トヨタ ハリアー(4代目)▲トヨタ ハリアー(4代目)が2026年8月にマイナーチェンジ。その内容は?

高級クロスオーバーSUVの先駆けとして人気を集めるトヨタ ハリアー。現在販売されているのは2020年に登場した4代目ですが、2026年8月にマイナーチェンジが実施されました。

では、この改良で何が変わったのか? また、ハリアーの改良モデルは買いなのか? その中身を詳しく見ていきましょう。
 

サクッとまとめ

【2026年8月の改良】最大のトピックはハイブリッド車への一本化
【改良の回数】2022年10月と2025年6月にも改良が施されている
【過去の主な改良】安全機能や装備の拡充、PHEVの設定
 

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トヨタ ハリアー(4代目)
 

2026年8月にハリアーがマイナーチェンジ! 改良点は3つ

今回の改良のトピックは、主に次の3つです。デザインなどの見た目に大きな変更はありません。
 

  • ハイブリッド車に一本化。ガソリン車・PHEVは廃止
  • アクセサリーコンセントを全車に標準化
  • 特別仕様車「Z ナイトシェード」系の装備を拡充

①ハイブリッド車に一本化。ガソリン車・PHEVは廃止

今回の改良で最も大きいのが、パワートレインの整理です。ガソリン車とPHEVが廃止され、ハイブリッド車一本に集約されました。

元々ハリアーはハイブリッド車が人気だったので、残念ではあるものの、そこまで車選びに大きな影響はなさそうです。
 

新車販売モデルのラインナップ・価格

グレード名 駆動方式 新車の車両価格
G 2WD 439万6700円
4WD 461万6700円
Z 2WD 486万6400円
4WD 508万6400円
Z レザーパッケージ 2WD 518万6500円
4WD 540万6500円
Z ナイトシェード 2WD 502万1500円
4WD 524万1500円
Z レザーパッケージ ナイトシェード 2WD 534万1600円
4WD 556万1600円
グレード名 駆動方式 新車の車両価格
G 2WD 439万6700円
4WD 461万6700円
Z 2WD 486万6400円
4WD 508万6400円
Z レザーパッケージ 2WD 518万6500円
4WD 540万6500円
Z ナイトシェード 2WD 502万1500円
4WD 524万1500円
Z レザーパッケージ ナイトシェード 2WD 534万1600円
4WD 556万1600円

②アクセサリーコンセントを全車に標準化

今回の改良では、従来はメーカーオプションだったアクセサリーコンセント(非常時給電システム+外部給電アタッチメント付き)が全車に標準装備されました。

ただし、メーカーオプションのスペアタイヤを選んだ場合は非装着となるので要注意です。
 

アクセサリーコンセント(AC100V・1500W対応)▲ラゲージ右側に備わるアクセサリーコンセント(AC100V・1500W対応)。全車標準となったことは、アウトドアや災害発生時には頼もしいだろう

③特別仕様車「Z ナイトシェード」系の装備を拡充

特別仕様車「Z ナイトシェード」の装備が拡充され、より特別感が高められています。

Z ナイトシェード自体は、2025年6月の改良でラインナップ。上級グレード「Z」のハイブリッド車がベースで、エンブレムやグリル、ホイールなどのパーツがブラック基調で統一されています。

今回の改良では、前後バンパーのメッキモールに「漆黒メッキ」を装備。フロントミッドグリルをメッシュタイプの艶あり黒塗装にするなど、さらにブラックアクセントが追加されています。
 

ハリアー Z ナイトシェード▲ハリアーの高級感をさらに引き立てたZ ナイトシェード。改良モデルはブラックのアクセントをさらに強め、より精悍な印象となった

追加された特別装備は、具体的にはフロントミッドグリルやホイールナットなどです。

Z ナイトシェードに追加された特別装備の一覧
  • フロントバンパーアッパーメッキモール(漆黒メッキ)
  • フロントミッドグリル(メッシュタイプ/艶あり黒塗装)
  • フロントバンパーロアメッキモール(漆黒メッキ)
  • フロントバンパーサイド(ブラック)
  • ホイールナット(ブラック塗装)
  • リアバンパーメッキモール(漆黒メッキ)
  • マフラーカッター(ブラックメッキ)
  • LEDリアコンビネーションランプ(ブラックエクステンション)
  • ドアウインドウフレームモールディング(SUS/ブラック)
  • ドアベルトモールディング(SUS/ブラック)
  • クオーターウインドウモールディング(SUS/ブラック)
  • ドアミラー(サイドターンランプ部/ブラック加飾)
  • アウトサイドドアハンドル(カラード)
▲詳細は右の(+)をクリックすると表示されます
ミッドグリル▲ミッドグリル(ナンバープレートを囲んでいる部分)は、高級感を引き立てるメッシュタイプに。また、バンパー下部などは黒さを際立たせた「漆黒メッキ」を採用
ホイールナット▲ホイールナットもブラック塗装が施され、全体の統一感が向上している

