日産 サクラ

日産 サクラが気になるけど、自宅充電設備がない!

「最近はガソリン代も高いから、ちょっとでも燃費が良い車が欲しいな。なんなら最新の電気自動車(EV)にしちゃうのもいいかも?」

こんにちは。カーセンサー編集部の大津です。突然ですが、こんなことを感じている方いらっしゃいませんか?

実は私もそんな一人で、電気自動車、特に軽自動車で運転もしやすそうな日産 サクラがいいなって感じているんです。でも、ひとつ大きな問題があって悩んでいます。

その悩みとは……「自宅に充電設備がない!」ということ。現在、都内のマンションに住んでいるのですが、駐車場はあるもののEV用の充電設備はありません。

かといって、充電設備付きのお家に引っ越す予定もないため、諦めるしかないのかしら……。

でも思ったんです! 「自宅に充電設備がないと、本当にサクラに乗るのは厳しいのか?」と。

ということで、実際のところどうなのか、10日間サクラに乗ってみて検証することにしました!
 

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日産 サクラは、100%電気の力で動く軽自動車

検証の前に日産 サクラとはどんな車なのか、改めて確認してみましょう。もしすでに「サクラのことは知ってるよ!」という方は読み飛ばして、私の10日間レポートをご覧くださいね。
 

 
日産 サクラ ▲日産 サクラは2022年6月にデビューした軽の電気自動車です

一言で言うと、こんな車です!

・電気の力だけで動く「軽」自動車
・フル充電時の航続距離は180km(※1)
・軽自動車でも先進安全技術も満載
・日本の美を意識した洗練されたデザイン


日本の美を意識したというデザインは、シンプルながらもしっかりと存在感があり、どこか未来を感じさせるもので、個人的にはGood!

そして、インテリジェントエマージェンシーブレーキ(衝突被害軽減ブレーキ)や踏み間違い衝突防止アシスト、グレードによってはアクセル・ブレーキ・ステアリング操作をアシストしてくれる「プロパイロット」など、軽自動車だけれど安全・快適装備が充実しているのもうれしいポイントです。(※2)

気になるのは、1回あたりの満充電走行距離が180kmと、普通のガソリン車に比べ圧倒的に短いこと。

そもそも日産 サクラは、家族みんなで遠くにお出かけ! というよりも、毎日の通勤やお買い物など「普段使いに最適」な車。そう考えると十分な航続可能距離と言えそうです。

私の使用イメージには合っていますが、ここはユーザーごとに合う合わないが分かれるポイントかもしれませんね。
 

(※1)WLTCモード。一充電走行距離は定められた試験条件での値です。使用環境(気象、渋滞等)や運転方法(急発進、エアコン使用等)、整備状況(タイヤの空気圧等)に応じて値は異なります。電気自動車は、走り方や使い方、使用環境等によって航続可能距離が大きく異なります。
(※2)安全装備はドライバーの安全運転を補助するものであり、あらゆる状況での衝突を回避するものではありません。システムの能力には限界があり、天候や路面状況などによっては作動しないことがありますので、システムだけに頼った運転はせず、天候や路面状況に合わせた運転、周囲の車両・歩行者の確認、十分な車間距離の確保など、安全運転を心がけてください。先進技術・機能の設定条件は、車種・グレードにより異なります。
 
日産 サクラ ▲普段の通勤やお買い物など、比較的短距離移動に向いている車です

そしてサクラは「100%電気自動車」なので、走るためにはバッテリーの充電が必要になります。繰り返しになりますが、私の家には充電設備はないので、充電の際には下記のどちらかを使用することになります。

・普通充電器
低い出力でゆっくり時間をかけて充電する。宿泊施設やショッピングモール、レジャー施設などの長時間滞在を想定した施設に設置されていることが多い。

・急速充電器
高い出力で充電が可能だが、大抵の施設では1回あたりの充電時間を30分までに制限している。主に高速道路のSAや道の駅、自動車ディーラーなど、比較的短時間の利用を想定した施設に設置されていることが多い。

以上を踏まえ、ここからは10日間の使用レポートをお届けしたいと思います。
 

 

充電設備なしの家に住む私が、10日間サクラに乗ってみたら……?

