レイバック ▲ストロングハイブリッドもラインナップするマイナーチェンジが行われたスバル レヴォーグ レイバック。となると逆に気になってくる前期型(写真)の、最新中古車事情をチェックしてみることにしよう

最新型は確かに素敵だが、前期型も十分以上に魅力的

スバルのクロスオーバーSUV「レヴォーグレイバック」が2026年7月、マイナーチェンジを実施しました。

これまでは1.8Lガソリンターボエンジンのみだったレイバックのパワーユニットですが、マイナーチェンジ版ではWLTCモード燃費19.0km/Lのストロングハイブリッドユニットを追加。

そしてストロングハイブリッド版ではフロントまわりのデザインも比較的シンプルなものとなり、賛否両論あったボンネット上の大きなエアダクトも消滅。そして全高も、一般的な立体駐車場に収まる1550mmに変更されています。
 

レイバック▲こちらがストロングハイブリッドユニットを搭載するマイナーチェンジ後のレヴォーグレイバック S:HEV。立体駐車場に収まる全高になった他、スバル伝統の(?)ボンネット上のエアダクトもなくなり、スッキリしたデザインに変更されている

そんなマイナーチェンジ版レヴォーグ レイバックは確かに魅力的ですが、とはいえマイチェン前の前期型も――スバル車の特徴である「エアダクト」があることや、相対的には手頃である価格を含め、依然として大いに魅力的です。

この記事では、マイナーチェンジ版の登場によって「逆に注目すべき存在」になってきた前期型レヴォーグレイバックの、オススメな狙い方を検討してみることにしましょう。
 

▼検索条件

スバル レヴォーグレイバック(初代) × 前期型(~2026年7月)
 

モデル概要:スポーツワゴンをベースとするクロスオーバーSUV

2023年10月に登場したスバル レヴォーグレイバックは、スポーツワゴンである「2代目スバル レヴォーグ」の車高と最低地上高を高め、SUVのテイストを付加したクロスオーバーモデル。

ボディサイズは全長4770mm×全幅1820mm×全高1570mmで、最低地上高は2代目レヴォーグより55mm高く、一般的な都市型SUVと比べても10mmほど高い200mmを確保。駆動方式は全車フルタイム4WDです。
 

レイバック▲こちらがスバル レヴォーグレイバックの前期型
レイバック▲走破性を確保するため、最低地上高はベース車より55mm引き上げられた200mmに設定され、車高も2代目レヴォーグより70mm高い

パワーユニットは最高出力177psの1.8L水平対向4気筒ガソリンターボで、WLTCモード燃費は13.4km/L。運転支援システムは、広角単眼カメラやドライバー異常検知システムを備えた最新世代のアイサイトが標準装備です。

基本となるグレードはHarman/Kardonのプレミアムオーディオや高度運転支援システム「アイサイトX」を標準装備とした「リミテッド EX」のみですが、2024年12月に小変更を受けた際、内外装の各部にブラックを採用した「ブラックセレクション」が特別仕様車として追加され、その後はカタログモデルになりました。
 

レイバック▲明るい印象のカラーリングとなる前期型レイバック リミテッド EXのインテリア。写真には写っていないが、リアシートの背もたれには5段階のリクライニング機構が備わっている
 

オススメの選択肢①:総額300万円+αで狙う「リミテッドEX」

中古車市場において流通のメインとなっているレヴォーグレイバックは、標準グレード「リミテッド EX」の2023~2024年式。総額250万~420万円付近のゾーンで約140台が流通しています。

これらの中から、総額310万~330万円あたりを目安に「内外装コンディションがなるべく良好な1台を探してみる」というのが、リミテッドEXを探すのであればベストなやり方となるでしょう。
 

レイバック▲全流通量の9割以上を占めている標準グレード「リミテッドEX」

2023~2024年式のレイバックは、マニアックな分類をするなら「D型」と呼ばれる世代で、2024年12月には、より新しい世代である「E型」が登場しています。

しかしD型とE型の違いは、ドライバーモニタリングシステムとドライバー異常時対応システムの連携が強化された他、アイサイトの内容が少々改良された程度です。

つまりデザインや根本的な部分には何の違いもないため、中古車価格がやや高めとなるE型(2025年式以降)をわざわざ選ぶ理由は、さほどないのです。
 

レイバック▲2024年12月以降のE型(つまり2025年式以降)は電子制御に関係する部分が少々変更されたが、内装のデザインや主要な装備、あるいはパワーユニットについては、写真上のD型とまったく同じだ