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トヨタ ハリアー(4代目) × 2026年8月以降
 

ハリアーのマイナーチェンジ一覧。その変遷を紹介

4代目は、これまでに3回ほど改良が加えられています。前述した2026年8月の改良を含め、時系列順に振り返ってみましょう。
 

  • 2022年10月の改良:安全装備が向上。PHEVも設定
  • 2025年6月の改良:装備類を拡充。ラインナップも刷新
  • 2026年8月の改良:パワートレインを一本化

2022年10月の改良:安全装備が向上。PHEVも設定

4代目ハリアーの最初の改良は2022年10月です。

プリクラッシュセーフティ(衝突被害軽減ブレーキ)の検知機能が拡大され、安全性が向上。上位グレードでは12.3インチの大画面ディスプレイが設定されコネクティッドナビ対応のディスプレイオーディオも装備されました。

加えて、ZグレードにPHEVを設定。大容量バッテリーを搭載しており、ノビのある加速や優れた操縦安定性など走行性能が高められています。
 

ハリアーPHEV▲PHEVの満充電のEV走行距離は93km(WLTCモード)。前後にモーターを搭載し、システム最高出力は306psとパワフル

2025年6月の改良:装備類を拡充。ラインナップも刷新

2025年の改良では、トヨタの予防安全技術「トヨタセーフティセンス」が最新となりました。

歩行者や自転車などを検知し、ブレーキやハンドルの操作を支援する「プロアクティブドライビングアシスト」などを搭載。さらにプリクラッシュセーフティの検知範囲が拡大し、レーンディパーチャーアラートが機能追加されています。

また、ブラインドスポットモニターの機能が拡充され、安心降車アシストと後方車両接近警報も装備。安全性がさらに向上しています。その他の改良点は次のとおりです。
 

  • ステアリングヒーターとシートヒーターが標準化
  • 寒冷地仕様の標準化(全グレード)
  • デジタルキーの標準化(Z PHEV/Z レザーパッケージ )
  • おくだけ充電の標準化(Z PHEV/Z レザーパッケージ )
  • 12.3インチ ディスプレイオーディオをG(ハイブリッド車/ガソリン車)に標準装備

グレード構成が変更されたこともトピックです。PHEVに中間グレードである「Gグレード」が設定され、ガソリン車(2WD)の廉価グレード「S」が廃止。ボディカラーと内装色も集約されています。
 

分類 設定色 廃止色
ボディカラー ・グレーメタリック
・プレシャスブラックパール
・プラチナホワイトパールマイカ
・ブラック
・ダークブルーマイカ
・スレートグレーメタリック
・センシュアルレッドマイカ
・スティールブロンドメタリック
内装色 ・ブラック
・ブラウン
・ブラック/レッド(PHEV)
・グレー
分類 設定色 廃止色
ボディカラー ・グレーメタリック
・プレシャスブラックパール
・プラチナホワイトパールマイカ
・ブラック
・ダークブルーマイカ
・スレートグレーメタリック
・センシュアルレッドマイカ
・スティールブロンドメタリック
内装色 ・ブラック
・ブラウン
・ブラック/レッド(PHEV)
・グレー

2026年8月の改良:パワートレインを一本化

前述のとおり、最新の改良ではパワートレインをハイブリッドに一本化し、一部機能の標準化や「ナイトシェード」の仕様変更が行われています。
 

ハシモトタカシ

ライター・ハシモトタカシ近年のトヨタは、ハイブリッド車など電動モデルにラインナップを集約する傾向にありますが、実はラインナップの整理には納期の改善やコストダウンといったメリットがあります。

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トヨタ ハリアー(4代目)
 

選択肢が広がる! ハリアーを買うなら中古車に注目

改良後のハリアーの価格は439万6700~556万1600円。昨今の値上げに加えて、ガソリン車が廃止されたことで、プレミアムSUV相応の価格帯となっています。

しかし、中古車であれば購入費用を抑えることが可能。今回の改良で廃止されたガソリン車やPHEVを選べるのもポイントです。

原稿執筆時点での4代目ハリアーの中古車流通台数は、約4000台と豊富。価格帯は総額で約200万~690万円ですが、ボリュームゾーンを見ると総額250万~400万円となっており、リーズナブルな個体も見つけることができます。
 

