レジャーでも災害時の備えでも役に立つ! 乗車人数別車中泊にぴったりな車5選
カテゴリー: 特選車
タグ: トヨタ / ホンダ / 三菱 / ダイハツ / ミニバン / ワンボックスカー / レジャー / 旅行 / キャンプ / 釣り / デリカD:5 / ハイエースバン / フリード / アトレー / N-VAN / N-VAN e: / 田端邦彦
2026/09/08
▲場所や時間を選ばず、自由に移動しながら旅するのにぴったりな車中泊。写真のデリカD:5は大人でもゆったりと足を伸ばすことができ、快適な車中泊を楽しめる。就寝スペースの広さとフラットさに注目
愛車がベッドルームに早変わりする車中泊。レジャーでの楽しみとしても、また、災害時の緊急対応としても車中泊は有効だ。今回はそんな車中泊に適したモデル5選をリストアップした。
それぞれのモデルの特徴、シートアレンジなどの機能を紹介するとともに、現在の中古車状況について解説しよう。
▲どこでも泊まれるのが魅力の車中泊。大切なペットとの旅行でも宿泊場所を選ばず就寝できるのもありがたい大人がゆったり! トヨタ ハイエース バン(5代目)
▲2026年2月の変更でヘッドライトがLEDに車中泊派の大定番モデルといえば、ハイエースだ。荷物の積載を前提としたパッケージは車中泊にもぴったり。ハイエースには貨物車登録のバン、乗用車登録のワゴンがあるが、車中泊を前提とするなら広大な荷室空間を備えたバンが適しているだろう。
バリエーションは下記のとおり。
・ロング/標準、ロング/ワイド…(2/5人乗り or 3/6人乗り or 6/9人乗り or 3人乗り)
・スーパーロング/ワイド(2/5人乗り or3/6人乗り )
上記のとおり、膨大なバリエーションが存在する。最もコンパクトなタイプでも2列目シートを折り畳んだ状態の荷室長は2,470mm、荷室幅は1520mm(バン・2WD・標準ボディ・スーパーGL)。これだけのスペースがあれば、大人2人がゆったり就寝できるはず。
車中泊せず、テント泊とするなら4~5人分のキャンプ道具は余裕で積載可能。ファミリーキャンプでも安心だ。
▲荷室スペースを就寝に使える他、仕様によっては1列&2列シートをフラットにすることもバンにはパワフルかつ経済的な2.8Lディーゼルターボエンジンが設定されているのも魅力。宿泊地までの長距離ドライブもストレスなくこなせるに違いない。ただし、貨物車ゆえに乗り心地はかなり硬め。また、内装材や厚いカーペットがなく鉄板そのままの部分も多いので、快適に就寝するにはマットを敷くなどの工夫が必要だ。
5代目はデビューからすでに22年以上が経過しているが、人気はまだまだ健在。中古車市場には5000台前後が流通している。年式もデビュー直後から現在まで比較的満遍なく分布しており、中古車平均総額は330万円前後。全体の6割ほどがディーゼル車だ。
頑丈な構造なので、年式や走行距離が多少進んでいても問題ないだろう。ただ、ビジネスユースで酷使されてきた可能性もあるので、整備手帳などで定期的にメンテナンスされてきたか否か、オルタネーターなどの消耗品交換歴を確認したい。
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トヨタ ハイエースバン(5代目)テントも使ってファミリーでも! 三菱 デリカD:5(初代)
▲広大な車内空間と高い悪路走破性を兼ね備えているのがデリカD:5の魅力ミニバンなのにオフロードを走れる唯一無二のキャラクターといえば、デリカD:5。現行型が初代であることに違和感を持つ人がいるかもしれないが、当時のアウトランダーをベースとしたプラットフォームは2007年にデビューしたときから変わっていない。
デビュー当初はガソリン車のみ、顔つきもコンベンショナルだったが、2012年7月にディーゼル車を追加、2019年2月には現在のフロントマスクへと外観が変わり、パワーユニットもディーゼル車&4WDのみに。前期型と後期型で同じモデルとは思えない大胆な変貌ぶりだった。
車中泊については、2列目シートと3列目シートをフルフラットにするシートアレンジで行うのが良いだろう。シート座面とシートバックの間に段差が残るので、クッションなどを置いて解決したい。
2名までなら車中泊、3~5名のファミリーキャンプならテント泊がベターだ。
▲シートを折り畳むより、フラットにした方が車内を広く使える中古車市場での流通量も約3300台と豊富だ。全体の約4割が前期型、約6割が後期型となっている。流通全体の7割以上がディーゼル車。
価格の一例を挙げると、2019年式・走行距離2万kmの後期型「P ディーゼルターボ」で支払総額355.2万円。自然の奥深くまで出かけていき、車中泊できるのはデリカD:5ならではの楽しみ方だろう。
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三菱 デリカD:5(初代)カップルキャンプに! ホンダ フリード クロスター(3代目)
▲SUV風の外観が与えられたクロスター。従来型フリード+(5人乗り)の役割も与えられたモデルだコンパクトな3列シート車で人気のフリード。現行型である3代目では全車3列シート仕様の「エアー」と、2列シート仕様もある「クロスター」という2本立て構成となった。