<1日目>

いよいよ今日からサクラとの10日間が始まります。今回、私は取材時の移動で、主に1回あたり「50~100km」くらい使用するイメージです。

ちなみに、サクラには15パターンのボディカラーが用意されていますが、今回は私のもとにやって来たのは、「フローズンバニラパール/ブラック」の車両。甘すぎずクールすぎず、個人的にはとっても刺さりました。私が買うならこの色がいいかも。
 

日産 サクラ ▲こちらが今回お試ししたサクラ。かわいい!

そんなことを思いウキウキな私でしたが……早速、最初の問題にぶち当たります……。サクラがやって来た時点では、バッテリー残量は99%とほぼ満充電の状態だったのですが、家に向かって運転すると、想像以上に残量が減っていくではありませんか!

やや焦りモードの私。結局、家までの走行距離は27kmあったのですが、到着時点でのバッテリー残量は83%。実に16%も消費したことになります。

「あれ? 思ったよりもバッテリー減るの早くない?」

ただし、今になって振り返ると「バッテリー残量を数値で見ると、感覚的に早く減っているように感じる」から、このように感じてしまったのだと思います。

また、アクセルの感覚に慣れていなかったり、真夏の酷暑日で冷房ガンガンの状態で乗っていたのも、早く減るように感じた理由と言えそうです。

<2日目>

今日は取材のために、都内からアクアラインを通り、千葉県木更津市まで向かいます。事前にスマートフォンのMapアプリを使い、目的地までの距離を計算すると56kmほど。昨日は特に充電しなかったので(というより、家に充電設備がないのでできない)、バッテリー残量は83%。

理論上は余裕で目的地までたどり着けるのですが、いかんせんビビりな性格の私は、バッテリー切れを過剰に恐れ、途中の海ほたるPAで急速充電することに。(ちなみに私、スマートフォンの充電が60%を切るとソワソワしちゃう人間です……)

海ほたる到着時点で60%まで減ったバッテリー残量ですが、15分ほど急速充電し86%まで回復しました。ちなみに、充電中はカフェで軽い朝ご飯。

そして、取材先へ到着。ここでは63%までバッテリーが減りましたが、私は強気でした。なぜなら事前にEV用の充電器の場所をリサーチしており、今回の取材先には「普通充電器」があることを知っていたからです。

半日がかりの取材を終え充電中のサクラに戻りバッテリー残量を確認すると、もくろみどおり「100%」の表示が! これなら安心してお家に帰れます。心なしか、サクラもおなかいっぱいでうれしそうです(笑)。
 

日産 サクラ ▲最初は不安だった充電も、数回こなしただけでお手の物に!

<3、4日目>

この日は電車移動がメインのため、サクラは自宅近くの駐車場でしばし休憩。昨日の木更津取材の帰り道、途中のコインパーキングにあった急速充電器に立ち寄り充電したため、バッテリー残量は75%とまずまず。明日は少し遠方への取材があるけど、おそらく問題ないでしょう!

今思えばこのあたりからサクラに慣れてきたのか、多少バッテリー残量が減っていても、意外と余裕でいられるようになってきました。

<5日目>

茨城県下妻市の方へ取材に。自宅から85kmと、今回サクラと過ごした期間では最長の距離を走ることに。

バッテリー残量的にも、航続可能距離的にもおそらくノー充電でいけそうだけど、余裕をもってどこか途中で充電していこうかしら。

そんなふうに思いながら、首都高速を走ります。しかし、平日昼間の首都高速は大渋滞。いつもよりバッテリーの減りが早いため、正直ヒヤヒヤしましたが、途中のSAに急速充電器があることをチェック済みだったため、そこまで焦ることはありませんでした。

SAに着いたタイミングでのバッテリー残量は26%。思った以上に減ってしまったな……と思いつつ、メーターに表示される「航続可能距離」やナビに表示される「バッテリー残量予測」を頼りにすることで、難なく到着することができました。
 

日産 サクラ ▲このように次のICやSA通過時にどれくらいのバッテリーが残っているのかを表示してくれます
日産 サクラ ▲「78%のバッテリー残量で125km走れるよ」と教えてくれます

