車を意のままに操れ！　86アカデミー上級クラスが開講

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2013/08/20

大人のスポーツカーカルチャーアカデミーと題しトヨタが主催する「86アカデミー」。そのクラスのひとつにトヨタ86の実車を教材として車の操り方を学ぶ「コントロールテクニックプログラム」がある。これまで初級者向けのブロンズクラスが定期的に開催されてきたが、8月よりブロンズクラスに合格した人を対象とする、より上級者向けのシルバークラスが開講した。

そもそもこのプログラムは天候や路面のコンディションに関わらず、常に車を安全にコントロールするためにテールスライド（車のリアタイヤが滑っている状態）を抑え込む技術を学ぶもの。運転操作に対する車の挙動を理解できていれば、一般道を走行中の万一の際も安心。もちろんサーキットなどでのスポーツ走行の上達にも役立つ内容だ。

これまで開催されていたブロンズクラスでは、ステアリングとサイドブレーキ、クラッチを駆使したアクセルターン（静止した状態からテールスライドで車の向きを変える）とサイドターン（走行中にテールスライドで車の向きを変える）をレッスン。より上級編となるシルバークラスでは車の向きを変えるだけではなく、アクセルコントロールも用いて、テールスライドでより上手にコーナーを走り抜ける方法を学ぶ。

8月13日に行われた第1回ではお盆の最中にも関わらず、ブロンズ／シルバークラス合わせて20名近くが参加。残念ながらシルバークラスの合格者は1名のみだったものの、講師を務めるDJのピストン西沢氏は「みんながこんなに出来るとは思ってなかった！」と参加者のレベルの高さに驚いていた。

また、参加者の一人で普段レガシィツーリングワゴンに乗る岡村さんは「車のコントロールは奥が深いし、一筋縄ではいかない。でも、だからこそこのクラスで学べて楽しかったです。今回は合格できませんでしたが、また参加して合格を目指したい」と語ってくれた。

8月中のプログラムはすでに受付が終了しているが、9月以降の開催スケジュールは順次公式HPで公開予定。各クラスとも定員には限りがあるので参加希望の方は早めに受付を。参加費はいずれも1万500円となる。