憧れのディフェンダーが総額500万台で狙える!? ランドローバー 高級SUVの代名詞、中古車状況やオススメの狙い方を解説
2026/01/12
▲ディフェンダーの平均総額が今大きめにダウンしているとのこと。ならばこの機会に、3代目ディフェンダーの上手な狙い方を徹底研究してみることにしましょう!平均総額がダウンし、ついに買いどき到来か?
各国の軍用車や警察車両などにも採用された屈強なオフローダーを源流とするランドローバー ディフェンダー。2019年に上陸したその3代目は、持ち前の悪路走破性能に加えて「ラグジュアリー性能」まで獲得したことで、プレミアムで本格的なSUVを求める世界中のユーザーから大人気となっています。
しかし、そんな3代目ランドローバー ディフェンダーの中古車平均総額は、この1年間で60万円以上のダウンを記録しているとのこと。
この機会に、比較的お求めやすい状況になってきた3代目ランドローバー ディフェンダーのモデル概要をあらためて整理するとともに、オススメの狙い方を検討してみることにしましょう。
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ランドローバー ディフェンダー(3代目)モデル概要:本格派でありつつラグジュアリーでもある英国製SUV
ランドローバー ディフェンダーは、英国のランドローバー社が1948年から作り続けている四輪駆動のクロスカントリーモデル。
1990年に「ディフェンダー」という車名になり、2019年11月、すべてが大幅に刷新された3代目が上陸しました。
▲こちらが3代目ランドローバー ディフェンダー。写真は5ドアの「110」
▲「110」のボディサイズは全長4945mm×全幅1995mm×全高1970mmもともとは伝統的なラダーフレーム構造を採用していたディフェンダーでしたが、3代目は軽量アルミニウムによるモノコック構造となった「D7x」というシャシーを採用。とはいえこれは従来のラダーフレームの約3倍のねじり剛性を実現しているという、相変わらずの超本格派です。
そしてエクステリアとインテリアは、従来型の硬派でヘビーデューティな世界観を踏襲しつつも、現代的でラグジュアリー寄りなものとなりました。
▲基本的には従来型同様に機能性重視な作りではあるが、ラグジュアリーな香りも漂う世界観となった3代目ディフェンダーの運転席まわりボディタイプは3ドア/ショートホイールベースの「90」と、5ドア/ロングホイールベースの「110」が基本です。
そこに2022年6月には、110のリアオーバーハングを340mm伸長させた「130」が追加されています。
▲こちらが3ドア/ショートホイールベースの「90」。ボディサイズは全長4510mm×全幅1995mm×全高1970mm
▲2022年6月に追加された「130」。そのボディサイズは全長5358mm×全幅1995mm×全高1970mm2019年11月の上陸当初に用意されたパワーユニットは最高出力300ps/最大トルク400N・mの2L直4ガソリンターボで、2020年11月には同300ps/同650N・mの3L直6ディーゼルターボ+マイルドハイブリッドを追加。2023年4月には同525ps/同625N・mの5L V8スーパーチャージャー付きユニットを追加し、2024年5月には、3L直6ディーゼルターボ+マイルドハイブリッドの最高出力が300psから350psに変更されました。
そして翌2025年7月にはプラグインハイブリッドも追加され、現在も好評販売中である――というのが、3代目ランドローバー ディフェンダーの大まかなモデル概要です。
中古車状況:流通量の増加に伴って平均総額は順調にダウン
2024年の後半から2025年初頭にかけては上昇傾向にあった3代目ランドローバー ディフェンダーの平均総額でしたが、同年6月頃からダウントレンドに転換。7月には平均総額が1000万円の大台を割り込み、直近では約960万円まで下がってきています。
▲2024年12月から2025年11月までの平均総額2025年初頭までは450台前後で推移していた延べ掲載台数は、その後増加傾向に転じ、同年11月時点で711台まで増加。
前述した平均支払総額のダウンは、単に「経年によるもの」という部分もあるのでしょうが、2025年に入ってからの延べ掲載台数増加が、全体としての平均価格を押し下げている大きな要因でもあるはずです。
▲2024年12月から2025年11月までの延べ掲載台数そして直近の「平均総額」は前述したとおり約960万円なわけですが、実際のカーセンサーでは、3ドアの「90」なら総額500万円台から、5ドアの「110」でも総額600万円台前半からの物件も流通しているという状況です。
以上を踏まえて次章以降、「オススメの狙い方」を具体的に考えてまいりましょう。
中古車のオススメ①:「90」を価格重視で選ぶなら総額500万~600万円台の「90 2.0L P300 4WD」
中古車の平均支払総額は約960万円であるランドローバー ディフェンダーですが、3ドア/ショートホイールーベースの「90」であれば総額500万円台から600万円台で、5ドア/ロングホイールベースの「110」でも総額600万円の予算で購入することは十分に可能です。
まず「90」から見てみますと現在、総額500万円台では7台、総額600万円台では18台の物件が流通しています。グレードとしては、2L直4ガソリンターボエンジンを搭載する「90 ベースグレード(※カーセンサー上の表記は90 2.0L P300 4WD)」が中心で、2023年4月以降のディーゼルターボ+マイルドハイブリッドは選択不可となります。
