アルファード/ヴェルファイア▲従来の「デザインがちょっと違う」だけでなく、キャラクターも異なるトヨタの4代目アルファード(4代目)とヴェルファイア(3代目)

すぐに乗れる中古車が急増中! しかも安くなってきた!?

多くの人が憧れる、ミニバン界のスター、トヨタ アルファード/ヴェルファイア。その人気ゆえ、現行型はたびたび受注が止まったり、納車が長期に及ぶこともある。

その点、中古車なら納期が早いし、最近は流通量も急速に増えてきたため、予算に応じて選びやすくなってきた。どんな中古車があるのか、早速確認してみよう。

 
 

モデル概要:アルファードとヴェルファイアの違いとは!?

アルファード▲写真はアルファード ハイブリッド 2.5 エグゼクティブ ラウンジ。アルファードは高級車としての本質を捉えて、真のラグジュアリーを追求。上品・品格を重視している
ヴェルファイア▲写真はヴェルファイア ハイブリッド 2.5 エグゼクティブ ラウンジ。ヴェルファイアはアグレッシブさを大切に、上品な方向性での存在感を追求している

2023年6月に登場したアルファード(4代目)/ヴェルファイア(3代目)。どちらも「快適な移動の幸せ」をコンセプトにしている。

ただし、両車で「快適な移動の幸せ」の捉え方に大きな差がつけられたのが大きな特徴だ。わかりやすく言えば、アルファードは「王道の高級ミニバン」、ヴェルファイアは「走りの楽しい高級ミニバン」、という感じだろう。

 
アルファード▲写真はアルファード 2.5Z。アルファードはリヤコンビネーションライトの上部のラインに抑揚がある
ヴェルファイア▲写真はヴェルファイア 2.4 Zプレミア。ヴェルファイアはリアコンビネーションライトの上部が一直線になっている

そのため、ヴェルファイアには専用サスペンションチューニングやボディ補強が行われている。

しかも、地面からの不快な振動を遮断しつつ、高い操縦安定性を両立する周波数感応型ショックアブソーバーが、ヴェルファイアには全グレードで標準装備されている(アルファードがエグゼクティブ ラウンジのみ)。

 
ヴェルファイア▲ヴェルファイアは走行性能を高めるためのボディ補強も行われた

パワートレインも一部異なる。

アルファードが従来の改良型である2.5Lエンジンを搭載するのに対し、ヴェルファイアはレクサス NXやRXなどに採用されている2.4Lターボエンジンを採用した。このエンジンは、それまでのアルファード/ヴェルファイアの上位機種や、レクサス IS、RCに搭載された3.5Lエンジンに代わる、次世代型のエンジンだ。

一方、2.5Lエンジン+モーターのハイブリッドシステムと、そのプラグインハイブリッドシステムは両車共通だ。

また、新世代のTNGAプラットフォーム(車の骨格)がミニバン用に最適化されて採用されたことも、アルファードの高級ミニバンの王者にふさわしい、たおやかな走りと、ヴェルファイアの走りの楽しさを支えている。

 
ヴェルファイア▲コックピットは高級クルーザーのようなデザインが目指された。写真はヴェルファイア 2.4 Zプレミア
アルファード▲エグゼクティブ ラウンジの2列目シートは乗員に伝わる振動を従来型比約3分の1まで低減する仕組みが備わる。写真はアルファード ハイブリッド 2.5 エグゼクティブ ラウンジ
アルファード/ヴェルファイア▲照明や各種スイッチ類が集約されているスーパーロングオーバーヘッドコンソール
アルファード/ヴェルファイア▲新幹線のように、日差しを遮るときは上から下げる方式の後席用パワーサイドサンシェード
アルファード/ヴェルファイア▲3列目シートを跳ね上げて収納すると大きなラゲージスペースを作ることができる

もちろん両車には、高級ミニバンらしい「おもてなし」装備がたくさん用意されている。天井にはまるでプライベートジェットのようなスーパーロングオーバーヘッドコンソールが収まるし、スライドドアは左右どちらでも開けば誰でも乗り降りしやすいよう電動ステップが現れ、後席用パワーサイドサンシェードは音声で開閉可能……と枚挙にいとまがない。

