年6月3日にデビューしたホンダ ラグレイトです。全高は低めですが5mを超える全長、1.9mを超える全幅は大迫力! 日本のオデッセイがヒンジ式ドアだったのに対し、ラグレイトはスライドドアを採用していました ▲北米ではオデッセイとして販売されていたLサイズミニバンが日本に上陸。それが1999年6月3日にデビューしたホンダ ラグレイトです。全高は低めですが5mを超える全長、1.9mを超える全幅は大迫力! 日本のオデッセイがヒンジ式ドアだったのに対し、ラグレイトはスライドドアを採用していました
▲ワイパーの日は、日本ワイパーブレード連合会が制定した記念日。ワイパーをよく使う梅雨の時期と、同じ数字が2回並ぶことが2本1組のワイパーをイメージさせることから6月6日が選ばれたそう。雨が続く梅雨の前にぜひワイパーの点検・交換をしておきましょう ▲ワイパーの日は、日本ワイパーブレード連合会が制定した記念日。ワイパーをよく使う梅雨の時期と、同じ数字が2回並ぶことが2本1組のワイパーをイメージさせることから6月6日が選ばれたそう。雨が続く梅雨の前にぜひワイパーの点検・交換をしておきましょう
text/高橋 満(BRIDGE MAN) photo/マツダ、中日本高速道路(株)、トヨタ、ホンダ、奥隅圭之