▲90のベースグレードであれば、総額500万円台から検討可能となる(※写真はベースグレードではなく90 ファーストエディション)総額500万円台から600万円台で流通している90 2.0L P300 4WDの走行距離はせいぜい2万kmから3万km台ぐらいである場合が多く、なかには数千kmレベルの物件もあったりします。もちろん中古車のコンディションというのは走行距離だけで測れるものではないのですが、さすがに数千kmから3万km台ぐらいの数年落ち車であれば「おおむね問題ないはず」と考えていいでしょう。
問題となりそうなのは「装備内容」です。90 2.0L P300 4WD(ベースグレード)の装備内容が、上位グレードであるSやSE、HSEなどよりも著しく劣っているとしたら、いくら安価だとしても、わざわざ買う意味はあまりないといえます。
▲ベースグレードの装備レベルは果たしてどれぐらいのモノなのか?しかし、そこについても、90 2.0L P300 4WDは特に問題ありません。ベースグレードとはいえ、3代目ディフェンダーはそもそも高額なプレミアムSUVであるため、基本的な装備類は、ベースグレードであっても普通に充実しているからです。
確かに90 2.0L P300 4WDは、ステアリングホイールがレザー巻きではなくウレタンとなり、シートもレザーではなくファブリックが標準で、ホイール径も19インチや20インチではなく18インチとなります。このあたりが気になる人もいるでしょうが、これら部分のシンプルさは、ラグジュアリーというよりは「ヘビーデューティでプロスペックなイメージ」が強い90には、むしろ合っているように思えます。
このあたりの感じ方は人それぞれでしょうが、ファブリックシートに代表される「シンプルな感じ」が嫌いではない人にとって、総額500万円台から600万円台の90 2.0L P300 4WDは「買い!」と言えるでしょう。
また流通量はやや少なめになりますが、より装備が充実しているS/SE/HSEをこの価格帯で探すことも、決して不可能ではありません。
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ランドローバー ディフェンダー(3代目) × 総額700万円未満 × 90系中古車のオススメ②:「110」を価格重視で選ぶなら総額600万円台の「110 2.0L P300 4WD」
5ドア/ロングホイールベースの「110」を総額500万円台で見つけるのはさすがに難しいのですが、総額600万円台であれば現在、約20台の物件を見つけることができます。
それらの一部には3L直6ディーゼルターボ+マイルドハイブリッドとなるグレードもありますが、メインとなるのは2L直4ガソリンターボエンジン搭載グレードで、その中でもエントリーグレードに相当する「110 ベースグレード(※カーセンサー上の表記は110 2.0L P300 4WD)」が中心になります。
▲こちらが110 2.0L P300 4WDそれら物件の物件の走行距離は3万km台から5万km台である場合が多く、この数字は2020~2021年式が中心であることから考えると「当たり前で妥当な数字」と言えるでしょう。もちろん実際の購入にあたっては内外装コンディションや整備履歴などを精査する必要はありますが、基本的には「特に問題ないはず」と考えられます。
そして110 2.0L P300 4WDの装備内容は、90 2.0L P300 4WDとおおむね同様です。すなわち「プレミアムSUVゆえに基本装備は普通に充実している。だが上位グレードと比べると、ステアリングホイールがウレタンであったりシート表皮がファブリックであったりと、シンプルな方向性ではある」という具合です。
そういったシンプルさが気になる人は、もう少々予算をプラスして総額700万円台以上で検討するべきでしょう。しかし、「シンプルな感じがむしろイイじゃないか」と思える人であれば、総額600万円台の110 2.0L P300 4WDは「買い!」と考えていいはずです。
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ランドローバー ディフェンダー(3代目) × 総額700万円未満 × 110系中古車のオススメ③:コスパ重視でいくなら総額700万円台の「110 S 3.0L D300 ディーゼルターボ 4WD
いわゆるコスパを意識したいなら、つまり「比較的お安い投資額で、なるべくいいモノを入手したい」と考える場合は、総額700万円台の「110 S(D300)」(※カーセンサーnet上の表記は110 S 3.0L D300 ディーゼルターボ 4WD)が狙い目となります。
▲総額700万円台でも好条件な1台を見つけることができる110 S 3.0L D300 ディーゼルターボ 4WDこちらは2020年11月に、5ドア/ロングボディの110に3L直6ディーゼルターボ+マイルドハイブリッドユニットが追加された際の最廉価グレード。とはいえ「ディーゼルターボの中では最廉価グレード」というだけで、モデル全体で見た場合はベースグレードの1つ上に位置するグレードであるため、装備内容は普通に充実しています。具体的には、ベースグレードと違ってオートハイビームアシストやレザー巻きステアリング、レザーシート等々は標準装備です。
同じD300系でもより上位のグレードを探そうとすると、その総額は850万円以上になってしまう場合が多く、後期型である2024年5月以降のD350系も、1000万円以上になる場合が目立ちます。しかし、110 S 3.0L D300 ディーゼルターボ 4WDだけはまるでエアポケットのように、総額700万円台というまあまあ現実的な予算で「憧れの110ディーゼルターボ」の低走行物件を入手できるのです。
3代目ディフェンダー110のディーゼルターボ車をコスパよく購入したいと考えている人は、ぜひ総額670万~799万円付近の110 S 3.0L D300 ディーゼルターボ 4WDにご注目ください。
