デリカD:5▲パワフルなディーゼルターボエンジンを搭載する三菱 デリカD:5(初代)の燃費性能を紹介

多人数乗車可能なミニバンでありながら、SUVの走破性を兼ね備えるオールラウンドミニバンとして人気の三菱 デリカD:5(初代)。

この記事では、デリカD:5の燃費について解説。実燃費や他のLサイズミニバンとの比較、さらには購入費用を抑えるための経済的な買い方も紹介します。
 

デリカD:5の燃費をサクッとまとめ

【カタログ燃費】新車販売中モデルのWLTCモード燃費は最高で12.9km/L
【実燃費】実測で約11km/L。クチコミの実燃費はガソリン車を含めて8~15km/L
【車種比較】アルファードの燃費と比べ、ハイブリッド車は及ばないが、ガソリン車は良好
 

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三菱 デリカD:5(初代)
 

デリカD:5の改良新型はカタログ燃費で12.9km/L

2026年1月に一部改良が実施されたデリカD:5。現在のグレードは「G」「G パワーパッケージ」「P」の3種類です。

パワートレインは、2.2Lディーゼルターボエンジンに8速AT。駆動方式は4WDのみで、WLTCモード燃費は全車12.9km/Lとなっています。そして、実際の走行シーンを想定して計測した各モードの燃費性能は次のとおりです。
 

項目 燃費
WLTCモード(総合) 12.9km/L
市街地モード 10.1km/L
郊外モード 12.8km/L
高速道路モード 14.7km/L
項目 燃費
WLTCモード(総合) 12.9km/L
市街地モード 10.1km/L
郊外モード 12.8km/L
高速道路モード 14.7km/L

デリカD:5はボディが大きくて重めなので、ストップ&ゴーが多い市街地モードが苦手。しかし、それでも10km/L超えはかなり立派といえるでしょう。

一方、高速道路モードでは15km/L近くを記録。しかも、燃料はレギュラーガソリンより単価が安い軽油なので、燃料代を抑えやすくなっています。頻繁に遠出する方にとってはうれしいところでしょう。
 

デリカD:5の燃費はモデルによって異なる

デリカD:5のパワートレインは、何度かのラインナップ変更を経て進化。併せて、燃費性能も向上してきました。

2007年のデビュー当初は2.4Lガソリンエンジンを設定。2009年には2Lガソリンエンジン、2012年には2.2Lディーゼルターボモデルが追加され、現在ではディーゼル車に一本化されています。

また、デリカ:D5は2007年1月~2019年1月の前期型、2019年2月~2025年12月の中期型、2026年1月以降の後期型に大別でき、それぞれの燃費性能(JC08モード※)は以下のとおり。  

※JC08モード燃費は1世代前の測定方法。燃費はWLTCモードより高くなる傾向にある

 
モデル パワートレイン JC08モード燃費
前期型 2Lガソリンエンジン 13km/L
2.4Lガソリンエンジン 10.6km/L
2.2Lディーゼルターボ 13km/L
中期型/後期型 13.6km/L
モデル パワートレイン JC08モード燃費
前期型 2Lガソリンエンジン 13km/L
2.4Lガソリンエンジン 10.6km/L
2.2Lディーゼルターボ 13km/L
中期型/後期型 13.6km/L

ディーゼルエンジンは当初13km/Lでしたが、中期型以降は13.6km/Lに向上しているのも覚えておきたいポイントです。

なお、WLTCモード燃費では中期型のディーゼル車は12.6km/Lと、後期型の12.9km/Lより少し低めになります。しかし、中期型でもまずまずの燃費性能であり、実燃費においては後期型と大差ないでしょう。
 

デリカD:5 中期型▲燃費が良くなった中期型のデリカD:5。後期型はオフロード色の強いタフなイメージだが、かつては都会的な雰囲気の「アーバンギア」などもラインナップしていた
 

デリカD:5の実燃費をレビュー

では、デリカD:5の実燃費はどれほどなのか? 実際に、後期型のデリカD:5に試乗してみました。

走行ルートと距離は、東京都内から新潟県の南魚沼までを往復する約450km。内訳をいうと一般道はワインディングを含む約95kmで、高速道路が約350km、オフロードも約5km走行しました。
 