D型(2023~2024年式)レイバックの中古車価格は前述のとおり総額250万~420万円付近ですが、初期の年式である2023年式でもOKであれば、総額310万円前後で走行距離1万~2万㎞程度の低走行物件を見つけることが可能。そして中身に違いはありませんが、1年分新しい2024式の低走行物件を狙いたい場合は、総額330万円前後が目安となります。

また、「走行距離が多少延び気味であっても特に問題はない」と考えるのであれば、総額280万円前後の予算感で走行4万km台ぐらいの物件を探してみるのもアリでしょう。

いずれのセグメントを選んだとしても、そもそもレヴォーグレイバックはまだまだ新しい車であるため、故障の心配はほとんどありません。内外装がキレイに保たれていて、なおかつ正規販売店で定期点検を受けてきたことが確認できる個体でさえあれば、どれをどう選んでもOKな場合がほとんどです。
 

▼検索条件

スバル レヴォーグレイバック(初代) × 前期型(~2026年7月)× リミテッド EX
 

オススメの選択肢②:総額370万円から狙う「ブラックセレクション」

ひと味違うレヴォーグレイバックが欲しい場合は、2024年12月にE型が登場する際に追加された「ブラックセレクション」がオススメです。
 

レイバック▲ホイールやドアミラー、内装などを文字どおりブラックで仕立てた「ブラックセレクション」

ブラックセレクションは、パワーユニットなどは標準グレードであるリミテッドEXと同一ですが、下記の装備類がプラスされているグレードです。

・18インチアルミホイール(ブラック塗装)
・「LAYBACK」「SYMMETRICAL AWD」リアオーナメント(ラスターブラック塗装)
・フルLEDハイ&ロービームランプ(ブラックベゼル)
・ドアミラー(ブラック塗装)
・ルーフアンテナ(ブラック塗装)
・本革シート(ブラック<シルバーステッチ>)
・インパネミッドトリム&ドアトリム(シルバーステッチ)
・センタートレイ加飾&フロアコンソールリッド&ドアアームレスト(ブラック・表皮巻き<シルバーステッチ>)
・ブラックルーフ&ピラートリム
・スマートリアビューミラー

デザインに関する評価は主観や好みに基づくものでしかないかもしれませんが、標準グレードであるリミテッド EXを見た後にブラックセレクションを見ると、「造形に締まりがある!」と感じる人は多いかもしれません。

その「締まり」をもたらしている大きな要因は、スーパーブラック・ハイラスター塗装の18インチアルミホイールと、ブラック塗装のドアミラー、そしてインテリアカラーがリミテッド EXはアッシュ+カッパーステッチであるのに対し、ブラックセレクションは文字どおりブラックでまとめられているという点です。
 

レイバック▲写真のボディカラーはクリスタルブラック・シリカ。セラミックホワイトあたりの方が「黒いパーツによって締められた感じ」はわかりやすいが、いずれにせよ、なかなかハードボイルドなたたずまいだ
レイバック▲リミテッド EXのシート表皮はトリコット×ファブリックだが、ブラックセレクションの場合はシルバーステッチが入ったブラックレザーになる
 

かなりカッコいいブラックセレクションですが、残念ながら中古車の数は少なく、現在は約5台が流通しているのみ。

しかし総額370万~430万円付近で見つかりますので、「引き締まったニュアンスのレヴォーグ レイバック」がお好みの方は、ぜひチェックしてみてください。
 

▼検索条件

スバル レヴォーグレイバック(初代) × 前期型(~2026年7月)× ブラックセレクション

▼検索条件

スバル レヴォーグレイバック(初代) × 前期型(~2026年7月)
文/伊達軍曹 写真/スバル
※記事中の車両に関する数値表記は、新車時のメーカー発表カタログ値です
伊達軍曹

自動車ライター

伊達軍曹

外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2005年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。

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