「サブスク?リース?シェア?残クレ?」迷ったら中古車購入だ! カーセンサー10月号
2020/09/05
▲表紙の車はポルシェ カイエン(初代)。言わずと知れた高級SUVですが、今や総額100万円から射程圏内! デザインがキープコンセプトなので今乗っても古くささは感じません。こんな車に乗れるのも中古車購入の醍醐味のひとつ車の乗り方が多様化してきた!
最近よく聞くようになったサブスクやカーシェア。もはや車は「買う」だけじゃない。様々な「乗り方」がある時代になりました。
カーセンサーは中古車メディアなんだから関係ないじゃん! という声も聞こえてきそうですが…… まぁまぁ、私らもそんな新しいサービスに興味があるのです。
ということで(?)、本業である「中古車選び」のもっとずっと手前にある、「車の乗り方」にフォーカスした特集が、現在発売中の「カーセンサー10月号」に掲載中です。
もちろん、我々カーセンサーは「中古車買うのが一番!」って立場なわけなんですが、あえてサブスクやカーシェアのような新しい「乗り方」も含めて、横並びで比べてみました。
▲例えば、ホンダ ステップワゴン(2代目)。最近のミニバンにはないシンプルなデザインや絶妙なカラーが、いまあらためていい感じ。中古車購入じゃないとできないチョイスですただ、ひとつ明らかなのは万能なサービスはないということです。
サブスクやカーシェアと聞くと、なんとなく新しくて「賢い選択」という気がしませんか?
一部の人にとっては確かに「賢い選択」でしょう。でもメリット・デメリットを整理してみると、誰にでも当てはまるわけではありません。
それは、もちろん中古車購入にも言えることです。
「中古車購入さいこーー!!」と絶叫したい気持ちをグッとこらえて、選択肢のひとつとして客観的に眺めると、例えば購入時の手続きは煩雑だし、ネット完結のサブスクサービスに比べれば不便な部分もあるでしょう。
自分にとってのベストの選択をしてほしい!
結論を言えば人それぞれ。でも、だからこそ、自分にとって「何がベストなのか」知りたくありませんか?
そこで様々な「車の乗り方」を分析していくと、「何にお金を払っているか」で区別すると違いが分かりやすいことに気づきました!
なので特集では、「全額支払う」・「一部を支払う」・「利用料を払う」の3パターンに車の乗り方を大別しています。具体的には以下のとおり。
【現金一括払い】
文字どおり代金をすべて現金で支払う方法。車は高額商材なのでクレジットカードの一括払いや電子マネーでの支払いはできないケースが多い。
【分割払い】
代金を複数回に分けて支払っていく方法。銀行などでいったん借りたお金で代金を支払った後に分割返済するローンと、信販会社が立替払いした代金を分割返済するクレジットの2通りの方法がある。
何を買った? ⇒ 「車」を買った
【残価設定クレジット】
あらかじめ数年後の売却額分を支払額から差し引き、残りの額を分割払いにする方法。いわゆる「残クレ」。
【リース】
車の「一定期間の使用権」のみを月額で支払うサービス。自分の車のように乗れるが、走行距離などに制限があることが多い。
【サブスクリプション】
考え方はリースと同じだが、税金や定期点検費用に加えて、任意保険まで利用料金に含まれるケースが多い。いわゆる「サブスク」。
何を買った? ⇒ 車両代金の一部と一定期間使える権利を買った
【レンタカー】
必要な時間分の料金を払って一定時間、車を借りられるサービス。
【カーシェア】
レンタカーよりも短い時間から借りることができる。企業が車を提供するサービス以外に、個人オーナーが自分の車をシェアするサービスもある。
何を買った? ⇒ 一定時間使える権利を買った
特集前半では、これら3パターンの乗り始めから乗り終えるまで(購入から売却まで)を、同じ予算で同じ期間乗ると仮定してシミュレーション。手間や費用を洗い出して比較しています!
損得勘定だけじゃない魅力もそれぞれある
そしてコスパ面でのベストが見つかったら、その先にある感情面にも目を向けてほしい!
特集後半では、前半までのコスト計算だけでは見えてこないそれぞれの「乗り方」の魅力に迫るべく、実際にそれらのサービスを活用している人たちにインタビューを行いました。
▲こんな塗装替えやカスタムが楽しめるのも全額支払うパターンだけの醍醐味エモーショナルな魅力はなにも中古車購入だけではありません。
いつか購入するための「試乗」を兼ねてあえて個人間カーシェアを活用している方や、一度乗ってみたかった車をリースで楽しんだ方も登場。損得勘定だけじゃない、それぞれのパターンの「うまみ」や「楽しみ方」を利用者のリアルな声でお伝えします。
有権者の皆さまに訴えたいのは、なにより「カーライフを楽しんでほしい!」ということ。自分が思い描く素敵なカーライフを送れそうなのはどのパターンなのか? そんなことも考えて「乗り方」を選んでほしいのです。
詳しくはぜひ、手に取ってチェックしてみてください!

カーセンサー編集部
高橋亮介
カーセンサー編集部員。最近、営業から異動してきた。MT車を動かす機会はやんわりと回避しているゆとり世代。もりそばがあるのに平然とざるそばを頼める人には畏敬の念を抱いている。
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