楽しさ標準装備! 中古車でスポーツ走行を気軽に始めよう
2017/03/31

サーキットだからとスポーツカーにこだわる必要なし
休日を利用して、サーキットのスポーツ走行を楽しんでいるドライバーが増加中。メジャーなサーキットでは、用意されているスポーツ走行枠が申し込みでいっぱいになっていることも。その理由のひとつは、意外に敷居が低いこと、そしてラップタイムを削るのが奥深いこと。新しい趣味をお求めなら、手頃な中古車でアナタも挑戦してみては。

必ずしも高価なスポーツカーでなくてもいい。ミニバンやSUVをNGとする場所はあるものの、サーキットではコンパクトカーやセダンなどが元気に走り回っているのだ。
安価な中古車から始めて、余った予算でヘルメットやグローブ、シューズ、そして4点式シートベルトなど安全装備を購入するのも、ひとつの手だ。

最新のレースマシンはクラッチペダルのない2ペダル。シフトチェンジはステアリングのスイッチを押すだけ。もはやMTよりシフトチェンジの早いATの方が速いというのが通説になっている。
なにより、ATならステアリングやペダル操作に集中できるので、結果レコードラインを美しくトレースできたりする。

サーキット走行を視野に入れて中古車を選ぶなら、4本のタイヤを積める積載性があるか確認しよう。これは、サーキットに着いたら普段履きと別のハイグリップタイヤに履き替えたい方への留意点だ。
ちなみにトヨタ 86など、設計の段階からタイヤ4本の積載性を前提にしているものもある。

サーキットでの走行会を開催する、またはサーキット走行用のチューニングに詳しいショップなどにクルマ選びを相談してみよう。
サーキット走行はエンジンを高回転でキープする他、ブレーキやサスペンションへの負荷も大きい。グッドコンディションを保つメンテナンスも大切。だから信頼できる販売店で購入すると良いだろう。
スポーツ走行も日常使いもこなす“能ある鷹”を選ぼう
高価なスポーツカーである必要はないものの、中古車なら高性能なスポーツカーもリーズナブルに手に入る。また、多走行や低年式をあえて狙うのもグッドチョイス! コンパクトなハッチバックなど、普段使いを意識して選ぶのもアリだ。

トヨタ ヴィッツRS
トヨタが世界ラリー選手権にヤリス(ヴィッツの海外名)で復活して話題を集めている。そう、コンパクトなハッチバックは軽快でモータースポーツと相性がいい。RSグレードには1.3Lと1.5Lの排気量がある。いずれも実用的なキャラクターだ。そのうえ、5速マニュアルが選べるのもうれしい。
2代目:2005年2月~2010年11月
車両価格帯:14万~139万円
ボリュームゾーン:40万~70万円

フォルクスワーゲン ゴルフ GTI
ワンメイクレースが盛んだったこともあり、ゴルフは違和感なくサーキットに溶け込む。走行のバランスが優れていることもあって、積極的に選ばれるモデルだ。とりわけGTIはスポーツ指向が高められている。スポーツ走行を始めるにはベストチョイスの1台だ。
4代目:1998年8月~2004年5月
車両価格帯:16万~138万円
ボリュームゾーン:30万~50万円

BMW 3シリーズ
「走る」「曲がる」「止まる」においてドライバーの意図に忠実なモデル。ドライバーのスキルがラップタイムへ如実に反映される。言い換えれば、ドライバーの上達に応えてくれるのだ。またチューニングパーツが豊富。上達するにつれてクルマに不満を覚えたら、性能をアップさせて、さらなるタイムアップも望める。
2代目:1998年7月~2005年3月
車両価格帯:6万~129万円
ボリュームゾーン:20万~50万円

三菱 ランサーエボリューション VII
日本を代表する4WDスポーツが、今やお手頃な価格で手に入る。直4ターボエンジンの最高出力は280馬力。アクティブ・センター・ディファレンシャルを搭載し、電子制御で四輪にそのトルクを配分してグイグイ曲がり、強力なトラクションを生み出して加速する。ランエボ初の5速ATとなるGT-Aも存在する。
3代目前期型:2001年2月~2002年12月
車両価格帯:50万~457万円
ボリュームゾーン:120万~180万円
スポーツ走行にオススメのクルマはまだまだある
スポーツ走行用だからと言って、なにも難しく考える必要はない。ピンときたなら、まずは試乗しに行こう。そして走りのフィーリングが合ったなら、そのクルマを選べばOKだ!
▼検索条件
トヨタ ヴィッツRS(旧型)&フォルクスワーゲン ゴルフ GTI(4代目)&BMW 3シリーズ(旧々型)&三菱 ランサーエボリューション VII (3代目前期型)&スズキ スイフトスポーツ(旧型)&トヨタ 86(現行型)&アルファロメオ アルファ159あわせて読みたい
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