新型トヨタ ノア/ヴォクシーにも見劣りしない、「すぐ納車、装備充実、ハイブリッド、お得価格」が全部かなう3代目後期モデル
2022/03/02
▲取り回しの良さと車内の広さを両立した5ナンバーサイズハイトミニバンのノア/ヴォクシー。新型が登場したが、魅力が薄れていない先代に注目!新型が登場しても色褪せない先代ノア/ヴォクシー
2022年1月にフルモデルチェンジし4代目へと生まれ変わった、トヨタ ノアとヴォクシー。
この新型ノア/ヴォクシーは、トヨタの車づくりの指針である「TNGA」に基づいたプラットフォームを採用。ハイブリッドシステムはモーター出力が新世代のものが搭載されている。
また、プリクラッシュセーフティや、プロアクティブドライビングアシストなどの最先端機能も話題だ。
だが、先代にあたる3代目も2017年7月以降の後期型、とくに2019年1月以降のモデルは今でも十分満足できる高度な先進安全装備が搭載されているし、洗練されたイメージのノア、押し出しの強いヴォクシーともにデザイン面での古さも感じさせないデザインも魅力だ。
そこで提案! 「新型のノア/ヴォクシーに乗りたいが予算をグンと抑えたい」、「新車は納車までに時間がかかりすぎる」と思っている人は、先代ノア/ヴォクシーの後期型に目を向けてほしい。
このクラスのミニバンに求めるモノの多くは先代でも十分に満たせ、さらに先代ならではの魅力もある。
ここでは3代目となる先代のノア/ヴォクシーと、4代目となる新型ノア/ヴォクシーを比べ、それぞれの優位性、割り切れる部分とそうでない部分を明らかにしてみたい。
▼検索条件
トヨタ ノア/ヴォクシー(3代目) × ・後期型(2017年7月以降) × 全国
▲先代の3代目ノア/ヴォクシー。2014年1月から販売され、2017年7月にマイナーチェンジし後期型に。写真はその後期型ノア【先代がオススメの理由】ミニバンに必要な性能が十分備わる
新型ノア/ヴォクシーには、トヨタ車初搭載の先進安全装備やバックドアに仕込まれた新機能など、多くのトピックがある。
しかし、ミドルサイズミニバンとしての基本的な性能は先代も変わらない。例えば、1~3列目それぞれのシートの座り心地のよさ。加えて座った際の足回りの空間が広く、しかも床が低くフラットになっている。そのため、着席時の足の置きやすさや乗り降りのしやすさにも優れている。
パワーユニットは新型と同じく2Lガソリンに加えて、1.8Lエンジン+モーターのハイブリッドの2種類がある。
安全装備は2016年1月には衝突回避支援型プリクラッシュセーフティ、レーンディパーチャーアラート、オートマチックハイビームがセットになったToyota Safety Sense Cを搭載。
そして、2017年7月にはマイナーチェンジが施されて、内外装のデザインを変更。さらに、2019年1月に先進安全装備がアップデートされ、昼間の歩行者も検知できるようになった。
ノア/ヴォクシーともに先代の販売期間は7年余りあったが、このように改良が進められた後期型は進化を重ねて成熟した1台と言っていいモデルなのだ。
また納期の観点からも、先代を推したい。新型は2022年2月現在、トヨタのウェブサイトによると納期がガソリンで3ヵ月、ハイブリッドが半年程度となる模様。
一方、先代の中古車なら納期が短くすぐ手に入る。中でも後期型はまだ高年式・低走行というコンディションがいい中古車が多いなどのメリットがある。
▲3代目は2Lガソリンエンジンと1.8Lエンジン+モーターのハイブリッドが用意された【ボディサイズ】車格はほとんど同じ
3代目ノア/ヴォクシーのボディサイズは4695mm × 1695mm × 1825mmで、エアログレードであるノアのSiとヴォクシーのZSは、全幅が1730mmになる。
後期型は、Si/ZSの全幅が5mm増えて1735mmになった。
対して、新型のボディサイズは4695mm × 1730mm × 1895mm。全高が高くなったことで“箱感”は先代よりも強調されている。ただ、外観から大きさの違いはほとんど分からないだろう。
新型は全幅が拡大したため、全グレード3ナンバーサイズになっている。先代と比較してわずか30mm程度の差だが、自宅駐車場などの関係で「絶対に5ナンバーじゃないと困る!」という人もいるだろう。その場合には先代一択となる。
▲先代は大半が5ナンバーサイズだが、エアログレードは全幅が1730mmになるため3ナンバーとなる【デザイン】ギラツキ控えめの先代
▲こちらが2017年7月にマイナーチェンジした先代ノア後期型のSi
