▲カーセンサー学生編集部員の(左から)熊井、芝本、阪上と申します。近畿大学4年生です。何となく車を選んで乗っている若者に、同世代の目線から車の魅力を伝えることでより良い車選びをしてほしいと思い記事を執筆中!▲カーセンサー学生編集部員の(左から)熊井、芝本、阪上と申します。近畿大学4年生です。何となく車を選んで乗っている若者に、同世代の目線から車の魅力を伝えることでより良い車選びをしてほしいと思い記事を執筆中!

若者にとっての車って、ステータスとしての価値が下がってきているんじゃないかな?

僕たちの父親が20代だった頃、車はステータスの象徴であったと聞いています。

「某ジャニーズアイドルがアストロに乗っているから、俺も絶対にアストロに乗りたいっ!」という憧れを抱いたりした、と。

しかし、今の時代に有名人が乗っているからといって、若者がその車に憧れをもつことはほぼなくなってしまったのではないでしょうか。

SNSなどにより自己のステータス表現が多様化していて、僕たちの周りでもインスタグラムで「いいね」をもらうことこそが楽しみだと感じている人が多いんです。

そうなると、若者が車を買うことにわざわざ熱中する理由が減ってきているのでは……?

だからって何となく車を選んではいけない!!

もはやステータスとして車を買うなんてことはないとしても……

「乗れれば何でもいいわ」と車を選んでいるそこの若者!! それは違う!!

と思っているので、少しでも若者の車選びの助けになるよう、大学生で車を買った芝本が実際に購入してみて分かった車の魅力を伝えたいと思います。

1人の移動の多さに車の「プライベート空間としての価値」を感じる

約2年前にミニコンバーチブルを買ってから今までを振り返ってみると、想像していたよりもはるかに1人での移動が多いということが大きなポイント。

購入前の妄想では、4人乗りのコンバーチブルなので狭いながらも友人を乗せてあちこち楽しく移動する……なんて時間を過ごすと勝手に思っていたが、実際に多いのは圧倒的に1人での移動!!(※芝本に極端に友人が少ないわけではありません。きっと……)

でも、この1人での移動に車の良さをすごく感じているんです。(※芝本が寂しくって精いっぱい虚勢を張っているわけではありません。きっと……)

僕は実家暮らしなので普段1人だけの空間って自分の部屋ぐらい。大学やバイト先でもたくさんの人に囲まれているので、一日の時間の中で1人になることが極端に少ない生活を送っています。

だからこそ、車の中での1人だけの移動が自分にとってはすごく貴重な時間だと感じることができるんです。

▲1人だけの時間を好きに過ごせるのが愛車という贅沢な空間 ▲1人だけの時間を好きに過ごせるのが愛車という贅沢な空間

今の若者にとって、他人からの目を気にするというよりも自分自身を確立するためのアイテムとして車の価値があるのではないかと思います。

子供の時は1人の時間が欲しいとか思わなかったのに、大人になるにつれて1人の時間や空間が欲しくなってきますよね? それって徐々に自分を確立していくからなのではないかと。

例えば、電車で移動中にイヤホンで音楽を聴いたりするのも子供の時にはやらなかったのに、大人になるにつれてみんな電車の中でも自分の世界に入っているのをよく目にする。

それと同じで、車も自分の世界に入ることができるという点に大きな魅力があると思うんです。

そして、かっこいい大人の人って、決まって1人で楽しめる趣味とかあるイメージなので、車での1人の時間を楽しめることって大人の階段を上っている感じがしますよね(笑)。

1人での車の楽しみ方

ベタに好きな音楽を聴きながらの移動は最高です。

電車内で音量を気にしながらイヤホンで聴くのとは違って歌っちゃうこともできるし、同時に屋根をオープンにしたときの開放感は特に好きです。

また、自分の部屋だとついついスマホを触ってしまうけれど、運転中はスマホを触れなくなります。

そうすると自分のペースでいろんなことを考えたりもできるし、逆に何も考えないこともできるので、そこもいいポイント。

最近、ウクレレを買ったので駐車場に車を止めてから、少しだけウクレレの練習する時間にしています。 運転中も弾きたくなるけど、そこはちゃんと我慢しています(笑)。

▲助手席に座る相棒のウクレレ(絶賛練習中) ▲助手席に座る相棒のウクレレ(絶賛練習中)

後は芳香剤にこだわれるのも、車ならではの良さだと感じています。

自分の場合は、カー用品店で鼻がおかしくなるぐらい何度も何度もいろんな芳香剤を嗅いで、厳選したものを使用中!

▲乗り込んだ瞬間に自分の空間と感じることができるのは、お気に入りの香りも一役買っている ▲乗り込んだ瞬間に自分の空間と感じることができるのは、お気に入りの香りも一役買っている

購入検討中の人たちへ

車を選ぶ経験がまだ少ない人は、運転席に座らせてもらって車内でくつろいでみてください。

広い空間が好きな人もいれば、狭い空間が好きな人もいると思います。

プライベートな空間としてどんな車に乗りたいかという視点で車を見るだけで、間違いなく購入後も楽しい時間が過ごせるようになりますよ!

新幹線のグリーン車や飛行機のビジネスクラスでさえ、完全なプライベート空間になることは少なく、周りに人がいるというストレスは付き物です。

自分好みの空間で移動ができるという点においては、車に勝る物はないのではないのでしょうか。

みなさんも車で自分を確立してぜひ楽しい日々を送ってくださいっ!

文、写真/芝本将也(カーセンサー学生編集部員)

芝本将也

カーセンサー学生編集部員

芝本将也

近畿大学経営学部松本ゼミ所属の現役大学生。ゼミでは「若者の車離れを解消する」をテーマに活動中。若者である自分達が声を上げることで、同世代の車離れに、世の中に、一石を投じたいという思いのもとプロジェクトを立ち上げカーセンサーで執筆中。愛車はミニコンバーチブル