N-BOX▲2026年7月17日にマイナーチェンジされた3代目ホンダ N-BOX。ラインナップは標準のN-BOX(左)とエアロのN-BOXカスタム(中)、N-BOXジョイ(右)の3種類

2026年7月にマイナーチェンジされた、新型3代目N-BOXが気になっている人は多いはず。中には「5人乗りが設定されたかも!」と期待している人もいるのではないでしょうか。

結論から言うと、新型になってもN-BOXに5人乗りの設定はありません

この記事では5人乗りが用意されない理由や、新型の概要、そして5人乗りがないN-BOXの代わりになる「5人乗りのスライドドア搭載車」を紹介します。

サクッとまとめ

【新型】マイナーチェンジ後もN-BOXに5人乗りは未設定。すべて4名乗り
【改良点】エクステリアの装備が拡充され、存在感あるデザインに
【乗車定員】N-BOXは軽自動車のため、5人で乗るなら普通車を選ぼう

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ホンダ N-BOX(3代目)×2026年7月~
※流通の有無により表示されない可能性があります。
 

新型N-BOXは5人乗り未設定。軽自動車は4人まで

N-BOXは後席が広く、実際に3人が並んで座れるほどのスペースを確保しています。そのため、5人乗りが登場するのではないかというウワサも存在しますが、5人乗りの設定はありません。これはマイナーチェンジの前でも後でも変わりません。

理由は、N-BOXが軽自動車だから。1998年10月以降「道路運送車両法施行規則」によって、全長3400mm以下×全幅1480mm以下×全高2000mm以下など、軽自動車の規格は定められています。

乗車定員も規格で4人以下と定められているため、新型になってもN-BOXは5人乗りにはできないのです

N-BOX 室内▲どんなに室内が広くても、軽自動車規格の関係で5人乗りを設定するのはNG
 

新型N-BOXはどんな車? 価格は176万8800円~

3代目N-BOXのコンセプトは「幸せな時間を乗る人すべてに提供する」こと。軽自動車とは思えない室内の広さや、スライドドアなど使い勝手の良さ、上質でクリーンなデザインが特徴です。

そんな3代目ですが、今回の改良でデザインを変更。3仕様とも、より印象的なフロントフェイスに仕上げられました。具体的な変更点は以下のとおりです。

仕様 変更点
N-BOX メッキ加飾を追加したフロントロアグリルやリアテールゲートガーニッシュを採用
N-BOX カスタム クロームメッキグリルとフロントアクセサリーLED、スクエアなフォグライトを採用
N-BOX ジョイ 新たにラウンドタイプのフォグライトを標準装備
仕様 変更点
N-BOX メッキ加飾を追加したフロントロアグリルやリアテールゲートガーニッシュを採用
N-BOX カスタム クロームメッキグリルとフロントアクセサリーLED、スクエアなフォグライトを採用
N-BOX ジョイ 新たにラウンドタイプのフォグライトを標準装備
N-BOXカスタム▲新デザインのN-BOXカスタム。より現代的な装いになっている

加えて装備も拡充。全車に「センターUSBチャージャー(Type-C〈3A〉/2個付)」や「運転席・助手席シートバックアッパーポケット」が、一部グレードには以下の装備も標準化されています。

  • 9インチ Honda CONNECTナビ + ETC2.0車載器
  • マルチビューカメラシステム
  • LEDフォグライト
  • ステアリングヒーター
  • 本革巻ステアリングホイール
  • 本革巻セレクトレバー
  • LEDルームランプ

気になる価格は、特別仕様車を含めて176万8800~282万400円。若干プライスアップした分、快適さや質感が増し、より満足できる1台となっています。

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ホンダ N-BOX(3代目)×2026年7月~
※流通の有無により表示されない可能性があります。
 

新型N-BOXの代わりになる「5人乗りスライドドア車」4選

さらに魅力的になった新型N-BOXですが、あくまでも4人乗り。5人で乗る可能性があるなら、普通車(登録車)を検討しなければなりません。

そこで新型N-BOXの代わりになる、5人乗りスライドドア搭載車を4つ紹介します。予算は、新型N-BOXの上級グレード相当となる総額250万円以下でチョイスしました。

①トヨタ ルーミー(初代):軽自動車に近い感覚で運転できる

ルーミー▲2016年11月にデビューした初代トヨタ ルーミー。デザインは標準仕様とカスタムの2種類を設定。写真はカスタム仕様車

初代ルーミーは普通車の中でもコンパクト。全長3700~3705mm×全幅1670mmと、軽自動車より一回り大きい程度です。最小回転半径は4.6~4.7mとN-BOXの4.5~4.8mに肉薄。扱いやすさは、N-BOXとかなり近くなっています。

しかし、室内は広く、後席には240mmの前後スライド機構を搭載。4人家族なら軽自動車よりも後席にゆったり座ることができます。

パワートレインは1Lガソリンエンジンと1Lターボ。ターボ車は最高出力が98psあり、N-BOXより余裕をもって高速道路や坂道を走れます

ルーミー 室内▲後席のスライド量を長くすることで限られたスペースを有効に使えるようにしている

ルーミーの中古車は5600台以上流通していて、価格帯は総額40万~300万円。流通量が多いのは総額90万~200万円になります。

家族で遠出をする機会が多いなら、オススメはターボエンジン車。標準仕様であるG-Tは流通台数が100台以下と少ない一方、カスタム G-Tは1100台ほど流通しています。

