▲大ヒットした3代目プリウスに、居住性と収納性を兼ね備えたのがプリウスα。プリウスと比べると全長が150mm、全幅が30mm、全高が85mm伸びてひとまわり大きなサイズになっている▲大ヒットした3代目プリウスに、居住性と収納性を兼ね備えたのがプリウスα。プリウスと比べると全長が150mm、全幅が30mm、全高が85mm伸びてひとまわり大きなサイズになっている

中古車市場では大多数が5人乗り仕様

2011年5月に登場したプリウスα。

シリーズ3代目となるプリウスをベースに、ボディサイズを拡大して様々なシーンで活躍できるゆとりの室内空間を備えたモデルだ。

2列シートの5人乗り仕様と3列シートの7人乗り仕様が用意され、搭載するパワートレインはともに1.8Lエンジン+モーターとなる。

ただし、5人乗り仕様がニッケル水素バッテリーなのに対し、7人乗り仕様は省スペースが可能なリチウムイオンバッテリーを搭載。

登場からすでに7年以上が経過した現在、中古車の流通量はおよそ1900台。

そのうちの85%以上となる約1600台が5人乗り仕様となる。

カーセンサーのボディタイプでは「ミニバン」にカテゴライズされるプリウスα。

実質的には、2列シート+広い荷室空間を備えたステーションワゴンとして使われている例が多いようだ。
 

▲写真は3列シートの7人乗りモデル。3列目を倒せば広い荷室空間を確保できる。3列目の片側を倒して6人乗りにするアレンジも可能 ▲写真は3列シートの7人乗りモデル。3列目を倒せば広い荷室空間を確保できる。3列目の片側を倒して6人乗りにするアレンジも可能

2014年11月以降の後期型が極端に少ない

現時点の中古車の平均価格はおよそ145万円。

この1年間で15万円ほど下がっており、相場は順調に下落していると言える。

だが直近3ヵ月では流通量が減少傾向にあることも影響してか、相場は横ばい傾向だ。

また、2014年11月に行われたマイナーチェンジ以降の後期型の中古車流通量が全体の2割弱しかなく、物件の新陳代謝がやや滞っている。

そのため、走行距離10万kmを超える前期型の多走行車でも値崩れしづらい状況にある。

▲2014年10月まで生産されていた前期型のプリウスα。フロントのデザインはプリウス(3代目)とほとんど変わらない ▲2014年10月まで生産されていた前期型のプリウスα。フロントのデザインはプリウス(3代目)とほとんど変わらない

以上を踏まえたうえで、予算100万円圏内の物件を見てみよう。

対象となる物件は、流通量全体のわずか5%程度。すべてが2014年10月までの前期型だ。

これに「走行距離10万km以下」かつ「修復歴なし」を検索条件に設定すると、ターゲットはさらに絞られてしまう。

予算100万円でお得感と納得感の高いハイバリュー物件を見つけることは、今のところあまり現実的ではなさそうだ。
 

今なら120万円前後が予算の目安として妥当

できるだけ早いタイミングでバリューの高い物件を手に入れるとすると、少なくとも予算120万円は欲しいところ。

メインターゲットは前期型の廉価グレードとなる1.8Sだが、希に中間グレードのGや装備充実のツーリングセレクションも視野に入ってくる。

予算120万円で走行距離8万km以下の1.8Gが手に入れば、なかなか良い買い物と言えるだろう。

購入まで時間的な余裕があるなら、もう少し待ってみるのもいいだろう。

というのも、全体流通量における後期型の割合が少なすぎるというところがミソ。

後期型がもう少し増えると、一気に前期型の相場が下落する可能性があるからだ。

狙い目のタイミングは、いわゆる中古車の流通量が増える2月後半から3月前半。

この好機にハイバリューな前期型をつかみ損ねないように、今から予算100万円前後の物件の状況をチェックしておこう。
 

text/中野剛
photo/篠原晃一
 

▼検索条件

トヨタ プリウスα(現行型) × 総額100万円以下 × 修復歴なし × 走行距離10万km以下 × 全国