ヤリス ▲ストロークの短い直列4気筒エンジンが与えられることでフロントノーズの高さが抑えられ、スポーティさに磨きがかかりそうな次期ヤリス。軽快感を残すため、後席居住性は現行モデルと同レベルにとどまる見込み

ワールドワイドモデルならではの事情

次期ヤリスは3ナンバー幅に拡幅される公算が大きい。これには高速安定性を引き上げ、側突対応を行いやすく、カップルディスタンス(左右乗員間隔)を広げるメリットもある。

現行型ヤリスは、日本のみならずフランスおよびチェコでも生産されている。国内は5ナンバーサイズに収めることが優先されたが、欧州では前後トレッド、ホイールベースを拡大している。

実のところ、国内外での作り分けを取りやめて同一寸法で生み出すことでコスト削減効果にも期待できるであろうという理由が本命と予測される。

参考までに、ヤリスファミリーのクロスオーバーSUVとして国内販売されているヤリスクロスも3ナンバー幅に仕上がっているが、いまやヤリスよりも販売台数を稼いでいる。

消費者が5ナンバー幅に固執する傾向は、弱まりつつあることが予想できる。国内でヤリスが3ナンバー化に踏み切ってもおかしくはない。

ヤリス▲2024年5月のワークショップで披露された、次世代1.5L 直4エンジン。排気量はそのままに、4気筒化することでストローク量を減らせるため、高さと体積は現在の直列3気筒ユニットより10%ずつ低減される

1.5Lエンジンは直4に再変更

パワートレインでは、現行の1.5L 直3エンジンが1世代限りで廃止されるようだ。こちらは2024年開催のマルチパスウェイワークショップで披露された1.5L直4に置き換わる。

このユニットは、電動デバイスとの組み合わせを前提にして開発されており、パワーよりも燃焼効率や環境性能に重点が置かれている。

また、同じ排気量なら気筒数を増やせば、シリンダーのストローク量を減らせることができ、エンジンの高さを抑えることができる。

つまり、次期ヤリスはフロントノーズが低く設計されて空力特性が改善され、Cd値が現行モデルの0.32から向上する可能性もある。スポーティさも演出できるだろう。

文/マガジンX編集部 写真/トヨタ

※2026年6月4日現在における新型車の発表についての予測記事です。発表を保証するものではありません

【諸元・スペック】
■予想発表時期:2028年以降
■全長×全幅×全高:3975×1745×1500(mm)
■搭載エンジン:1.5L 直4+モーター
 

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トヨタ ヤリス(初代)

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