2020年8月までの前期型カスタム G-Tなら総額40万~190万円、2020年9月以降の後期型も予算130万円程度から探すことが可能です。

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トヨタ ルーミー(初代) × 総額250万円以下

②スズキ ソリオ(4代目):燃費と価格のバランスが取れたマイルドハイブリッドが◎

ソリオ▲2020年12月に発売された4代目スズキ ソリオ。標準仕様とカスタム仕様のバンディットを設定

4代目ソリオは、全幅が1645mmとコンパクトカーとしては狭いのが特徴です。最小回転半径は4.8mですが、狭い路地ではかなり運転しやすいでしょう。

室内の広さは必要十分。後席の座り心地がよく、上級グレードに設定された「スリムサーキュレーター」によって快適な室温を維持できます。荷室も考慮されており、N-BOXより多くの荷物を積むことが可能です。

また、運転席と助手席の間がウォークスルーになっているのもポイント。室内の移動がしやすく、小さな子どもの世話もしやすくなっています。

ソリオ 室内▲室内空間が広くなり、乗員の快適性、積載性ともにアップした

中古車流通台数は約1500台で、価格は総額で約90万~330万円。走行距離3万km以下の物件が総額120万円から探せます。

物件選びのポイントとなるのはパワートレイン。新車販売中のモデルは1.2Lのマイルドハイブリッド車のみの設定ですが、2025年1月の改良までは1.2Lのガソリン車とストロングハイブリッド車も設定されていました。

ストロングハイブリッド車は約60台と希少ですが、燃費性能にもこだわるなら注目してみるのも一案です。

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スズキ ソリオ(4代目) × 総額250万円以下

③トヨタ シエンタ(3代目):人も物も乗せられ、さらに燃費まで良い

トヨタ シエンタ▲2022年8月にデビューした3代目トヨタ シエンタ。ヨーロピアンテイストなデザインが特徴

コンパクトミニバンであるシエンタのボディサイズは、全長4260mm×全幅1695mm。N-BOXよりだいぶ大きくなる代わりに、最大7人で出かけられ、荷物をたくさん積むことができます。

燃費性能の高さも魅力です。パワートレインは1.5Lガソリンの他、1.5Lハイブリッドも用意されており、軽自動車を上回る24.8~28.4 km/Lという好燃費となっています。

なお、シエンタは3列シート仕様(7人乗り)と2列シート仕様(5人乗り)をラインナップ。シエンタは2列目席を広くするために3列目は狭めに設計されているため、5人以上で乗る機会がないなら、最初から2列シート仕様を選ぶのもアリです。

シエンタ 室内▲こちらが5人乗りの室内。なお、新車では7人乗りと5人乗りが同程度の販売台数になっているほど人気

中古車流通台数は約2160台で、価格帯は総額150万~410万円。物件の4分の3がハイブリッド車ですが、ガソリン車は同程度の予算でより低走行な物件を狙えます。

また、5人乗りと7人乗りでは大きな価格差はないものの、流通台数は7人乗りの方がやや多くなります。

グレードはエントリーグレードの「X」、中間の「G」、上級の「Z」の3種類。ZのヘッドライトはBi-Beam LEDですが、他グレードは2灯式のLEDです。これによって雰囲気が異なるので、装備はもちろん、見た目の好みで選ぶのも手でしょう。

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トヨタ シエンタ(3代目) × 総額250万円以下

④ホンダ フリード+(初代):荷室がアレンジしやすくて使い勝手抜群

フリード+▲2016年9月~2024年5月まで生産されていたホンダ フリード+(初代)。こちらはマイナーチェンジで設定された、アウトドアテイストの「クロスター」グレード

「N-BOXの代わりなら同じホンダのフリードが良い。だけど、中古車でも価格が高い……」とお悩みなら、先代フリードの5人乗り仕様に当たる初代フリード+にご注目ください。

フリード+は、テールゲートを開けた時の間口がフリードより大きくなっているのが特徴。さらにユーティリティーボードによって荷室を上下に分けられたり、ユーティリティナットが左右10個ずつ設けられたりと、荷室を自由にアレンジできます。

パワートレインは1.5Lガソリン車とハイブリッドの2種類。ハイブリッドは現在のホンダ車に搭載されている「e:HEV」ではありませんが、十分に高性能でしょう。

フリード+ 室内▲2列シートにしたことで荷室の使い勝手が高められている

中古車流通台数は約1000台で、価格帯は総額70万~350万円。ガソリン車とハイブリッドの流通量は同程度で、ガソリン車が総額80万~320万円、ハイブリッドが総額70万~350万円になります。

こだわりたいのはデビュー時の前期型か、2019年10月以降の後期型か。前期型でも一部に「ホンダセンシング」搭載グレードが設定されていますが、後期型では全車に標準装備。後方誤発進抑制機能が追加され、アダプティブクルーズコントロールも機能向上しています。

もちろん前期型も安くてオススメですが、装備差を踏まえるとイチオシなのは後期型。走行距離5万km以下の個体が総額150万円程度から見つけられるので、新型N-BOXよりも購入費用を抑えられます。

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ホンダ フリード+(初代) × 総額250万円以下
文/高橋 満 写真/ホンダ、トヨタ、スズキ
※記事内の情報は2026年7月22日時点のものです。
高橋満(たかはしみつる)

自動車ライター

高橋満(BRIDGE MAN)

求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL

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