リーズナブルな価格ながら
魅力たっぷりな車がたくさん

経済性、差別化、爽快感など車に求めることは十人十色です。ファミリー向けのミニバンは、一言で「ミニバン」とくくってしまうのはもったいないほどバラエティに富んでいます。そして、中古車市場には魅力的な価格に値落ちしたものが多数あるものです。気になる車は中古車カタログや物件をチェックしてみてください。“つまらない”と言われがちなミニバンですが、メーカー開発陣のこだわりがいろんなところにあるものです。


第5位はトヨタノア(旧型)。8人乗りながら排気量は2Lに抑えた、経済的で5ナンバーサイズのコンパクトミニバンです。あらゆるものが“ほどほど”で、実用性と機能性をしっかり確保しながら手頃感が前面に打ち出されています。ちゃんとトヨタ車していますが、あえてたとえるならスーパーに並ぶ“ノーブランド”商品の魅力に似ているかもしれません。リーズナブルに新しめのミニバンを手にできて、しかも満足度が高いんです。良い足が欲しい家族向け。


第4位はメルセデス・ベンツVクラス(旧型)。ミニバンはミニバンでも、個性を求める家族にはVクラスがピッタリです。商用車がベースのミニバンですから、日本で言うところのタウンエースのような存在でしょうか。高級車らしいメルセデス・ベンツというよりも、いかに実用的かを見せつけてくれる一台です。「箱」を意識した作りで人にも荷物にもゆとりたっぷりです。ガンガン使い倒している姿は、周囲にカッコ良く映ることでしょう。誰も100万円だとは思いません。


第3位はホンダオデッセイ(旧型)。ホンダはオデッセイを「ミニバン」と謳っていますが、実質ステーションワゴンのような存在です。もちろん、ホンダこだわりの低床&低重心が功を奏しているんですが、走りはセダン並みに機敏でファミリーカー“らしからぬ”パフォーマンスの持ち主とさえ言えるでしょう。背の高さをあまり必要としない家族には、ステーションワゴンの選択肢が少ない昨今、最良の選択かもしれません。立体駐車場の心配もありません。


第2位は日産エルグランド(旧型)。たっぷりとしたボディサイズゆえに広々とした室内空間を有していて、3.5Lの大きな排気量をもつエンジンを搭載しています。“ビッグダディ”を謳うだけあって、大らかさと逞しさを感じさせてくれる車に仕上がっています。決してスポーツカーのような走りを披露するわけではありませんが、大きなボディがグイグイ進む様はとにかくパワフルです。シートアレンジは多彩ですし、ちょっとした部屋感覚で使い勝手も抜群。


第1位はトヨタエスティマハイブリッド(旧型)。個人的にはエコのための「ハイブリッド」ではないと思っています。たしかに同クラスのミニバンに比べると燃費は良いですが、本当にエコを追求するならダウンサイジングが基本でしょう。エスティマハイブリッドは新しい動力源としてのハイブリッドの可能性を感じさせる加速感、そして100VのAC電源を備えた“電源車”として使えるところが魅力だと思います。電子レンジが使えるほどの電力ですから、いろんな活用法があるでしょう。

Report / 古賀 貴司