リビングの家族が見える! 子供たちと遊べる!! 工作室を備える切望したガレージ【EDGE HOUSE】
カテゴリー: カーライフ
タグ: トヨタ / フィアット / ハッチバック / SUV / FJクルーザー / 500C / 500C / FJクルーザー / EDGEが効いている / ガレージハウス / c!
2021/01/29
▲ガレージをリビングから眺めた様子。手前に奥さまのフィアット 500C、奥にMさんのトヨタ FJクルーザーが収まる。Mさんは仕事で海外へ行くたびに現地でグッズを買ってきて、ガレージの壁に飾っている。その壁の向こう側には工作室がある子供たちと一緒に、楽しく過ごせる工作室
コロナ禍のMさんを悩ますのは、テレワーク中の“誘惑”だ。
ガレージに設けた「工作室」にこもることで、家族に迷惑をかけずに仕事ができる。同時にパソコンの周りには「工作室」と言うだけあり、大好きな車をイジる道具が並んでいる。
さらに最近は細かな部品も自作しようと3Dプリンターまで手に入れた。
Mさんの場合、主にオーディオなど電装系を中心に“イジる”という。
しかし、単に純正オーディオから市販品に入れ替えるのではなく、時に純正品よりサイズの大きなスピーカーを収めるためにドアの内張りにまで手を加える。
だから「いつかは作業できるガレージハウスが欲しかった」そうだ。
独身時代、会社の寮の駐車場でステップワゴンを原型が残らなくなるまでコツコツと仕上げた。結婚前にその写真を見せられた奥さまは「車をイジることに命を懸けている人なんだな」と思ったそうだ。
だからMさんに「結婚しよう」と言われたとき、「結婚したら家が必要、つまり結婚したらガレージハウスが建てられる!」という彼の不純な思惑が透けて見えた。
そんないわく付きのプロポーズだったが、結婚して家を建ててくれること自体はうれしいからと、彼女は素直に受け入れた。こうして結婚したMさんは、2011年に家を建てることになった。
設計を依頼したのは同じいわき市在住の建築家、佐藤大さん。
ファーストプランは「リビングとガレージが大きな窓でつながっている」「2台置けるガレージには、工作室が欲しい」という要望に応えていただけでなく、ガレージにはロフトが備わっていた。
もちろん、そのまま今のガレージハウスとなった。
「Mさんの要望がしっかりしていましたから、それをキレイにまとめただけです」と佐藤さんは謙遜する。
しかし、「同じ要望を以前いくつかの住宅メーカーに伝えたんですが、希望するガレージハウスとは程遠いものばかり提案されました」とMさんは言う。
▲一見ノーマルに見えるFJクルーザーだが、北米仕様のドアミラーなど、実は内外装がかなり変更されている。もちろんMさん自身で施した
▲ガレージと庭をゆるやかにつなぐ土間には、水栓とエアガンのホースが備わる。写真右のガラスドアを開けると、Mさんが切望した工作室がある
▲作業用兼仕事用デスクと、棚が備えられた工作室。パソコンの液晶パネルにはアームが付いていて、普段はこのように壁側に収められている
▲工作室の棚の1段分だけ、長男との“遊び場”に。棚板にグレーのシートを貼って道路に見立て、2人で架空の街をコツコツと作っている確かに1階の床面積の半分近く、LDKとほぼ同じ広さをガレージが占めるというのは、どちらが主役なのかわかりにくくなる。
そこで佐藤さんは、リビング部分を吹き抜けにすることで床面積以上に広がりを感じさせ、この家の中心はLDKなのだとハッキリさせている。
「しかもすべての部屋がこの吹き抜けに面しています。だからリビングにいれば家族の気配がいつでも感じられるし、どこにいても声が届きます」とMさん。
ガレージとリビングをつなぐ大きなガラス窓に向いてキッチンが備えられているので、奥さまは家事をしながらでも、ガレージに誰がいるのかわかる。
リビングに面した広い庭では、夫婦で選んだ木を育てている。そこにMさん自作のベンチを備えた。
一方、建てた後に生まれた2人の息子たちにとっては、ガレージや工作室、ロフトは格好の遊び場になっている。
最近はMさんも子供たちと一緒に工作室でプラモデルを作ったりすることも増えたそうだ。
ガレージ、工作室、庭……テレワークするにはどこもかしこも誘惑だらけ。けれど、リビングにいれば家族がどこにいるか必ずわかる。そんな温かなガレージハウスだ。
▲大きなガレージと部屋に加え、大きな吹き抜けを備えると、建物のボリュームが出るが、階高など細かな部分を調整して、見た目を抑えている
▲ガレージ内に設けられたロフト。最近はMさんにドライブレコーダーなどを取り付けてもらおうと、訪れる友人の待合室になっている
▲キッチンから見た眺め。正面にガレージが、左手に庭が見える。ガレージ好きのMさんも最近は子供とリビングで過ごす方が多いとか■所在地:福島県
■主要用途:専用住宅
■構造:木造軸組構法
■敷地面積:339.64 ㎡
■建築面積:114.53 ㎡
■延床面積:187.92 ㎡
■設計・監理:佐藤 大(アトリエマルム一級建築士事務所)
■TEL:0246-88-8531
※カーセンサーEDGE 2021年3月号(2021年1月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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