【マンガ】ダイハツ タント(4代目・現行型)ってどんな車? 詳しく解説【人気車ゼミ】
2020/01/26
国内外、様々なモデルの魅力をテクノロジー視点で解説! ちょっとマニアックで難しい専門的な知識も、楽しく分かりやすくマンガで紹介していきます。
講師紹介
自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。『クルマは50万円以下で買いなさい』など著書も多数。趣味は乗馬。
マンガ家
田代哲也
マンガ家・イラストレーター。1997年『週刊少年ジャンプ・サマースペシャル』(集英社)でデビュー。少年マンガ誌、青年マンガ誌、スポーツ雑誌などジャンルを問わず執筆。スズキの車を4台乗り継ぎ、現在の愛車はスイフトスポーツ。
重要ワード(マンガ内※)解説
軽ハイトワゴンはホンダ N-BOX(1万5782台)を筆頭に、スズキ スペーシア(1万2433台)、そしてタント(1万1071台)が販売台数トップ3で熾烈な台数争いをしている。※いずれも2019年10月の月間台数
タントのフロントガラスは2代目から大きくカーブしたものになった。ボディが大きい分、空気抵抗が増すハイトワゴンだが、フロントガラスに当たる空気を上手に後ろに流せるようになり走行中の安定感に貢献。
ダイハツは3代目タントからボディの外板に樹脂パーツを多用するようになった。鉄板に比べて断面の角度をより自由に成形できるようになり、部品点数も減らせるようになったという。もちろん鉄に比べて軽いので、ボディ全体で軽量化しやすくなり燃費にも貢献。
樹脂を多用することにはデメリットもある。最も大きいのは素材が異なるため光の反射の仕方が変わり色ムラが発生しやすいこと。ダイハツは塗装技術を高めてこの問題を解決。触ってみないとどこが樹脂でどこが鉄板かわからないほど自然な仕上がりになっている。
ベルトを使ってエンジンが生み出す動力をタイヤに伝えるCVTに、力を分割してタイヤに伝えるギアを組み込んだD-CVTを世界初搭載。
タントは2代目以降、コーナーで適度にボディをロールさせながらしっかり踏ん張る足回りに定評があった。現行型は足回り部品の配置や角度などを再構築すると同時に部品点数も削減し、ドライバーのイメージどおりに車両が動くようにしている。
トヨタのTNGAのダイハツ版となるDNGA。ダイハツ主導で企画・開発された軽自動車、および小型車用のプラットフォームで、高張力鋼板の採用やボディ構造の合理化により、車両全体で80kgの軽量化を実現。さらに居住空間の拡大にも貢献している。
助手席ドアとスライドドアを開けると幅1490㎜の開口部が出現。人が並んで乗り降りできるのはもちろん、年配の方からも乗り降りがしやすいと好評。
助手席を一番前まで、運転席を一番後ろまでそれぞれスライドさせると、助手席側のスライドドアからウォークスルーで運転席にアクセスできる機能を新搭載。
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