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ランドローバー ディフェンダー(3代目) × 総額800万円未満 × 110 S 3.0L D300 ディーゼルターボ 4WD中古車のオススメ④:装備充実グレードを現実的に狙うなら「総額800万円台」をチェック
「基本的にはヘビーデューティで、ちょっとラグジュアリーな本格SUV」として3代目ランドローバー ディフェンダーを見るならば、前章で提案した総額700万円台の110 S 3.0L D300 ディーゼルターボ 4WDで十分以上なはず。
しかし、ディフェンダーを「メルセデス・ベンツ Gクラスなどと同等の超プレミアムSUV」として考えたい場合は、110 S 3.0L D300 ディーゼルターボ 4WDの装備レベルでは、若干の不満も感じるかもしれません。
がしかし、超ラグジュアリーな3代目ディフェンダーの総額は900万円以上、いや残念ながら1000万円以上となってしまう場合がほとんどです。
そこまでは出せない(出したくない)ので、せめて総額800万円台ぐらいで何とかならないものか――と考える場合には「110 Xダイナミック SE 3.0L D300」か、限定車である「110 75th リミテッド エディション」、あるいは、長い車名で恐縮ですが「110 カウンティ エクステリアパック キュレーテッド フォー ジャパン」が要注目となります。
▲こちらは「110 Xダイナミック SE 3.0L D300」「110 Xダイナミック SE 3.0L D300」は、2020年11月にディーゼルターボ+マイルドハイブリッドのパワーユニットが追加された際に登場した、タフさやダイナミックさを強調した内外装が特徴のグレード。
装備も充実しており、ブラインドスポットアシストやアダプティブクルーズコントロール、360°パーキングエイド、リアトラフィックモニターなどからなるドライバー支援システムが標準装備。総額800万円台の予算を想定するのであれば、こちらの走行1万km台から3万km台ぐらいの物件を見つけることが可能です。
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ランドローバー ディフェンダー(3代目) × 総額900万円未満 × 110 Xダイナミック SE 3.0L D300そして「110 75th リミテッド エディション」は2022年9月に発売された、ランドローバーシリーズの75周年を記念して作られた特別仕様車。
▲ランドローバーシリーズの登場から75周年を記念した特別仕様車「110 75th リミテッド エディション」ベースは上級グレードの「HSE」で、「グラスミアグリーン」のボディカラーや、同色の20インチアロイホイール&センターキャップ、そしてきわめて耐久性の高いファブリックである「ロバステック」のシートやマトリクスLEDヘッドライト、14ウエイの電動フロントシート(ヒーター&クーラー付き)、MERIDIANサウンドシステム等々が特徴となる豪華仕様ですが、総額800万円台にて、走行1万km台の物件を見つけることができるでしょう。
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ランドローバー ディフェンダー(3代目) × 総額900万円未満 × 110 75th リミテッド エディション最後の「110 カウンティ エクステリアパック キュレーテッド フォー ジャパン」は、2023年12月に発売された特別仕様車です。
▲クラシカルなイメージの日本限定特別仕様車「110 カウンティ エクステリアパック キュレーテッド フォー ジャパン」こちらのベースとなったのは「110 S D300」で、先代ディフェンダーに設定があった「カントリー」というグレードを現代風に解釈したパッケージオプション「カントリーエクステリアパック」を採用するとともに、人気のオプション装備であるエアサスペンションやコールドクライメートパックを標準で搭載した、日本限定の特別仕様車です。
ユニークなカラーリングも特徴で、ボディカラーが「タスマンブルー」の個体には「フジホワイト」のルーフとバックドアを採用。逆にボディカラーが「フジホワイト」と「サントリーニブラック」の個体には、「タスマンブルー」のルーフとバックドアが採用されています。インテリアカラーはいずれも「エボニー」で、グレインレザーシートが装備装備となります。
このシブくてクラシカルな限定車も総額800万円台にて、走行数千kmから1万km台程度の物件を見つけることが可能。個性的で、なおかつ装備も充実している3代目ディフェンダーをお求めの方は、ぜひ物件の方もチェックしてみてください。
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ランドローバー ディフェンダー(3代目) × 総額900万円未満 × 110 カウンティ エクステリアパック キュレーテッド フォー ジャパン▼検索条件
ランドローバー ディフェンダー(3代目)
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー日本法人本社勤務を経て、出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2006年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。
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この記事で紹介している物件
ランドローバー
ディフェンダー 90 2.0L P300 4WD ドライバーアシストパック/ブラインドスポットモニター/アクティブクルーズコントロール/全周囲カメラ11.4インチナビ/パワーリクライニング/アップルカープレイ/シートヒーター/ハンドルヒーター/ETC2.0
本体価格581.6万円
支払総額587.8万円