▲こちらが2022年1月にフルモデルチェンジした新型ノアのS-Z 兄弟車であるノア/ヴォクシー。ノアはシンプルな中にも洗練された上品なイメージを感じさせるデザインになっているのに対し、ヴォクシーは力強いイメージでワイルドさを引き立てる押し出しの強いデザインが特徴。
このコンセプトの違いは新型と先代ともに同じだが、新型はノア/ヴォクシーともに、より押し出し感が強調されている。
特にノアはグリルが先代よりもかなり大きくなり、デザインはかなり派手になった印象。これは好みの問題だが、派手すぎるデザインは苦手という人は先代後期型に注目してほしい。
新型ヴォクシーはイメージを先代から引き継ぎつつ、一層アクの強いデザインに。力強さが欲しい人は新型に引かれると思うが、先代だって後期型なら押し出し感は負けていない。
▲こちらが2017年7月にマイナーチェンジした先代ヴォクシー後期型のZS
▲こちらが2022年1月にフルモデルチェンジした新型ヴォクシーのS-Z 【動力性能】どちらもガソリンとハイブリッドの2展開
▲先代ノア/ヴォクシーの、ハイブリッド専用オプティトロンメーターパワーユニットは先代、新型ともに、2Lガソリンと1.8Lハイブリッド(ガソリンエンジン+モーター)の2展開となっている。
駆動方式まで含めたラインナップはそれぞれ以下のとおり。
■先代
2L直4 NA(最高出力112kW、最大トルク193N・m)/FF
2L直4 NA(最高出力112kW、最大トルク193N・m)/4WD
1.8L 直4NA(最高出力73kW、最大トルク142N・m)+モーター(最高出力60kW、最大トルク207N・m)/FF
■新型
2L直4 NA(最高出力125kW、最大トルク202N・m)/FF
2L直4 NA(最高出力125kW、最大トルク202N・m)/4WD
1.8L 直4NA(最高出力72kW、最大トルク142N・m)+モーター(最高出力70kW、最大トルク185N・m)/FF
1.8L 直4NA(最高出力72kW、最大トルク142N・m)+フロントモーター(最高出力70kW、最大トルク185N・m)+リアモーター(最高出力30kW、最大トルク84N・m)/4WD
新型はハイブリッドに電気式四輪駆動のE-Fourが加わった。
また、ハイブリッドシステムは電動モジュールを刷新。モーターとバッテリーが高出力化され、ハイブリッドバッテリーはリチウムイオンバッテリーになる。
ハイブリッドで4WDに乗りたい人は必然的に現行型になるが、先代もパワー的には十分といえる。
【走行性能】新型の上質な乗り味は魅力だが……
▲ガソリンモデルとハイブリッドでは乗り味が異なる新型ノア/ヴォクシーの大きなトピックが、TNGAプラットフォームが採用されたことだ。
高い剛性感と静粛性がもたらす上質な乗り味は魅力だが、先代も走りで不満を覚えることはほとんどないだろう。
ただ、多人数乗車や荷物をフル積載する機会が多い人はパワーに余裕が生まれた新型の方が満足度は高いはずだ。
ちなみに、乗り味はしっとりしたハイブリッドに対し、軽やかなガソリンモデルとかなり異なる。どちらが好みか、可能なら少しでも試乗して選んでみよう。
▲現行型はハイブリッドシステムが新世代モデルになった【燃費】新型は燃費性能が向上したが、大きな差ではない
燃費はガソリン車で13.2km/L(先代)→15km/L(新型)。ハイブリッドが19km/L(先代)→23km/L(新型)となっている。(ともにWLTCモード、FFで比較)
システムが刷新されたハイブリッドはかなり燃費が良くなっている。この数値で年間8000km走行した場合のガソリン代の差額(レギュラーガソリン、1L=165円で計算)を計算してみると……
■先代ガソリンモデル:9万9990円
■新型ガソリンモデル:8万7945円
■先代ハイブリッドモデル:6万9465円
■新型ハイブリッドモデル:5万7420円
になる。
ともに年間12000円ほどの差。お財布事情にもよるだろうが、大きな開きがあるというほどの差にはならない。
【安全性能】新型は性能が飛躍的に向上。しかし先代後期型も高性能
▲先代は2019年1月の一部改良で、昼間の歩行者も検知できるようになった「より大きな安心感が欲しいから、先進安全装備は最新のものが欲しい」という人は、迷わず新型を選ぶべき。
歩行者、自転車運転者、昼間の自動二輪車に対応したプリクラッシュセーフティやリスクの先読みを行いながらステアリングやブレーキ操作をアシストするプロアクティブドライビングアシスト、高度運転支援技術であるトヨタチームメイトなど最新鋭のものが手に入る。
とはいえ、先代にも安全装備は備わり、2019年1月の一部改良で昼間の歩行者も検知できるプリクラッシュセーフティが搭載された。