当然ながら先進運転支援機能も最新型で、車線内走行ではドライバーの不要な操作を抑制&操作の遅れを防止したり、交差点で右左折する際は減速をアシストしてくれる。

乗車定員は基本的に前から「2+2+3」の7人乗り。アルファードには2列目がセパレートではなく3人掛けのベンチシートの8人乗り(ハイブリッド 2.5 X)もある。また両車ともプラグインハイブリッド車は「2+2+2」の6人乗り。さらに、アルファードには従来の黒塗り高級セダンの代わりに使える4人乗りのショーファードリブンモデル(スペーシャス ラウンジ)も追加された。

 
アルファード▲アルファード スペーシャス ラウンジ。ヘッドレストスピーカーき付の専用リアシートを装備する

このように知れば知るほど、みんなが憧れるのは当然と言うほかない、



4代目アルファード/ヴェルファイア。それだけに中古車の人気が高く、デビュー直後の中古車平均総額は1000万円を超えていたのだが、最近は着実に値落ちが進んでいる。下記で、中古車相場をチェックしてみよう。

 

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トヨタ アルファード(4代目)

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トヨタ ヴェルファイア(3代目)
 

中古車相場:中古車平均総額は急落中、対して流通量は急増中

アルファードの価格
アルファードの価格

アルファード/ヴェルファイアともに、デビューから約1年間は中古車平均総額が1000万円を超えていたが、中古車の流通量が増えるとともにその後は下落。2025年11月時点で、平均総額はアルファードが730.1万円、ヴェルファイアが786.6万円まで落ちてきた。

約1年前の2024年12月と比べると、アルファードは162.7万円、ヴェルファイアは131.7万円も値落ちしている。

 

なお、ヴェルファイアの中古車平均総額の推移を見ると、9月~11月の3ヵ月間はほぼ横ばいで推移しているが、これは流通量が減ったことが影響していると思われる。

中古車価格は、需要を上回る供給(流通台数)があれば値が下がりやすく、需要を下回ると値が上がりやすいからだ。そのため、今後流通量が回復すれば、再び値落ちしていくと考えられる。

なお、アルファード/ヴェルファイアともに新車時の車両本体価格より高い、いわゆるプレミアム価格になっている中古車もまだ存在する。どちらもガソリン車の走行距離3万km未満が中心となっている。

 
 

価格重視なら「アルファード ハイブリッド 2.5Z/ヴェルファイア ハイブリッド 2.5 Zプレミア」

アルファード/ヴェルファイア▲アルファード ハイブリッド 2.5 Z/ヴェルファイア ハイブリッド 2.5 Zプレミアどちらにも2列目にはエグゼクティブパワーシートが備わる

「なるべく安く手に入れたい」なら、アルファードは「ハイブリッド 2.5 Z」を、ヴェルファイアなら「ハイブリッド 2.5 Zプレミア」をオススメしたい。

アルファードの場合、単純に最安値を比べて選ぶなら、最廉価グレードの「ハイブリッド 2.5 X」なのだが、ハイブリッド 2.5 Xは中古車流通量が少なく、走行距離が約1万kmでも新車時よりも高い。また、次いで安いガソリン車の「2.5 Z」も5000km未満なら新車より高いという状況だ。

その点、アルファードのハイブリッド2.5 Z(2WDの新車時の車両本体価格は635万円)なら、3万km未満で支払総額約600万円から、5000km未満でも支払総額約650万円から見つかる。

 

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トヨタ アルファード(4代目)×ハイブリッド 2.5 Z系

一方、ヴェルファイアの最廉価グレードはガソリン車の「2.4 Zプレミア」だが、走行距離3万km未満の場合、新車よりも高い。それどころか、新車ではハイブリッド 2.5 Zプレミアの方が高いのに、走行距離3万km未満の中古車で比べると、2.4 Zプレミアの方が高いという逆転現象が起きている。

その点、ヴェルファイアのハイブリッド2.5Zプレミア(2WDの新車時の車両本体価格は705万円)は、3万km未満で支払総額約660万円から、5000km未満で支払総額約700万円から選べる。

アルファード ハイブリッド 2.5 Z/ヴェルファイア ハイブリッド 2.5 Zプレミアどちらも、電動リクライニング&オットマン機能などが備わるエグゼクティブパワーシートが2列目に備わるなど、装備が充実しているグレードだ。しかもハイブリッドだから燃費も良いので、満足度は高いだろう。

 

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トヨタ ヴェルファイア(3代目)×ハイブリッド 2.5 Z プレミア系
 

走り重視なら「ヴェルファイア 2.4 Zプレミア」一択!

