【名車への道】’02 アストンマーティン ヴァンキッシュ
カテゴリー: クルマ
タグ: アストンマーティン / クーペ / FR / V12ヴァンキッシュ / EDGEが効いている / 名車への道 / 松本英雄 / c!
2022/05/29

これから価値が上がっていくだろうネオクラシックカーの魅力に迫るカーセンサーEDGEの企画【名車への道】
クラシックカー予備軍モデルたちの登場背景、歴史的価値、製法や素材の素晴らしさを自動車テクノロジーライター・松本英雄さんと探っていく!

自動車テクノロジーライター
松本英雄
自動車テクノロジーライター。かつて自動車メーカー系のワークスチームで、競技車両の開発・製作に携わっていたことから技術分野に造詣が深く、現在も多くの新型車に試乗する。「クルマは50万円以下で買いなさい」など著書も多数。趣味は乗馬。
内燃機関の貴重な遺産であるV12気筒
——今回は松本さんのリクエストから探したアストンマーティンのV12ヴァンキッシュです。すでに名車と評価する人が多いですけど。
——個人的にはこのデザイン、あまりカッコイイとは思えないんですよね。ヴァンキッシュ登場前のDB7の方が英国車っぽい感じがしますし、華々しいかなって思っちゃうんですよ。
——なるほど。部分的に見ていくと分かってくるわけですね……。


——そもそも見た目以上に中身、特にエンジンがやばいですよね?
——このキュッと締まったボディに6L V12という大きなエンジンは、さすがに凄いなって思いますよ。
——確かにその手の車ってみんな大きいですよね。
——それって高性能ってことですよね?
——このアストンマーティンのV型12気筒ユニットはフォードのV6を2個つなぎ合わせたって聞いたことがあるんですけど、本当なんですかね?
—— え? そうなんですか! ポルシェが設計したエンジンがマツダとスズキに搭載されてなんて、驚きですね。
——そのユニットがこのV12エンジンに?

——分かってたことですが、やっぱりエンジン開発って大変な分、いろいろなサイドストーリーが生まれますよね。
——やっぱり、素材とかも吟味されてるわけですよね?
——もうちょっと一般人にも分かるようにお願いします……。
——あ、はい……。
——それって、要は2つのエンジンを合体させたなんて話じゃなく、新しいエンジンみたいなものってことですか?
——なんかヴァンキッシュの評価がマニア方向で高い理由がちょっと分かった気がします。
アストンマーティン ヴァンキッシュ
2001年のジュネーブショーでお披露目された、フロントミッドにV12を積んだグランドツアラー。ドライブ・バイ・ワイヤなどの技術を採用し、当時TWRデザインに在籍していたイアン・カラムがデザインを手がけた。基本は2シーターだが、オプションで後席も用意されていた。2005年にはさらに高性能なV12ヴァンキッシュSが登場している。
▼検索条件
アストンマーティン ヴァンキッシュ × 全国

※カーセンサーEDGE 2022年7月号(2022年5月27日発売)の記事をWEB用に再構成して掲載しています
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