OKISHU▲3/8国際女性デーに女性のための安全運動教室が開かれ、ともに「OKISHU(オキシュー)」ユニットとして活動する日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員の吉田由美さん、まるも亜希子さんが登壇した
カーセンサー編集長 中村

カーセンサー編集長 中村今日は由美さんとまるも亜希子さんのユニット「OKISHU(オキシュー)」の活動について、ぜひ読者にシェアしたいと思ってお呼びしました。

カーライフエッセイスト 吉田由美さん

カーライフエッセイスト 吉田由美さん「OKISHU」はもともと、「置きシューズ(車内に運転用の靴を置いておく)」という、ちょっとした習慣から安全運転を広めようとスタートした活動なんです。

OKISHU▲「置きシュー子」がデザインされた「置きシューズ」用のバッグや子供向け交通安全冊子など、草の根活動を伝える様々なグッズも制作
OKISHU▲2代目OKISHU号(スズキ フロンクス)も活躍中!
カーセンサー編集長 中村

カーセンサー編集長 中村そうですよね。オシャレも楽しみながら、運転のときは安全な靴に履き替えようっていう。でも最近は靴だけでなく、アロマや美容アイテムを使った「リラックスして安全を守る」というスタイルまで進化していると聞きました。

カーライフエッセイスト 吉田由美さん

カーライフエッセイスト 吉田由美さん安全運転を「厳しいルール」として頑張るのではなく、自分のコンディションを整えて「自然と安全な運転ができる状態を作る」ことを大切にしています。そんな私たちが目指す交通安全のあり方をお話ししてきたイベントがあったので、その様子をお伝えしますね。

カーセンサー編集長 中村

カーセンサー編集長 中村ぜひ! しかも、その活動が評価されて「第5回 CSP大賞(クルマ・文化・社会・パートナーシップ大賞)」のグッドパートナーシップ事業賞を受賞されたばかりですよね。本当におめでとうございます!

カーライフエッセイスト 吉田由美さん

カーライフエッセイスト 吉田由美さんありがとうございます! では、さっそくイベントでの発見や、私たちが大切にしている「安心をプラスする工夫」についてお話しさせていただきます。

3月8日の「国際女性デー」に合わせ、東京・有明のAriake Miraie トヨタモビリティ東京で開催された女性向けの交通安全イベント「家族のために安心を運ぶ私のハンドル」。主催はトヨタ・コニック・プロ。家族や地域の移動を支える女性ドライバーにフォーカスした取り組みです。

近年、車の安全技術は大きく進化し、先進運転支援システムの普及も進んでいます。一方で、日常の運転においては、依然として「人」のコンディションが安全性に大きく影響することも見逃せません。特に、子供の送り迎えや買い物、通院など、生活に密着した移動を担う女性にとって、運転は“特別な行為”ではなく、まさに“日常”です。だからこそ重要になるのが、無理なく続けられる安全運転の工夫です。

「感覚的な快適性」が安全運転に直結する理由

今回のイベントでは、私とカーライフ・ジャーナリストのまるも亜希子さんが2019年から取り組んでいる交通安全応援ユニット「OKISHU」として登壇しました。といっても、硬い感じにならないように、トークショー形式で。

私たちのレクチャーで特徴的な点は、“感覚的な快適性”にも着目していること。具体的には、運転中のストレスの軽減を目的とした音楽の選び方や、車内環境を整えるアロマ(香り)の活用、さらにはまぶしさを軽減するサングラスのカラー選択、長時間運転の際の眠気対策として、多くの人が持っている美容アイテムを活用したマッサージなど、日常に取り入れた工夫をご紹介しました!

これらは一見すると周辺的な要素に見えますが、運転時の心理状態を安定させるという意味で、非常に合理的なアプローチです。運転中の焦りや疲労は、判断力の低下を招く要因となるため、リラックスした状態を維持することは安全運転に直結すると私たちは考えています。

基礎知識のアップデート:正しいポジションと家族を守るシート

OKISHU

また、安全運転の基本となる要素を整理し、ドライビングポジションの重要性について解説。シートの位置や視点の高さ、ハンドルとの距離といった基本的な調整が、視界の確保や操作性の向上につながり、結果として安全性を高めることを、実例を交えて紹介しました。

また、チャイルドシートやジュニアシートの選び方についても言及。お子さまのいる家庭では、使用頻度が高いからこそ、正しい知識と選択が重要になります。「交通安全」というテーマは、‘守らねばならないルール’ではなく、本来は日常の質を高めるもの。今回の取り組みは、その視点を改めて提示したものです。

技術と意識が支える、より安心で快適なモビリティ社会へ

車は単なる移動手段ではなく、生活を支えるインフラのひとつです。そして、その安全性を支えているのは、技術だけでなく、ハンドルを握る一人ひとりの意識が重要です。女性ドライバーの視点から日常の運転を見つめ直す今回の試みは、「すべての人にとっての安全」へのつながるヒントとして私たちが考えたものです。今後もこういったアプローチを広げる活動を通じて、より安心で快適なモビリティ社会の実現に向けてのお手伝いになればうれしいです。

最後にうれしいご報告。私たち交通安全応援ユニット「OKISHU」は、2026年3月、日本自動車会議所と日刊自動車新聞者が共催する「第5回 クルマ・文化・社会・パートナーシップ大賞(CSP大賞)」においてグッドパートナーシップ事業賞を受賞いたしました。今後もOKISHUは、より多くに人に安全運転の大切さを届けていきます。

文/吉田由美
※記事内の情報は2026年5月28日時点のものです。