旧型となって間もない3代目メルセデス・ベンツ Aクラスも、今や総額100万円ちょいから!【高そうに見えて意外と安い?】
2019/03/13
▲「ハイ、メルセデス!」というインフォテインメントシステムのCMでおなじみの新型(4代目)にモデルチェンジはされましたが、1個前の3代目メルセデス・ベンツ Aクラスだってまだまだ十分魅力的です。で、意外と安いし!「注文の多い知人」に対するたぶんベストな提案
過日。「友人」というべきか「知人」と呼ぶべきか微妙な間柄の古い知人が、いきなり拙宅へやってきた。って、結局「知人」と呼んでるわけだが。
それはさておき、彼は言った。
「近頃のキミは中古車評論家を名乗っているそうじゃないか。ならば僕にオススメの中古車を教えたまえ。我輩が希望する条件は……」
いきなりやってきてコイツは何をベラベラ言っているのだ? と思ったが、まぁ続きを聞いた。それによると、彼が中古車に求める条件はおおむね下記のとおりだった。
1. 有名ブランドの輸入車であること
2. 年式的に新しめであること
3. 走行距離も少なめであること
4. 人と荷物をたっぷり載せられること
5. 走りもそれなり以上にいい感じであること
6. それでいて総額100万円ちょいぐらいで購入できること
「猿渡くん……」と、わたしは言った。言い忘れたが、彼の名は猿渡源造という。
「それはどう考えても無理だ。なぜならば、キミが言っているのは『JR恵比寿駅から徒歩6分以内の築浅デザイナーズ3LDKを、月額4万円で借りられないか?』と不動産業者に聞いているのと同じだからだ」
「ならばどうすればいい?」と問う猿渡に対し、わたしは「ここは譲れる/ここだけは譲れない、という形で条件を整理および緩和したまえ。賃貸マンションを借りるときと同じだ」と告げた。
すると猿渡は「4の『人と荷物をたっぷり載せられること』は譲ってもいい。なぜならばウチは3人家族で、よく考えたらミニバンとかじゃなくても大丈夫だからだ」と言う。
わたしは「本当はもういくつか条件を緩和してほしいんですけどネ……」と内心思っている不動産業者のような顔つきで、彼に言った。
「ならば、なんとかならんでもない。最近1個前となったばかりの3代目メルセデス・ベンツ Aクラスを買いたまえ。それが、たぶんキミにとってのベストだ」
以下は、この後わたしが猿渡に説明した内容のダイジェスト版である。
初代&2代目とはまるで違う「カッコいい車」に生まれ変わった3代目
▲こちらが旧型の3代目メルセデス・ベンツ Aクラス。日本では2013年1月から2018年10月まで販売されていました最近1個前となったばかりの3代目メルセデス・ベンツ Aクラス。マニアは「W176」という型番で呼ぶそれは、おおむね以下のような輸入乗用車である。
初代および2代目のAクラスは、メルセデスらしからぬ大衆っぽさも漂わせた小型乗用車だった。だが2012年11月に発売された当該W176は「まるで別物」といったニュアンスのスポーティでプレミアムなモデルに生まれ変わった。
初代と2代目のボディは、燃料電池などの搭載を前提とする2階建て構造(サンドイッチコンセプト)だったため、背が高い「よくある小型車」といったニュアンスのフォルムだった。
だが3代目のW176は燃料電池やEVへの横展開をあきらめた結果、2階建て構造を廃止。その結果、比較的ローフォルムな「カッコいいスタイル」となったのだ。
それと同時にCセグメントへの大型化も実行された。Cセグメントというのは要するに「フォルクスワーゲンのゴルフぐらいのサイズ」ということである。
そしてW176は「カッコいいだけの車」でもなかった。
ハンドリングはスポーティにして上質で、内外装各部のデザインや質感も「プレミアムコンパクト」と呼ぶに恥じないもの。
そして居住性や積載性も、さすがに背が高い車と比べてしまうと劣るが、この種のフォルムの小型車としては「十分以上」といえる水準だった。
搭載エンジンは1.6Lと2Lの直4直噴ターボで、トランスミッションは7速ツインクラッチ式の7G-DCT。2L直噴ターボの方はなかなか速いが、かといって2L直噴ターボの方でも普段使いにはぜんぜん十分以上である。
2015年11月にはマイナーチェンジが行われ、内外装を少しお化粧直しするとともに、エンジンとトランスミッション、ステアリングなどの特性を統合的に制御できる「ダイナミックセレクト」を全車に採用。
そして昨年2018年10月に、4代目となるW177型へフルモデルチェンジされた――というのが、3代目Aクラスの概要である。
狙い目総額はズバリ100万円台前半から半ば
▲2代目までの実用車然とした背高フォルムから、やや低めに構えたフォルムへの大変身を果たした3代目のメルセデス・ベンツ Aクラス。セグメント(カテゴリー)も1個分上にスライドしました。性能的な部分だけでなく、細かなビジュアルや全体としての雰囲気も、まだまだぜんぜん古びていないと思うのですが、どうでしょうか?
