フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン 【マイナーチェンジ】
カテゴリー: フォルクスワーゲンの試乗レポート
2007/04/17
大人6人乗車でも「加速に不満なし」のゆとりある走行性能

◆テスト車両:TSI ハイライン 325万円
TSI トレンドライン275万円
■主要諸元:TSI ハイライン
●駆動方式:FF
●トランスミッション:6速DSG
●全長4420×全幅1795×全高1660㎜
●ホイールベース:2675㎜
●車両重量:1630㎏
●乗車定員:7人
●エンジン種類:直4DOHC+ターボ+SC
●総排気量:1389㏄
●最高出力:125kW(170ps)/6000rpm
●最大トルク:240N・m(24.5kg-m)/1500~4750rpm
●使用燃料:無鉛プレミアム
●燃料タンク容量:60L
●10・15モード燃費:12.4㎞/L
●タイヤサイズ:205/55R16
◆コンセプト
今後の規範エンジンとなるツインチャージャーを搭載

フェイスリフト、マイナーチェンジである。最新のVWモード“ぎらぎらワッペングリル”を採用しただけなら単なるニュースで済むが、今回のマイチェンは大きく扱う価値がある。ゴルフに搭載され話題と人気を呼ぶツインチャージャーTSIユニットを搭載したからだ。2グレード用意されるが、いずれもTSI搭載とした。上級グレードのハイラインには、ゴルフGTと同じ170ps仕様を、下のトレンドラインには新たに140ps仕様のエンジンを、それぞれ積んでいる。もちろん、両車とも組み合わされるミッションはDSGだ。
低回転域をスーパーチャージャーで補い、徐々にターボチャージャーへ移行して1.4Lでありながら2L超級の力を得る。トゥーランとのマッチングは、どうだろうか。
◆室内&荷室空間
エンジン以外にも装備の違いで差別化を図る

ドイツ車でハイラインと言えば、装備充実仕様ということ。トレンドラインとの差別化は、エンジンパワー差以外にも細かに施された。
クロームのワッペングリルは同じだが、グリル内のルーバーにフロントバンパーモール、サイドモール、ルーフレールにもクロームパーツを用意。バイキセノンヘッドライトやフォグランプ、アルミホイールも標準で、ハイラインのほうが見るからに豪華だ。
インテリアも雰囲気が違う。トレンドラインが硬派なチタンブラックの内装色を採用する一方、ハイラインは洒落たアンスラサイトカラーとした。そのうえスポーツタイプのシートに、パドルシフト付きレザーハンドル、レザーハンドブレーキ&シフトノブとするなど、ナビ以外フル装備状態である。
◆ドライブフィール
常用域での快適な走りならトレンドラインで十分

装備差を見れば、ハイラインが欲しくなるのが人情だが、こと走りの性能では、トレンドラインで十二分に使える。自慢のDSGをパドルシフトで操作できないのが残念だが、それ以外は遜色ナシ。30馬力少ないとはいえ、日常域でモノをいうトルクはほとんど同じである。1500回転あたりから最大値を引き出し、パワーにしても常用域である4000回転以下ではほとんど同じ出力性能なのだ。不満があるはずもない。DSGがもたらすスムーズな加速は相変わらず。
成人男性6人を積み込みワインディングを走ってみたが、ストレスもなく走ってくれた。走りに破綻がないのも、トゥーランの魅力だ。
欠点は、2列目の乗り心地が悪いことと、シートアレンジ操作が軽やかでないことぐらいだ。
◆こんな人にオススメ
国産ミニバンでトゥーランに匹敵する走りを見せるのはホンダストリームぐらい。シンプルなカタチ(少し派手になったのが残念)と話題のTSI+DSG、そしてガイシャだけどVWという安心感。国産ミニバンに飽きた人には、もってこい。扱いやすいので、脱子供世代のポストビッグミニバンとしてもいい選択だと思いますよ。長くつき合う一台をどうぞ。
【フォルクスワーゲン ゴルフ トゥーラン Photo Archive】