ヴェルファイア▲ヴェルファイア 2.4 Zプレミアは、気持ちよく加速していく2.4Lターボエンジンを唯一搭載するグレードだ

走りの楽しさを第一義に選ぶなら、やはりヴェルファイア、中でも唯一2.4Lターボを搭載する「2.4Zプレミア」一択となるだろう。

なにしろトルクを従来の3.5Lエンジンより低回転から発揮でき、2.5Lハイブリッドよりも力強い加速が味わえる2.4Lターボエンジンは、ハイブリッド車やアルファードの2.5L車では得がたい魅力があるからだ。

新車時の車両本体価格は2WDで670万円だが、走行距離3万km未満でも支払総額は700万円以上と、中古車としてのお買い得感は薄い。しかし、何より中古車で買えば納車が早いという大きなメリットがある。

また、走行距離が5万km程度なら、新車よりも安く手に入れられる。5万km走行はやや多めといわれるが、デビュー年を考えれば、わずか2~3年で長距離を走ったことになる。とすれば高速道路などが中心だろうから、機関系などはほとんど問題ないと推測できる。だから実車を確認して気に入れば買いではないだろうか。

一方、もしも中古車としてのお買い得感も得たいのなら、上記の「ヴェルファイア ハイブリッド 2.5 Zプレミア」も選択肢に加えてはどうだろう。ヴェルファイアというだけで走りの素性はアルファードより上なのだから。

 

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トヨタ ヴェルファイア(3代目)× 2.4 Z プレミア系
 

ラグジュアリーミニバンを求めるなら「ハイブリッド 2.5 エグゼクティブ ラウンジ」

アルファード/ヴェルファイア▲オットマンやアームレスト部分まで温熱機能が備わり、電動でスライドする。最適な姿勢で熟睡できる座面&背もたれ&オットマンの角度になるのも、ハイブリッド 2.5 エグゼクティブ ラウンジならでは

アルファード/ヴェルファイアに、王道のラグジュアリー性を求めるなら、やはり両車に設定されている「ハイブリッド 2.5 エグゼクティブ ラウンジ」がオススメだ。装備の充実は言うまでもなく、ガソリン車と比べても「新車時からの値落ち額が大きくなっておりお買い得感も高い。

アルファードでいえば、新車時の車両本体価格が860万円のところ、5000km未満でも支払総額約790万円から、ヴェルファイアなら新車時の車両本体価格880万円が5000km未満でも支払総額約850万円から狙える。

その名のとおり、エグゼクティブな方々が乗っても満足するような仕様が備わるのが最大の特徴だ。しかし、ファミリーユースでもうれしい装備が整っている。

例えば、1500Wのコンセントが標準装備。これならキャンプなどのアウトドアで家電が普通に使える。

また、2列目シートは人が乗ってないときはラゲージ側のスイッチからでも高速でスライドして、素早いシートアレンジが可能だから、大きな買い物をするときに便利だ。さらに、天井には後席用モニター(14インチリアシートエンターテインメントシステム)と高級オーディオ(JBLプレミアムサウンドシステム)が備わるので、移動中もリビングで見るように映画などを観賞できる。

このように、エグゼクティブじゃなくても、十分に高級ミニバンライフを堪能できるグレードだ。

もちろん、内外装の仕様は高級感が高められているので、ガレージに納まる姿を眺めても乗り込んでも「ミニバンの王者を手に入れた」感を存分に味わえるはずだ。

 

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トヨタ アルファード(4代目)×ハイブリッド 2.5 エグゼクティブ ラウンジ

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トヨタ ヴェルファイア(3代目)×ハイブリッド 2.5 エグゼクティブ ラウンジ

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トヨタ アルファード(4代目)

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トヨタ ヴェルファイア(3代目)
文/ぴえいる、写真/トヨタ
※記事内の情報は2026年1月16日時点のものです。
ぴえいる

ライター

ぴえいる

『カーセンサー』編集部を経てフリーに。車関連の他、住宅系や人物・企業紹介など何でも書く雑食系ライター。現在の愛車はアウディA4オールロードクワトロと、フィアット パンダを電気自動車化した『でんきパンダ』。先日、中古車のホンダeも加わった。大学の5年生の時に「先輩ってなんとなくピエールって感じがする」と新入生に言われ、いつの間にかひらがなの『ぴえいる』に経年劣化した。

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