アウディ A4は見た目で判断してはいけない革新的な1台だ
2016/01/15
▲走りも悪くないし、ガジェット的な面白さもあって、車好きはきっと楽しめる。でも一方で、快適なEVモードを備え、燃費も悪くないから家族もきっと納得、いや喜んですらもらえる? そう考えると、我儘どころか皆がハッピーな選択かも見た目だけで判断してはいけない
正直、見た目は「これで新型?」というぐらい代わり映えがしない。インテリアこそ、アナログメーターを大画面TFT液晶に置き換え、多彩な表示を実現したバーチャルコックピットを採用してはいるが、意匠自体は斬新というほどではない。ざっとスペックを見ても、オールアルミ化されたわけでも、エアサスが採用されたわけでもなく、電動化パワートレインだってまだなのだ。総じて、とてもコンサバな印象を受けてしまう。
けれどスペックをよく見れば、空力性能はCd値0.23と驚異的な数字をマークしているし、車重も最大120kgという大幅な軽量化を実現している。また、お馴染みの2.0TFSIエンジンも、190psの最高出力を発生しながらEUモードでリッター当たり約20.8kmという高効率ぶりを達成した低燃費仕様が加わっている。中身は、格段の進化を遂げているのだ。
走りっぷりもインパクトは大きい。いかにもドイツ車らしいと感じさせるガッチリとしたボディに、電子制御式ダンパーのしなやかな動きが相まって、快適性はとにかく秀逸。これならエアサスペンションなんてなくてもいい。静粛性も高く、A8並みという触れ込みどおりと言える。しかもハンドリングは、とても素直で、どんな場面でも「いいねぇ」と唸らされる。従来の、どこか無機質、デジタル的で車との一体感を味わいにくかったA4とは、まるで別の車かのようなのだ。自動運転に繋がる先進安全技術も数多くフィーチャーされているが、こんなに気持ちよかったら運転を車任せにするなんてもったいない。
見た目だけで判断してはいけない、革新の新型A4だ。
▲アンダーボディのパネルや各所に配された小型スポイラーなどで、空気の流れを誘導。空力性能を高めている
▲シートも新設計。フロントシートはヘッドレストの高さだけでなく前後方向も調整可能に。オプションも豊富
▲室内長も17mm延長され、リアシートのレッグスペースは23mm広くなっている。収納スペースも増えた【SPECIFICATIONS】
■グレード:2.0TFSI ultra ■乗車定員:5名
■エンジン種類:直4DOHCターボ ■総排気量:1984cc
■最高出力:190/4200-6000[ps/rpm]
■最大トルク:320/1450-4200[N・m/rpm]
■駆動方式:FF ■トランスミッション:7DCT
■全長×全幅×全高:4726×1842×1427(mm) ■ホイールベース:2820mm
■車両重量:1405kg
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