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(Tester/西川淳 Photo/尾形和美)



◆テスト車両:TSI ハイライン 325万円
TSI トレンドライン275万円
■主要諸元:TSI ハイライン
●駆動方式:FF
●トランスミッション:6速DSG
●全長4420×全幅1795×全高1660㎜
●ホイールベース:2675㎜
●車両重量:1630㎏
●乗車定員:7人
●エンジン種類:直4DOHC+ターボ+SC
●総排気量:1389㏄
●最高出力:125kW(170ps)/6000rpm
●最大トルク:240N・m(24.5kg-m)/1500~4750rpm
●使用燃料:無鉛プレミアム
●燃料タンク容量:60L
●10・15モード燃費:12.4㎞/L
●タイヤサイズ:205/55R16
◆コンセプト
今後の規範エンジンとなるツインチャージャーを搭載


フェイスリフト、マイナーチェンジである。最新のVWモード“ぎらぎらワッペングリル”を採用しただけなら単なるニュースで済むが、今回のマイチェンは大きく扱う価値がある。ゴルフに搭載され話題と人気を呼ぶツインチャージャーTSIユニットを搭載したからだ。2グレード用意されるが、いずれもTSI搭載とした。上級グレードのハイラインには、ゴルフGTと同じ170ps仕様を、下のトレンドラインには新たに140ps仕様のエンジンを、それぞれ積んでいる。もちろん、両車とも組み合わされるミッションはDSGだ。
低回転域をスーパーチャージャーで補い、徐々にターボチャージャーへ移行して1.4Lでありながら2L超級の力を得る。トゥーランとのマッチングは、どうだろうか。
◆室内&荷室空間
エンジン以外にも装備の違いで差別化を図る



ドイツ車でハイラインと言えば、装備充実仕様ということ。トレンドラインとの差別化は、エンジンパワー差以外にも細かに施された。
クロームのワッペングリルは同じだが、グリル内のルーバーにフロントバンパーモール、サイドモール、ルーフレールにもクロームパーツを用意。バイキセノンヘッドライトやフォグランプ、アルミホイールも標準で、ハイラインのほうが見るからに豪華だ。
インテリアも雰囲気が違う。トレンドラインが硬派なチタンブラックの内装色を採用する一方、ハイラインは洒落たアンスラサイトカラーとした。そのうえスポーツタイプのシートに、パドルシフト付きレザーハンドル、レザーハンドブレーキ&シフトノブとするなど、ナビ以外フル装備状態である。
◆ドライブフィール
常用域での快適な走りならトレンドラインで十分



装備差を見れば、ハイラインが欲しくなるのが人情だが、こと走りの性能では、トレンドラインで十二分に使える。自慢のDSGをパドルシフトで操作できないのが残念だが、それ以外は遜色ナシ。30馬力少ないとはいえ、日常域でモノをいうトルクはほとんど同じである。1500回転あたりから最大値を引き出し、パワーにしても常用域である4000回転以下ではほとんど同じ出力性能なのだ。不満があるはずもない。DSGがもたらすスムーズな加速は相変わらず。
成人男性6人を積み込みワインディングを走ってみたが、ストレスもなく走ってくれた。走りに破綻がないのも、トゥーランの魅力だ。
欠点は、2列目の乗り心地が悪いことと、シートアレンジ操作が軽やかでないことぐらいだ。
◆こんな人にオススメ
国産ミニバンでトゥーランに匹敵する走りを見せるのはホンダストリームぐらい。シンプルなカタチ(少し派手になったのが残念)と話題のTSI+DSG、そしてガイシャだけどVWという安心感。国産ミニバンに飽きた人には、もってこい。扱いやすいので、脱子供世代のポストビッグミニバンとしてもいい選択だと思いますよ。長くつき合う一台をどうぞ。
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