「エアー」でも1列目&2列目、もしくは2列目&3列目をつなげてシートをフラットにできるが、より快適に車中泊したいなら「クロスター」の2列シート・5人乗り仕様を選ぶと良いだろう。「おやすみモード」にすれば、長さ170cm以上、幅120cm以上のフラットな空間が出現する。
大人2人でも楽々車中泊できる。つまりカップルでのキャンプにぴったり。フロントシートを前倒すると跳ね上げた2列目シート座面も前傾、空間を広く使えるところや、デッキボード下に荷物を収納できることなど、車中泊での使い勝手がよく考えられた作りだ。
▲「おやすみモード」では上の写真から、さらに畳んだ座面を前に傾けられる中古車市場に流通している1700台以上のフリード(3代目)のうち、約3割が「クロスター」だ。パワーユニット別分布では約6割がハイブリッドの「e:HEV」、約4割が1.5Lガソリン車となっている。
中古車平均価格の水準は順当。例えば、2025年式・走行距離0.5万kmの「クロスター(5人乗り)」で総額264.2万円となっており、当時の新車価格よりも17万円+諸経費分が安くなる計算だ。
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ホンダ フリード クロスター(3代目)ソロキャンプに! ホンダ N-VAN(初代)
▲ドライバー側は運転しやすさを、助手席側は荷物の積載を前提とした左右非対称の作りが個性的大人気の軽トールワゴン、N-BOX(2代目)のプラットフォームを利用して、軽バン(軽貨物登録)化したのがN-VANだ。一般的な軽バンではエンジンを座席下に配置するところを、N-VANでは通常の車同様ボンネットに配置し、運転しやすく、かつ衝突安全性にも配慮したところが画期的といえる。
加えて、助手席側をピラーレス構造として大きな開口部を確保、さらに助手席をダイブダウンする構造とした。本来、大きな荷物を積み降ろししやすくするための構造だが、実はソロでの車中泊、キャンプにもぴったり! 床面は完全フラットに近く、開放感もたっぷりの空間となる。
▲助手席や後席は倒したときフラットになるよう、あえて薄くコンパクトに作られている。2024年10月には電気自動車版で、航続距離245㎞(WLTCモード)のN-VAN e:もデビュー。中古車市場での流通も軽バンとしては豊富で、N-VANが約1900台、N-VAN e:が約550台。
中古車平均総額はN-VANが140万円前後、N-VAN e:が190万円前後となっており、比較的求めやすい。デビュー直後のN-VANなら支払総額100万円以下で狙うことも可能。ただし、ビジネスカーとして酷使されてきた可能性もあるため、品定めの際は足回りのドライブシャフトブーツが破れていないか、オイル交換などのメンテナンスが適切なタイミングでされてきたかなどを入念にチェックしよう。
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ホンダ N-VAN(初代)▼検索条件
ホンダ N-VAN e:(初代)ソロでもカップルでも! ダイハツ アトレー(6代目)
▲軽キャンピングカーのベース車両にも用いられるアトレーアトレー(6代目)は貨物車でありながらラギッドなデザインで、SUV風味を演出したモデル。設計を共有するハイゼットカーゴがビジネスユースに徹底しているのに対して、アトレーはプライベートユースを強く意識しているのが特徴だ。
軽キャンパーのベース車両として人気であることからも分かるように、車内空間は広大。座席の下にエンジンを配置するキャブオーバー型ワンボックスであるため、荷室空間がとにかく広い。後席を倒すだけで長さ1820mm×幅1410mmの快適な就寝スペースが誕生する。ソロでの釣行、カップルでのキャンプなど幅広く活躍してくれるはず。
FR車用CVTをクラス初採用、先進的な運転支援機能「スマアシ」や両側パワースライドドアも付いていて、普段の使い勝手は良好。目的地までのロングドライブも快適にこなせるだろう。
▲後席は可倒すると、荷室床面と完全にフラットになる中古車市場には約1000台が流通、中古車平均価格は170万円前後となっている。全流通量の半数以上が2025年以降の年式で、比較的新しいコンディションの物件も見つけやすい。
例えば、2025年式・走行距離2.4万kmの「X」で支払総額146.3万円。河原やキャンプ場、砂浜などのオフロードによく出かける人は4WDモデルを選ぶと良いだろう。アクティブトルクスプリット型でロックモードも備える本格的な4WDシステムだ。
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ダイハツ アトレー(6代目)※記事内の情報は2026年9月3日時点のものです。

自動車ライター
田端邦彦
自動車専門誌で編集長を経験後、住宅、コミュニティ、ライフスタイル、サイエンスなど様々なジャンルでライターとして活動。車が大好きだけどメカオタクにあらず。車と生活の楽しいカンケーを日々探求している。プライベートでは公園で、オフィスで、自宅でキャンプしちゃうプロジェクトの運営にも参加。