そして「航続可能距離」表示ですが、かなり誤差が少ないということも実感。バッテリー残量に目が行きがちな私でしたが、こちらを見た方が、どのへんまで行けるのかをイメージしやすいなと感じました。

さぁ、しっかり30分充電して、一気に85%まで復活! 問題なく目的地に到着です。もちろん目的地にも「急速充電器」があることはチェック済みだったため、帰りに備えてしっかり充電させてもらいましたよ。
 

日産 サクラ ▲充電中には後部座席に座って、企画会議用の資料を作成することも

そうそう、この日は高速道路の走行が多かったのですが、スーッと加速する感じがとても気持ちよく、「プロパイロット」を使った移動はとても快適でした!

<6日目>

昨日の仕事を終えて、自宅に戻って来たときにはバッテリー残量が53%。まだまだ近場なら大丈夫……と余裕も出てきた私ですが、週末に友人と買い物に出かける予定もあるので、あらかじめ充電しておくことに。

近所に日産のディーラーがあるので、夜に立ち寄り充電。ディーラーの営業時間は過ぎていたものの、急速充電器は開放されており、問題なく充電できました。……待っている間は充電中のサクラでリモートワーク。あっという間の30分です。

<7、8日目>

週末なのでお出かけすることに。都内で友人をピックアップしてランチに出かけたり、ショッピングセンターに買い物に出かけたり、2日間で50kmほど使用しました。

バッテリー残量はまだまだ余裕がありましたが、レストラン近くの駐車場に普通充電器があったので、スキマ時間を利用して充電。おなかもサクラも満腹です!

そうそう、走行中のサクラの車内はとても静かで、友人もとても驚いていましたよ。移動中は全くストレスなく、おしゃべりを楽しむことができました。

<9、10日目>

最後の2日間は都内での取材をこなします。2日間で26kmほど走りましたが、バッテリー消費は10%以下。週末にレストランで充電していたこともあり、全く不安はなし。充電しないで過ごすことができました。

このように近場を行き来するような使い方であれば、数日間充電せずとも大丈夫だろうなという感じで、やはり「サクラは日常使いに強い車」であることを実感。

そんなこんなで10日間を一緒に過ごしたサクラとのお別れ……。正直言うと、初めは手がかかる子だなと思ってたんです……。でも、最終日には愛着も湧きさみしい気持ちに……。

 

日産 サクラ ▲一緒にいろいろな所へ行ったサクラ。10日間ありがとう!

少々長くなってしまいましたが、以上がサクラと過ごした10日間の概要です。よりリアルにイメージしてもらうため、細かい部分もあえて記載してみました。

今回初めて電気自動車に長期間乗った私ですが、最初は必要以上にバッテリー残量にビビってしまったのも事実。しかし、日が進むに連れて、どこか余裕のようなものが生まれ、充電すべきタイミングが感覚的にわかるように。

どんな車でも、慣れが大切だなと強く感じました。

そして、当たり前ですが10日間走って、排出したCO2はゼロ! 何だか地球にやさしいことをした(SDG’sに貢献できた)みたいで、ハッピーな気持ちになりました。
 

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自宅充電設備なしでも、意外となんとかできる!

仕事柄、遠方へ出かけたり、高速道路に乗ったりと、「サクラのベストな使い方」からはやや異なる使い方をした私ですが、「自宅充電設備なしでも、ほぼ問題なく10日間過ごすことができた」というのが結論になります。

これは性格的な問題もあるのでしょうが、初めのうちは60%くらいバッテリーが残っていてもソワソワして、すぐに充電設備に駆け込んでいた私。

10日間を振り返ると「そこまで焦ることなかったな」と思えるシーンが何回かあり、今回の検証においては半分くらい充電をスキップしてもよかったかなと思います。

そして、そんな私でも後半になると、「コレくらいならまだまだ大丈夫」「目的地に着いたら充電しなきゃ」など、バッテリーの減り方の感覚がわかってくるようになりました。

初めて行く場所が多い私でもそのように感じることができたので、例えば通勤や日々の送り迎えなど、決まった場所を走ることが多い人は、あっという間にバッテリー残量の感覚が身に付くだろうとも思います。

「多少慣れは必要でコツもあるが、意外と問題なく使えた」サクラとの10日間でした。

これらを踏まえて「自宅に充電設備がなくてもサクラに快適に乗るポイント」を考えてみました。ご検討中の方はぜひ参考にしてみてくださいね!
 

