PHEVのSUVが増えてきたけど、お高めの価格に絶望……。そんな人に贈る300万円台から買える中古PHEV 5選
カテゴリー: 特選車
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2026/07/30
▲近場ではほぼEVとして使えて、遠出でも電欠や充電場所の心配をする必要がないプラグインハイブリッド車(PHEV)だが車両価格が高額なのがネック。しかし中古車なら、総額300万円台の予算で狙えるPHEVのSUVも数多く見つけることができる(写真はボルボ XC40)新車で買うとけっこう高いが、中古車ならお手頃予算でイケる!
電気自動車(EV)さながらのなめらかで力強い走りと、ガソリン車並みの安心感を両立できるプラグインハイブリッド(PHEV)のSUVは、今や自動車マーケットの主役に躍り出ている。日常の買い物や通勤は電気だけでまかなうことができ、長距離ドライブではガソリンで走れるという“二刀流”の利便性は、おおむね非の打ち所がない。
だが最大のネックは「新車価格」だ。トヨタのRAV4やハリアーなどのPHEVは、新車で買おうとすれば車両本体だけで600万円以上、レクサスや輸入車では700万円超えもザラである。それゆえ「環境にも良くてカッコいいけど、手が出ない」と絶望している人も少なくないはず。
だが諦めるのは早い。中古車市場に目を向ければ、おおむね現実的な予算といえる「総額300万円台」から、状態のいいPHEVのSUVを狙うことも十分に可能なのだ――ということで、オススメの5車種を紹介する。
▲自宅などで普通充電を行うことで、100km前後の距離までは電気のみで走ることができるのがプラグインハイブリッド車。お手頃予算で狙えるその人気モデルの中古車を探してみることにしようPHEVのオススメSUV①:トヨタ ハリアー(4代目)
スタイリッシュな都会派SUVの代名詞である4代目のトヨタ ハリアーに、プラグインハイブリッドモデルが追加されたのは2022年10月。
システム最高出力306馬力という圧倒的なパワーを誇りながら、EV走行換算距離は93kmをマーク。つまり日常的な用事の多くは、電気だけでおおむねカバーできるということだ。
▲4代目ハリアーに2022年10月から追加されたプラグインハイブリッド車「Z E-Four」そしてPHEV版のハリアーは静粛性と加速性能においても、ガソリン車や通常のハイブリッド車とは完全に一線を画している。
また専用のメッシュフロントグリルなど、外観もさりげなく特別感が演出されているため、まさに大人のプレミアムSUVにふさわしい仕上がりとなっているのだ。
▲ガソリン車やハイブリッド車のZグレードと同様の、上質な世界観となるインテリア登場時の新車価格は620万円となかなかの高額だったが、歳月の経過とともに中古車流通量はじわじわと増加。初期モデルを中心に、支払総額300万円台前半からでも狙えるようになってきている。
オススメというか、現時点で流通している中古車は上級グレードの「プラグインハイブリッド Z E-Four」のみだが、走行距離が短めの物件を選ぼうとすると、総額400万円を若干超えてしまうことも多い。そのため考え方としては、「いちおう総額300万円台の物件から探し始めるが、まぁ総額400万円+αになってもOKではある!」と腹を据えて、あくまでもコンディション重視でサーチ活動を進めるようにしたい。
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トヨタ ハリアー(4代目) プラグインハイブリッドグレードPHEVのオススメSUV②:トヨタ RAV4(4代目)
タフでアクティブなルックスで、世界的な大ヒット作となった先代トヨタ RAV4。そのプラグインハイブリッド版は、2020年に「RAV4 PHV」としてデビューし、2022年10月の一部改良を機に「RAV4 Z」へとグレード名が変更された。
両者の中身は基本的に共通で、2.5Lエンジンに大容量バッテリーを組み合わせ、システム出力306馬力を四輪駆動(E-Four)で路面に伝える駿馬である。
▲こちらが4代目トヨタ RAV4のプラグインハイブリッド車。写真はPHEVが「RAV4 PHV」という独立モデルだった時代のものその魅力は「俊足のオフローダーである」ということだ。アクセルを踏み込めばスポーツカー顔負けの加速を見せる一方、悪路走破性も高く、EV走行距離は95kmとトップクラス。
1500Wの外部給電機能も備えているため、キャンプや災害時にも頼れる存在となってくれる。
▲前出のハリアーPHEVのインテリアに似てはいるが、こちらはディテールのデザイン処理により、若干ながらアクティブ&ワイルドな雰囲気が醸し出されている中古車市場では、初期モデルである「RAV4 PHV」の流通量が豊富で、価格もかなりこなれてきている。後期型である「Z」はまだ高値安定だが、比較的初期の年式であれば、総額300万円台後半で探すことも十分に可能。
狙い目は、「RAV4 PHV」であれば総額300万円台前半の最上級グレード「2.5 ブラックトーン」か、同じく総額300万円台前半の中間グレード「2.5 G Z」の、走行距離がさほど延びておらず、内外装のコンディションも良好な物件。
もしも予算に余裕があるならば、総額400万円ちょいのゾーンで「RAV4 Z」の方もチェックしたい。
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トヨタ RAV4(4代目) × プラグインハイブリッドグレード & トヨタ RAV4 PHV(初代)PHEVのオススメSUV③:三菱 アウトランダー(3代目)
PHEVのパイオニアである三菱が、持てる技術をすべて注ぎ込んで2021年12月に発売したのが、PHEV専用車である3代目アウトランダー。