そこまでの概要を話し終えたところで、猿渡が口を挟んだ。
「昨年10月にフルモデルチェンジされたのであれば、そちら(新型の4代目)の方が高性能なのではないか? そして自分はそちらを買った方が、より満足できるのではないだろうか?」といった趣旨の発言だった。
「そのとおりである」と、わたしは言った。
だが続けて「しかしキミは総額100万円ちょいぐらいで買いたいそうではないか? であるならば新型の4代目は無理だ。何度も言うようだが、それは恵比寿の駅近築浅デザイナーズに月4万円で住まわせろ、と言うようなものだからである」と言うと、猿渡は黙った。
また、これは何も予算の話だけではない。
確かに、4代目の方が何かと優れているのは明らかだ(そうでなければモデルチェンジをする意味がない)。
しかし、普通の人間が普通に車を日常使いするにあたって、最新モデルの最新スペックが本当に必要なのか――と考えたとき、「意外とそうでもない(3代目でも実は十分だ)」という答えが出ることも世の中にはある。
どうしても最新にこだわりたい人は、そうすれば良い。だがもしもそうでもないのであれば、「コンディション良好な3代目の中古車をおトクに買う」という選択だってぜんぜんアリなはずなのだ。
以上の説明を聞いて「なるほど」とつぶやいた猿渡は、ついに核心部分をわたしに尋ねた。
「で、自分はどんな3代目Aクラスを、だいたいいくらぐらいで買うべきなのだろうか?」と。
一概には言えない問題だが、わたしはおおむね以下のとおり返答した。
・普通に使うのであれば2LターボのA250系よりも、1.6Lターボ+17インチホイールとなるA180系の方がいいだろう。なぜならば、そっちの方が乗り心地良好だからである。
・総額100万円ちょいでも買えなくはないが、できれば総額130万~150万円付近で、比較的低走行な個体を探すべきと思われる。
・色や装備は「お好きにどうぞ」といった感じだが、「セーフティパッケージ」は付いている方が望ましい。これは「ブラインドスポットアシスト」と「ディストロニックプラス」「プレセーフ」がセットになったオプションパッケージである。
・それに加えて「バリューパッケージ」や「ナイトパッケージ」「エクスクルーシブパッケージ」などがもしも付いていたら、それってかなりおトクである。
……と、以上のような説明をすると、猿渡は満足げな表情を浮かべて帰っていった。
ロクに礼も言わずに失礼な奴だが、まあとにかく3代目メルセデス・ベンツ Aクラスは、中古のプレミアム実用車を買うにあたっては今、素晴らしい選択肢のひとつである。猿渡はさておき、あなたには、ぜひともステキな1台を探し当てていただきたいと強く願っている。
▲ちなみに3代目Aクラスのインテリアは、グレードやオプションなどによって細部はいろいろ異なりますが、おおむねこのようなデザイン。写真は左ハンドルの欧州仕様ですが、日本仕様はすべて右ハンドルです▼検索条件
メルセデス・ベンツ Aクラス(3代目)×A180系×総額150万円台まで×修復歴なしこの記事で紹介している物件
メルセデス・ベンツ
Aクラス A180 セーフティシステム コンビ革 追突軽減ブレーキ デストロニック+ ブラインドスポットアシスト ナビフルセグTV バックカメラ Blutooth パドルシフト 前後センサー HID LEDポジション
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メルセデス・ベンツ
Aクラス A180 クルコン carplay ハーフレザー シートH 純正ナビ 地デジ バックカメラ Bluetooth 前後コーナーセンサー ステアリングS オートライト ドラレコ 純正16インチAW ETC
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支払総額118.8万円
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