【スバル R2の中古車を買うなら?】オススメの選び方や相場、グレードなどを徹底解説
2021/03/21
▲スバルが作った最後の乗用軽自動車となったR2は、愛らしいデザインが特徴スバル R2の中古車は今
軽トールワゴン全盛の中で、ずんぐりとした愛らしいデザインを採用。2ドアの軽スペシャリティカー“R1”とともに人気を博した。
3気筒が主流の軽自動車の中で、4気筒エンジンを搭載したり、過給機にはターボではなくスーパーチャージャーを採用するなど、スバル独自の路線を打ち出しているのが特徴。中でもスーパーチャージャー仕様は、他の軽自動車にはない出だしの加速感が味わえた。
現在の中古車台数・平均価格は約300台・約19万円。生産終了になってから10年以上経っていることもあり、多くの中古車が総額50万円以下で見つかる。前期型と後期型の相場差もなくなっていて、この傾向は、スーパーチャージャー仕様のスポーツグレードも同じだ。
ここではR2のオススメの選び方や特徴、中古車相場について紹介する。
R2(初代)の特徴と中古車相場
■R2(初代)DATA
生産期間:2003年12月~2010年3月
中古車流通量:約280台
中古車価格帯:10万~80万円
▲飛行機をモチーフにしたスプリットウインググリルが印象的なフロントデザイン■R2(初代)の特徴
スバルが軽自動車の自社開発からの撤退を発表したのは2008年4月。それ以降、モデルチェンジタイミングを迎えたモデルをダイハツからのOEM供給車に切り替え、2012年2月29日のサンバー生産終了で完全撤退となった。
▲リアコンビランプが上部にあるので、後方の車からの視認性が高いR2はプレオ、R1とともに、最後のスバル生産の軽乗用車となったモデルだ。
1998年10月の軽自動車規格改正時に登場した、プレオがスバルのベーシックな軽自動車だとすると、2003年12月に登場したR2はプレオより1クラス上の上質な軽自動車、という位置付けだった。
▲広さを追求しているわけではないが、日常生活での使い勝手に不満はないだけのスペースを確保スズキ ワゴンRやダイハツ ムーヴなど、スペース効率を追求した軽トールワゴンが主流の中で、R2はあえてそことは一線を画し独自のスタイルを打ち出している。
全高は、一般的な機械式駐車場に入る1550mm以下に抑えながら、いわゆる軽ボンネットバン(軽セダン)と呼ばれるモデルよりも少し背を高くしている。
ホイールベースをプレオよりも50mm長く取り、タイヤをボディの四隅に配置したことでキャビンは十分なスペースが確保された。
▲真横から見ると特徴的なワンモーションフォルムがよくわかるシルエットは、フロントからルーフにかけて線がスッと伸びるワンモーションフォルムを採用。これは車をエレガントな雰囲気に見せるだけでなく、万が一の衝突時の衝撃を効率的に吸収するという役割ももたせている。
デビュー時のフロントフェイスは、航空機をモチーフにしたデザインになっている。
▲シンプルで清潔感のあるインパネデザインパワートレインもライバルメーカーとは異なる構成だ。
スバルは、伝統的に軽自動車のエンジンを4気筒で作り続けた。R2は4気筒SOHCに加え、新開発の4気筒DOHC、さらに低速域からパワーを発揮するスーパーチャージャーを搭載したエンジンの3種類が用意された。
▲スーパーチャージャー仕様のCVTにはMTモードが備わるトランスミッションは、CVTと5MT(NAのみ)が用意された。スーパーチャージャーエンジンを搭載するSには、7速MTモード付きのスポーツシフトi-CVTが採用された。なお、スーパーチャージャー仕様の燃料は軽自動車だがハイオクになる。
▲特別仕様車として設定されたR2カスタム2004年11月には、一部改良でフロントバンパーデザインを小変更。併せて特別仕様車としてiとRをベースに、専用フロントバンパーで迫力感のあるデザインを採用した“カスタム”が発売された。そして、2005年6月にはスポーティな雰囲気のデザインが与えられた特別仕様車“カスタムタイプS”が発売された。
▲グリルの形状が変わったR2。写真はスポーツグレードのタイプS S2005年11月、グリルのデザインがベーシックな雰囲気のものに変更された。
インテリアは、撥水機能が付いたシートを採用。防水仕様のように雨が降っても大丈夫というほどではないが、雑巾で水拭きするときなどに汚れが落ちやすくなった。
ヘッドライトには、荷物をたくさん積んでリアが沈み込んだときなどに、ヘッドライトの光軸を調整できるレベライザーが搭載された。
▲タイプSはスポーティな3連メーターを採用スポーツグレードのタイプSには、ボディカラーに専用色となるWR ブルーマイカと、チタニウムグレーメタリックが用意され、シートもブルーの専用デザインが奢られた。他にも本革巻ステアリング、独立3眼メーター、7速スポーツシフト付きCVTなどが備わっている。タイプSには14インチホイールのタイプS Rと15インチホイールのタイプS Sの2種類が設定された。
2006年11月の一部改良では、新型のi-CVTに変更するとともに、スーパーチャージャー仕様の燃料がハイオクからレギュラーに変更され、経済化が図られた。
2007年6月にはiに代わり、エントリーグレードとしてFとFプラスを設定した。
■R2(初代)の中古車相場
R2を中古車で探す場合、まずは個性的なデザインの前期型か、プレーンな顔立ちになった2005年11月以降の後期型、どちらのデザインが好きかを見てみよう。
生産終了になってから時間が経っていることもあり、前期型と後期型で中古車相場の差はなくなっている。
次はNAを選ぶか、スポーティな走りを楽しめるスーパーチャージャー仕様を選ぶか。
NAモデルの価格帯は、総額10万~40万円で、走行距離は5万~10万km程度のものが中心に。程度重視で選びたい場合は、総額40万円ほどで走行距離5万km未満のワンオーナー車なども選択可能だ。
スーパージャージャー仕様のSやタイプS S、タイプS Rは、総額50万円程度でも狙うことができるが、走行距離が10万km前後の個体が多い。
もし、走行が5万km程度やそれ以下の個体を狙うのであれば、総額80万~100万円の予算が必要になる。
また、タイミングベルトを使用したエンジンなので、特に走行距離10万km前後の個体は交換の有無を確認するのが吉。交換するとなると、ある程度の予算がかかる整備となるので、納車後のコストを減らすことができる。
もし、無交換のまま乗り続けると、エンジンを破損させてしまい、大きな修理費用が発生してしまう可能性もあるので、必ずチェックしておきたい項目のひとつだ。
▼検索条件
スバル R2(初代)× 全国※記事内の情報は2021年6月24日時点のものです。

自動車ライター
高橋満(BRIDGE MAN)
求人誌編集部、カーセンサー編集部を経てエディター/ライターとして1999年に独立。独立後は自動車の他、音楽、アウトドアなどをテーマに執筆。得意としているのは人物インタビュー。著名人から一般の方まで、心の中に深く潜り込んでその人自身も気づいていなかった本音を引き出すことを心がけている。愛車はフィアット500C by DIESEL
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