車両の前後に高出力モーターを配したツインモーター4WDをベースに、三菱伝統の車両運動統合制御システム「S-AWC」をドッキング。どんな悪天候や路面状況でも、路面に吸い付くように走ってくれる1台である。
▲すべてのグレードがPHEVとなった3代目三菱 アウトランダー最大の魅力は、SUVとしての基本性能の高さと圧倒的な走破性。
EV航続距離は2024年10月以降の世代は102~106kmと十分で、さらに3列シート(7人乗り)仕様が選べるという点も、他のSUVに対する大きなアドバンテージとなる。
▲写真は上級グレードである「P」。最上級グレードの「P エグゼクティブパッケージ」は、ヤマハと共同開発した専用オーディオ「Dynamic Sound Yamaha Ultimate」も標準装備となる中古車の流通量は豊富で、2026年7月上旬現在で500台以上の物件が流通中。そして初期年式の多走行車は総額270万円程度から見つけることもできるが、好条件な物件は総額320万円以上というイメージ。
オススメは上級グレードの「P」で、その場合の価格目安は総額350万円前後。もしも可能であれば、上質なセミアニリンレザーシートやヤマハ製のプレミアムサウンドシステムなどが標準装備となる「P エグゼクティブパッケージ」で行きたいところだが、そちらを狙うとなると、予算は総額460万円を超えてしまう。
ここはひとつ、ベンチレーション付きレザーシートが標準装備である「P」で良しとするべきだろう。
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三菱 アウトランダー(3代目)PHEVのオススメSUV④:マツダ CX-60(初代)
CX-60は、マツダが新開発した大柄な後輪駆動プラットフォームを採用し、2022年9月に登場したプレミアムSUV。
そのトップグレードとなるのが、2.5L 直4ガソリンエンジンに大型モーターを組み合わせたマツダ初のPHEV各グレード。EV走行距離は71~74kmだ。
▲こちらがマツダ CX-60。写真のグレードは「2.5 PHEV Sパッケージ」この車の魅力は、なんといってもFR(後輪駆動)レイアウトをベースにした「運転の楽しさ」。乗り心地は少々硬めとなるが、SUVであることが信じられないほど鋭く痛快なハンドリングこそが、この車の真骨頂。
また、ナッパレザーや本杢(ほんもく)を用いた内装の工芸品的な美しさに関しても、欧州のプレミアムSUV顔負けといえる。
▲きわめてシンプルな造形と上質な素材の組み合わせがなんとも美しい、CX-60の運転席まわり新車価格は500万円台半ばから600万円台半ばというなかなかのモノだが、中古車市場では値落ちが進んでおり、走行1万km台の物件であっても総額350万円前後で検討可能。
狙い目は豪華装備を網羅した「PHEV プレミアム スポーツ」または「PHEV プレミアム モダン」で、こちらの中古車価格も1万km台の物件が総額340万~380万円いったところ。
PHEVの豪快な走りとハイセンスな内装をコスパ良く楽しみたい人、そしてSUVであっても、とにかくスポーティなドライビングを堪能したい人には向いている1台だ。
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マツダ CX-60(初代) × プラグインハイブリッドグレードPHEVのオススメSUV⑤:ボルボ XC40(初代)
輸入車であっても特に問題ないのであれば、北欧スウェーデンのボルボが製造していた「XC40」のPHEVモデルにも大いに注目したい。
▲2020年から2022年の途中まで販売されたボルボ XC40のPHEVボルボ XC40は、2018年3月に上陸したボルボ初のコンパクトSUV。
当初のパワーユニットは2種類の2Lガソリンターボだったが、2020年8月にはPHEVを追加。パワーユニットは最高出力180psの1.5L 直3ターボエンジンに、同82psの電気モーターと容量10.91kWhのリチウムイオンバッテリーを組み合わせたもの。EV走行距離は45.6kmだ。
このSUVの魅力は、ボルボらしい温かみのある北欧デザインと、世界最高峰の安全装備(インテリセーフ)、そして日本の都市部でも扱いやすい絶妙なサイズ感だ。
EV走行距離は国産勢よりも短めだが、近所での買い物や送迎のみを想定する使い方であるならば、十分なスペックではある。
▲いかにも北欧モノらしいしゃれたインテリアも、このPHEVを買う「意味」のひとつといえる2022年7月には早くもディスコン(生産終了)となったXC40のPHEVモデルだが、その影響もあってか、中古車価格はなかなかのお買い得水準までダウンしている。具体的には、各種装備が満載だった新車時価格659万円の上級グレード「リチャージ プラグインハイブリッド T5 インスクリプション」でも、比較的低走行な物件を総額300万円台前半にて余裕で狙える状況だ。
EV走行距離がやや短めで、なおかつボディサイズがさほど大きくなくでもOKで、「とにかくセンスの良い輸入PHEVを、手頃な価格で手に入れたい!」と考える人には、かなり向いている選択肢といえる。
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ボルボ XC40(初代) × プラグインハイブリッドグレード & ボルボ XC40リチャージ(初代)
自動車ライター
伊達軍曹
外資系消費財メーカー勤務を経て出版業界に転身。輸入中古車専門誌複数の編集長を務めたのち、フリーランスの編集者/執筆者として2005年に独立。現在は「手頃なプライスの輸入中古車ネタ」を得意としながらも、ジャンルや車種を問わず、様々な自動車メディアに記事を寄稿している。愛車はスバル レヴォーグ STIスポーツR EX Black Interior Selection。