カローラ ▲次期カローラは5ドアリフトバック風に仕上がる。プリウスと違って、リアドア開口部は後ろ下がりに設計されず、一般的なセダンに引けを取らない乗降性を確保。シャシーには現行GA-Cプラットフォームの改良版が用いられる

※当記事はムックハウス社の発行する雑誌「マガジンX」編集部より寄稿いただたものです。内容は雑誌の内容をWEB用に一部再編成しています。マガジンXの詳細は記事末のリンクをご確認ください

ジャパンモビリティショーでスタディモデルを展示

トヨタは老舗ブランドの価値を再認識し、今後も存続させる動きを強化している。還暦を迎えるカローラも国内外で存在感を維持できるよう、さらなる若返りに乗り出す。

2025年のジャパンモビリティショー(以下、モビショー)でカローラの将来像を示すスタディモデルが並んだ。次期カローラの姿はどのようなものになるのだろうか。
 

カローラ▲モビショーでカローラコンセプトを紹介する際に、佐藤恒治社長(当時)は、「みんなが乗りたくなるカッコいい車にしよう」と語り、BEVから純エンジン車まで、幅広いパワートレインに対応する旨に言及した

豊富なパワートレイン

モビショー出品時のプレゼンテーションで予告されたように、次期カローラはBEV(電気自動車)、プラグインハイブリッド、外部充電できないシンプルなハイブリッド、純エンジン車のいずれにも対応できる構造に仕立てられる。

GA-CプラットフォームはBEV移行期を視野に入れ、内燃機関の有無に関係なく対応できるよう改修され、次期カローラで進化を遂げる。

例えば、フロア下メンバーの類はBEV用バッテリーに干渉しない形状に設計され、シャシーそのものは厚底に仕上がるだろう。

カローラ▲2024年のマルチパスウェイワークショップで、1.5Lユニットともに初披露された、開発中の2L直4エンジン。過給機を有する仕様は既存の2.4Lターボの代替機として、Dセグメント級の車に用いられる見込みだ

次世代エンジンを搭載か

トヨタは次世代2Lユニットを開発している旨を、2024年のマルチパスウェイワークショップで公表。次期カローラが登場するタイミングで完成して実用化される可能性もある。

また、同じ次世代エンジンとして、次期ヤリスに搭載される新開発の1.5L直4ユニットはカローラにも流用されるか注目したい。

こちらの1.5Lエンジンにはターボ版が存在。チューニング次第でスペックは自由に設定できるはずのため、カローラの車格とサイズに適した出力を実現することは難しくないだろう。
 

国内向けの差別化をやめて、グローバル仕様に統一へ

上記のとおり、リフトバック化される次期カローラだが、ヨーロッパでは市民権を得ているため敬遠される心配はないだろう。

ただ、アメリカ大陸では3ボックスセダンの方が圧倒的に支持されている。中でも北米はカローラにとって大きなマーケットなので、次期モデルもセダンに仕立てられることは間違いないだろう。

また、SUVカテゴリーの定着に伴って国内外で人気を集めているカローラクロスも引き続きラインナップされるに違いない。

次期カローラはグローバル仕様に統一される可能性が高い。そのため、全幅は1800mmをギリギリ下回る程度まで、拡幅されるだろう。

2027年デビューともいわれている13代目カローラ。登場が楽しみだ。

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2027年以降
■全長×全幅×全高:4650×1785×1450(mm)
■搭載エンジン:2L 直4+モーター 他
 

文/マガジンX編集部 写真/マガジンX編集部、トヨタ
※2026年7月8日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません