高級感はそのままにイメージを刷新
よりスポーティに生まれ変わった

M・ベンツ Cクラス フロントスタイル
↑M・ベンツでは、新しく採用した可変ダンパーをはじめ、快適性や俊敏性を向上させる技術を“アジリティコントロール”と呼んでいる

コンセプト
よりスポーティになったベストセラーセダン
190から数えて4代目、M・ベンツのベストセラーコンパクトセダンCクラスがフルモデルチェンジされた。よくできているコンサバティブな印象の旧型に対し、新型はM・ベンツらしい高級感は持たせつつも、外観から走りまでよりスポーティに仕上げられている。
 ポイントは前後足回りに採用された可変ダンパー(セレクティブダンピングシステム)。さらに車速感応式ステアリングの搭載、ボディ剛性向上やエンジンを低く後方に配置するなどされて、俊敏かつ安定感のある走りが目指された。
バリエーション
スポーティとエレガント異なるデザインを用意
スポーティな仕様のアバンギャルドと、高級感をもたせた仕様のエレガンスが用意される。さらにAMGスタイリングパッケージやスポーツサス、強化ブレーキ、スポーツシートなどが装着されるアバンギャルドSもラインナップ。パワーユニットは基本的にキャリーオーバー。エンジンは出力や燃費が大幅に向上した1.8Lスーパーチャージャーと2.5L、3LのV6。組み合わされるのは1.8Lが5AT、2.5Lと3Lには7ATの7Gトロニックとなる。
内外装
全幅を抑えつつさらに広く快適に
外観はラインによってエレガントさを、フェンダーなどでスポーティさを表現したという。ボディ幅を1.8mに抑えつつも室内はより広くなり、長距離移動を考慮されたシートを装着。様々な操作をダイヤル式コントローラーに集約した、COMANDシステムも採用される。アバンギャルドはM・ベンツ、スポーティモデルの象徴であるスリーポインテッドスターをグリル中央に配置した外観に、黒とシルバーを基調とした内装。エレガンスは伝統のグリルに、内装もウッドを配した落ち着いた仕上げとなっている。
■SPECIFICATIONS:C200 アバンギャルド
・トランスミッション:5AT
・駆動方式:2WD(FR)
・全長×全幅×全高(mm):4585×1770×1445
・ホイールベース(mm):2760
・車両重量(kg):1490
・乗車定員(人):5
・エンジン種類:直4DOHC+スーパーチャージャー
・総排気量(cc):1795
・最高出力[kW(ps)rpm]:135(184)/5500
・最大トルク[N・m(kg-m)/rpm]:250(25.5)/2800~5000
・10・15モード燃費(km/L):11.2
・ガソリン種類/容量(L):無鉛プレミアム/66
・車両価格(万円):460.0
POINT

[1]シャープなラインをもつ
スポーティな外観に変更

M・ベンツ Cクラス リアスタイル
[2]スポーティモデル伝統の
グリルをアバンギャルドに

M・ベンツ Cクラス アバンギャルド フロントマスク
[3]アジリティコントロールで
走りと乗り心地を向上させた

M・ベンツ Cクラス 走行シーン
[4]さまざまな操作を集約した
COMANDシステムを採用

M・ベンツ Cクラス インパネ




※カーセンサー関東版14号 7月5日発売号に掲載予定の記事を先行して公開しています。
市販誌での実際の内容は変更されることがあります。ご了承ください。