日産 サクラ

ポイント1
「My充電スポット」を決める


今回最も強く感じたのがコレ! バッテリー残量が減ってきたタイミングで、いつでも充電できるように、決まった充電場所を決めておくのが大切です。自宅の近くだけではなく、通勤先やよく行くスーパーなど、複数箇所あると便利で安心だと思います。

ポイント2
初めて行く場所は「距離」と「充電設備の有無」を確認


取材で初めて訪れる先もあった私ですが、出発前に目的地までの距離や充電設備の場所を確認しておきました。そのため、バッテリーが少なくなったときに焦って設備を探すということはほとんどありませんでした。

ちなみに、サクラの純正ナビには充電設備の場所を表示したり、目的地到着時の予想残バッテリー量を表示してくれる機能があるので、とても頼りになりました。

また、全国の充電設備の場所や種類(普通か急速か)がわかるスマートフォンアプリもたくさんあるので、ぜひ入れておくことをオススメします。
 

日産 サクラ ▲ナビ画面の青い丸や四角が充電設備のある所

ポイント3
こまめな「航続可能距離の確認」


サクラのメーターには残バッテリー量が常に表示されていますが、同じく航続可能距離目安も表示されています。この目安がかなり正確で、今回も重宝しました。

バッテリー残量にどうしても目が行きがちですが、航続可能距離を把握しておくことで、不要な充電、逆に充電が足りなくなるといったことが十分防げると思います。

そして出先や自宅に到着したタイミングにも、航続可能距離をチェックしておくことを忘れないでくださいね。
 

 

安心の「サクラライフ」を送りたいなら日産系ディーラー物件がオススメ!

ここまでは、私が10日間サクラに乗ってみたレポートをお届けしました。家に充電設備がないけど、サクラっていいかも! と思っていただけたら幸いです。

そんな日産 サクラですが、実は今、中古車流通台数が増えており、同時に平均価格も下がっているため、お買い得感が増しているのをご存じでしょうか?

2024年9月中旬時点では、支払総額200万円以内で狙える物件も増えており、中には支払総額140万円くらいのものも存在します。これは、ホンダ N-BOXやスズキ ハスラーといった、人気中古車と同じくらいの予算感です。

そして、2022年登場と比較的新しいモデルであるため、一部をのぞき多くの販売車両は走行距離1万km未満、さらに新車登録から2年以内のため、コンディションは良く、中古車ビギナーの人にもオススメできる状況なのです。

それでも、特に「初めてEV」を検討している人の中には、少なからず不安を抱えている人もいるのではないでしょうか?

そこでオススメしたいのが、「日産系ディーラーの中古車」です。
 

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日産 サクラ(初代・現行型)×全国
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日産系ディーラーの中古サクラの中には、「認定中古車」もラインアップされており、下記のようなメリットがあります。

・展示車や試乗車アップなどの物件をはじめ、整備状況などの履歴がはっきりとした、良コンディションの物件が見つけられること
・厳しい検査基準をクリアした車両のみに品質を保証する「認定中古車」を購入できること
・1年の無料保証が付くなど、アフターケアが安心であること
・同一の販売会社間であれば、遠方の他店舗で扱う物件でも安心して購入できること

 

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さらに、より厳しい基準をクリアしたハイクオリティなプレミアム認定中古車「Nissan Intelligent Choice」もオススメ。上記の内容に加え、無料保証期間が2年に延長されているため、より安心なカーライフを送ることができます。
 

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日産 サクラ(初代・現行型)×プレミアム認定中古車「Nissan Intelligent Choice」×全国
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今回の記事では「自宅充電器がなくてもサクラに快適に乗れるのか?」を検証しましたが、ぜひ日産系のディーラーでお得で安心な中古車を手に入れて、素敵なサクラライフを送ってみてはいかがでしょうか?
 

提供/日産自動車株式会社
文/編集部 写真/篠原晃一、日産自動車株式会社、編集部
※記事内の情報は2024年9月17日現在のものです。