先進安全装備にこだわる人も十分満足できるのではないだろうか。
【居住性・荷役性】2列目横スライド機能は先代のみに搭載
▲シートベルトがキャプテンシート内蔵式になっており、2列目に人が座った状態でもシートを前にスライドさせれば3列目への乗り降りが可能。写真は先代ノア ハイブリッドG(7人乗り)先代、新型とともに、2列目がベンチシートの8人乗りと、2列目がキャプテンシートの7人乗りがある。
新型は2列目のキャプテンシートにパッケージオプション(14万8500円/FF)でシートヒーターやオットマンを付けることができる。
一方、先代の2列目キャプテンシートは前後のロングスライドに加え、横スライド機構も搭載。これは新型にはない機能だ。
ノア/ヴォクシーは多彩なシートアレンジよりも、それぞれの席に快適に座れることを優先している。これは先代でも変わらない。
新型は荷室に104Lの容量があるスーパーラゲージボックスが設定され、高さのある荷物が積みやすくなった。
ただ、先代も底床パッケージにより荷物が積みやすく、乗り降りもしやすい。このあたりは先代だからといって不満を感じることはないだろう。
新型ならではの機能は、バックドア開閉時に任意の角度で保持できるフリーストップバックドアを世界初搭載したこと。途中でバックドアを止められるので後方にスペースがない場所でも荷物の出し入れがしやすくなる機能だが、これはパッケージオプションとなっている。
【装備】快適性は先代でも十分に高い
▲先代ヴォクシーZSハイブリッド(後期型)のインパネ新型ノア/ヴォクシーは、スライドドアのハンズフリー機能やドアが空いたときに出てくるステップなど、スライドドアまわりの快適性も高められている。
一方、普段使いを考えると先代も助手席背もたれ裏に格納式のテーブルがあったり、USB充電端子があるなど、一定程度の快適性は十分に担保されている。
先代ノア/ヴォクシーの後期型を買うなら、このグレードがオススメ
▲3代目ノアハイブリッドG(後期型)。上級グレードのSiとはエアロの有無やグリルの色が異なる最後に先代ノア/ヴォクシーでオススメのグレードを紹介しよう。
まず、先進安全装備に妥協したくない人はプリクラッシュセーフティが昼間の歩行者にも対応した2019年1月以降のモデルを選ぶのが得策だが、実は2017年7月以降の後期型でも大丈夫。
というのも、トヨタは2020年にToyota Safety Senseの機能をアップデートできるサービスを開始。ノア/ヴォクシーの場合、2016年1月以降のモデルなら4180円でアップデートできるのだ。なので、後期型狙いならこの点は心配しなくて大丈夫。
そのうえで、燃費はもちろん、力強い走りと上質な乗り味を堪能したい人には後期型のハイブリッドをオススメしたい。
ハイブリッドはノアだとSi、G、Xの3種類、ヴォクシーにはZS、V、Xの3種類が用意される。
ただ、ハイブリッドはガソリン車に比べると流通量が少なく、ノアの後期型は180台弱、ヴォクシーの後期型は約270台となっている。
ノアだと流通量が多いのは中間グレードのハイブリッドGと、特別仕様車のSi W×B。ヴォクシーは上級グレードのハイブリッドZSと、特別仕様車のZS 煌になる。
▼検索条件
トヨタ ノア(3代目) × 後期型(2017年7月以降) × ハイブリッド × 全国▼検索条件
トヨタ ヴォクシー(3代目) × 後期型(2017年7月以降) × ハイブリッド ×全国
▲2017年11月に登場したヴォクシーZS 煌。メッキ加飾で迫力が高められたスタイル重視で選びたい人には、特別仕様車をオススメしたい。
ノアの特別仕様車となるSi W×Bは、上級グレードのSiをベースに専用エンブレム、ホワイトステッチを施した専用シート表皮を特別装備するとともに、ドアハンドルなどにメッキ加飾が施され、Si以上にクールなイメージになった。
ヴォクシーの特別仕様車となるZS 煌は、上級グレードのZSをベースに、フードモール、ドアミラー、センタークラスターパネルなどにシルバー加飾が施されて高級感が高められている。
どちらも2017年11月に登場した後、2019年1月にII、2020年10月にIIIが発売されたので、予算や条件に応じて選んでみよう。
▼検索条件
トヨタ ノア(3代目) × Si WxB系 × 全国▼検索条件
トヨタ ヴォクシー(3代目) × ZS 煌系 × 全国※記事内の情報は2022年2月22日時点のものです。

自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
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