オススメの選び方①:コスパを優先するならガソリン車の「G」系

ハリアー 「G」グレード▲価格と装備のバランスに優れた「G」グレード。レザーパッケージを選ぶことができる

購入価格を抑えつつハリアーの魅力を味わうのであれば、ガソリン車のミドルグレード「G」がオススメです。

最もベーシックな「S」も必要最低限の装備はそろっていますが、シートがファブリックだったり、ホイールが17インチだったりと、プレミアムSUVとしての魅力はやや薄れてしまいます。

一方、Gならフロントバンパーメッキモールや18インチアルミホイール、プロジェクター式LEDヘッドランプなどを備えて、見た目も華やか。インテリアもファブリック+合成皮革シートとなり、電動パワーシートも備わっています。
 

ハリアー 内装▲内装では、馬の鞍をイメージした幅広のセンターコンソールが特徴

中古車の流通台数は約660台。価格帯は総額で約220万~535万円ですが、250万~350万円がボリュームゾーンです。

走行距離3万km以下に絞っても総額250万円前後から見つかり、ボディカラーも多彩です。Sよりも掲載台数が豊富なので、大きな価格差なく購入できるかもしれません。
 

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トヨタ ハリアー(4代目) × G系

オススメの選び方②:街乗りやドライブを楽しみたいならハイブリッド車の「Z」

ハリアー ハイブリッド▲多くの人にオススメなのが、ハイブリッドの「Z」系

ハイブリッド車は燃料代が抑えられるだけでなく、モーターのおかげで静かかつ滑らかに加速。ハリアーがもつ走りの上質さをより強調してくれます。

さらに上級グレードの「Z」なら、街乗りからドライブまで幅広いシーンでハリアーの強みを味わえます。

Zでは19インチアルミホイールやブラインドスポットモニター、12.3インチのHDディスプレイなどを標準装備。特に本革シートが標準の「レザーパッケージ」や特別仕様車「ナイトシェード」は、高級SUVらしさ満点です。
 

Z レザーパッケージの内装▲Z レザーパッケージの内装。カラーは画像のブラックの他、ブラウンも設定されている

中古車の流通台数は約1340台と多めで、価格帯は総額で約230万~660万円。ボリュームゾーンは300万~450万円となっており、総額320万円前後でも比較的状態の良い個体を見つけることができます。

予算に余裕があるなら、メーカーオプションの「調光パノラマルーフ」装着車に注目。1ランク上の移動体験ができますよ。
 

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トヨタ ハリアー(4代目)× ハイブリッド Z系

オススメの選び方③:高級感をより味わいたいならPHEVの「Z」

ハリアー PHEVの「Z」▲ハリアーらしい高級感を堪能したいなら、PHEVの「Z」を検討してみては?

PHEVはモーターだけで走行できる距離がハイブリッド車より長く、その分車内は静か。また、ガソリンとバッテリーが満タンなら、1000km以上も走り続けることができます。給油&充電のわずらわしさがグッと軽減されるのも美点でしょう。

装備はハイブリッド車のZと大きく変わりませんが、全車4WD(E-Four)でシステム最高出力が306psとパワフル。この余裕が、ハリアーの高級感を一層引き立ててくれます
 

ハリアー 内装▲内装では、インパネからドアトリムにかけてダークレッドパイピングオーナメントを採用する。写真の内装カラーはブラック/レッド

中古車流通台数は約60台で価格帯は総額で約315万~690万円。ボリュームゾーンは400万~500万円前後とそれなりのお値段ですが、高級感も走りもハリアーの最上級仕様にふさわしいクオリティなので、満足度も高いでしょう。

スタイリッシュで高級感たっぷりの4代目ハリアーは、日常を鮮やかに彩ってくれるはずです。
 

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トヨタ ハリアー(4代目)× プラグインハイブリッド Z系

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トヨタ ハリアー(4代目)
文/ハシモトタカシ 写真/トヨタ
※記事内の情報は2026年8月30日時点のものです。
ハシモトタカシ

自動車ライター

ハシモトタカシ

大学時代はプロダクトデザインを専攻する傍ら、自動車系ニュースサイトで学生記者としてアルバイト。卒業後は大手自動車ポータルサイトに入社し、広告営業・編集者として約10年間コンテンツ制作に従事し独立。愛車でサーキット走行に興じる傍ら、車3台・バイクを3台を所有し大型免許も保有する無類の乗り物好き。

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