実測燃費結果

  • 走行距離:447km
  • 給油量:40.61L
  • 実燃費:11.01km/L

実燃費はおよそ11km/Lと、カタログ燃費よりやや低い結果に。というのも、試乗当日は酷暑でエアコンを多用し、撮影機材と撮影クルーを乗せてワインディングも走ったことが影響したと推測されます。

ただ、裏を返せばエコランをしないで10km/L超えは優秀! 多人数で荷物をたくさん積んでパワフルに走るディーゼルターボの頼もしさも、しっかりと感じることができました。
 

デリカD:5購入者の実燃費も紹介

続いて、デリカD:5の購入者の実燃費もチェックしてみましょう。以下は、カーセンサー内のクチコミ評価ページに寄せられた購入者の数値です。

投稿者 エリア グレード 実燃費
Libraryさん 神奈川県 P ディーゼルターボ 14.5km/L
キラーパンダさん 東京都 G パワーパッケージ ディーゼルターボ 10km/L
ドマニコさん 埼玉県 非公表 15km/L
スターワゴンさん 北海道 ロイヤルエクシード ディーゼルターボ 8km/L
電撃さん 北海道 G(ガソリンエンジン) 8km/L
投稿者 エリア グレード 実燃費
Libraryさん 神奈川県 P ディーゼルターボ 14.5km/L
キラーパンダさん 東京都 G パワーパッケージ ディーゼルターボ 10km/L
ドマニコさん 埼玉県 非公表 15km/L
スターワゴンさん 北海道 ロイヤルエクシード ディーゼルターボ 8km/L
電撃さん 北海道 G(ガソリンエンジン) 8km/L

神奈川県や埼玉県といった幹線道路での走行が想像されるエリアではカタログ以上の燃費をマークしました。

気になるのは、燃費が伸びそうな北海道で、ディーゼル車ながら8km/Lにとどまったスターワゴンさん。ただ、詳細を見ると商用として使っているようで、重たい荷物を積んだり、市街地での走行が多かったりした可能性が考えられます。
 

ハシモトタカシ

著者・ハシモトタカシ購入者の投稿を見ても、デリカD:5の実燃費はLサイズミニバンとしては良好といえます。

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三菱 デリカD:5(初代)
 

デリカD:5の燃費をアルファードと比較

ミニバンでありながら、SUVのような悪路走破性を備えたデリカD:5は唯一無二といっていいモデル。厳密には比較対象となるモデルは存在しません。

そこで参考として、Lサイズミニバンのうちガソリン車も設定するトヨタ アルファード(4代目)と燃費を比較してみましょう。
 

車種 グレード パワートレイン 燃費
デリカD:5(初代) P 2.2Lディーゼルターボ 12.9km/L
アルファード(4代目) Z 2.5Lガソリンエンジン 10.9km/L
2.5Lハイブリッド 18km/L
車種 グレード パワートレイン 燃費
デリカD:5(初代) P 2.2Lディーゼルターボ 12.9km/L
アルファード(4代目) Z 2.5Lガソリンエンジン 10.9km/L
2.5Lハイブリッド 18km/L

アルファードのガソリン車は2WDで10km/L前後となる中、デリカD:5は4WDでも12.9km/L。さすがにハイブリッド車には燃費でかないませんが、ディーゼル車ならではの好燃費で、非ハイブリッド車ではクラス上位といえます。
 

アルファード▲画像は4代目アルファード。なお国産Lサイズミニバンはハイブリッド化が進み、現行モデルではガソリン/ディーゼル車を選べるのはアルファードとデリカD:5のみ

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トヨタ アルファード(4代目)

また、デリカD:5は軽油を使用するため、燃料代の差は数字ほど大きくありません

例えば、軽油が159.2円/L、レギュラーガソリンが169.8円/Lとした場合、年間走行が5000kmなら燃料代の差は約1万4500円。アルファードとの数十万円以上の価格差を踏まえれば許容範囲といえるでしょう。
 

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三菱 デリカD:5(初代)
 

購入費用を賢く節約! デリカD:5は中古車が経済的

大柄なボディにも関わらず、燃費性能に優れたデリカD:5。しかし、Lサイズミニバンだけあって、新車価格は451万円~となかなかのお値段です。

しかし、中古車ならば購入費用を抑えることが可能。本稿執筆時点の中古車流通台数は約3550台と豊富で、平均総額も約325万円となっています。価格帯も総額で約15万~690万円と幅が広いので、条件に合った1台を見つけやすいでしょう。
 

