スバル インプレッサSTI【変遷編】
2007/07/27
専用設計の水平対向エンジンとスバル4WDシステムが
生み出すパワフルな運動性能
2003(H15)年12月 | 2004(H16)年6月 | 2005(H17)年6月 | 2005(H17)年12月 | 2006(H18)年6月
●2000年(H12年)10月:デビュー
ワゴンモデルも用意して3グレードで登場
「速さと質感の高い走り」の両立を目指したモデル、インプレッサSTIシリーズが登場した。グレードは、パワーウインドウなどを装備するWRX STI、上記装備を省いて軽量化に徹したタイプRA 、そしてワゴンボディのスポーツワゴンSTI。さらにタイプRAには、16インチ仕様と17インチ仕様が用意されていた。いずれも専用設計の水平対向4気筒エンジンと6MTを搭載する。
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↑センターデフでトルク配分を前後輪50:50に設定する4WDシステムを採用 | ↑独自の新環状力骨構造ボディ。ピラーとボディ側面をリング状につなぎ、キャビン全体の強度を高めた設計だ |
●2001年(H13年)9月:一部改良
快適装備の追加と外観の小変更を実施
イグニッションキー照明を追加。さらに、前後ドアのUVカットガラスがオプションで新設定されるなどの変更が行われた。
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←グリルのオーナメントが六連星デザインに変更となったほか、グリル内にSTIオーナメントが追加されている |
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●2001年(H13年)12月:グレード追加
エンジン性能の向上と軽量化を徹底したモデル
競技向けのタイプRAスペックCを追加。エアバッグなどの廃止で軽量化したほか、エンジンレスポンスの向上も行われた。
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←BBS製の鍛造17インチアルミホイールといった専用装備も、数多く搭載されている |
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●2002年(H14年)11月:マイナーチェンジ
エクステリアの一新とエンジン性能の強化を実施
フロント回りを中心に、エクステリアを一新。ヘッドライトは涙目タイプに変更されている。また、グレード整理の実施により、WRX STIのほか、WRX STIスペックC の16インチ仕様、17インチ仕様というセダン3台での展開となった。さらに、ツインスクロールターボや等長エグゾーストの採用などにより、最大トルクは40.2kg-mにまで向上している。このほか、アクセル開度や横Gなどを検知して最適なトルク配分を行うドライバーズコントロールセンターデフを設定。スペックCの17インチ仕様に標準で装備された。
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↑常時発光式のレッドルミネセントメーターを採用。ステアリングは専用の小径タイプとし、操作性が向上された | ↑アルミ合金製の高強度鋳造ピストンを採用したほか、シリンダーブロックやコンロッドなどの強度アップも実施 | ↑整流効果を高めるフロントコーナースポイラーやダウンフォースを強める大型リアスポイラーなども採用された |
●2003年(H15年)9月:一部改良
スペックCの装備を変更しエアコンなども選択可能に
WRX STIスペックCの16インチ仕様に、パワーウインドウなどの快適装備をオプションで設定。またフロントブレーキディスクの熱容量が拡大された。
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←従来はピュアホワイトのみだったWRX STIスペックCのボディカラーに、新しくWRブルーマイカが設定された |
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●2003年(H15年)12月:特別仕様車
WRCチャンピオンの獲得を記念した一台
WRX STI 2003 Vリミテッドは、WRX STIがベース。専用の減衰力調整式サスペンションやルーフベンチレーターといった特別装備が奢られたモデルだ。
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←アルミシフトノブやフロントアンダースカートなどのSTI製パーツに加え、シルバー製のキーホルダーなども装備 |
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●2004年(H16年)6月:一部改良
エンジンの改良によりトルクアップを実現
インタークーラーのタンク形状変更などにより、最大トルクが42.0kg-mへ向上。このほか、足回りの強化やイモビライザーといった装備の追加も行われた。
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←リアサスのラテラルリンクはアルミ化。バネ下重量が軽減したことにより、サスストロークの追従性が向上した |
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●2005年(H17年)6月:マイナーチェンジ
外観の大幅変更とエンジンの改良を行う
フロント回りを中心にエクステリアを一新。より力強いスタイルに生まれ変わっており、空力抵抗も低減された。また、エンジンマネジメントを最適化し、中速域でのトルクを向上。最大トルクは43.0kg-mまで高められている。このほか、ドライバーズコントロールセンターデフのシステムを改良。機械式LSDの追加などで、さらに高度な前後トルク配分を実現している。
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↑スペックC に、アルミパッド付きスポーツペダルを採用。さらに17インチ仕様はフルオートエアコンも搭載した | ↑フロントグリルは航空機の翼がモチーフ。バンパーサイドには新しくフロントコーナースポイラーが採用された |
●2005年(H17年)12月:特別仕様車
質感とスポーティ性が向上したWRC記念モデル
Vリミテッド2005は、WRX STIスペックCがベース。軽量かつ耐摩耗性に優れたジュラコン材のシフトノブや、アルカンターラシートなどを装備していた。
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←ホワイト塗装の17インチアルミホイール、STI製フロントアンダースカートなども特別装備として奢られていた |
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