新車時400万円以上だったトヨタ SAIが、総額100万円台で狙える!コスパ高い選び方って?
2022/03/24
▲プリウスに続くハイブリッド専売車として登場したSAIは、実用的なプリウスに対してプレミアム感を前面に押し出したプリウスに続く、ハイブリッド専売車第2弾
今ではすっかり世間でお馴染みとなったハイブリッド車。しかし、意外にもハイブリッド専売車(ラインナップにハイブリッドモデル以外をもたないモデル)は少ないのです。
現行のトヨタ車でもプリウスとアクア、そしてセンチュリーだけ(カムリは日本ではハイブリッドのみですが輸出仕様にガソリン車が存在)。
そんなトヨタのハイブリッド専売車、第1弾は皆さんご存じのプリウスですが、第2弾はアクアではなく、実は2009年に登場したアッパーミドルセダンのSAI(サイ)だったのです。
▲そこまで大きくないボディに上質な内外装、そして3Lクラスの動力性能をもつハイブリッドを搭載し、小さな高級車の再来を思わせたこのSAIは、かつて存在していた“小さな高級車”プログレの実質的な後継車として開発されており、ハイブリッド専売車となったのも先進性とプレミアム感をプラスするためともいわれています。
また、SAIの兄弟車としてプレミアムブランドのレクサスから「レクサス HS」もリリースされている事実からも、そのポテンシャルをうかがい知ることができるでしょう。
プラットフォームこそプリウスと共通のものを使用していますが、ハイブリッドシステムに組み合わされるエンジンはプリウスの1.8Lに対してSAIは2.4Lと大型化されており、モーターを併用する加速感は3L並みです。
▲落ち着いた雰囲気の中にも「リモートタッチ」と呼ばれるマウス状の操作部を備え、先進性をアピールインテリアも全体的に高級感ある仕上がりとなっており、どことなく和風な雰囲気が漂うのもSAIの特徴のひとつ。
センターコンソールにはナビやオーディオを操作するための「リモートタッチ」と呼ばれるマウス状のものが備わり、これは現在のレクサス車にも採用されているものとほぼ同様のもの。プレミアム感を高めてくれる装備のひとつでしょう。
2013年8月にはマイナーチェンジを実施し、エクステリアを大きく一新。前期型はどちらかというと保守的なイメージでしたが、後期型はフロントとリアの灯火類を超ワイドな形状のものとするアグレッシブなデザインに。大幅リニューアルを施しました。
▲前期型の面影は全くなく、フルモデルチェンジと勘違いしてしまうほど変貌した後期型インテリアもスイッチ類やエアコン吹き出し口などの形状を改め、内装色にも「茜」と名付けられた赤系のものを用意。一見すると、フルモデルチェンジとも思えるほどの変更となっていました。
また、吸音材や遮音材を増やし、遮音ガラスを採用するなど静粛性のさらなる向上や、ボディ補強によって乗り心地も改善されるなど、見た目だけでなく中身もリファインされています。
▲こちらが「茜」と呼ばれる赤系の内装。細かな部分もリファインがされて高級感がさらにアップしたそんなプレミアム感あふれるハイブリッド専売車のSAIですが、やはり車両のキャラクターに合わせて新車時の価格は最もベーシックな仕様でもおよそ330万円から。
そして、最上級グレードになると400万円オーバーと装備に見合った価格となっていました。
しかし、2017年の販売終了から5年ほどが経過した現在、新車価格の半分以下の100万円台で乗り出せる物件も増えてきているのです!
SAIの気になる中古車平均価格と掲載台数の推移は?
2020年1月に127.3万円となっていた平均価格がジワジワと下降を続け、昨年春ごろにはついに100万円を割り込みました。その後は若干の上下をしつつも安定しており、現在ほぼ底値といった状態になっています。
一方の掲載台数は、2020年には1000台に迫るほどの台数だったものの、昨年夏頃からは600台代まで下がって、現在は安定しています。400台減というとかなり減ったような印象ですが、それでも600台もあるため、まだまだ潤沢に選ぶことができると言えるでしょう。
では、今SAIを狙うならどんな仕様がオススメなのでしょうか?
▼検索条件
トヨタ SAI(初代)×全国リッチな乗り心地を堪能したい!
2014年式以降×支払い総額150万円以下×修復歴なし
▲後期型になると、テールランプもフロントマスクと同様に超ロングなものが備わる落ち着いた雰囲気をもつ前期型も捨てがたいところですが、プレミアムなハイブリッドセダンということを考えると、静粛性や乗り心地がさらに向上した後期型を狙うのがオススメ。
ということで、マイナーチェンジ後の2014年式以降に絞ってみました。
新車時の価格の半値以下で狙える、支払い総額150万円以下かつ修復歴なしでは、およそ100台の物件が該当します。走行距離にこだわりがないということであれば、9万km以上走行の物件では総額100万円以内で狙えるものも。
低走行車では2万~3万km台の物件が総額150万円前後となっています。グレードもベースグレードの「S」だけでなく、上級グレードの「G」系がある点も注目したいポイント。
せっかく買うのであれば、上級グレードを視野に入れて検討したいところです。
▼検索条件
トヨタ SAI(初代)×支払い総額150万円以下 ×2014年以降 ×修復歴なし ×全国たくさん予算は出せないけど、物件の状態に妥協したくない!
支払い総額120万円以下×走行距離5万km以下
▲一方の前期型のリアは落ち着いた雰囲気で、同時期に販売されていた3代目プリウスにも似た造形金額は抑えたいけれど、状態の良いものを狙いたい……という人は、支払い総額120万円以下かつ走行距離5万km未満という条件がベター。
この状態だと、見つかるのはほぼ前期型のみ。ですが、距離が少ないこともあって比較的状態の良さそうな物件が中心です。
ヒットした中でも、メーカー系販売店の物件も見つかることからも、状態の良さが見て取れます。
メーカー系販売店の物件でも総額80万円前後から狙うことができ、ほとんどがメーカー系の充実保証付きというのはうれしいポイント。グレードはS系が中心となりますが、総額100万円程度までアップできれば、G系も射程圏内となってきます。
▼検索条件
トヨタ SAI(初代)×支払い総額120万円以下 ×走行距離5万km以下 ×全国大人の上質なハイブリッドセダンであるSAIも、気づけばメーカー系の認定中古車でも総額100万円以内で狙える時代に。
もし、あなたが上質かつ燃費性能に優れた1台を探しているのであれば、SAIはまさにピッタリのモデルと言えるのではないでしょうか。この機会に、ぜひ一度検討していただければと思います。
▼検索条件
トヨタ SAI(初代)×全国※記事内の情報は2022年3月17日時点のものです。

自動車ライター
小鮒康一(フナタン)
スキマ産業系自動車ライター。元大手自動車関連企業から急転直下でフリーランスライターに。中古車販売店勤務経験もあり、実用車からマニアックな車両まで広く浅く網羅。プライベートはマイナー旧車道一直線かと思ったら、いきなり電気自動車を買ってしまう暴挙に出る。愛車は日産 リーフ、初代パルサー、NAロードスター。
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