オススメの選び方①:コスパを重視するなら中期型の「G パワーパッケージ」

デリカD:5 Gパワーパッケージ▲価格と装備のバランスが優れた中期型の「G パワーパッケージ」

コスパよくデリカD:5に乗るのであれば、2019年2月に発売された中期型がオススメです。

中期型から三菱の顔ともいうべき「ダイナミックシールド」がフロントデザインに採用され、ライト類もLEDに。衝突被害軽減ブレーキやレーダークルーズコントロールなどの先進安全装備が充実。

さらに、主要機構部品の半分ほどを刷新。ミッションも6速ATから8速ATへと改められ、燃費が改善したのも見逃せません。

中でもイチオシは、価格と装備のバランスに優れた「G パワーパッケージ」。運転席パワーシート、運転席・助手席シートヒーターなどを装備し、購入後の満足感も高いでしょう。

中古車流通台数は約250台で、価格帯は総額で約175万~610万円です。高額車はカスタムが施されており値段が上がっていますが、ボリュームゾーンは300万~400万円。350万円前後で走行距離5万km以下の物件を見つけることができます。
 

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三菱 デリカD:5(初代) × 2019年2月~2025年12月 × 2.2 G パワーパッケージ ディーゼルターボ 4WD

オススメの選び方②:アウトドアを満喫したいなら中期型のジャスパー

デリカD:5 ジャスパー▲ジャスパーは2020年4月発売モデルではG、2022年11月発売モデルではG パワーパッケージ(ともに8人乗り)がベース。グリルやホイールなど専用装備を採用

19年もの間に様々な特別仕様車が設定されているデリカD:5。中でもアウトドア派にオススメなのが、長年設定されている伝統の特別仕様車「ジャスパー」です。

中期型以降では、GまたはG パワーパッケージをベースに、撥水加工が施されたスエード調人工皮革シートや専用エクステリア、専用デカールを装備。高級感がありながら、キャンプやレジャーを快適に楽しめます
 

デリカD:5 内装▲撥水機能を備えたスエード調人工皮革をシートに採用。アウトドアで活躍間違いなし

中古車流通台数は約140台で、価格帯は総額で約155万~550万円。ボリュームゾーンは350万円から450万円ほどですが、総額400万円以下で5万km以下の個体を見つけることもできます。
 

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三菱 デリカD:5(初代) × 2019年2月~2025年12月 × 2.2 ジャスパー ディーゼルターボ 4WD

オススメの選び方③:快適性を優先するなら中期型の最上級「Pグレード」

デリカD:5 Pグレード▲装備が充実し、機能性や安全性を高めた最上級グレードの「P」。フォグランプベゼルを高輝度シルバーとするなど、高級感も高められている

快適性を優先するのであれば、最上級の「P」グレードがベターです。

マルチアラウンドモニターや自動防眩ルームミラーだけでなく、「e-Assist」の後側方車両検知警報システムや後退時車両検知警報システムなどが標準装備されることで、より快適かつ安全に移動できます
 

デリカD:5 Pグレード 内装▲インテリアでは木目やキルティングカットが施されたシートなどを採用。最上級グレードにふさわしい高級感が魅力

中古車流通台数も約1330台と多めで、条件に合う個体を見つけやすいのも好印象です。

価格帯は総額で約300万~700万円で、ボリュームゾーンは350万~600万円。走行距離5万km以下の物件が総額320万円ほどで見つけられます。
 

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三菱 デリカD:5(初代) × 2019年2月~2025年12月 × 2.2 P ディーゼルターボ 4WD
文/ハシモトタカシ 写真/三菱
※記事内の情報は2026年7月22日時点のものです。
ハシモトタカシ

自動車ライター

ハシモトタカシ

大学時代はプロダクトデザインを専攻する傍ら、自動車系ニュースサイトで学生記者としてアルバイト。卒業後は大手自動車ポータルサイトに入社し、広告営業・編集者として約10年間コンテンツ制作に従事し独立。愛車でサーキット走行に興じる傍ら、車3台・バイクを3台を所有し大型免許も保有する無類の乗り物好き。

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